カルヴィン・ニューボーン(Calvin Newborn)
40余年のキャリアを誇る大ベテランのカルヴィン・ニューボーン。実兄のピアニスト Phineas Newborn との共演で、メンフィスのミュージシャンを集めたアルバムもありましたけど、単独の作品がきちんとした形で日本で紹介されたことは果たしてあったのかどうか。そこが定かではないのですが、それはともかくこのコテコテのダウンホームな味わいはブルースやソウルジャズ好きのツボにどんぴしゃの音。ウェス直系のギタートーンにアートブレイキー・サウンドそのままのファンキージャズが合体。多くのジャズファンにとっても知らないですますことはきっと出来ないとっても気になる盤のはず。 ジャズ批評96 ギタリスト大全集Vol.2 をお持ちの方は p.61で記事が読めます。

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とことんファンキー・タッチに仕上げたハード・バピッシュなサウンドがたまりません
Calvin Newborn New Born CD (Out of Stock)
前作で感じたウェス直系トーンはやや影を潜め、よりナチュラルな光沢を
浮かべた音に変化。それとともに全体が50年代ぽい感じのハードバップ
〜ファンキー・ソウルフル・ジャズになった気がします。とはいえそこはや
はりカルヴィンのこと、自らの名を冠したブルース #3.Newborn Bluesでは
6本の弦が一気にその妖しさを増します。この位置にあるブルース・ギター
は、過去ではコーネル・デュプリーの「ティージン」が最も似ている感じ。
普段、ジャズは聴くけどブルースは・・・とか、あるいはその逆の人にこそ
このナチュラル・カルヴィンのブルース魂を受け止めて欲しい気持ちです。

2005 Yellow Dog YDR-1159
★★★★★

メンフィス屈指のソウルフルギター、してまたそのトーンはウェス直系
Calvin Newborn Up City CD(Out of Stock)
魅惑のメンフィス・サウンドが根底にあるファンキージャズ。冒頭からして
Moanin'の変形テーマで幕を開けますが、全体の印象を決定付けてもいる
まったりしたオルガン・サウンドがコテコテ系のソウルジャズ・フィーリング
も加味。ブルースもジャズも等しく好きな人にとってこのようなサウンドは
文字通りのSuper Bad,Finest Groovy Soundと言えます。フィニアスの弟
という説明も不要なくらい、カルヴィンのダウンホームなブルースフィーリ
ングはもうそれだけで大きな看板に成り得ます。派手さはない分、リアリ
ティを余計強く感じる点も出色、俗にいう本物だけが持つ手応え有りです。

2005 Yellow Dog YDR-1157
★★★★★