敦賀明子
エリックと私は現代のタレンタインとシャーリースコットを目指してます。 〜 と語る敦賀さん、楽器の組み合わせは異なるものの、実際の音にはタレンタイン&スコット的な包容力と優しさが滲み出ています。2ndアルバム "スウィート・アンド・ファンキー"の導入時、オルガンの音が以前より柔らかくなっている気がしてそれがCDのコメントにも反映していたのですが、実はこれはたまたま当日スタジオでの収録中にパーカッション(ハモンドのカリッというクリックの音)がこわれてしまった結果だったとのことです。ですが、この日使用したB3はもとよりスタジオ内のセッティングもエンジニアの技術もすべてが理想的なハイレベルにあったとのこと。そういった諸々のプラス要素はミュージシャンにとっては大変に嬉しいことなのだと思います。実際音が生き生きしているのを感じます。 2006年12月12日記

appleJam特選 B3 Sounds
ご注文方法 / top page

敦賀明子(Akiko Tsuruga)
さらに深みが増した敦賀のオルガン、若いのに円熟の境地です
敦賀明子 NYCセレナーデ CD (Out of Stock)
エリックのギターにはなんとなく年齢相応の若さを感じる一方で、敦賀のオルガ
ンにやけに円熟味を感じてしまうのが凄い。結果として適度な躍動感と同時に、
充分な拡がりを持った音に仕上がっています。今回はなんと御大ジミー・コブとの
共演を果たしている訳ですが、ファンとして個人的な耳で聴くと前作までのエクタ
ーのドラムの方が敦賀とのコンビネーションが良い気がしてちょっと複雑。それは
さておき、熱心なファンのお客様から寄せられたメッセージで 〜〜 そのプレーは
師匠ドクター・ロニー・スミスばりに うなっていました。ここ最近の生、確実にステ
ップアップ、というか深みを増しています。〜〜とのこと。やはり深みは生演奏で
も同様に増しているのだと嬉しくなりました。まだまだ伸びる人だと思います。

2008 国内盤 Mojo Records XQCM-1313
★★★★

敦賀明子 - ogn
ウェイン・エスコフェリー - ts
エリック・ジョンソン - g
ジミー・コブ - ds

キラーサウンドの域に達してきた敦賀のオルガン、濃厚かつ濃密なムードもゴキゲン!
敦賀明子 St.Louis Blues CD (Out of Stock)
ミュージシャンと直接話す機会があったとき最も意外な感想を伺うのが、ある
固有のアルバムで完璧に狙い通りの音を出していると思ったアルバムが、実は
ご本人が意図しての結果ではなかったと知ったとき。それはギタリストでもオル
ガン奏者でも同じ。今回のこのアルバムでは果たして敦賀氏が最も気に入った音
に仕上がったかどうかを伺ってはいないものの、ファンとしては過去三作でこの音
が最も深みとコクのある音に聞こえます。演奏に貫禄が増してきたことに加えて、
ライヴ録りのような一種荒っぽいざらつき感があるため、やけに迫力が増大して
いる感じもします。女性らしいしっとり感よりもラフ&タフな触感を耳に残そうと
したか。私の耳はそれが心地よい音だとして喜んでいます。

2007 国内盤 Mojo Records XQCM-1302
★★★★★

敦賀明子 - ogn
ヒューストン・パーソン - ts
エリック・ジョンソン - g
ヴィンス・エクター - ds
バーナード・パーディ - ds

ハッピー度満点!のほんわか調ファンキー&グルーヴィー・オルガン
敦賀明子 スウィート・アンド・ファンキー CD \3,000tax in
今回の作品は敦賀が普段ニューヨークで活動しているそのままの
レギュラー・メンバーに、あとパーカッションを加えただけの編成。と
いうことで随所に感じる息の合ったパフォーマンスが何より強く印象
に残ります。#6.Where is the Loveでは始めギターのリードで幕開け、
そして次にオルガンとギターのユニゾンになる部分なんか特にハッピ
ーな感じが大。ジューシーかつスイートなタッチの敦賀のオルガンと
限りなくジェントリーなエリックのギターはまさに絵になるコンビ。二作
目にして早くも決定的な一打をシーンに放った敦賀、やってくれます!

2006 国内盤 M&I MYCJ-30405
★★★★★
(収納棚CD10)

敦賀明子 - ogn
エリック・ジョンソン - g
ヴィンス・エクター - ds
バーナード・パーディ - ds
ウォルソン "チェンボー" コニエル - perc

フランク・ウェスの軽やかなフルートと敦賀の軽快なB3がまさに絶妙のマッチング
敦賀明子 ハーレム・ドリームス CD \2,800tax in
オルガンは3才の時から弾いていたという敦賀、だからこそのこのナチュラルな
フィーリングは今時の邦人ジャズ・ミュージシャンには何ら余分な先入観は不要
ということの証明でもあります。井上智のギターとフランク・ウェスのテナー&フル
ートを相棒にドラムはグラディ・テイト。そんな贅沢な仲間達と共に2003年にNYで
吹き込まれた大変な力作。2001年に渡米後ずっと現地で活躍中の模様ですが、
G.テイトとはかつて大阪でのジャム・セッションの日々に知り合い、井上とは渡米
後NYで知り合ったというまさに普通とは逆の出会いなのが面白いです。ジャック・
マクダフを彷彿とさせるまったりしたハモンドは、また同時に女性ならではの洗練
されたフィーリングも併せ持っていてまさに敦賀だけのサウンドと言えます。

2004 国内盤 M&I MYCJ-30264
★★★★
(収納棚CD10)

敦賀明子 - ogn
グラディ・テイト - ds
井上智 - g
フランク・ウェス - ts,fl