appleJam特選 Jazz
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Jewel Jazz Club
デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)
ジャズが最もジャズらしかった時代の名手達による名演をしぶとくキャッチ、幻のレーベルDOOTONEで聴くデクスター
Dexter Gordon Dexter Blows Hot and Cool CD \2,380(税抜)
1950年代、全部で僅か四作品を残しただけで活動が潰えてしまった謎多きレーベル DOOTONE の、そのジャズ史上に燦然と輝く同社の四大名盤を毎月連続してJJC会員様にお届けすることにしました。このデクスター・ゴードンの1955年カリフォルニア録音はまずその第一弾。今回このシリーズを発掘したのが英国ACE傘下のBOPLICTYということもあって、パッケージも愛情溢れるデジパック特製仕様なのに加えて最新技術による高音質リマスターが売りとなっています。この時期のデクスターは薬物の過剰摂取によってほとんどまとまった活動をしていなかったと言われている中、復帰後の60年代ブルーノート盤にそのまま繋がる感じの凄い盤なのがみそ。50年代の西海岸ジャズには独特のカラッとしたテイストがつきものですが、豪快ながらもウエット感の強いデクスターのテナーがカラッとした感じに聞こえるのも共演の名手カール・パーキンスのピアノとのマッチングが影響しているのかも。中でも#2.Cry Me a River は改めてパーキンスのピアノにも惚れ直す素晴らしい共演が光ります。特にカウント1分20秒辺りからの両者の短いソロの応酬部分、ジャズが好きで良かった、生きてて良かった状態の至福の境地。一転してアグレッシヴなスピード感溢れる曲ではチャック・トンプソンのドラムが本領発揮、真正面から聴いてもBGMに延々と流しておいて飽きるということがまずないジャズ。まさにジャズが最もジャズらしかった時代の名作を心からご堪能下さい。
2013 UK BOPLICTY  bb's Recommendation2013
★★★★★

何と嬉しや!ドナルド&デクスターで聴く "So What" 18分08秒に感涙
Dexter Gordon Lady Bird (Out of Stock)
コペンハーゲン〜モンマルトルのジャズフェスで65年にライヴ収録された貴重な音源48分で構成したアルバム。トランペットにドナルド・バード、ピアノにケニー・ドリューというメンバー構成が作品への魅力をいや増しますが、何よりもこれが21世紀の今CD復刻されたのには、恐らくドナルドとの二管で吹いた"So What"の存在が大きかったのではと想像しています。冒頭の20分を超える大作、ダメロンの"Lady Bird"にもぐっとくるし、件の"So What"も強烈だしで、この時期まだまだ充分にハードバッパーだったドリューのピアノと、アグレッシヴなライルのドラムにプッシュされて次第に熱気を帯びるドナルドのソロには思わず手に汗します。そのあと自身のソロに転じるドリューのここでのソロも圧巻、彼のどんなソロ作よりも感動したといっても大げさではありません。ペデルセンのベースソロも繰り返し聴いても色あせない熱演、そしてアレックスのシュアーなドラムワークも光ります。もちろん若き御大デクスターも抜群です。もう大満足の大砂嵐!状態。
2005 Denmark SteepleChase SCCD-36035

Dexter Gordon - tenor sax
Donald Byrd - trumpet
Kenny Drew - piano
Niels-Henning Pedersen - bass
Alex Riel - drums

※Alex Riel (ds) は、ジャッキー・マクリーンの同じく Steeple Chase盤でゲイリー・バーツと組んだアルバム "Ode to Super"での熱演も聞き物です。