ドロシー・ムーア(Dorothy Moore)
1990年6月15日、高梨俊彦氏のダウンホーム・ブルース・ツアーでマラコ・スタジオにウルフ・ステフェンソンを訪ねた日。左端が私で右端は鈴木啓志氏、中央がステフェンソン氏です。このとき周囲ではツアーの一行全員が興味深げにスタジオのあちこちを探検している瞬間でした。ステフェンソンの大歓迎ぶりはこのあとさらにエスカレートして、今まさに制作中だったドロシー・ムーアのラフ・ミックスを4曲もミキシング・ルームで聴かせてくれました。その瞬間のスタジオ・ブース内の空気を胸一杯吸って、今もまだはき出していないような気がする自分です。photo:Malaco Studio




ドロシーのオールドファンにはマスト&ベストの決定的ライヴ盤!文句なしの熱唱が迫ります
Dorothy Moore / Gittin' Down Live CD \3,021tax in
このド迫力と包容力と具の充満ぶりはまさにもう最高!のソウル・シチューです。
むせかえるような程の会場の熱気と狂乱ぶりは、普段マグマのようなドロドロ状
のソウル・ミュージックを聴いたことがない人には味が濃すぎて窒息死してしまう
かも知れません。でもこれこそがソウルミュージックの本来の姿、出だしのワンフ
レーズはもとより、随所で会場とのコールアンド・レスポンンスがわき上がります。
シカゴのグラントパークをぎっしり埋め尽くした99%が黒人のオーディエンスだった
オーティス・クレイのステージがまさにこれと同じ興奮のるつぼ状態にありました。
そんな中自分も自分が日本人であることを忘れて両隣の見知らぬ黒人達と大興
奮の一時を体験してきた次第です。ギタリストが抜群の歌心で弾き倒す
部分とホーン・セクションが共にめちゃ×2カッコいいのも特筆。凄い!!

2003 Farish Street Records
★★★★★


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