ジョセリン・セラヤ(Jocelyn Celaya)
最近ではレッド・ホット・クラシックといった新感覚のクラシックが市民権を勝ち得ていて、まさにポップチャートをも視野に入れた『e』クラシックをパフォーマンスする人が増えてきました。このジョセリンもそんなムーヴメントの一人に上げられるかも知れません。14才からギターを始めたそうで、決して神童ではない点に親しみを感じますがサンディエゴで活躍するまだあどけなさも残す若き乙女。そんな彼女をもっかオヴェーションが密着サポートをしていて、愛用のギターもなんと彼女専用のカスタム・ギターを同社から提供されているとのこと。厳密な耳で聴くと技術的にはまだまだ荒削りな面があるようですが、曲に命を感じる点で彼女は絶対何かを持っている人だと感じます。今後の動向を敬意を持って追っていきたいと思います。

「朝日のあたる家」がクラシック・チューンになった日、ジョセリンはまた新しい
ギターファンを生んだ。そして「月光」を彼女がつま弾くとき、ガットギターに
新しい魅力を感じる多くの音楽ファンがまた生まれるいに違いない

Jocelyn Celaya / String Theory CD-R \3,000tax in
ジョセリン自身が自分の演奏スタイルをラディカル・クラシックと呼んで
いるそうですが、若くして物怖じせず新しいジャンルを開拓しようという
その精神に私は惚れ込んでしまいました。これは良い意味でポップチャ
ートをも視野に入れた『e』クラシック。時にヴォーカルの入った曲もある
のですが、それが実に霧深い感じの曲に仕上がります。ラストソングな
ど、ちょっぴりスピリチュアルなのがみそです。愛用のカスタム・ギター
がオヴェーション特有のセルロイド系の音が濃いのも印象的。このオ
ンリーワンのオヴェーショントーン音が武器になるかどうか、メーカー
も彼女に勝負をかけているのかも知れません。

2004 USA Self Released
★★★★


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