Bleu Jackson
イースト・テネシー出身の(年齢不詳)実にシブい味わいのシンガー&ギタリスト。彼の場合ブルースは既に血肉となって体の一部と化しているようで、楽曲がスタイルとしてのブルースであるかないかを問わず強烈なスピリットを含んでいます。淡々と歌う歌の隅々にも胸キュンの感性が溢れ、ちょっとしたスライドの一音、一音にも強烈にブルースを感じます。骨太なロックっぽい曲でも、それほど力んでないも関わらず、逆にこちらが全身で受け止めたくなるような歌が多く、それら全てがオリジナルだということに驚異すら感じました。(以上は2000年某月に書きました)
appleJam特選 Blues
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盟友、再びの共演 〜 奥歯でかみ締めたくなるヘヴィな歌が印象的 |
アメリカ南部に夕焼けが似合いそうな別荘が欲しくなってしまう音 |
存在自体に惚れ込んでしまう、骨っぽいローンウルフという感じ Bleu Jackson Feel That Thrill CD \3,850tax in ヴォーカルだけでも最後まで引っ張れる人だという点と共演のFred James のギターがこれまたシブイので文句なしの一作です。ゆったり目のリズムに、 うねるようなギターのディストーションサウンドと、ラフだけど暖かみのあるB.J. の歌は結構よくマッチしています。#3.I Believe in Your Loveや#6.Bringin' The Blues to You はいかにも Fred JamesJames 好みのタイプの曲ですが #4と#8なんかのアコースティックナンバーを聞いてると、このアルバム構成 って2002年に出たJames Nixonの"No End tothe Blues"によく似ています。 ということは各アルバムでの制作面でFredの影響力は相当あるのかも。 重心の低いストレートブルースの#9でのダウンホームな味わいもGood! 2000 German Taxim TX-1049-2TA ★★★★ |
デルタのロードハウス・ヒーローを見つけた気分 Bleu Jackson Tennessee TangoCD \3,850tax in もし貴方が旅の途中で、ふと立ち寄ったロードハウスで彼のステージを見たとしたら、恐らくその 場に釘付けになって朝まで「帰る」なんてことを忘れるに違いありません。世の中にこんなシブい おっさんが居たのか!!アコ弾き語りにせよエレキでバンド付きにせよ、過去に私が知っている この手の人の中で彼こそ最高峰だと感じました。もし貴方がジョン・ハイアットやジム・ディッキン ソンが好きな方なら絶対見逃してはいけません。仮にそういうのを聴いたことがない方なら、なお のこと聴いてみて欲しいです。凄いものを知ったとき味わうあの至福の一瞬を経験すると思います。 もろナッシュビル・スタイルのソウルフルなブルース#2やオースチンの香りのする#5、もろサザン ブルースの#7他、キャレキシコは彼に学んだに違いないと思える#8等、懐も深くて何度聴いても 飽きることを知りません。Fred Jamesのサポートも実に素晴らしく、大傑作の一枚です。 1997 German Taxim TX-1036-2TA ★★★★★ |
真っ向からブルースに立ち向かっていた時期 Bleu Jackson Gone This Time CD \3,850tax in アコギのブルージーさがたまらない#5Waht Love's Aboutから、やはり同じくらい ウェット感の伴うエレキでのストレート・ブルース #6Breakdownへの流れがこのア ルバムを象徴しています。ここでは比較的直球勝負でブルースをやっていますが 特にアコスライドでの#13Crossroadのカバーに、この時期のB.J.の真っ直ぐさが 現れています。個人的には#15 I Got Wiseのようなハードッロッキンなオリジナル に彼のキャラクターを見ますがそれと同時に、誰をプロデュースしても自己の色を もろに滲ませるフレッド・ジェームスの濃さが#4You Left Your Mark On Meに感 じて取れます。ナッシュビル周辺のブルースはこれからも要注意だと思わせる 大きな要素のひとつです。B.J.の実年齢不詳なのが今も気になります。 1993 German Taxim TX-1005-2 ★★★★ |