ルーリ・ベル (Lurrie Bell)
ルーリーのいざ出陣という日の朝、丹念に彼の口髭と顎髭を刈り整える奥方のそのかいがいしい姿を見たのは確かマックスウェル・ストリートでのルーリーの荒々しいパフォーマンスのドキュメント映像に含まれていた1シーンだったと記憶しています。さらにまた久しぶりに公園のベンチで親子対面したキャリーとルーリーが、落ち着かなげに二人共に手をさすったり揉んだりする仕草がまるで鏡に映った同一人物かと思うほど似ていたのも同じドキュメント映像の中のシーンでした。そんな映像を見たあとにそのルーリーの奥方と父キャリー・ベルが相次いで亡くなったことを知ったときはとても他人事のように思えませんでした。2007年某月記

appleJam特選 BluesMusic
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BluesClub 2016年度対象会員様限定盤
今回もハーモニカにマシュー・スカーラーが全面参加
Lurrie Bell
Can't Shake This Feeling CD \2,480(税抜)VERY LIMITED
ルーリーの新譜(本作)とリル・エドの新譜が揃って入荷。共にBluesClub会員様への限定選盤分しかないのですが、今回試聴音源が入手出来ず詳細なコメントを書けないのが残念です。シカゴブルースの巨星を父に持つ2世ブルースマンの中でこのルーリーほど薬物での危うい時期をくぐり抜けて起死回生の復活を遂げた人を私は他に知りません。古くからのBluesClub会員のお客様ならあの奇跡の復活作「Cuttin' Heads」を聴いたときの桁違いの興奮と感動は今も記憶に鮮やかなことと思います。その日からだけでも早15年の月日が経過、かつてルーリー始め1980年代にブルースの子供達として括られオムニバス・アルバムを出した若手シカゴブルースマンたちの雄々しくも大ベテランとなった姿を今私たちは見ています。シーン的には父世代とは世相、トレンド共にまるで異なる時代になったとはいえ、シカゴの街では今も当時と同じデルマーク・レコードが元気に新録作品をリリースしている事実が超嬉しい。
2016 USA Delmark DE-847

相棒にマシューのハーモニカを据えオーソドックスにシカゴブルースと対峙する姿が印象深い
Lurrie Bell
Blues in My Soul CD \2,480+税\850+税在庫処分特別価格
終始どっしりとした作りでシカゴブルースの王道をひた走るルーリー、プロデューサーのノートにも、今回ルーリーがベイシックなシカゴ・ブルース・トラディショナルを追求したことがしたためてあります。ちょっと話が脱線しますが、私がチェーン店に勤めていた頃業界全体に斜陽の雰囲気が漂い始めたとき、会社は素早く方向性を切り替えて既にヒットしているアーティストのものを集中的かつ大量に売る方向にシフトしました。それを機に独立した私はまさにその正反対、あんまり売れないけど自分はこれが好きだからやっているというタイプの独立系もしくは自主制作のCDを主に売る店を出しました。すると結果は、確かにあまり売れないけどギリギリ一軒の店を維持し得るくらいの顧客の皆様に支えて貰える店にはなりました。もしや、ルーリーもこれだけ世の中が激変してブルース自体が斜陽と言われるとき、あえて岩のように落ち着き払い自身のフィールド、シカゴブルースの基本中の基本に帰ることでまたひとつ真理を手にしたのではないかと。典型的なシカゴ・シャッフルの#13.If it's too Lateや、同じく典型的なシカゴビートに乗って歌う #3.I Feel So Good 、加えてこれも典型的なシカゴスタイルをした #8.My Little Machine 辺りを聴いていると、やはり安心して聴けるブルース、自分だけじゃなく多くのファンの大事なブルースを絶対に壊すことのない生粋のシカゴ・ブルースマンを見る思い。ルーリーはまさにそんな黄金のブルース街道をこれからもひた走るつもりだゼと言っている気がします。
2013 USA Delmark DE-829
★★★★★
(収録棚 CD5  stock3)

BluesClub /新録!RareBluesClub
ベル・ファミリー総動員の1989年制作豪華絢爛シコゴ・ブルース・セッションあの思い出のシカゴ・セッションが2013年の今、遂に+2曲で再登場!!
Carey & Lurrie Bell
Dynasty CD \2,500(税抜)
JSPがキャリー親子の本拠地シカゴに繰り出して吹き込まれたゴツくて豪快なブルース・アルバム。父キャリー・ベル(hp)を筆頭に彼の息子達ルーリー(g)、スティーヴ(hp)、ピート(g)、ジェイムズ(ds)が一堂に会し全曲もしくは一部に参加というとても豪華なファミリーアルバムとなっています。個々の兄弟に思い入れのある方はそれこそ存分にベル・ファミリーによるコテコテのシカゴ・ブルースを堪能することが出来ます。文句なし王道を行く正当派シカゴ・ブルースの最強烈盤。キャリーのハーモニカもスティーヴのハーモニカも最高!そしてもちろんルーリーのギターが天下一品の泣きをしています。2013年の復刻盤は+2曲のデジパック仕様になりました。試聴は#3.Sail On をどうぞ。全曲がこのぶっちぎりの水準です。
2013 UK JSP 8846
★★★★★
(収納棚CD13)

これからはオレが「親父」になるんだ、そんなエネルギーが充満している会心の作
Lurrie Bell Let's Talk about Love CD (Out of Stock)
愛妻と父キャリー・ベルを相次いで亡くすという、これ以上ない悲しみを乗り越えて出した作品だけに、ルーリーの気持ちと力の全てが投入された気がする作品。今回制作に当たったマシューとはマシュー自身の05年盤で共演しているだけに、今回の作品が過去を通じて最も創りやすい環境にあったものと想像します。実際ナチュラルに重量感を増した仕上がりはプレイヤーとしていよいよ完熟期に入ってきたことを感じさせてくれます。あとは如何にも彼らしいという、そんな渋いオリジナルを聴けたらもう何も言うことはありませんが、きっとやってくれますね!ともかくこれで彼の人生の中に寄り道はもう二度とないだろうと思わせる、そんな重量感と説得力のある作品になっています。頑張って下さい、我らがルーリー!
2007 国内盤P-Vine PCD-93044
★★★★★

遂に出たシカゴ・ブルース伝説の父子鷹
Carey & Lurrie Bell Gettin' Up CD \2,480(税抜)
ローザ'ズとバディ・ガイ・レジェンド及びルーリーの自宅で収録した計三種類の2006年のセットで構成したアルバムでDVDと同時発売になった盤。
2007 USA Delmark DE791
(収納棚CD12)
★★★★☆

遂に出たシカゴ・ブルース伝説の父子鷹
Carey & Lurrie Bell Gettin' Up DVD (Out of Stock)
同時発売のCDより2曲多いのがDVDのメリット、真新しいルーリーの映像でもあり二重の意味で大変貴重なDVD。ローザ'ズとバディ・ガイ・レジェンド及びルーリーの自宅で収録した計三種類の2006年のセットで構成。
2007 国内盤P-vine PVDV-31
★★★★☆

フィンランドで収録されていたとってもナチュラルな親子の共演
Carey & Lurrie Bell Second Nature CD (Out of Stock)
91年、ベル親子がヨーロパツアーに行ったときのこと、現地のブルースフェスがはねた後、フィンランドのとある街でアコギでセッションをしているルーリーを見かけたChip Covingtonがその様に感動、急遽その場に友人を呼び寄せ具体化したのがこの吹き込みだったとのことです。リード・ヴォーカルはキャリーが7曲、ルーリーが5曲を受け持ち、内2曲でジェイムスがパーカッションを担当するというまさに文字通りのファミリー・アルバム。当夜はノン・リハーサルでこれら全12曲がすべて一発で収録された模様、如何にベル親子の持つブルース・パワーと集中力が凄いかが窺える話でもあります。
2004年 USA Alligator ALCD-4898
★★★☆

BluesClub
思えばこの年、この瞬間に現在のルーリーの大活躍を確信した1枚!当時のキャッチコピーは 〜 完全復活を確信させる会心の一作、全曲無駄なし!!
Lurrie Bell Cuttin' Heads CD-R (Out of Stock) Very Limited

何とも妖しいこの雰囲気にブルブルッときてしまいました。長いこと周囲を心配させてきたルーリーの荒んだ生活がどのように彼の心に影響を与えてきたのかを推し量る術はないのですが、このアルバムには、いざギターを持ってステージに上がれば、一瞬の煌めきと閃きを見せるという姿が鮮やかにキャッチされています。一曲、一曲のパフォーマンスにとても気持ちが入ってて聴いてる方も思わず血管が浮いてきます。彼自身が再起を信じて作ったに違いないと思わせる気迫に満ちた仕上がりに大満足!!
(以上は2001年当時のコメント原文そのまま)
2001 USA Vypyr VP-1001
★★★★☆

両者ともベストと言える鮮やかなテンションをした89年〜93年の名セッション
Phil Guy & Lurrie Bell CD(Out of Stock)

Chicago's Hottest Guitars: Chicago Blues Session, Vol. 25
ルーリーで6曲、フィルで5曲とそれぞれをフロントに置いて、さらにいずれにもこのアルバムでプロデューサーとしても名を連ねているジョン・プライマーがリズム・ギター、もしくはアコギで絡むという豪華なセッション。しかもルーリーの6曲中4曲ではビリー・ブランチが参加ここでは結構軽やかな共演をしています。内容的にもシカゴ・ブルース・ファンはもとより全ブルース・ファンに満足して貰える水準です。両者とも若い!ということもあって実にハイテンションかつフレッシュな印象を残します。普段店頭では見ないWOLFの隠れ名盤の一枚。
1998 Austria Wolf 120.871 CD
★★★★★

音が生きてる実感、それが伝わるベストパフォーマンス集
Lurrie Bell Young Man's Blues CD
(Out of Stock)
ルーリーのJSPでのベスト・トラックを集めた1枚。これが相当に濃い内容で、文字通りのベストな手応えに思わず嬉しくなってしまいました。いずれの曲も若さがはち切れんばかりに溢れていて、音がピチピチと跳ねてます。まさに活き作り。今や完全復活も果たして向かうところ敵なしのルーリー、その若き日の勇姿、とにかく文句無しのお薦め!(ジャケットが二種有り)
1997 UK JSP JSPCD-2102
★★★★★

音が生きてる実感、それが伝わるベストパフォーマンス集
Lurrie Bell Young Man's Blues CD
(Out of Stock)
ルーリーのJSPでのベスト・トラックを集めた1枚。これが相当に濃い内容で、文字通りのベストな手応えに思わず嬉しくなってしまいました。いずれの曲も若さがはち切れんばかりに溢れていて、音がピチピチと跳ねてます。まさに活き作り。今や完全復活も果たして向かうところ敵なしのルーリー、その若き日の勇姿、とにかく文句無しのお薦め!(ジャケットが二種有り)
1997 UK JSP JSPCD-2102
★★★★★