デイヴ・スペクター (Dave Specter)

ファットな鳴りのエピフォンに魅せられっぱなしの 2Days in Home Town Chicago
Dave Specter / Live in Chicago DVD \2,730tax in
同時発売のCDより3曲も多いだけでなく、そのボーナス・トラックのうち2曲にジミー・
ジョンソンとシャロン・ルイスがゲストで絡んでいるという、もはや買うならDVDしかない
ぞと迫られているような気がする構成です。前半8曲がバディ・ガイ’ズ・レジェンド、後半
の4曲がローザ’ズで収録という、実は二軒とも行ったことがあるお店なので個人的には
余計リアルな臨場感を感じてしまいます。レジェンドへはその日はホテルから徒歩で行っ
たのですが、道を渡ろうとする歩行者に気遣いながらそろそろと流すキャデラック級の大
型車が何台も店の前の道を通り過ぎていく様子に、映画で見た夜のシカゴの街区その
まんまだと、妙に興奮したのを覚えています。淡々と終始正攻法で地味に攻めてくる
デイヴはまさに玄人受けするタイプ、ルーリーやパリス・スリムたちの良さが判る人なら
初めて見ても一発で惚れ込むと思います。ジミー・ジョンソン登場の#6.は冒頭でディ
ストーションを踏むジミー、その濁った音よりド頭のクリーンな音の方がいいのにと思っ
たら、直ぐにまたエフェクターを踏み直してくれます。良かった。モダン・シカゴ・ブルース
の今をリアルに伝えてくれる実に生々しいDVD。カメラワーク、今回も申し分無し!です。

2008 USA Delmark DVD-1794 PCM24bit/48khz stereo 日本の再生機でOKです。
★★★★★ bb's Recommendation 2008

Budy guy's legend 一段目〜二段目 / Roza's 二段目

Dave Specter - guitar
Brother John Kattke - keyboad
Harlan Terson - bass
Marty Binder - drums
with guests
Tad Robinson - vocals,harmonica(2-4)
Jimmy Johnson vocals,guitar(6-8)
Sharon Lewis - vocals(11-13)

ファットな鳴りのエピフォンに魅せられっぱなしの 2Days in Home Town Chicago
Dave Specter / Live in Chicago CD \2,280tax in
Buddy Guy's Legend と Roza'sで2Days連続収録された、デイヴにしては
まさにスイートホーム・シカゴでのアットホームなステージをキャッチ。途中
途中でTad Robinson、Jimmy Johnson、Sharon Lewisがゲストでそれぞれ
複数曲に参加。DVDには収録のある、中盤でのいぶし銀インスト・チューン
がCDにはなかったりと少々悩ましい構成ではありますが、それでも全10曲
67分超の収録はCDの限界圏だと言えるかも知れません。個性が明快な
タイプのゲストを上手く配置してあるため、結果逆説的にデイヴ本来の
地味派手な魅力が浮き彫りになる構成も見事です。玄人筋にお薦め!

2008 USA Delmark DE-794
★★★★★ bb's Recommendation 2008

Dave Spector - guitar
Brother John Kattke - keyboad
Harlan Terson - bass
Marty Binder - drums
with guests
Tad Robinson - vocals,harmonica(2,3,4)
Jimmy Johnson vocals,guitar(6,7)
Sharon Lewis - vocals(9,10)

こってり&まったりさで光るライヴ盤、王道の魅力をムンムンさせています
Dave Specter & The Bluebirds / Live in Europe CD \2,580tax in
安定度抜群のギター・プレイは既に定評のあるところですが、この
94年 ドイツはブレーメンでのライヴももはや貫禄すら感じる堂々た
るステージぶりです。王道をいくヴィンテージの味わいの中にもフレ
ッシュな面がちらほらする瞬間が凄く新鮮。共演のハープとヴォー
カルは94年のデルマーク盤でも共演していたタッド・ロビンソン。や
はりデルマークから自身の作品を出している中堅で60年代はブル
ーアイド・ソウル路線のシンガーだったというだけあって歌もかなり
上手いです。こってりとしたコクのある良い作品です。

1995 German CrossCut CCD-11047
★★★★

デイヴ・スペクター
1963年シカゴ生まれ、ネイティヴなモダン・シカゴ・ブルースマンとして定評のあるギタリスト。彼の一連の作品はいずれもデルマークから出ていますので、このドイツでのライヴもデルマーク盤でお持ちの方も多いかなと思いつつご紹介します。何よりもそのまろやかなトーンと洗練されたフィーリングで、シティ派の進行形シカゴブルースの代表として名実共にステイタスのある人。ちょっぴりT・ボーン風のジャジーなフレーズと、かつてのマジック・サムを思わせる響きも相まってコアなギターファンにも支持者が多く、まだまだこれから脂がのってくるという期待も大。スタジオ吹き込みのデルマーク盤でも共演していたタッド・ロビンソンのハーモニカとヴォーカルも聞き物です。(以上は当店が初めてCrossCut社と取引を開始した2002年某月に書きました)

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