アーティ・ホワイト(Artie "Bluesboy" White)
1937年ミシシッピー生まれ。ほぼ一貫してブルーズン・ソウルの道を歩んできた人で、80年代後半から90年代にかけてイチバン時代にはビルボード・チャートに送り込んだアルバム「タイエド・オブ・スニーキングアラウンド」もありました。リトル・ミルトン辺りのサウンドがお好きな方は是非押さえて欲しい、現役バリバリの在シカゴのベテランです。濃くてかつ懐が深いです。

appleJam特選 Blues
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アーティ・ホワイト
いや増すメロウさに加えてアルキン・チューンで際だつヴォイスのスモーク化
Artie Bluesboy White Package Deal CD-R \2,850tax in
誰しも衝撃のソウル体験というのを、少なくとも一度や二度はきっと
体験されているものと思うのですが、この作品を聞いて私はそんな
若かりし頃の衝撃的なソウル体験シーンをいきなり思い出してしまい
ました。そのとき私を揺さぶってくれたのはアン・ピープルズの歌でし
たけど、真夏の夜に飽きることもなく朝になるまでヘッドフォンで一枚
のLPを聴いていた東京でのアパート暮らしの日々が突然蘇ります。
限りなくハイやマラコ・サウンドっぽいグルーヴ感に包まれる中、突然
菊田俊介風のギターが炸裂する#5.がまさに典型的なモダン・シカゴ・
ファンク・ブルース・チューンで大いなるお気に入りになりました。

2005 USA Independent A Chilltown Recording
★★★★★
(収納棚CD8)

全編においてモダン・シカゴ・ファンク・ブルース色濃厚の作りが印象的
Artie Bluesboy White First Thing Tuesday Morning CD-R \2,850tax in
全曲、リードギターがチコ・バンクスと思われるクレジット有り。
だからという訳ではないとは思いますが、今回は全編が明快な
くらい一種菊田俊介風モダン・シカゴ・ブルース・テイストに仕上
がっています。これはあくまでも個人的な意見ですが、決して菊
田氏がチコに似ているのではなく、チコの方が強烈な個性を放つ
菊田氏に自然と似てきたのだと私は感じています。それはともか
く、JSPを思わせる音作りがもう一つの特色、一種ぼわーんとした
残響感は好みが分かれる点かも知れません。一連のアーティー
の作品群の中でこれが最もギター・ブルース的な側面が有り。

2004 USA Independent A Chilltown Recording
★★★★
(収納棚CD8)

レアミートの肉汁したたる極上ブルーズン・ソウル・ステイク
Artie Bluesboy White Blues in the Past CD \2,850tax in
タイトルにも象徴される、これはアーティーによる
ブルース 〜 ソウルシーンで大ヒットした名曲の数々
をこれでもかとカバーしまくった作。しかもそれは冒
頭のアン・ピープルズ・チューンからして既に横揺れ
グルーブ症候群に陥るナイスな曲ばかり。B.B.King
チューンが2曲あるのは如何にもですが、マディや
血管浮きまくりの熱唱で迫るロイ・ブラウン・チューンは
とても新鮮な驚きという気もします。アレンジがシン
プルな分、琴線にもダイレクトに響く感じがクール。

2003 USA Independent A Chilltown Recording
★★★★
(収納棚CD8)

進行形極上ブルーズン・ソウルの中で、この人は文句なし最高位ランクの王様級!
Artie Bluesboy White Can't Get Enough CD-R \2,850tax in
アーティーのセルフ・プロデュースによるデルマーク・スタジオで吹き込まれた
2001年後半制作の盤。基本路線はいつもと同じ典型的なブルーズン・ソウル
ですが全体的に重厚なイメージがあって、イチバン時代より渋みと貫禄が増し
ています。ラインナップも豊富で、 軽快なアレンジの O.V.ライトの"Monkey Dog"
やイントロだけで涙が出ちゃうデニス・ラサールの"Trap"等ゴキゲンなカバーは
最初に印象に残ります。さらにはメロウでシルクのような感触のミディアムから
懐かしの70年代サザン・ソウルそのまんまの#4I'm Crazy About Youからスト
レート・ブルースの王道を行ったのが2曲あったりとかなり幅広い層にアッピー
ルしそう。ギターにチコ・バンクスの名前が見えるのも個人的に嬉しい要素。
一言で言うとマラコっぽい音づくり。

2001 USA Independent Achilltown Recording/Arty bluesboy White
★★★★★
(収納棚CD8)