ラフィエ・リズム・デヴィルス(Lafayette Rhythm Devils)



若手のフレンチ・ソフト・ケイジャン・バンドの中でダントツに光る存在感
Lafayette Rhythm Devils / Les Clefs la Prison CD \2,650tax in
リリースに気づくのが遅れただけで、現地では2006年に既に
発売されていた模様の第三作目。デビュー作から確実に成長
が伺える確かなバンドのひとつで彼ら独特のナチュラルなグ
ルーヴ感はバンドのコンビネーションの良さを物語っています。
出色のセンスをした純正路線のケイジャン・バンドが多い南西
ルイジアナにあって、いよいよその存在感がいや増してきた
感じ。オーセンティック・ケイジャンだからこその安定感、安心
感を逆に強みに出来るタイプの若者達かと思います。お薦め!

2006 USA Z'affaire Records 品番無し

色合いも輪郭も、ぐっと鮮やかさを増してきた感じの2ndアルバ
Lafayette Rhythm Devils / Runnin' CD \2,650tax in
デビュー作との比較で、バンドとしてのキャラクターが俄然
くっきりと出てきたような気がします。何よりもその音が持つ
ハッピーさが増したのが印象深い。これならザディコ・メイン
で類似穴倶楽部をご利用頂いている方でもきっとザディコと
同じくらいケイジャンを好きになって貰えそうです。リズムもゴ
キゲンですがやはり何といってもケイジャン・フィドルとアコの
響きが出色で、合奏も個々のソロも抜群に心地よい音してい
ます。全体にメリハリがあるのも躍動感の源かと思います。

2005 USA Z'affaire Records 2414
★★★★★

あくまでも自分たちは神の子だと言い張るケイジャン好きの悪魔くんたち
Lafayette Rhythm Devils / Play for Us CD \2,650tax in
決してバンド名に欺かれてはいけません。自分たちは全員が
神の子です。〜などとわざわざ書いてあるところが如何にもキ
リストの国の敬虔な信者を思わせます。彼らの歌を聴いてると
神の慈悲にも似たような癒しを感じるのが不思議です。まったく
音楽って深いです。ライヴ小屋では演じる方と聴く方とが一体化
して生まれる共同体としての空間、そこに特別な成分が発生す
ることがありますが、それと同じ成分を感じることが出来るアル
バム。まさにケイジャンの真骨頂を発揮した一枚です。

2003 USA Z'affaire Records 2413
★★★★

ラフィエ・リズム・デヴィルス
ライナーに私の誤訳でなければ、人生には時に懺悔を要するようなことも起きるけど、ここサウス・ルイジアナで毎日楽しく暮らせるのはあったかいハートとちょっぴりの湿り気(人情のことか)があるらかで、それさえあれば何にだってチャレンジ出来るし、大抵の問題は解決するのさ、みたいな言葉がしたためてありました。 貧しい人も沢山いる生活の中でお互いを支え合って陽気に生きてきた人々の歴史を思わず想像してしまいます。地場に根付いたこの伝統の音楽を最大の生き甲斐として継承する人々が多いサウス・ルイジアナ。街それ自体が人々の人情で溢れていて、だからこそ陽気なサウンドの中にもちょっぴりペーソスを感じたりもするのかも知れません。それこそがこの土地の歌固有の最も大きな要素なのだと言えそうです。

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