appleJam特選 AmericanaMusi
ご注文方法 / top page     このページは税抜表示です。

下記コメント中に茶色のリンクがある場合、対象の曲を試聴可能です。

BluesWomenClub /Americana Club 
レイラ・マッカラ
一人多国籍軍、というよりかは無国籍テイストな吟遊詩人が熱血系気骨溢れる詩人に捧げたアルバム

Leyla McCalla Vari-Colored Songs a Tribute to Langston Hughes CD \2,190(税抜)
レイラの才能をCDにしようと最初に思ったのが、お馴染み Music Maker(過去当店でも扱っているエタ・ベイカーやビヴァリー・ギター・ワトキンス等のレアで希有な才能の発掘に優れたレーベル)のティム・ダフィーだったらしく、さらにはリリースや配給元にハルモニアムンディやディキシー・フロッグの名前を見た瞬間如何にもの嬉しさがこみ上げてきました。解る人たちから如何に大切に思われているアーティストであるかがそういった背景にも感じられます。レイラはハイチ移民の子孫でニューヨーク生まれながらも育ったのがニュージャージー郊外ということで何となくピンとくるものが。日本で言えば例えば東京23区内で生まれた人が川崎や横浜周辺で思春期を送ったといえば伝わるでしょうか。しかも10代のときに2年間ガーナで暮らしたという経験は大きなサムシングを彼女に残したに違いない。当初はチェロとクラシックを学んでいた女性がある日アメリカン・ルーツ音楽に目覚め、そしてニューオリンズでストリート・ミュージシャンとして活動するといった経歴は自分が求めているもの自分に一番フィットするものを見つけるためには何だってやっちゃうワといったリミットレスな情熱を強く感じます。この作品自体はハーレム・ルネッサンス期に活躍した、詩人で作家のラングストン・ヒューズに捧げたもので当時黒人は従順か野蛮なタイプしかいないと決めつけられがちだった白人社会において知的な黒人も居ることを強烈に印象づけた人。うっかりすると白人達から集団リンチを受けて自分の死体を木にぶら下げられてしまうような時代に「白人達のやり方」だの「自由への闘い」だのといった出版物や戯曲を出すのは実際命がけだったのかも知れない。これはそんな気骨有る偉人に自らの歌を捧げたくなったレイラの気持ちが詰まったCDです。#3.Mesi Bondye とはフランス語かなと思ったらネット翻訳してみたらどうやらハイチのクリオール語らしく意味は「神に感謝」だとのこと。(というか長くフランス領だったのでハイチの標準語が今もフランス語だと聞きますが) #7.Manman Mwen もやはりハイチのクリオール語で「私のお母さん」。ということで彼女のルーツであるハイチと密接に繋がった作品がちらほらする中、個人的にはシンプルな弾き語り#8.Song for a Dark Girl がやけに印象深く、 地域性も希薄なら無国籍な感じもする点で最もニュートラルなレイラ・ミュージックのひとつと感じます。ニュートラルと言えば#13.Lonely House も実にそんなニュアンスで一杯です。陽気でもなく陰鬱でもなく何となくぼやーっとしているときの安穏さがあるのが特徴です。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-6042
★★★★☆