エディ・テイラーJr.
シカゴ・ブルースの巨人、エディ・テイラーの6番目のジュニア。1972年生まれの彼が初めてギターに触れたのが13才、1985年の時のこと。折しもその1985年こそが偉大な父親の他界した年、その辺り何やらドラマチックな展開です。テイラーJr.自身の述懐によりますと、その後独学でギターをマスターする過程の中、シカゴ中の多くのギタリストが教師であったとのこと。父、エディ・テイラーがどれくらいブルース界で偉大な存在だったかを恐らくその間も肌身に感じながら成長してきたことと思います。亡き父に捧げるアルバムをひとつのステップとして、いざどのような方向に彼が歩んでいくのかを私たちは大いに楽しみに感じているような気がします。2003年某月記

appleJam特選 Blues
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エディ・テイラーJr.(Eddie Taylor Jr. a.k.a. Edward Taylor)
改めてベスト選曲で聞くテイラーJr.は絶品中の絶品!文句なしの熱血のお薦め盤!!
Eddie Taylor Jr.  So Called Friends〜His Best 15 Songs CD \2,280tax in
よく知っている人の曲でも不意に違う曲順で聴くと俄然印象が変わることを
経験された方は少なくないと思いますが、テイラーJr.のこのアルバムはまさに
そういう感覚を呼び起こします。私の場合は冒頭から#2.Welfare Bluesにかけ
ての段階でこれは五つ星アルバムだと直感、その印象は立て続けに4、5回
全曲を聴いた後に確信に変わりました。もはや彼の父が誰それだとかいう話
は無用、彼自身のこのパフォーマンスとハートで存分にハッピーにしてくれます。
不思議なもので今まではちょっぴり非力に感じていた優しすぎる歌もそれこそ
が彼の持ち味ではないかという気持ちに変化、#5.So Called Friendsでもそん
な気持ちが分かって頂けるかと思います。全体的にとっても好い感じ。

2012 Austria Wolf 120.826    bb's Recommendation2012
★★★★★

エレキをアンプラグド風に弾いた、一種アコースティックな電気ブルース
Eddie Taylor Jr. ・ Tre ・ Harmonica Hinds  From the Country to the City CD \2,280tax in
例えばクラプトンがアコギでブルースをやっても全然カントリー・ブルースにはならないの
と似て、この三人もまたシティ・ブルースをアコースティックに演っているという印象。店主
的には#4.Get Out of My House がナチュラル・フィット。ですが他の曲もイメージ的には
同一線上にあるので、結果として作品的にはやや単調な印象を残しますが、ブルースに
真正面から対峙するとこの手法が一つの明快な答えになるからこそ、過去沢山の電気
ブルースマンが必ずといって通過する地点というか視点がここにあるのだと思います。
脈絡もなく蘇った個人的な記憶・・・ある年の東京のアパートでの元旦、今は亡くなった
友人が大晦日から遊びにきていて、三人で飲みまくったあと元旦の朝からブルースを
弾き歌っていたら、近所の人にパトカーを呼ばれてしまい優しい警官二人にそろそろ
静かにしてあげたらきっと許して貰えるよと言われ赤面した日の記憶。まさにここにあ
るのはそんなこじんまりとしたブルース。だからこそこれが良いのだという音でも有り。

2009 Austria Wolf 120.819
★★★★
(収納棚CD6)
追記
blues & soul records No.88の西垣浩二氏のレビューによれば、ここに参加している TreはL.Vバンクス(私はかつてシカゴでバンクスを観たことがあるゾ)の息子でフル・ネームをトレ・ハーディマンというそうです。そうか、共に二世ブルースマンによる共演なんだと思って聞くとまた何か違う視覚で風景を見る気がしてきます。

テイラーJr.のブルースをワンフレーズで言うならそれはまさにネイチャーボーイのブルース
Eddie Taylor Jr. I Got to Make This Money,Baby CD \2,480tax in
テイラーJr.の作品にナチュラルという形容を多用している私ですが、今回もやはり一曲目
聴いた瞬間からそのワードが浮かんできました。一貫したこの羽毛タッチのシカゴ・ブルース
を称して、お客様からは 〜 す、凄いという感じはないんですけど、実に気持ちがよくて気に
入りました。 〜 というコメントが寄せられています。終始ゆるく心地よい展開の作品に、ここ
一番でピリッとした薬味を効かせているのがディミトリア・テイラー。消息筋からは姉だという
情報を頂きましたが、前作でも印象に残る活躍、今回もパンチ力のあるノドを#5.Mama,He
Treats Your Daughter Meanで聴かせてくれます。加えてHarmonica Hinds が全編でたっぷ
りと活躍しているためハープ・ファンからも注目度が高い作品。個人的なベスト・トラックは
#2.Salute to Eddie Taylor、父親の肩越しに自分を育成してくれたシカゴ・ブルースへの
「敬礼」をしている感じがして思わず彼のブルースへの大きな敬意を感じます。

2008 Austria Wolf 120.817
★★★★☆
(収納棚CD6)

ナチュラルでクリーンなギターとソフトタッチの歌、それが最強ウェポンになった一作
Eddie Taylor Jr. Mind Game CD \2,280tax in
シカゴのサイレン・レコード(Sirens Records)から先に出たバレルハウス
チャックのアルバムでもその存在感を遺憾なく発揮していたテイラーJr.。
人は往々にしてある時期の数年間の成長が目を見張るスケールになる
ことがありますが、今回の作品を聴いてそんな印象がもたげてきました。
路線は同じだしスタイルにも変化はないにも関わらずどっしりといた落ち着
きが現れている感じ。三人のテイラー性をしたヤングレディがクレジットされて
いる中、ぐっとくるフィーリングなのが#8でソロヴォーカルをとるディミトリア、
アルバムの中の良いアクセントになっています。#11.の平凡さが非凡!

2006 Austria Wolf 120.813
★★★★☆
(収納棚CD6)

力の抜け具合が絶妙、全編ナチュラルなシカゴ・ブルースに成長を見ます
Eddie Taylor Jr. Worried About My Baby CD \2,280tax in
ウィリー・ケントと小宮ショーをベースに擁した二組のバンドセット
で2000年に収録されていた音源をアルバムにしたもの。まろやか
ささえ感じるクセのないクリーンなトーンは、ブルースに於けるギタ
ーの醍醐味を改めて感じさせてくれます。終始オーソドックスかつ
ベーシックなスタイルをキープするテイラーJr.とこのバンドの組み合
わせは、王道のシカゴ・ブルースらしい不偏的な魅力に溢れていま
す。そんな中、ソウルフルな#9をはじめオリジナルにも佳曲が多く、
今後のテイラーJr.が進む先を暗示しているようにも感じます。

2003 Austria Wolf 120.811
★★★★
(収納棚CD6)

これがジュニアの出発点、亡き父エディに捧げた魂のアルバム
Edward Taylor Lookin' for Trouble CD (Out of Stock)
ギターに関してはほとんど全てを13才の時から独学でマスターした
というエドワード。父を亡くすその日までは自分がギタリストになる、
ブルースマンになるという事は計画にはなかっのかも知れません。
しかし26才になって吹き込んだこのアルバムを聴いて彼が生まれ
ながらのブルースマンであったことを誰も疑わないと思います。父
エディー・テイラーとジミー・リードのスタイルを元に自らのスタイルを
開発したというエドワード、黄金時代のシカゴ・ブルースを思わせる
ナチュラルさとクリーン・トーンに思わず嬉しくなります。

1998 Austria Wolf 120.890

★★★★