クリス・アルドゥイン(Chris Ardoin)
1990年、まだミドルティーンだった頃既にヒップホップ・サウンドとザディコの融合をめざしていた音楽的天才児クリス少年。その後 2000年代からは ぐっと落ち着いた路線に転換、音作りに奥行きというか深みが増してきた手応えが大でした。作品作りもセルフ・プロデュースとなり様々なノウハウもこの時期沢山身につけたと思います。2003年には"Life"がジャンルを超えてジャズ専門誌スイングジャーナル誌に載ったり、あるいはFM東京でOn Airされたりもして、同年7月のクリス&ショーンの初来日はほんとうに嬉しい出来事でした。当日ロビーでほんの数分とはいえクリスとショーンの二人と語らえたのはとっても幸運だったと感じています。appleJamのコメントカード付のままクリスのCDを逆プレゼントした時のとても嬉しそうな姿が今も瞼に焼き付いています。

appleJam特選Zydeco
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対象クラブ会員様限定商品
New Orleans Club 
クリス・アルドゥイン
Chris Ardoin Requested Live  CD \3,350+税VERY LIMITED
クリスの公式デビューは父ローレンス"ブラック"アルドウィンと同じステージに立った4才の時とされていて、その後若干9才にて祖父とカーネギー・ホールに登場しています。まさにザディコ・ファミリーのサラブレッドな人で、兄ショーンの記事が意外と少ない中とにかくクリスは幼いときから非常に目立つ活躍をしていて、常にザディコシーンのど真ん中を歩んできた感があります。2003年には来日も果たし、その会場でクリスとショーンの二人と直接話す機会があり、その穏やかな性格は今も強く印象に残っています。それだけの活躍をしながらライヴ盤が今回初めてという事実に改めて驚きます。今回試聴用の音源がなくb&sr135号の、はたのじろう氏の記事を見たところいつも通りオリジナル曲中心で構成され、音作りでも野心的な挑戦をしている模様です。
2016 USA Maison de Soul

対象クラブ会員様限定商品

すべての楽器とバック・コーラスやかけ声も全部自分でやっているもの凄い力作、はっ とか うっ とか うるるるるるぅ とか、とにかく楽しい
Chris Ardoin Back Home CD (Out of Stock)
ほぼ全曲においてクリスがすべての楽器を彼自身のスタジオで収録したというアルバム。そう言われなければいつもと同様に数人のメンバーと一発録りした作品だと思ってしまうほど自然な仕上がりをした曲ばかりです。かく言う私も以前にMTRを駆使して全部の楽器を一人で重ね録りして曲を作ったことがあり、その経験からのイメージではまず展開部分のイメージを壊さぬように打ち込みドラムを録音し、次にそのドラムをバックにベースを録音、そして次にキーボードをバッキングとソロ部分とを収録、ここまで来るといわゆるマイナスワン風の空トラックの完成で、そこでメインのギターを存分に録音、最後に仕上げにバッキングのギターをほどほどに入れて完成という次第でした。夜、仕事から帰宅してから深夜に作業を開始、一曲がほぼ完成する頃には空が白んできて小鳥のさえずりが聞こえるくらいになっていました。よくそこまで集中が続いたものだと自分ながら後に感心した時期でしたが。もとい、クリスは何から音を重ねていったのかは知り得ないものの、きっとやはりリズムが先で歌とアコが最後だろうというのは想像出来ますよね。とはいえアコから入ってリズムが後からフィルインしてくる#17.Loudのような曲はどうやって録ったのだろうと、色々と想像してしまいます。素敵なオリジナル曲、軽妙なアレンジと、作詞作曲編曲すべてに溢れるほどの才能を感じます。
2014 USA Mason de Soul 1099
★★★★☆

最後の1枚! Last One Special Sale
2008年盤のV.I.P.とペアで聴きたいなと感じさせるそんな仕上がりが印象的
Chris Ardoin Mr.Vip Unleashed CD \980  → \380+税(Last One Price)
束縛されないという意味のタイトルを見て真っ先に私の脳裏に浮かんだのは、19才で初めて一人暮らしをした自分の姿でした。一間きりの狭いアパートの一室で生まれて初めて伸び伸びと呼吸をし自分のペースで日々の生活が出来たときは他のどんな辛いことも平気なくらい嬉しかった。箸の上げ下ろしまで干渉してくる母に捕まったままの兄と、東京の空を自由に羽ばたいている感じの弟はその日以来ついに他人みたいに縁遠くなり、その溝が埋まったのは亡くなる直前兄を見舞った日の数十分、兄弟は40年ぶりくらいに昔に戻った感じがしました。クリスはどんな種類の束縛を嫌っているのか。生まれながらにして兄と共にザディコの未来を開拓しなければならないといった使命や運命を背負っていることから自由になりたいのか、あるいはもう少し伝統的なスタイルでやった方がいいのではなどと口を出す周囲の人の声から自由になりたいのか。あるいはそういうこととは全然違う男女の気持ちなのか。ともかく彼が開拓者の精神でこの南西ルイジアナの音楽と日々対峙していることは間違いなさそう。#2.Unleashed この歌の内容が判ればよりクリスの側面が見えて来る気もするのですが ○▲※♪…。
2012 USA Mason de Soul 1079
★★★☆
(収録棚 Last1棚)


何があったのクリス、でも元気な復帰ほんとうにおめでとうございます!
Chris Ardoin & Nustep Zydeko Headliner CD \980+税
今回の復帰まで約一年間、外科手術からのリカバーを目指すリハビリの日々を乗り越えるという苦闘がありました。〜というクリスの記事をネットで読んで、初めて彼になんらかの深刻なダメージがあったことを知りました。これを書いている2月24日時点ではまだB&SR誌の最新号を読んではいないのですが、もしやいつものはたの氏が何か触れているかもと期待 (注1)。btw、ボクの声も本作で戻ったよ、と言っているくらい全く何事もなかったかのようなシュアーなアルバム。全18曲72分超という濃さに彼の復活への喜びをひとしお感じます。イントロ部で予感する楽想から一種異種マラソンのように二つのニュアンスを併走させる#2.Rumoursは、まさに二人のクリスが走る感。彼自身キャンディマンというもう一人の自分を意識しているのかもですが、それはともかく #4.Track Starは文句なし確立されたクリス・ブランドの新生ザディコ。あえてZydecoをZydekoと書くのも、ボクがこの新しいスタイルの先駆者だよって言っている気がします。
2011 USA NuStep4Lyfe Entertainment
★★★★☆
(収納棚CD7)

注1)
上記コメントを私が書いたのは2011年2月24日のことですが、その後同年6月24日発売のB&SR誌 p.88にはたのじろう氏による本作品のレビューが掲載、そこにクリスが2010年に声帯手術を受けたことの記載がありました。手術の理由等、詳細は不明ですがともかく無事元気な復活を改めて祝福したいです。
2011年6月追記  店主bb白岩


サザン・ソウル・テイスト漂うメカニカル・ザディコって感じがユニーク
Chris Ardoin "Candyman" Alter Ego CD \980+税
前作からキャンディマンという第二の名前を自らに冠したクリス。天才少年と言われた時代を持つの過去の自分とは別の、全く新しいキャラクターを側面として持ちたいという気持ちの現れか。そんな推察はともかく、今回もまた前作以上にサザン・テイストの進行形ソウル・ミュージックのシンガーに。もしクリオール・カルチャーの中に黒光りするソウル・ミュージックを溶け込ませたら・・・あたかもクリスは今この瞬間、そんな純粋な動機の実験に夢中になっているような気がしてきます。モダンなタッチが印象的な中、アコーディオンのリフがジェントリーな#10.Making It Worse と ちょっぴり メカニカルな#11.Louisiana が特に他と違う余韻を残します。
2009 USA NuStpe4Lyfe Entertainment Project2009 bb's Recommendation2009
★★★★☆
(収納棚CD7)

より以上にシンガーとして羽ばたこうとしているクリス・ブランドのオリジナル・ザディコ
Chris Ardoin V.I.P. CD (Out of Stock)
M.V.P.の次がV.I.P.と来たゾという感じで、もしかするとクリスは気持ちの中ではとっくに自分がキング・オブ・ザディコだと思っているのかも知れないですね。美女軍団を従えるジャケットもまさに勇者伝説に憧れる青年らしいです。若干9才でカーネギー・ホールのステージに立った神童だけに常に他の誰より注目され続ける運命にあると言えるかも知れません。ベースにあるヒップホップ・テイストに加えて80年代ブラコンのシンガーっぽい要素も色濃く滲む中、そういえば今作で初めてバンド名がタイトルから無くなって、これはきっと100%シンガーとしての自分自身をここで解き放った最初のアルバムだと気がつきました。
2008 USA Chris Ardoin Self Released
★★★★

一発でクリスと判るこの存在感、音で作る自分の城もいよいよ完成間近の予感
Chris Ardoin and NuStep M.V.P. CD \980+税
それが例えばロージーの場合、冒頭出だしのウゥ♪のワンフレーズだけでロージーだと判る個性が滲んでいます。このルイジアナの若武者クリスのザディコもそれと同じ "サイン" のようなものを随所で感じ取ることが出来る作品になっています。全ての曲作り、アレンジ、プロデュース、エンジニアリングをクリス自身が手がけたことを明記してあることからも、この結果に彼が大いに満足していることが窺えますが、それはそういった自らのフットプリントみたいなものをしっかりと残せたアルバムに仕上がったからだと思います。地域性がさらに希薄になった分、クリス・ブランドのザディコがより明快に完成しつつあることを実感する1枚。
2006 USA NuStep 4Lyfe Entertainment 2006
★★★★
(収納棚CD7)

セルフプロデュースが確実に成果を生んでいるこの手応え
Chris Ardoin Sweat CD \980+税
今回のアルバム、アコの音に深みが増したのと合わせてリズムギターにぐっとセンスの良さを感じてしまいました。Nat "Dr.Rhythm" Fontenotというこのリズムギターの人、今までどのアルバムに参加してたっけ?と過去のルイジアナものをひっくり返しましたけど見つけられませんでした。多分AMGに登録のあるNathaniel Fontenotという人かと思うのですが、今後の活動も興味津々です。今回からクリスのセルフプロデュース、その成果が確実に音に現れていて例えば#5.Sweat、この引き締まった音こそクリスが求めていた音かと感じます。そのプロローグに当たる#4.のドラマチックな雷雨のSEとムーディーなコーラスはまるでアーバン・ブラックみたいですがザディコにもそれが似合うことを証明しています。
2005 USA Self Released
★★★★
(収納棚CD7)

新型クリスへの変化の兆し、鮮やかにその姿をキャッチしている要注目盤
Chris Ardoin and Double Clutchin' Save The Last Dance CD \980+税
冒頭の音に触れた瞬間感じる、ふわっとした包容力が凄く新鮮。10代の頃に発散してきた攻撃性、あたかもシーンの先端はオレが行くと言いたげなアグレッシヴさからは一転して、音に落ち着きが滲み出てきました。ザディコ界のサラブレッドとして来る新時代をどう構築するか、そんな思索がひとつひとつの曲で形になった気がします。5年後、10年後のシーンに立って振り返るとき、クリスはこの作品でターニング・ポイントといえる何かを手にしたのだと感じることになる、これはきっとそんなアルバムになりそう。
2004 USA J&S JS-6110
★★★★★
(収納棚CD7)

輝ける第三世代の象徴的存在、クリスは21世紀ザディコの牽引役!
Chris Ardoin and Double Clutchin' Life CD (Out of Stock)
クリスの魅力は一体何処から来るのか、何としてもその秘密を生で観たいという夢が実現した2003年7月22日、その点をしっかりと見届けてきました。やはり予感が的中した部分があって、その最大の要素はクリスがアコと一体になって全身から発散するザディコ・スピリット。二歳の頃からザディコ漬けだったという男の魂が炸裂していたと言えます。全身から発散されるオーラはぱっと見のクールないでたちとは裏腹にびんびんと伝わってくるものがあったのです。リズムといいアンサンブルといい、ギミックは一切無し。素で勝負するこの若き逸材が、10年後決定的なザディコ・キングになっている姿を早くも見た気がしたものです。
2002 U.S.A. J&S Records
★★★★★

"Life"前夜とも言うべき完成型がここにあり
Chris Ardoin and Double Clutchin' Best Kept Secret CD \980 +税
まだまだ19才という非常にフレッシュなザディコ界の逸材、クリス・アルドウィンのこれが3rdアルバム。ほとんどが彼自身のオリジナル、しかもアコーディオン以外にも曲によってギター、ベースと何でもこなす。もちろん歌は全曲彼だから、かなりのマルチ・プレーヤーぶりを発揮しています。ドラムのデクスター・アルドウィンはクリスの従兄弟とのこと。全編新感覚のサウンドはやはり時代の変化に自然と対応しているのかなと思いますがシンプルにまとめてるのが聞きやすくていいですね。ROUNDERカタログの表紙を飾るだけあって非常に存在感のある若者。全力投球のお薦めです。
2000 USA Rounder 2162
★★★★★
(収納棚CD7)

新しい芽は既にこの時点で開花していた。驚異のザディコボーイ%17才
Chris Ardoin and Double Clutchin' / Turn The Page CD \980+税
若干17才にしてこれだけのアルバムを作ってしまうクリス、ザディコ一家に生まれ幼いときからプロとしての活動を始めたまさにサラブレッドの一人。この時点で既に目を見張る完成度を遂げているのが驚きですが、今こうして発売から四年後にコメントを書き直す作業をしながらも感嘆している次第です。アコーディオンの腕前はもう完全に一級品、バンドのアレンジ面でも随所にモダンな感覚を取り入れていてこれからの時代のザディコ・シーンの牽引役として余りある力量を感じます。ベースが超ファンキーでチョッパーも飛び出すこのセンスには参りました。まだまだ何かやりそうです。
1998 USA . Rounder 2157
★★★★
(収納棚CD7)

先端を行ってやる!そんな宣戦布告の雄叫びが聞こえてくる作品
Chris Ardoin and Double Clutchin' Gon' Be Jus' Fine CD \980+税
タイトルの表記がまさに最先端のブラック・カルチャーでのそれそのものですが恐らくそこにはクリスの、俺達はちょいとヒップだぜって意気込みが含まれていそうな気もします。もちろん内容もその期待を裏切らない、かなり新しいサウンドをしています。最大の特徴は随所にヒップホップの感覚を感じる点で、10才ほど上の兄のショーン・アルドウィンの方にも如実に感じますが、クリスのアルバムにもアレンジ面で凝った仕掛けが散りばめてあります。この時点でまだ15〜16才だったという事実がクリスの天才ぶりを示していますが、後のくっきりした自己のスタイルを築きあげる前夜といった、若さ溢れる元気なザディコが好感度高いです。あとのが凄すぎるので損をしそうですが、この時点で既に並ではありません。
1997 USA Rounder 2127
★★★
(収納棚CD7)

開花した瞬間の天才がここに居る、そんな感じの2ndアルバム
Chris Ardoin and Double Clutchin' Lick It Up (Out of Stock)
現在はレーベル完売で入手不可なのが残念なのですが、このとき既に今のクリスの原型を確認することが出来る秀作です。前作と僅か一年の隔たりしかないにも関わらずこの成長ぶりに驚きます。アコはまだ全編スリーロウを使用しているようですが、#14のスロー・ブルースでの妖しさなど実年齢を疑うセクシーな演奏です。歌にはまだ若さが窺えますけど14、5才でこれだけのものを作っていた事実に改めて天才ぶりを再確認しました。いつかきっと再発されることを願いましょう。繰り返しの鑑賞に充分に絶える充実ぶりです。
1995 USA Maison de Soul MdS 1058
★★★★

天才の萌芽を感じるデビューアルバム%13才
Chris Ardoin and Double Clutchin' That's Da Lick CD\980+税
クリスの公式デビューは父ローレンス"ブラック"アルドウィンと同じステージに立った4才の時とされていますが、その後も9才で祖父とカーネギー・ホールに登場、さらには父の新しいバンドにフルタイム・メンバーとして加わる等幼い頃から目覚ましい活躍をしていたという記述を見ました。まさにザディコ一家のサラブレッドと呼ぶに相応しい早熟ぶりですが、このアルバムは彼が13才にして放った驚嘆の1stアルバム。曲作りと編曲及びシンガ&ドラマーとして兄のショーンが全面的にサポートしていますがクリスはなんとアコーディオンだけでなくギターとベースも一部で弾いています。天才と言われる所以です。
1994 USA Maison de Soul MDS 1051-2
★★★
(収納棚CD7)