ディープ・ブルー・オルガン・トリオ (Deep Blue Organ Trio 〜 Chris Foreman)
そのディープさで、最もエキサイティングな現役ハモンド・オルガン奏者との誉れ高いクリス・フォアマンは、意外なことに以下の2004年盤が初リーダー作とのことです。このコンボの結成は92年とのことですが、その後ずっとシカゴ界隈でクラブギグを重ねてきたという情報と、この04年盤が実は久しぶりのシーンへのカムバック盤だという二説があるのですが、現地在住の消息筋の方からの情報ではずっとクラブギグをやってきているというのがほんとうのようです。その間、メディアの記事になる機会が少なかったせいもあるのではないかとのこと。でも、今回のリリースを機に一気にシーンの注目が集まることは必至、相棒のボビー・ブルーム(g)を含めいずれもが職人肌のミュージシャンで、その重厚さと緻密さは抜群の手応えをしています。ブルースファンにはコリンズ 83年の名作"Don't Lose You Cool"の時のアイスブレイカーズの一員としてのオルガン・プレイがお馴染みですよね。バンドの音がぐっと渋く変化していたのをご記憶だと思います。フォアマン自身はジミー・マクグリフ の影響を強く受けていて、ジミーが演奏する時は必ずといってその現場に来ていたそうです。一方、フォアマンのもうひとつの活動、 Kimbery Gordon Trio でのピアノ・プレイも極上の世界、ピアノでさえもディープな楽器になり得ることを知らされる思いです。ちなみに特徴的なサングラスは盲目故のファッションでもあります。 2004年某月記

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BluesClub  新録!RareBluesClub  
時折からむ自身のピアノがシブ系のオルガンにより二倍引き立つ感がまさに職人の技、時を忘れて聞き入る作品
Chris Foreman Now is the Time CD \1,450+税 (今だけのお値打ちプライス)
2004年に同じサイレン・レコードのジャズ・シンガー、キンバリー・ゴードンのバックで実にディープなピアノを弾き、その同年に同じシカゴの老舗レーベル、デルマークからも半端なくディープなオルガン・トリオで自身初のリーダーとしてCDデビューを果たすという、大ベテランの割にはCDデビューが遅かったものの、それら2作品でジャズシーンの評価はうなぎ登りでした。それまではブルースシーンでかつてのアイス・ブレイカーズ(アルバート・コリンズのバンド)でのオルガン・プレイくらいしか知られていなかっただけに、その存在感は飛躍的にいや増した感がありました。作者チャーリー・パーカー自身の名演が21世紀の今この瞬間も世界中で多くの新しいジャズファンを生んでいるまさに銀河系宇宙を代表する名曲中の名曲#1.Now is the Time では、途中カウント2:30くらいから大胆にも延々と引っ張るワンノートをバックにソロを展開、文字通り星の数ほどあるこの曲のカバーの中でもとんがった個性をした1曲となりました。途中共演者も入れた賑やかな曲もある中、個人的なホットスポットはシブ系のブルース・チューン#7.Cotton Boy Blues でのピアノとオルガンに時を忘れてしまいます。自分で両方を弾く(多重録音する)ということは、片方の楽器でソロを弾く部分のストーリー展開をイメージしてバッキング・トラックを弾く必要があるので、完成後プレイバックを聴く時間は自分自身でもとてもスリルを感じる瞬間。制作中のすべての瞬間をもたっぷりと楽しみながら作った感じがして聴いていてもとても興奮します。
2015 USA  Sirens Records SR-5022 bb's Recommendation2015
★★★★☆
(収録棚 CD15)

フォアマン特有の濃厚なサウンドを映像としてもキャッチした画期的なオルガンDVD
Deep Blue Organ Trio Goin' to Town DVD (Out of Stock)
先にCDを聴いていた身でさえも、音も濃厚なら連続するクローズアップ
・シーンが持つ迫力のカメラワークにおいても改めて二度目のKOをされ
てしまいます。少なくとも私の場合は過去にここまでディープな作りのジャズ・
オルガン映像を観た経験はありません。同じデルマークから平行して出て
いるブルースDVDでもその画期的なカメラワークが印象的でしたので、恐
らくは映像監督が同じ人物なのだと思います。余分な音を一切弾かない点
でフォアマンとB.ブルームはまさにベスト・マッチングのコンビ、この映像収録
後に大病をして今は身体に残った麻痺を解消するためのリハビリをしている
というドラムのグレッグ、何とか一日も早い元気な復帰を祈りたいです。
#5.Lou がDVDだけに収録のトラックでやはりここはCDと両方買ってしまわ
ないと気持ちが落ち着かない点で、デルマークはなかなかしたたかな
戦略をしています。

2006 USA Delmark DVD1569 *日本製の機器で通常に再生可能な商品です。
★★★★★

Chris Foreman - hammond b3
Bobby Bloom - guitar
Greg Rickingham - drums
2003年5月2、3日 シカゴにてライヴ収録

シカゴ最古のジャズ・バー "Green Mil" で収録されたいぶし銀のオルガン・ジャズ
Deep Blue Organ Trio Going to Town 〜 Live at the Green Mill CD (Out of Stock)
前作のCD "Deep Blue Bruise"で多くのジャズファン、
オルガンファンにこれ以上ないくらいの大満足感を与え
てくれたクリス・フォアマン。全く同じメンバーによるトリオ
で、今回は2003年5月にシカゴで収録されたライヴ音源。
相棒のボビー・ブルームの渋いギターも抜群の魅力を発散、
全編がまったりと黒光りする感じが何とも言えません。
CDにだけボーナス収録された13分超のブルース#4が
この1曲のためだけにでも両方買いたくなる名演です。

2006 USA Delmark CD DE-569
★★★★★

Chris Foreman - hammond b3
Bobby Bloom - guitar
Greg Rickingham - drums
2003年5月2、3日 シカゴにてライヴ録音

身体の芯まで黒光り、本格派ソウルジャズの決定的な一作
Deep Blue Organ Trio eep Blue Bruise CD (Out of Stock)
時代の寵児とも言える昨今のオルガン人気は益々加熱する一方で留
まるところを知らない様子ですが、そんな中遂に満を持して出たフォア
マンのアルバム。売れ筋のソウル〜ブラック・ジャズにありがちな派手
さは一切排除した感じの、ずしりとした手応えが一際嬉しいところです。
フォアマンの繰り出すフレーズや行こうとしている方向に敏感に反応す
るボビー・ブルームのギターも大いなる聴き所。さすが12年も一緒にク
ラブギグを重ねてきただけあってこのトリオの呼吸は見事に一体化して
います。堅実かつ的確なインタープレイ、それこそジャズが本来持って
いる魅力の大きな要素のひとつ、まさに完璧なオルガン・トリオです。

2004 USA Delmark CD DE-556
★★★★★

Chris Foreman - hammond b3
Bobby Bloom - guitar
Greg Rickingham - drums
recorded April 12-14 2004


キンバリー・ゴードン・トリオ (Kimbery Gordon Trio)

Left to Right / Joe Policastro(bass),Kimberly Gordon(vocal),Chris Foreman(piano)

キンバリーは、かれこれ14年間も国際的なスケールで活躍しているシカゴ・ネイティヴのトップ・ヴィーナスの一人。ベースのJoe Policastroは2003年からのメンバーですが、ピアノのChris Foremanとは14年間も組んでいるといいますから、そのコンビの息の長さがキンバリーの人気の証でもある気がします。またクリス・フォアマン自身も Deep Blue Organ Trioで12年以上も活躍するトップ・オルガン奏者。クリスのパフォーマンスのディープさは、先に出た彼自身のデルマーク盤"Deep Blue Bruis"で既に証明済みですが、ムーディーながらも爽やかな清潔感でくるまれた清純派、キンバリーゴードンとの組み合わせはフォアマンのディープさが絶妙のコントラストを生んでいてアカデミー賞に例えれば最優秀助演男優賞クラスのサポートを演じています。何とも素晴らしい、ジャズ・ヴォーカルとして極上の逸品。



シカゴのトップ・ヴィーナスがセイレーンに化身したような一枚
Kimberly Gordon Trio elancholy Serenade CD \2,480(税抜)
レーベル名のセイレーンはギリシャ神話に登場する、美声の歌う人魚が由来で、
その美声に吸い寄せられた船を次々難破させるというちょっと怖い存在。でもこの
キンバリーのアルバムを聴いてると、実際のところそんな恐怖を味わってもいいと
思わせる吸引力が大。コブシに変なクセがなくとても素直で爽やかなヴォイスで
歌われるムーディーかつスインギーな歌の数々、そこにさらにフォアマンのピアノ
がほんのりとディープさを漂わせ益々海の底へと聴く者を誘ってくれます。ドラムレ
スのトリオ編成というメリットが活きている演奏で、キンバリーの体内リズムとベー
スがキープするボトムラインとが気持ちよくフィット、個人的な印象では歌とピアノ
が均等にフロントマンを演じている感触で、それも勝因のひとつかと感じます。

2004 USA Seirens Records SR 5009
★★★★