バック・トゥ・ゼア・ルーツ (Back to Their Roots)
また出た北欧からの強烈なブルースハープものの一枚。ブルースハープの特集の形を取りながら、実はスウェーデン最強のブルースマン達が自己のルーツを探求したアルバムでもあります。appleJamが先駆けて日本に導入したギタリストでハーモニカ・プレイヤーでもあるスヴェン・ツェッターバーグは、当時スウェーデン・ブルースの底力をまざまざと見せつけることとなり、その後いくつかの日本のブルースサイトでスウェディッシュ・ブルースの特集が立ち上がるきっかけにもなった人。Bluebirdsと並んでこのスヴェンが私には最も思い入れの深い北欧のブルースマンです。さらには陶守正寛氏や江戸川スリム氏等が絶賛しているハーモニカ奏者ノックアウト・グレッグもメインの一人として参加、CeePeeVeeのレーベル・オーナーで自らもBlues Down Townというバンドで活動するClaes Parmlandも、サブメンバーとしてシュアーな仕事をしています。とにかく隅から隅までこってりとした味が染みこんだ凄い盤、じわじわとスウェーデン・ブルースの愛好家が増えているその事実こそがその面白さを語っていると思います。もう一枚のハーモニカ重要作品 Horton's Briefcase もお見逃しありませんように。

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本場をも唸らせる 北欧のど根性ブルース、全編熱きスピリットの洪水!
V.A. / Back to Their Roots CD \3,850
スウェーデンの場合は国営ラジオ局が好んでアメリカのジャズやブルースをリアルタイムにオンエアしてきた背景があって、子供の頃から遙か異国のブラック・カルチャーに心髄して成長する人が
少なくないのが強み。既知の名前も含めてここにはそんなスウェーデンの中でも最強と言われる人々が、個々のバンドからの選抜で組んだスーパーバンドをバックに、自らのルーツとなった曲を再演しているアルバム。企画もナイスなら仕上がった音もヴェリーナイス!スヴェンとグレッグが何曲も一緒に組んでるのも嬉しいです。
2004 Sweden CeePeeVee CPVCD-801
★★★★★

  1. KnockOut Greg - I Don't Know
  2. Thomas Grahn - Love That Woman
  3. Sven Zetterberg - I Wanna Be Loved
  4. Thomas Hammarlund - Come Into My Arms
  5. Thomas Grahn - I'm A Natural Born Lover
  6. Sven Zetterberg - Losing Hand
  7. KnockOut Greg - Steady
  8. Thomas Hammarlund - Crying Won't Help You
  9. Sven Zetterberg - All Pretty Women
  10. KnockOut Greg - Little By Little
  11. Thomas Hammarlund - Take It Easy Baby
  12. Thomas Grahn - Lawdy Lawdy
  13. KnockOut Greg - Heart Fixin' Business
  14. Thomas Hammarlund - I Met A Strange Woman
  15. Sven Zetterberg - You Ought To Be Ashamed
  16. Thomas Grahn - Calling All Blues