最高にゴキゲンなシカゴのブルース・レディ達(Chicago's Finest Blues Ladies)
マ・レイニー〜ベッシー・スミス〜マーリン・ジョンソン等に代表されるようにブルースを歌う女性はシーンの花形でもあります。そんな花形のシンガー達を進行形のシカゴブルースでまとめたのがこのアルバム。恐らく一回聴いただけでは満足出来ず何度もプレイヤーに乗せる愛聴盤になることと思います。
営々と良質の進行形シカゴ・ブルースにスポットを当てているWolf Records、
そんなハイクォリティなWolfのバック・カタログをずっと供給し続けようという
気持ちで取り組んだ今回がその第三弾。ゾラ・ヤングからボニー・リーまで
総勢6人で全15曲74分超も収録、トップに躍り出るデイトラ・ファーの2曲で
早くも大満足状態ですが、ご存じMississippi Heatの初代リードシンガーとし
て活躍したデイトラは97年にはJSPからソロ作もリリースした人。後に続く5人
もシカゴファンなら既に周知の人ばかり、87年から93年にかけての音源を集
めたものながらあと四半世紀はこのままで通用しそうな濃い内容の一枚。
脇を固めるジョン・プライマーやルーサー・ケント達の活躍も光ります。
1998 Austria Wolf 120.874CD
Tracks
Deitra Farr - 1,2
Zora Young - 3,4
Mary Lane - 5,6,7 (このMary Lane、個人的に一番のお気に入りになりました)
Melvina Allen - 8,9,10
Karen Carroll - 11,12
Bonnie Lee - 13,14,15