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チャーリー・ハンター(Charlie Hunter)
浮世離れしたスモール・ジャズ、ハンターのオモチャ箱的雑多な魅力で一杯
Charlie Hunter Baboon Strength CD \2,480tax in
ジャズともファンクとも一口にはくくれない不思議な世界。ニューヨークはブルックリンのスタジオに、
70年代コンボ・オルガンやカシオトーンを持ち込んだハンターの遊び心が見事に炸裂した作品で、
いずれも心地よいテンションを保っています。シンプルだけどクールなリズム、チープなんだけどチャ
ーミングなキーボードという、そんなコンセプトを感じる音作りが多々、恐らくは自分のギターに絡む
相棒として鳴らしてみたい古い鍵盤楽器を普段からイメージしていたのかなと想像します。ハンター
がこの日スタジオで使用した機材がいずれもヴィンテージの逸品揃いであったことが資料にも強調
してあり、まさにこだわりの人が遊び心で生み出した趣味のジャズという印象を残します。刻みが
心地よい#4.Welcome to Frankfurt や所々で顔を出す チャーミングなキーボード。ハンターは今
まで超絶テクニックの部分ばかりが語られてきた気がしますけど、ここでは全てがシンプル。
その分ひねりの効いたセンスとアイデアで勝負している気がします。改めてハンターに惚れ
直す人が多くありそうな、そんな面白い作品だと思います。

2008 USA Charlie Hunter Self Released
★★★★☆

【蛇足】
脱線しますが、例えば今時だからこそ70年代のアナログ・シンセで思い切り遊んでみるなんてのも、逆説的にとてもリッチな趣味かも知れないですよね。プリセットされた領域を超えて、試行錯誤の上にもしかしたらまだ誰も生み出していない凄い音を発見するかも、です。仕事でたまたまキース・エマーソンの昔のナイス時代やELP時代の音をここ数日続けて聴いたせいもありますが、この時代のシンセというか鍵盤楽器は今も無限の可能性を秘めているような気がします。

CHARLIE HUNTER - 7-string guitar
ERIK DEUTSCH - keyboards
TONY MASON - drums

1. Athens
2. Astronaut Love Triangle
3. Welcome to Frankfurt
4. Difford-Tilbrook
5. A Song for Karen Carpenter
6. Baboon Strength
7. Fine Corinthian Leather
8. Porter-Hayes
9. AbadabA