Johnny Sketch
何と言っても彼らの圧巻な点は、その活きの良さとアイデアの豊富さと確実性。特にリーダーのスケッチのユニークさは特筆で、ハリーのうねるイレクトリック・ヴァオリンと共にバンドの二枚看板。めちゃカッコいい音が洪水のように飛び出してきます。思いついたことは何でも形にするというこのアクティヴさ、かつてのリターン・トゥ・フォーエヴァーにも通じる気がして、宇宙空間的インプロヴィゼーションにはただただ酔いしれてしまいます。単なるジャムバンドとは別格に見ないといけない凄いバンド。〜〜と書いていたのが2003年某月のこと、現在はヴァイオリンのハリーが抜けてバンド的にはより判りやすいラインを描くロッキン・ファンク集団となっています。と書いたのが2007年1月24日、2012年にはいよいよ結成10周年記念のライヴ盤を出すに至る。彼らのユニークさとガッツは間違いなくさらに10年後の20周年記念ライヴ盤に繋がるものと信じています。2012年6月25日記

appleJam特選 NewOrleansSounds
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New Orleans Club  
一時期、2年ほどでしたか色んなアーティストのがこのシリーズで出たものですが…
Johnny Sketch and the Dirty Notes Jazz Fest Live CD-R (Out of Stock)VERY LIMITED
先日(2016年9月某日)、倉庫内のニューオリンズ関連作品の在庫を改めて整理していたときに、当時仕入れたまま眠らせてしまっていたことに気がついたレア・ライヴ盤。古くからのNOC(ニューオリンズ・クラブ)会員のお客様にはお馴染みのデザインをしたジャズ&ヘリテッジ・フェストでのライヴ盤シリーズのひとつです。その内容の濃さに熱い注目が集まる作品が多かったのですが、それっきりまた見かけなくなりました。(って、私が勉強不足なだけで今も継続して出ていたらごめんなさい)とにかく彼らジョニー・スケッチとその仲間達の音はまさにニューオリンズ・サウンドの核弾頭というくらいのパンチ力があり、一度でも聴いた方はもう彼らを忘れること何て出来ないと思います。ほんとに素晴らしい人たち。
USA Independent

ジョニー・スケッチ
バンド結成10周年で益々気を吐くど根性ライヴ盤、CDで聴くだけでも当夜の臨場感が満点です
Johnny Sketch & the Dirty Notes 10th Anniversary Live at Tipitinas CD (Out of Stock)
時の経つのは実に早いもので、初めて彼らを日本に導入した日から早くも10年の年月が。何と言っても彼らの圧巻な点は、その活きの良さとアイデアの豊富さと確実性。特にリーダーのスケッチのユニークさは特筆で〜〜と興奮気味に書いた最初のコメントは今もこのページのトップに置いてありますが、その感想は10年経っても全く同じです。本作ではスペンサー・ボーレンがラップスチールで参加しているのが特筆ですが、音的により土臭いファンクになっているのも印象的です。豪快なブラスロック風に始まる#1.Buiscuits and Gravy はかつて新宿ピットインで聴いた邦人ジャズにも酷似した親近感が大、何故なのか私の場合ニューオリンズのファンクやフュージョンに80年代の日本のジャズやロックが重なって聞こえて仕方がありません。個人的には哀愁味溢れる#8.Cora Lee の、一種あがた森魚的旋律が胸キュンです。CDのパッケージにはtrack10まで記載されていますがディスクには9曲しか収録がないのが謎。ちなみにLMFのサイトでは収録9曲と表示、パッケージに記載の曲目と途中からタイトルがひとつづつずれていますが現実に収録の曲は例えば#8.のCora Leeは間違いなくCora Leeという発音で歌っていますから多分収録されていないのは#10.のLil Mama じゃないのかなと私はそんな気がしています。 ラスト#9.When I Goで気を吐くハリーのヴァイオリン・ソロにもぞっこん♪
2012 USA Bason Street Records
★★★★★

このバンドにもちょっぴりファンキーちんどん屋的要素が染み出ています
Johnny Sketch and the Dirty Notes the Big Awesome CD (Out of Stock)
ニューオリンズがかつてはフランスの領土だった時代の名残で、今この瞬間も爺ちゃん婆ちゃんがフランス語しか話せず、逆に孫は英語しか話せず、真ん中に位置するパパやママがその両者の通訳をしている家庭があると時々耳にすることがあります。そんなニューオリンズのバンドに時々感じる昭和初期の日本のエッセンス。それはきっと当時のフランス文化がどちらにも共通の影響を残した結果でしょうか。ザディパンクスやこのJS&DNの#3.なんか聴くとほんとに不思議な気持ちになります。とはいえ本質はアストラル・プロジェクト風の#11で、変則リズムと複雑怪奇さは、完璧なるジャズ的アプローチが様になるバンド。暁光を浴びる猿人の後ろ姿が描かれているのが印象に残ります。
2007 USA Self Released
★★★★☆

宇宙生命体がいつの間にか地上の方が好きだと言い出した、そんな感触がまた嬉しい1枚
Johnny Sketch and the Dirty Notes ...Pain,Piesure,Fear and Opera CD (Out of Stock)
聴き進むうち気が付く全く新しいテイストをした部分、#4なんかはまるでオースチンかヒューストンのロック・バンドが突然宇宙遊泳しながら演奏しているような、そんな不思議な感覚。と、相変わらず地上生活では得にくい感覚は伴っているものの、マリアッチからフラメンコにさらには、それじゃロマン派のヴァイオリン協奏曲ですよみたいな展開も有り、確実に音は地球の大地に接近中の模様。ほんとにユニークでチャーミングな集団です。彼らのやること全て何かが新しくて、でもしっかりとコアがあるその感触がさすがです。
2005 USA NoiseLab
★★★★

生命体は着実に進化を遂げて、いよいよSFの世界にも突入!
Johnny Sketch and the Dirty Notes Live at the Spleaf CD (Out of Stock)
デビュー作ではあたかも生命体のような感触の音という比喩を用いましたが、その印象は益々確信になってきました。ハイライトのひとつは#5で、これがファンクやでぇ!といった感じの強烈なチョッパベースに始まり、うねりを伴うSFチックなフィドルの登場、限界まで重く歪んだエレキ・ギターと交互に織りなすソロワークには完膚無きまでに叩きのめされます。中間部にグレイトフル・デッド風の宇宙空間を挟んでバンドはさらにずんずんと未知の銀河へ突入。この10分間の宇宙旅行、他のバンドでは絶対味わえない彼ら特有のものです。ライヴでこれだけスリリングに大作をやってのけるという点も如何に彼らがシュアーなバンドであるかを物語っています。全曲が個性的で素晴らしいです。
2004 USA USA Full Frontal FF 1402
★★★★★

曲そのものが生命体で出来てるような感触、思わず興奮します
Johnny Sketch and the Dirty Notes Bandicoot CD(Out of Stock)
とにかく勢いのあるバンドで、そのうねりはそれぞれの曲に活かされているアイデアと気持ちよく癒合していて、まさにこれが進行形のニューオリンズなんだなぁと感じ入ってしまいます。特にタイトル曲"Bandicoot"はその小刻みなビートとその後の二拍四拍の展開も含めて曲の立体化に成功しています。中でもここでのイレクトリック・ヴァイオリンは、中盤のベースのバースを挟んで実に効果的に投入されています。曲に頭部と手足が付いてるっていうこの感じ、もう最高!
2003 USA Full Frontal CD-0014
★★★★★