マイケル・ホワイト(Michael White)
伝統的なスタイルのジャズを今に伝えるクラリネットの名手。このスタイルの起源はクラリネットではジョージ・ルイス、トランペットではさらに惑星規模で知られるルイ・アームストロング(サッチモ)等を代表格とする古き良き時代の音楽ですが、それら伝統と様式は世紀を超えて今もなお進行形の音楽として親しまれ、決して過去の遺産として珍重されているレベルではないことがとても嬉しいところです。マイケルの生まれは1954年、出身はヒューストン〜テキサス。でもその音楽的な傾向は100%ニューオリンズなのが特徴で、メインのバンド活動以外にもニューオリンズの大学にて音楽史の教鞭をふるうインテリでもあります。これだけの実力を持った音楽家が教授とは鬼に金棒!ある時代の、それが起源となった特別なものに触れてしまうとそれを今に伝えることがライフワークとなってしまう、そんなモチベーションがひしと伝わる命の籠もった音楽です。2002年某月記

appleJam特選 NewOrleans'Treasure
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Jewel Jazz Club
この街が好きで移り住んだ人なのだから、この日がきっと夢だったに違いない、そのパート2
Dr. Michael White Adventure in New Orleans Jazz Part 2 CD \2,500tax in
ニューオリンズを愛する沢山のニューオリンズ・ネイティヴのミュージシャンが
集った企画の第二弾。マイケル自身はテキサスの出身なので自分をニュー
オリンズ・ネイティヴの人々で包み込むことでもの凄くシアワセに感じたに違い
ない。前作以上にハッピー度を増した印象は多分気のせいではないと感じます。
曲自体私も大好きな#6.St.James Infirmary は元はイギリスのセイントジェームス
宮殿跡地にあった病院がモチーフの古い曲。亡くなった恋人に病院で会ってきた
〜自分も死んだときは立派に飾り付けてくれと歌うサッチモのバージョンがブルー
ス界の古典となった曲です。#12.Happy Together は私の
場合はフランク・ザッパのアルバム「チュンガの復讐」で聴いたのが原体験ですが、
本来はタートルズの大ヒット曲で、ここでも前作同様沢山の管楽器が入り乱れるアンサンブルが
泣けます。どれだけ時代が変わってもニューオリンズはきっと変わらないな、と改めて思った1枚。

2012 USA Basin Street BSR-0506-2
★★★★☆

Dr. Michael White - clarinet all tracks
Gregory Stafford - trumpet #5,9,13; vocal#3,9
Wendell Brunious - trumpet #3,7
Leon "Kid Chocolate" Brown - trumpet #8, 12; kazoo #2
Dwayne Burns - trumpet #1
Lucien Barbarin - trombone #1,3,5,7,8,9,12,13
Detroit Brooks - banjo all tracks
Steve Pistorius - piano #1,3,5,7,8.9,11,12,13
Cynthia Girtley - piano and vocal #6,10
Kerry Lewis - bass all tracks, except #9, 10; tuba #7, 12
Roland Guerin - bass #9
Herman Lebeaux - drums #1,3,4,5,6,7,10,13
Shannon Powell - drums #9
Walter Harris - drums #2, 8, 11, 12

New Orleans Club /Jewel Jazz Club
この街が好きで移り住んだ人なのだから、この日がきっと夢だったに違いない、そのパート1
Dr. Michael White Adventure in New Orleans Jazz Part 1 CD \2,500tax in
マイケル自身が作品に寄せたライナーの一部を翻訳ピカイチ2011で訳した
デフォルト文〜ここで聞こえる地元の音楽家は伝統的なジャズの中のすべ
ての土地の人とベテランです。いくつかはジャズの第一世代が100年以上前
急に伸びた時から、活発だったニューオリンズ・ミュージカル家族の直系です。
〜〜ということで、この作品に参加した地元演奏家全員がニューオリンズ・ネ
イティヴで、しかもその中の一部の人々はこの地でジャズが誕生した瞬間か
らの血を引く直系の子孫達。恐らくはマイケルはテキサス出身の人なので
一度は100%、生粋のニューオリンズ・ブラッドばかりに囲まれて作品を作り
たかったのかも。そんな人々が奏でるバンジョーとクラで聴く#6.House of
 Rising Sun
はこの歌が持つ本来的なやるせなさが何だかほんわかして
いて嬉しくなりました。曲自体、自分でも大好きなレパートリーなのですが
先のトラヴィス・マッテのカバーと並んでユニーク・カバーのベストチューン。
でも最大のお気に入りはラスト#13.Take Me to the Mardi Grassです。

2011 USA Basin Street BSR-0505-2
★★★★☆

Dr. Michael White- clarinet all tracks; percussion: bells, metal sign #9; shaker #3
Lucien Barbarin - trombone #3,5,7,9,13; percussion #1,9
Detroit Brooks - banjo all tracks except #2,8
Wendell Brunious - trumpet #1,5,7,10,13
Dwayne Burns - trumpet #3, 13; percussion #9
Thais Clark - vocal #7
Cynthia Girtley - piano #2, 11; vocal #2
Seguenon Kone - balafone #1
Herman Lebeaux - drums, percussion all tracks except #4, 6, 12
Kerry Lewis - bass violin all tracks, except #12; tuba #13
Godwin Louis - alto saxophone, percussion #9
Steven Pistorius - piano all tracks except #2, 4, 11,12; tambourine #13
Gregory Stafford - trumpet & vocal #4

伝統的なジャズと自分自身のクリエイティヴなジャズを同一フィールドで
Dr. Michael White Blue Crescent CD \2,500
tax in
今回今までと明らかに違うぞという点で、まずバンジョーの
活躍がかなり控えめになりました。パーカッシヴに響くバン
ジョーという楽器の存在が希薄になったことで、管楽器群の
織りなすアンサンブルがよりくっきりと浮き彫りになる感じ。
ルシール・バーバリンのトローンボーンが随所で明快にう
ねる様子が印象的なのと、#7.Dark Sunshineで聴けるピア
ノの低重心なリフの上でダンスするクラリネットは今までに
ないパターン。もしかすると定型という概念から時には自分
を解き放とうとしているのかも知れません。意欲作です。

2008 USA Basin Street BSR0504-2
★★★★

Dr. Michael White - clarinet, vocal
Nicholas Payton - trumpet
Gregory Stafford - trumpet, vocal
Dwayne Burns - trumpet
Lucien Barbarin - trombone
Steven Pistorius - piano
Detroit Brooks - banjo, guitar, vocal
Roland Guerin - bass
Jason Marsalis - drums
Shannon Powell - drums
Troy Davis - percussion

分厚くなったブラス・アンサンブル + tpにN.ペイトンが4曲で参加!
Dr. Michael White Dancing in the Sky CD
(Out of Stock)
前作までとの比較では、一曲ごとにその輪郭を強調した作りが印象的。
管楽器群の絡み方も意図的に分厚くしている気もします。そのせいか
耳にはあたかも行進中のブラスバンドのアンサンブルのように聞こえる
曲もあります。ポリリズム的に交錯するトランペットにトローンボーンたち
の中を縫うように軽快に踊るクラリネット。それが今作の大きな特徴です。
しかもそのtpのうち一人がNicholas Payton!Verveから何作も出してい
る若手で第一線級の人です。前作までの2作が端正な印象を残したホワ
イトですが、いよいよ茶目っ気もやんちゃな部分も出してきた感じです。

2005 USA Basin Street BSR0503-2
★★★★

Michael White - clarinet
Nicholas Payton - trumpet
Thais Clark - vocal
Greg Stafford - trumpet and vocals
Mark Braud - trumpet
Lucien Barbarin - trombone
Steve Pistorius - piano
Detroit Brooks - banjo and guitar
Herman Lebeaux - drums
Kerry Lewis - bass and tuba
Mark Brooks - bass

ジャズ史の起源、そのピンポイントを今に演じる最高のパフォーマー
Dr. Michael White Jazz from the Soul of New Orleans CD
(Out of Stock)
全てはここを起源としてアメリカ音楽は発展してきたといえる作風です。
世に伝わるトラディショナルなものには全く新しい生命を作り出した神にも
等しい創造性と、後生の人が自分の意志でそれを継承していってくれる
不思議な力が秘めらているように思えてなりません。きっとホワイトもそ
んな秘められたパワーを当時の音楽から吸収してしまった一人なんだと
思います。それ故新たな自作曲にも生命力が溢れているのだと感じます。
教授であり演奏家であり作曲家であり歴史学者でもあるそんな人が音楽
史の大局から見たピンポイントのアメリカを演奏している感じです。

2002 USA Basin Street BSR 0502-2
★★★★

Michael White - Clarinet,
Detroit Brooks - Banjo
Steve Pistorius - Piano
Lucien Barbarin - Trombone
Juanita Brooks - Vocals
Clyde Kerr - Trumpet
Rickie Monie - Piano
Greg Stafford - Trumpet, Vocals
Herman Lebeaux - Percussion, Drums
Kerry Lewis - Tuba, Violin, Violin (Bass)
Thais Clark - Vocals

全身全霊でジョージ・ルイスに捧げたアルバム、癒し効果も負けてない。
Dr. Michael White A Song for George Lewis CD
(Out of Stock)
クラリネットにバンジョーにトランペットやトロンボーン・・・そういった楽器編成
を見て真っ先に頭の中で鳴り出す音は私の場合は"ジョージ・ルイス・アット・
オハイオ・ユニオン"。今から30年も前の話ですが、当時ツェッペリンとかパー
プルといったハードロックに夢中になりながらも、SJ誌の年間ジャズ・ディスク
大賞をとったそのアルバムを好んで聴いていました。何故かほんわかうきうき
してくるんですが、彼も同時期にそんな経験をしていたのか?根っこに流れて
いるスピリットには全く同じ波動を感じました。自分が生きている時代を忘れ
そうになる極上のオールド・タイム・ジャズ。至福のひとときを約束する音。

2000 USA Basin Street BSR 0501-2
★★★★

Michael White - Clarinet, Liner Notes
Detroit Brooks - Banjo
Gregory Stafford - Trumpet
Mark Braud - Trumpet
Lucien Barbarin - Trombone
Rickie Monie - Piano
Shannon Powell - Drums
Kerry Lewis - Bass