ボビー・ラッシュ (Bobby Rush)
強烈なまでにファンク・ブルースの真骨頂を発揮し続けているのがこのボビー・ラッシュ。ちょっぴり下世話でしかも底抜けに楽しい彼のステージは、一部の行儀の良いお店によっては出演を見合わせる程ストレートなエロも発散することもありますが、しかし実際の彼及びその音楽は実はとても真摯なものです。きらりと光るセンスと併せて別格的なエンターテイナーだと言えます。1999年に間近で観たパークタワーのステージでも一見派手でセクシーなダンサーに目を奪われますが、ラッシュ自身は常にクールにショーが盛り上がるよう組み立てながら進行していてこれこそがプロの仕事だと感じ入った次第です。
以上、2000年某月記
appleJam特選 FunkBlues
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BluesClub 2019 実にシンプルな姿のボビーがここに居る Bobby Rush Sittin' on Top of the Blues CD \2,400+税 今から20年も昔の話。その日(1999年12月)私は新宿パークタワーでボビーのステージを最前列で、ロビーの売店で買ったバーボンのカップ片手に楽しんでいた。そのとき突然ボビーが私をステージ上に引っ張り上げそのまま歌いながらダンサー達の列の前に立たせて聞いた。君はあれが好きか? と彼の示した指の先には一列に並んだダンサー達の迫力のお尻が揺れながら並んでいる。間髪入れずに Yes、I Like It! と答えたのが運の尽き。彼はとても嬉しそうに何度も同じ事を聞くので私も何度も I Like It! を連発するはめに。ステージ終了後にはロビーでもボビーにハグハグされ、おまけに彼の次に出た新作の一曲目のタイトルが I Like It!だったというオマケまでついた次第。そんな楽しい記憶もあってかボビーの歌を聞くと今も瞬時に20年前にワープする。本作では素朴な弾き語りから迫力のファンクチューンまでいつものハーモニカを吹きながらの熱唱、それでいて全体がとてもシンプルな印象を残す。間違いなく彼はブルースのトップに君臨している最強で最高のアーティストだと思う。 2019年 輸入盤国内仕様BSMF ★★★★★ |
一切の飾りっ気無しはタフガイ・ラッシュのほんとの素顔 |
Bobby Rush She's a Good 'un CD \2,000+税 1997 USA Independent |
Bobby Rush It's Alright CD \2,000+税 1995 USA Independent |
あくまで渋く艶消しブラックにも似た質感、新規のファンがまた生まれそうな充実の作 Bobby Rush Show Your Good Time CD (Out of Stock) パークタワーでボビーに手を引かれステージのダンサーの側まで連れて行かれた、会場大爆笑のあの日から早12年の月日が流れました。その時のことが次の新曲のタイトルになったのに驚き、そしてまたその後にはスコセッシ監督監修のブルースのドキュメント映画で観たボビーのツアーの舞台の表裏で見せるクールな姿にも感動し、まさにプロのエンターテイナーの気骨に触れた気がしました。本作はそんな10年間の記憶が花火のように次々とフラッシュバック、一曲毎に個性が際立つ作りの中、#6.I Gotcha のライヴっぽい質感が迫力大。さらには#11.Jody DIdn't Take Your Woman のこの熱血ブルーズンソウル、迷わずwalkmanに放り込みました。 2011 USA Deep Rush Records ★★★★☆ |
濃厚なソウルフル・フィーリングに改めてラッシュに惚れ直す一作 |
熱気ムンムンのライヴ・ステージを彷彿とする快心の作 |
マラコのイメージとラッシュ・サウンドが気持ちよく融合しています |
しっとり感とソウルフルさがやっぱり格別な味わい |
ラッシュ・サウンド、破竹の勢い 〜 やられた!の連発状態の一枚 |
一気に新規ファンを拡大したタフなアルバム |
凄い人はデビュー当時から完成していた 〜 ことの証明 |