徹底的にヴィンテージ、それもホートンにだけこだわったカルトな一枚
V.A.
Horton's Briefcase CD (Out of Stock)
スウェーデンのミュージシャン達が、如何にシカゴの巨人達に憧憬の念と畏敬の念を抱いているか。それが計り知れない程熱くディープであることは、少しでも彼らのブルースを聴いたことがある人には判って頂けると思います。そんな情念にも似たリスペクトの気持ちがひとつに結集して形になったのがこの作品です。全員がウォルター・ホートンへのトリビュートの気持ちをこめて作っただけに非常に聴き所の多い素晴らしいハーモニカ・アルバムとなりました。いずれもスウェーデンでは名うてのハーピストで、中にはSvenのようにギタリストとして米ブルースマンからも尊敬されてる人物も混じってたりします。
2000 Cee Pee Vee Records
★★★★★
プレイヤーと収録曲の詳細
Sven
Zetterberg - Song List
・Litttle Boy Blue
・Southern Women
・Hard Harted Woman
力強いヴォーカルと腰のあるハーモニカは彼自身のギターに負けないくらい素晴らしいです。
Jan
Sjostrom - Song List
・Louise,Louise
・I'm in The Mood
・Easy
ちょっとウォームなヴォイスとまろやかなハーモニカが実に穏やかな印象。アップの曲では結構スインギーです。
Thomas
Grahn - Song List
・Everybody's Fishin'
・If it ain't Me
・La Cucuracha
ふくよかなトーンはハーモニカを超えています。La Cucurachaではまるでアコーディオンを聴いてるかのようです。
Greger
Andersson - Song List
・Have a Good Time
・Card Game
・Cotton Patch Hot Foot
これこそ腹式呼吸の賜!といったコントロールの効いた絶妙のフレージングと、ややハイトーンのヴォイスが印象的。う〜ん、参った。素晴らしいです。
Stefan
Dafgard - Song List
・West Winds are Browing
・Fumblin' Around
・We All Got to Go,Sometime
やや軽めのトーンが特徴ですが決してパワー不足という訳ではなくてキメルところは決めています。
Sture
Elldin - Song List
・Honey Dripper
・Sneakin' And Hidin'
・Back Home to Mama
さすがしんがりを務めるだけあって存在感がピカイチ。トーンもフレージングも実に安定していて名人芸の域に達しています。歌がほんわかしてるのも特徴
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