リル・エド
シカゴのスライド伝説にもなったあのJ.B.ハットーを叔父に持つ生粋のシカゴ・ブルースマン。持ち前のパワフルでエネルギッシュなスライドのパフォーマンスは今やその叔父J.B.ハットーを超えたかも知れません。かつて90年にシカゴのブルース・クラブで観たリル・エドはその小さな体に似合わないくらい、ホール全体を揺さぶる大音量でステージの端から端まで走り回るというダイナミックな演奏を披露してくれました。実際、その日も私が腰掛けていた奥まった方にあるテーブル席まで彼は降りてきて、目の前で膝立ちでソロを弾いてくれた(リンク先下段の写真参照)ときは、サービス精神も満点のエンターテイナーであること実感しました。会場の雰囲気も実に和やかなもので、集まった人々の波動からは如何に彼が敬愛され親しまれているかを感じたこと今でもよく覚えています。2002年某月記

appleJam特選 Blues
ご注文方法 / top page このページは税抜表示です。

下記コメント中に茶色のリンクがある場合、対象の曲を試聴可能です。

BluesClub
エドの笑顔を見るとホッとする、破壊力満点のブルースに無限のエネルギーを貰う瞬間
Lil' Ed & The Blues Imperials the Big Sound of CD \2,480+
2002年盤からリル・エドのトレードマークになっている気がするこのスタイルの帽子、ほんとによく似合っていますよね。バンドのメンバーも変わらず健在なのが嬉しい。嬉しいと言えばシカゴ・ブルースの名門レーベル、デルマークとこのアリゲーターが今も健在で普通にブルースの新録新譜をリリースしていることにとても感動する昨今。過度な資本主義と抑制という言葉を知らない貪欲な市場原理主義に振り回されっぱなしの現代社会。私は特に経済学を学んだ人間ではないので使う言葉とその使い方に誤りや矛盾があるかも知れませんが、少なくとも金融市場が実体経済を振り回す暴走期の始まり頃に小泉政権下で経済諮問会議のメンバーだった竹中平蔵氏が繰り返しTVで発言していた言葉を忘れることが出来ません。曰く 〜〜 小さな政府・自己責任の社会そして市場の原理だけにすべてをまかせて放任することこそが無限の経済発展を約束する〜〜という趣旨の発言でした。結果、とても極端な格差社会が生まれてしまったというこの事実、世代的に現在40才代以降の方ならそれを肌でお感じのはず。そもそも市場原理主義は米国共和党が伝家の宝刀とする政治スタイルだっただけに現状はそのアメリカの方が日本以上にもっと病んでいるはず。手っ取り早く金になる話が珍重される時代において、ブルースのようにひたすらコツコツと頑張る雑草のような音楽は逆にそこに何にも負けない雑草魂を有しているのかも知れません。最近の風潮として、行き詰まった資本主義に変わる新しい思想を求める声がある一方で、発想を変え既存の概念を破壊しそのしくみを時代にふさわしいものに変えるだけでまだまだこの社会は経済発展をするという説とが混在しています。新聞の見出しにもやたらと成長のための破壊というワードが飛び交う時代になって参りました。私は思うに、人間の根幹部分はどんな時代でも不変かつ普遍であって、もっと単純に自分は幸せになりたい、そのための努力なら惜しまないというのが人間の一貫した生活スタイルかなと思っています。まさにブルースはそんな気持ちの人に無限のエネルギーを与えてくれる歌であり音楽だとも感じています。こんな時代だからこそブルースがより一層輝くのかも知れません。
2016 USA Alligator ALCD-4912

文句なし、今世紀最高のリヴィング・ブルース!重厚さと音圧の中にマイルドさもある優れもの
Lil' Ed & The Blues Imperials Jump Start CD (Out of Stock)
エネルギッシュないつものエド・スタイルで幕を開けるこの4年ぶりの新作!って、06年盤に書いたコメントと同じ滑り出しですがいやしかしバックのインペリアルズのメンバーも段々といいオヤジ顔になってきました。これだけ長期間不動のメンバーで活動出来るのもボスのリルエド始め全員の人柄がやはりものを言うんだろうなぁ。しかも今作は今世紀の新録ブルース盤として文句なしNo.1の出来ではないでしょうか。快調に飛ばす冒頭からの3曲の後に登場する#4.You Burnt Meの心地よいテンション。続く #5.House of Cards中間部ソロも地味にイカシてるし、というか全14曲すべてが聴き所満載で気を抜く暇がありません。個人的な最大のお気に入りはちょっとブルース離れした感じの#13.My Chains Are Goneで、中間部のメロディアスなソロにもヤラレます。全曲オリジナルの中、1曲だけ叔父貴J.B.Hutto作のコテコテ・シカゴ・ブルース#11.If You Change Your Mind が置いてあるのが如何にもリルエドらしいです。
2012 USA Alligator ALCD-4949  bb's Recommendation2012
★★★★★

アタックの強いブライトトーンが実によく似合う、硬いのにウォームな音
Lil' Ed & The Blues Imperials Full Tilt CD \2,480+
時の経つのはほんとに早い、かつてワイズ・フールズ・パブでリル・エドのワイルドなステージを堪能した日からもう18年も経ったこと改めて思い出しました。しかもこれを聴くとエドは全然トシをとってないことにも気が付きます。元気ハジケまくりの一曲目や熱血クセ球ファンクの#10.My Baby Moves Meなどは記憶にある姿そのまんま、全身汗だくで踊りまくりながら聴いたゾという感じです。一方で#11.Dying to Liveのような独特の浮遊感を伴なったうねり付ファンク・チューンは、前作から新たにエドに加わった要素でブレイクのタイミングもカッコいいなーと感じます。硬く濁った感じに歪む今回の音、半端なギタリストではこの音では弾けません。そこにエドだからこそのオンリーワンの魅力をまたひとつ発見した気がします。
2008 USA Alligator ALCD-4926
★★★★☆
(収納棚CD7)

マイルドに豪快、浮遊感のあるウォーム・トーンにも新しい魅力を発見します
Lil' Ed & The Blues Imperials Rattlesnake CD \2,480+
エネルギッシュないつものエド・スタイルで幕を開けるこの4年ぶりの新作。がんがんとプッシュしてくる豪快な曲が三曲ほど続いたあとにくる4曲目、浮遊感のあるベースラインとオルガンに乗って、ここでのエドのギターが注目。音自体は結構硬いのに何故かふわっとした包容力を感じます。まるでギブソン系のアンプで箱ギターを鳴らした時のような音。実際にもセミアコを弾いているのだと思いますけど、時折ドーキンズ・トーンにも通じるこのテイストは引き続きの#6.や#8.でも聴ける音。スライドでぎゅい〜んと迫るイメージが濃い中これがかなり新鮮に感じる音になってます。渋いです!
2006 USA Alligator ALCD-4909
★★★★
(収納棚CD7)

次回作を作るときのハードルが高くなってしまうくらい良くできたアルバム
Lil' Ed & The Blues Imperials Heads Up! CD \2,480+
大当たり!という手応えは大抵一発目の曲で感じることが多いのですが、このアルバムはまさにそんな一作。しかも聴き所が沢山あって、冒頭のテンションが最後まで持続する大充実作です。恐らく彼はアルバムの曲順を決めるときに、自ら何度も組み合わせを検討してとことんベストと思える並びに構成しているのか、ニクイほどリスナーのツボを押さえた曲が次から次飛び出してくるのでたまりません。聴き進むうち、やられた!う、またやられた!!というはめになります。中でも"Sky is Cryin'"を思わせる#4.The Creeper"には血管が浮くほど仰け反り、#6.Four Leaf Clover の浮遊感には恍惚の境地へと導かれます。勿論得意のブギーも絶好調でその引き締まったサウンドにはシビれます。最近のブルースでは間違いなくベスト中のベスト作。ブルース界の金字塔として殿堂入りは確実の大傑作!!
2002 USA Alligator ALCD-4886
★★★★★
(収納棚CD7)

共演のエディC.キャンベルのナチュラル・クリーン・トーンにも泣ける1作
Lil' Ed & Willie Kent Who's Been Talking CD (Out of Stock)
リル・エドのスライドももちろん冴えていますけど、ここで聴けるナチュラル・クリーントーンのギターはきっとエディC.キャンベルだと思うのですが、まるでそっちが主役かと思うくらいのっけから輝いています。もしこれもエドだったらごめんなさい。曲毎のクレジットはないものの私の耳には馴染みのあるエディのギターに聞こえます。特にど頭の「Who's Been Talking」は曲自体も私は大好きですが自分が聴いたことがある範囲でこのリル・エド盤のバージョンが最高です。リル・エドとエディC.を半々に楽しめる、ゴキゲンなギター・ブルース・アルバムとしてもナイス。あと、ピアノのアレン・バッツも文句無し最高!
1998 USA Earwig CD-4941
★★★★★