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シェリル・ウィーラー (Cheryl Wheeler)
シェリルの書いた曲をベット・ミドラーやジュース・ニュートンといったメジャークラスの人たちが好んでカバーするという事実からも、シェリルの書いた曲の人気の高さが窺い知れます。さらにはシェリル自身の歌声も実に魅力的で、大胆な言い方をすると実力的には普段チャートを賑わせているシンガー達より上を行っているように感じます。極上のものが多いことで知られるレーベル、PHILOから通算で6枚ものアルバムをリリースしている、そのことがシェリルのキャリアとステイタスを物語っています。
PHILOというレーベルのカラーと、まさにその代表格とも言えるシェリルの歌。
その両者ともを好んで支持して下さるお客様がいつの間にか一定数に達し
た気がする昨今、ことさらその響きの心地よさを強調せずとも通じるものが
生まれてきた気がします。いわばそれはPHILOラバー、PHILOコレクターとも
言える熱烈なものを感じますが、時代の変化に関係なく変わらないことの
素晴らしさを教えてくれるアーティスト達。その筆頭格がこのシェリル、きっと
10年後も20年後もまた誰かがこのアルバムの曲をカバーしていると思いま
す。そんなときこのCDを棚から取り出せる人は絶対幸せだと思います。
2005 USA PHILO 11671-1240
前作と比較するとかなりシックなサウンドで、王道を行く
フォーキーなテイストには包容力さえ感じます。アルバム
全体に漂うナチュラルな響きは数あるフォーク系の作品
の中でも出色の仕上がり。全曲がシェリルのオリジナル
ですが歌が非常に上手いのと、声自体が柔らかなせい
もあって曲の切れ目を意識せず全体をひとつの作品とし
聴いてしまうスムースな流れも特徴です。全ヴォーカル・
ファンにお薦めしたい衝動にかられます。
2003 USA PHILO 116711 217
ジャケットの地味さとは裏腹に手応え充分の音。カントリー・フレ
ーバーいっぱいのアコース・ティック・サウンドからハードなフォー
ク・ロックまで、一言で言えばボブ・ディランが開拓したスタイルを
両方取り込んでるってところでしょうか。とはいえ語り調で激しい
展開を見せる"If It Were Up To Me"など、これが今日のアメリカ
ン・フォークの姿なのかなとも感じます。歌声がとても美しく、その
実力も文句無し。合間に挿入されるライヴ・テイクが実に楽しそう
で、ついこっちまで微笑んでしまいます。フォーク・ファン、ヴォーカ
ル・ファンは要注目!
1999 USA PHILO 1212