ヒートストックでのワンショット

デトロイトで夏に開催されるブルース・フェスといえばそれはこのヒートストックのこと。No Cover Productionsの敏腕プロデューサー、マイク・ボウラン氏の吸引力を象徴するかのように、個性的で才能溢れるミュージシャンが毎回集結しています。都市部のブルースが今どのような発展を遂げているのか、それをデトロイトという切り口で私たちに伝えようとしている、そんなシリーズがこの"The Best of Heatstock"でもあります。 このシリーズを聴くだけでも、如何にデトロイトの現在が熱いかを知ることが出来ます。(写真は左端がマイクさんで、右側の大勢は2003年のフェスの際のキッチンスタッフたち 〜 会場全体が音楽と食事をセットで楽しんでいる様子が窺えます) シリーズ全作品いずれもフェスからのライヴ録り、気持ちよく音がうねっていて迫力も大です。

appleJam特選DetroitBlues
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新録!RareBluesClub 2018 蔵出しリバイバル選盤  
デトロイトの終わらない夏、2011年編は妙に60年代末期を感じさせてくれる1枚となりました
V.A. The Best of Heatstock 2011 CD-R \3,850税込
デトロイトの進行形ブルースシーンをリアルに伝えてくれる点でまさにこれ以上ない好企画盤。その第一弾をご紹介してから早くも10年余の年月が経過、水面下でもの凄く熱心なファンが付いたシリーズでもあります。今回は特にシンプルなブギー、Grand の#7.Jeff's BoogieやYakkity Yak & Mike Espy Band の#11.She's Goneなんか聴いていると耳が勝手に1969年のウッドストックを聴いている耳になってしまいます。ブルースやブルースロックだけが持つ根源的な魅力って多分百年後も変わってないだろうなぁと思う瞬間ですが、一方で強烈にファンキーなMotor City Joshの#13.Some One Else Is Gettin' That Good Thing はそういう時代より後ろの時代のブルースを象徴している感じ。ここでもエネルギー満充電のジョッシュらしい実にスカッとする展開。今作で最も個人的なお気に入りになったのがLuther"Badman"Keithの#9.Seven Days into the Bluesで、まさに絵に描いたようなB級ブルースの魅力が充満しています。近所のライヴハウスで友達のバンドのを録音してきたんだ、みたいな親近感と臨場感が他では得がたい手応え。
2012 USA No Cover NCP-134
(収録棚 CD18)
★★★★★

No Cover に集結している才能の豊富さに改めて驚く一枚
V.A. The Best of Heatstock Vol.3 CD-R \3,850税込
Heartstock is a two day all-out blues party!!
冒頭ゴキゲンなナンバーはお馴染みのR.J.Rhythm Rockers、続く2曲目のブギーは32:20Blues Bandという変わった名前のバンド、とても存在感のあるバンドです。このVol.3でのハイライトは#6〜7のMiss Cathy Davisで、Vol.1でもしびれる歌を聴かせてくれますがここではさらにその上を行ってます。ラスト2曲はジョッシュ率いるBig 3ですが、#8〜9がpart1と2になっていて曲はあたかもオールマンがレゲエに挑戦した感じの仕上がり。全体的に音が分厚く迫力があり、とても熱いです。
2004 USA No Cover Productions NCP-044
★★★★★
(収納棚CD10)

1999年〜2001年の音から構成、フェスをリアルに再現している気がします
V.A. The Best of Heatstock Vol.2 CD-R \3,850税込
Heartstock is a two day all-out blues party!!
ずっとNo Coverとつき合っているつもりでも、何とこの中の10組はこれで初めて聴く人たちでした。冒頭のアコースティック・トラックMaggie Farmだけでも大収穫ですが、後半に飛び出すめちゃファンキーな 7Levels等、ロックフィールドからファンクにアプローチしたこの音も見逃せないです。ハイライトは文句無し、#5のBen Moore、めちゃくちゃカッコいいです。単独で二作品も出ているのは当然ですね。いずれもが個性派でとても楽しめるアルバム、素晴らしいです。
2004 USA No Cover Productions NCP-028
★★★★★
(収納棚CD10)

これが記念すべきB.o.H.シリーズの第一作、ジョッシュの未発が3曲も入ってます
V.A. The Best of Heatstock Vol.1CD-R \3,850税込
Heartstock is a two day all-out blues party!!
冒頭の渋い弾き語り、Lonsome Dave PaulにもかなりそそられますがジョッシュからNo Coverフリークになってしまった私としては、このVol.1ではやはり#5.のジョッシュのスローブルースがハイライトです。しかもこの曲では何とJames Glassとのツインギター!!こんな強烈な組み合わせで聴ける"Cold Cold Feeling"幸せに決まってますよね。ここでは曲名をちょっと変えていますがまるでアルキンの76年トマト盤のライヴを聴いてるかのような粘っこいパフォーマンスはまさに値千金。ラストを締めくくるCurtis Sumterの迫力と存在感、やっぱこの人凄い!
2003 USA No Cover Productions NCP-027
★★★★★
(収納棚CD10)

C.サミターやM.C.ジョッシュはもとよりキャシー・デイヴィスの2曲も要注目!
V.A. The Best of Heatstock 2007 CD-R \3,850税込
毎回全曲が要注目となるデトロイト最大のブルース・フェスト、ヒートストックからの収録盤。今回お馴染みの顔ぶれに混じってまたまた Cathy Davisという新しい名前を発見。かなりファンキーなタッチで迫ってきます。このバンドは次回是非単独作で聴きたいですね。大御所の中ではさすが貫禄のCurtis Sumiter Project、そしてやはり圧巻はこの作品を締めくくる形で登場する、Motor City Josh のラスト2曲のうちオールマン・チューンの#13.Jessica。ジョッシュのオールマン好きはファンには有名!ここでも思いの丈、私たちの記憶にもあるあの音に埋没しています。
2008 USA No Cover NCP-104
★★★★☆
(収納棚CD10)

デトロイト・ブルースってほんとに最高だゾって再認識させられる快心のライヴ盤
V.A. The Best of Heatstock Vol.5 CD-R \3,850+税
冒頭こそややよれよれっとした感じで幕開けするものの先へ進めば進むほどいつものNo Coverの真骨頂が発揮されるという仕掛け。特に前半のハイライトは#3.のBilly Davisで、何処かしらちょっぴりジョニー・コープランドみたいなギターがいなたいファンク調のうねりの中、グイグイと聴く者のハートを掴んでくれちゃいます。録音が極めて粗い反面その荒さがストレートな迫力を増している感じ、一転してルイジアナ調に姿を変えるLarry McCrayの#4にしてもそのどっすんばったんした音がやけにリアルに耳に残ります。まさに生きていることの実感を伴うロウでレアなブルースがここには目一杯詰まっています。
2006 USA No Cover NCP-072
★★★★★
(収納棚CD10)

このシリーズでしか聴けない人が毎回あるのも大きな魅力、まさにマニアのためのマニアックなブルース・コンピ盤
V.A. The Best of Heatstock 2010 CD-R \3,850税込
デトロイトの終わらない夏を飾る一大ブルースイベント、その2010年編は常以上に濃いアーティストが集結。鬼才ジョン・シンクレアの#4.Crossroads のポエミーでかつプチ前衛な演奏は如何にものスタイル。隠れファンが多いthe Bobby Murray BandはMara Popalasがリードヴォーカルで#13.Stickin' with You、そしてさらに隠れファンが多いJames Grassはやはりユニークなギタートーンで迫る#14.Always There。そして最後はお馴染みMotor City Joshの#15.It's Just Another Rainydayで締めくくりという全15曲。本作でのジョッシュはいつになくジェントリーなサウンドをした曲をキャッチしたのが印象的です。
2011 USA No Cover NCP-132
★★★★★

終わらない夏、デトロイト・ヒートストックのベスト・オブ・2009
V.A. The Best of Heatstock 2009 CD-R(Out of Stock)
No Coverからの近作で最も注目しているバンド、#1のBroken Arrow Blues Band と #7のYakkity Yak and the Mike Espy Band が収録されているのと、ずっと注目している大物#12のMotorcity Joshと #11.Bobby Murray Band の収録が嬉しいです。あとの八組もそれぞれ個性的、ヒートストック・シリーズは1枚でデトロイト・ブルースの今が判るのが最大の魅力。これは持ってなあかんでの秘蔵盤。個人的にはあと#3のSweet Claudetteも嬉しい一曲。
2010 USA No Cover NCP-127
★★★★

眠らせておく訳にはいかない、まさに国宝級のデトロイト・ブルース・ドキュメント
V.A. The Best of Heatstock 2006 CD-R (Out of Stock)
真夏のデトロイトに於いて、ステージとキッチンがセットになった一大ブルース・フェスティヴァルとしてすっかりお馴染みとなった感のあるヒートストックから、またまた強烈なコンピ盤が新登場。
Curtis SumiterにKenny MillerにLittle Jr.CannadayにBilly DavisにさらにはMotor City JoshにRobert Noll等々、そのメンツを見ただけでも鼓動が早鐘を打つ一枚。アレグロでジャジーに迫るLuther Badman Keithの#3.Six Fiqure Salaryはあたかも21世紀版のジミ・ヘンドリックスを聴いている感じ、全曲がナイスです。
2008 USA No Cover NCP-099
★★★★★

ニューフェースだけでなくJames GrassやCurtis SumterにLJCが居ることの意味が大きい感じ
V.A. The Best of Heatstock Vol.4 CD-R(Out of Stock)
No Cover というそう一般的ではないレーベルが何故ここまで根強く熱く支持され続けるのか、こういったコンピレーション盤を聴くとその答えが直ぐに見つかります。今この瞬間はまだ無名だけど発散している音が抜群にカッコいい連中〜から一方ではコアなブルース・ファンが血眼になってその作品を探しているアーティストまで、あっさりと1枚のCDに集結しているのです。しかもこのシリーズに関しては特に強調したいのが、これが単なる寄せ集めなどではなく、レーベルの創始者マイケル・ボウラン氏主催による10年の歴史を誇るデトロイト・ブルース・フェス夏編=Heatstock に集結したアーティスト達のライヴ音源で構成している点が凄い。極論すれば#5.のJames Grassだけでもアルバム1枚分の価値がある録音で、さらには全13曲すべてがまさにそういった曲の連続なのです。
2006 USA No Cover NCP-061
★★★★★