Jewel Jazz Club ジョン・ヒックス&フランク・モーガン 音に現れる作用反作用感がまさに名匠の手によるリトグラフの趣、文句なしこれは大人のジャズ盤
John Hicks Twogether CD (Out of Stock) 二人で一緒に、をワンワードにしたタイトルが洒落ていますが実際過去最も多くの
この手の言葉遊びがあるのがジャズ盤の特徴でもありますね。それはさておき、
2005年11月にロスでライヴ録りされた今作では全7曲のうちヒックスのソロが3曲
ある以外はフランク・モーガンとのシックなデュオ演奏が収められています。ずっと
表舞台で活躍してきたヒックスとは対照的に、若いときパーカーに心髄し過ぎた
結果自身もヘロイン中毒になり人生の半分を獄中で過ごしたモーガンと。しかし
出所後の活躍目覚ましい彼の、そのジャズへのひたむきな想いがまさに結集し
た感じの共演です。全編をアダルティーなムードが漂う中、ヒックスに鼓舞され
力強さを増す#2.Night in Tunisia モーガンのアルトと、#5.Round Midnight の
後半コントラストのあるヒックスのピアノ・ソロはあたかも名匠の手による極上
リトグラフの趣です。ステージの様子を思い浮かべつつじっくりと聴きたい1枚。
2010 USA HighNote HCD-7209
★★★★
他界のひと月前に収録された、オール・アバウト・ヒックス的な録音が心に残ります
John Hicks Sweet Love of Mine CD \2,500tax in それが自分の遺作になることをヒックス自身が予感していたのか
どうかは定かではありませんが、死の一ヶ月前に収録されたという
これら全10曲には、あたかもやり残しのないようにと選んだ気がする
様々なタイプの曲が網羅されているのが印象的。共演のエリーゼ・ウ
ッドのフルートとJavonJacksonのテナー、及び抜群の冴えを見せる
Ray Mantilla のコンガもゴキゲン。標題曲の#3.Sweet Love of Mine
と#7.Manbo Influenciadoは文句無しアルバムのハイライト。芳醇な
ピアノの響きには円熟というものを超えた特別なものを感じます。
2006 USA HighNote HCD-708
★★★★
近年のピアノ・トリオもので最高峰の一枚、ソニーも墓場で大感激間違いなし
John Hicks Music in The Key of Clark CD(Out of Stock) 現在のシーンで活躍するバップテイストなピアニストの中で最も堅実
かつタフでさらに繊細なタッチを併せ持つヒックス。これはそんな彼が
とことん!ソニー・クラークにこだわった作品で、その感性と完成度の
高さには思わず歓声を上げたくなりました。私の大好きなタイム盤の
ソニーが蘇ったかのような演奏 #9 Sonny's Clib には衝動的にその
タイム盤 "Sonny Clark Trio"を引っ張り出してしまいました。そういえ
ばドラムのセシルも心なしか、マックス・ローチっぽく聞こえてくるから
不思議です。何にしましても最近のピアノ・トリオでは大当たり!!の
一枚で、金的を引き当てた気分です。収録の全曲がもう最高っ!!
2002 USA High Note HCD-7083 (注:以上のコメントはヒックスの存命中に書いたものです)
★★★★★