ジーン・ラディッグ(Gene Ludwig)
ニューヨーク在住で活躍する某有名日本人女性ジャズ・オルガン奏者が凱旋ツアーで帰国された際に私に託された、Jack Kreisberg というニュージャージーの敏腕プロデューサーが運営するジャズ・レーベルの制作の諸々の凄い作品。それら Loose Leaf Records の抜群のクォリティに触れた時、私は全身に電撃が走りぬけるのを感じました。その Loose Leaf の中にあって、このラディッグこそがレーベルの大黒柱であり、超A級の大ベテランであることはおよそ誰も疑う人は居るまいと思います。ちなみにジャズ批評No.105〜「ジャズオルガン」の号148頁にドカンと載っているのがこのジーン・ラディッグであります。レーベル名は少し前までは Blues Leaf Recordsといい、オフィシャルサイトは今もそちらの名前で稼働しています。

appleJam特選 B3 Sounds
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2013年度BluesClub会員様限定商品
ベクトルの全てがブルースの中心線と等しい配列になっている感じの熱烈直球作品
Gene Ludwig Soul Serenade CD-R \2,500tax in
これは一種、ラディッグの勝負作とも言える切り口が印象的な一枚。
ずっと自己作品の制作を任せていた盟友のジャック・クライズバーグ
をここでは名誉職(エグゼクティヴ・プロデューサー)の位置に置き、
自らが采配を振るったことを強調しています。これは私の勝手な想像
ですが、前作 Back on〜でソウル色の濃い自らのオルガンに自身が
触発された結果、ここでは始めからブルース一直線のパフォーマンス
をやってみたかったような気がします。#1.Duff's Blues の濃厚さにも
K.O.されますが、さらに#3.Please Send Me Someone to Loveでは
9分超のドラマティックなオルガンが炸裂。ここで聴けるギター
がまた実にクール、結局みんなブルースが大好きという証明です。

USA Loose Leaf Records LL-9804
★★★★★

2013年度新録!RareBluesClub 会員様限定商品
メンフィス・アンダーグラウンドのカバーに象徴される極上のソウルフル・オルガン
Gene Ludwig Back on the Track CD-R \2,500tax in
素晴らしい音に出くわしたとき、思い切った反語を使って
その感動を伝えたくなるときがあります。この作品もまさに
そういう衝動に駆られた一枚で、例えば全くの静寂の中に
感じる街の喧噪、みたいなものそれが充満した作品です。
つまりひとつひとつの楽器は全く耳に煩くないのに音全体
から受ける音圧とグルーヴィーな快感は筆舌に尽くしがたい
迫力があるのです。こんなグレートなオルガン・ジャズはそ
う滅多にあるものではない。滑り出し #1.In Walked Bud
クールさと続く#2.Memphis Underground の一撃で早くもマットに沈みます。
作品全体を包むしっとり感もまた格別!

USA Loose Leaf Records LL-9804
★★★★★

2013年度新録!RareBluesClub 会員様限定商品
ジェントルレインで魅せるドリーミーなギターとの共演等、如何にものライヴ盤
Gene Ludwig Live in Las Vegas CD-R \2,500tax in
実際にそこへ行ったことはなくても、ここヴェガスという街は
ミュージシャンにとってもちょっと他とは違う街・・・そんな気
がいつもする街です。恐らくはこの日のラディッグも今夜だけ
は終始ドリーミーな気分に聴衆を包んであげようと思っていた
のではないでしょうか。#1.Love for Saleや #2.Just Friends
いった小唄の選曲になんとなくそれを感じます。コンガが効果的
でそれ以上にケニー・バレルっぽいトーンのJoe Lanoのギター
も最高です。個人的には#6.Gentle Rain が超お気に入り。

USA Blues Leaf Records BL-9831
★★★★☆

ホーンとギターを擁したリッチな響きはブランデーグラスを掌で転がしたくなる音
Gene Ludwig Hands On CD \2,500tax in
ラディッグの他の盤とは作りが根本から違うと感じさせる音。同じギタ
ーという楽器でもこうも違うかと思わせる Ken Karshのブライトなギタ
ーと、ぶりぶりとした豪快なトーンで迫るEric DeFadeのテナー。Tom
Wenditのドラムワークもけっこうやんちゃに響きます。決してマンネリ
にはならない人、出せば出すほど作品毎に色んな顔を見せてくれる
このラディッグという人には、まだまだ未公開のネタが詰まった引き
出しが沢山ある人に違いありません。可能な限り爆音で聴きたい
アクティヴなイメージのオルガン・ジャズ。ゴ・キ・ゲ・ンです。

USA Blues Leaf Records BL-9826
★★★★☆
(収納棚CD10)

2013年度 Jewel Jazz Club会員様限定商品
ボブ・デヴォスとの共演が生んだクールかつ端正な味わい。サロン的な響きが印象に残ります
Gene Ludwig with Bob Devos & Billy James the Groove Organization CD \2,500tax in
組織という意味のワード、オーガニゼイションとオルガンをひっかけた洒落の
効いたタイトルにも象徴されますように、ここにあるジャズはクールかつ知的な
ニュアンスを秘めたジャズ。Savantの2006年盤でも大好評だった職人ギタリスト、
デヴォスとの共演はデヴォスが元々がオルガン奏者と組むのを好んでいた人だと
いうのが一発で判るくらいのナイスな共演作となっています。たった三人でこれだけ
のことが出来る、そこが同じ鍵盤でもピアノとは楽器自体が根本から違うことを強く
印象づけています。ケニー・バレルのBlueNote盤で大ヒットした#1.Chitlins Con Carne
ではケニーの質感とは対極的な最も端正な一面を見せているのも特徴です。

USA Blues Leaf Records BL-9818
★★★★★