マーク・グロス(Mark Gross)
エジプト文明に強くインスパイアされたというアルト/ソプラノサックス奏者のマーク・グロス。確かに作風にもそれがストレートに現れていて、中近東風のメロディラインを持つ曲が多く、彼の吹くソプラノはまるでネイティヴなエジプトの楽器のように聞こえる瞬間も。マルグリューの清流のようなピアノの効果もあって、あたかもナイル川源流に見つけた荘厳な滝を思わせる描写も印象に残ります。非常にイマジネイティヴな面も併せ持ったパフォーマンスは、その音に身を委ねていると砂漠の中に突如出現したオアシスを思わせる 〜 そんな構成も見事です。

appleJam特選 Jazz
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ナイル川を源流とするモード・ジャズに垣間見るコルトレーンの影
Mark Gross Riddle of the Sphinks CD \2,500
tax in
冒頭こそトレーンの"アフリカ・ブラス"を思わせる幕開けですが
徐々にその色は濃緑からサンドベージュへと変化、しかしサウ
ンドのフォーマット自体はインパルス時代のトレーンの影を大き
く投影したもの。エジプトの文化にインスパイアされつつも根っこ
はアルトにおけるトレーンのフォロワーでもあるようです。そこに
絡むオードの響きがいやが上にもエジプト色を塗り固めていく感
じ。マークのたどるナイル源流への旅は果たしてライフワークに
なるのか、そこがとても楽しみに思える異色な作品です。

2000 USA J Curve JCR-1011
★★★★☆
(収納棚CD11)

Mark Gross, alto & soprano sax
Mulgrew Miller, piano
Joe Locke, vibes & marimba
Daryl Hall, bass
Brian Blade, drums
Khalil Bell, percussion
John LaBarbara, oud