ジョン・シンクレア(John Sinclair)
偉大なる詩人として、かつまたブルースとジャズの研究家として、そしてさらにはパンクの基礎ともなったデトロイトのロックバンドMC5の初代マネージャーとして、そしてまた一方では過激で名高いホワイトパンサー党の創設者としての顔も持ち併せているという、実に多彩な活動で知られる人がこのキョン・シンクレア。ユニークな才能をいち早くキャッチすることで知られるP-Vine
Records がこのシンクレアを国内盤で出したこともあったのですが、特にプロモートされることもなく知る人ぞ知る状態のまま埋もれた感もありました。近年 Afrissippi のアルバムでの客演がブルースファンに深い感銘を与えたことは記憶に新しく、自身のソロ作では歌という以上に詩の朗読に近い一種ストーリー・テラー的な作風が特徴です。いずれの作品も共通してアヴァンギャルドというか独特のフリーワールドを展開、文字通りのワン・アンド・オンリーの世界を構築しています。
appleJam特選SSW
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類似穴倶楽部 ジョン・シンクレア 闇に光る鮮やかな閃光、プラズマでも霊的現象でもない そこにあるのは放浪詩人の放つアヴァンギャルドなオーラの一筋 John Sinclair Beatnik Youth CD \2,850tax in 最近は、より一層そのシュールなタッチが知性派の琴線を心地よくくすぐる ジョン・シンクレアが久々に放つちゃんとしたCD盤。今までチープな仕上 がりのCD-R盤が続いていたのでショップとしても溜飲が下がる瞬間です。 そのことはともかく、知性派に特に理解の深い英国からのリリースというこ とも有り、哲学者の風情漂うシンクレアの深い表情とともに彼自身のノート を含む全10頁のブックレットも嬉しい要素。判る範囲で所々を拾い読みする だけでシンクレアが目指して来た方向と同じ方向を向いた気がする点が Good、やはりきちんと編集されたブックレットの意義はとてつもなく大きい。 ダウンロードで聴く音楽では逆立ちしてもかなわないファクターがそこにも あると感じます。#3.Every Body Needs Somebod の比較的キャッチーな 音作りがこの作品に親しみやすさを演出しています。 2012UK Track Records TRA-1071 ★★★★☆ |
類似穴倶楽部 ジャズに辻説法を乗せたらきっとこうなるという、そんなスタイルが如何にも彼らしい John Sinclair & His International Blues Scholars Let's Go Get 'em CD-R \2,850tax in ジョン・シンクレアと彼の国際的ブルース学者達という懐かしい名前を持つ 今回の四重奏団+シンクレアの計5名。今まで以上に濃くジャズ・テイストをし ているのが特徴で#5.Smells Like Sulfur Hereは実際にも何かが匂ってきそう。 John Coltraneの"Love Supreme"のリフをもじった#7.We Love Big Chief は 何を歌っているのかを無性に判りたくなる瞬間。#2.Humph はいっそこれだけ オールインストで聴いてみたかった曲。フリーキーでフリージャズ的なソプラノ サックスを乗せるととても似合いそうな気がしませんか。瞬間瞬間で70年代 テイストのジャズバンドがバックに居るような錯覚を覚える音作りです。 2011 USA Mo-Sound ★★★★☆ (収納棚CD9) |
詩人としてクリエイターとしてシンガーとしてパフォーマーとして、全てがNo.1だと感じます |
例えていえばこれは一種フリージャズとスワンピーなロックが合体した世界。 John Sinclair No Money Down 〜 Greatest Hits Vol.1CD-R (Out of Stock) 何ともユニーク!このうねりはまさに痛快の極み、。一言でいうとニュー オリンズ産のスワンピーでプログレッシブなロックにフリージャズが合体 した感じのSSW。曲の途中でチャーリー・パーカーやスクリーミンJ.ホー キンスの名前を連呼してみたり、突然アフリカに引っ越したファットポッ サムかみたいな音が飛び出したりと、その暴れ方にはAZUMIさんを思い 出します。洒落てるのは#9でノスタルジックな旋律をリフレインさせつつ そこに絡むラップと打ち込み。これこそ新時代のSSW突然変異、ミュータ ント現象と言えます。聴いていて快感と感じるのが強みです。 2004 USA John Sinclair and Big Cheif Production ★★★★★ |
ホーン・アレンジはN.O.ファンク〜ジャズ、歌の部分が新時代の語り部的ラップ調 |