ナタリー・マクマスター(Natalie Macmaster)

カントリー〜ブルーグラスと見事に融合したケルトの発展型
Natalie MacMaster Blue Print CD \2,300
tax in
そのフィドルの響きにかなりクラシックの要素を感じるのがナタリーの最大の
特徴ですけど、このアルバムではジェリー・ダグラスのドブロやベラ・フレック
のバンジョーとのアグレッシブな絡みもまた魅力。一方で#2の冒頭を飾るバ
グパイプの音に導かれて登場するエレキ・フィドルにはアイリッシュ・トラッドな
マテリアルに全く新しい息吹を注ぎ込もうとする意図も感じ、常に何かを模索
しているクリエイターとしての面も見逃せない要素です。#4のようなロックっ
ぽいアプローチから#8のようなさらに実験的で斬新な曲まで、随所で活躍
しているベラ・フレックも見逃せません。ひとつのカテゴリーでは括りにくいセ
ンスと豊富な共演者、ケルトの未来型をナタリーに見る気がする一枚です。

2003 USA Rounder 11661-7056
★★★★☆

何度でも繰り返し聴きたくなる、天然ものだからこその素晴らしさ
Natalie MacMaster Live 2CD \3,000
tax in
全米のフィドル界に激震を起こしたナタリーの、何がそこまで脚光を浴びたのか、
つまるところそのストレートに奏でるアイリッシュなタッチのフィドルにかなりクリエ
イティヴな曲作りも重なっていたこと、これに尽きるかと思います。そんな彼女の
これは二枚組ライブ・アルバムで、それぞれリヴィング・アーツ・センターで2001年
7月とグレンコー・ミルズ・ホールで1997年10月に収録されたもの。彼女の変遷を
知るにはもってこいの素晴らしい企画です。なおDisk2の方は作品として世に出す
予定は当初はなかったのか、ややラフな録音ですがそれだけにリアルさがいや
増しています。原石に美を見る方もありや?入魂のお薦めです。

2002 USA Rounder 11661-7048
★★★★★

アイリッシュダンスを彷彿するフィドル、代表作の一枚です
Natalie MacMaster My Roots Are Showing CD \2,300
tax in
前作"In My Hands"でイースト・コースト・ミュージック・アワードの6部門
を受賞、その後遂にMSIから国内盤が登場したナタリーでしたが今回の
作品は自らのルーツを強く打ち出した内容となっています。全曲フィドル
演奏のみのインストゥルメンタルで、ピアノやアコースティック・ギターとの
絡みが非常に流麗かつハッピーなアルバムとなりました。クラシックのピ
アノ・ソナタ風みたいなのからもろアイリッシュ・ダンス・ミュージックまで
ナタリーの超絶フィドルが満載です。とても新鮮で聴き応えあります。
ジャンルを超えて愛されて欲しい人のひとりです。全力でお薦め!

2000 USA Rounder 11661-7033-2
★★★★★

ケルトのフィドル弾き〜だけじゃないところがナタリーの真骨頂
Natalie MacMaster In My Hands CD \2,300tax in
1999年のイースト・コースト・ミュージック・アワードで、栄光の
Female Artist of the Year を含む6部門を受賞したニューカマー、
ナタリー・マクマスター。抜群のフィドルの演奏技術と個性的なヴ
ォーカル・スタイルとが織りなす作品群は 21世紀対応の新鮮さで
溢れています。インスト作品が多いのですが、かなりアグレッシブ
なアレンジが施されていて、全く新しいミュージック・フィールドを
開拓しつつある、そんな感じもしました。Arison Kraussも一曲ヴォ
ーカルで参加してます。要注目の人であり作品です。

1999 USA Rounder 7025

エレキフィドルも登場、ナタリーのチャレンジ精神が頭をもたげてきた感じ
Natalie MacMaster No Boundaries CD \2,300tax in
境目無しというタイトルが象徴するかのような、伝統的なケルト
サウンドとそこから跳躍するかのようなクリエイティブな音作り
が共存している作品。映画音楽のような美しい情景描写的な
曲からビートの効いたワールド・ミュージック風の曲、さらには
ヴォーカル入りのフォーキーなタッチのものまで、文字通り何の
違和感もなくイメージは拡がります。ナタリーが自己のルーツ
を大切にしながらも自らの音の世界を構築しようとしていること
は確かで、その萌芽がここで形を取り始めた感じがします。

1997 USA Rounder 7023

自然とステップを踏みたくなるようなダンス・アルバム風のインスト集
Natalie MacMaster Fit as a Fiddle CD \2,300tax in
お洒落な雰囲気のワルツを始め、そのままダンスしましょう!と
誘いかけるかのような躍動感と、うっとりするような美しい旋律
をしたスローな曲との構成が見事です。いずれの曲もノバスコ
シアの風景を思わせるような(行ったことはないのですが)色も
香りも感じる伝統的なエッセンスをたっぷり含みつつ、ピアノや
アコギも微妙に絡んでくる様は絶妙と言いたいです。世の中の
人すべてがこういう音を好めば、他愛もないいさかいも戦争も
地上から消えて無くなるのに・・・などと思ってしまいます。

1997 USA Rounder 7022
★★★★

全曲インストで奏でるケルティック・フィドルの煌びやかな世界
Natalie MacMaster A Compilation CD \2,300tax in
データベースには掲載がない、ナタリーの89年の1stアルバム
"Four on the Floor"と、92年のアルバム"Road to the Isle"か
らセレクトした極上のインストゥルメンタル作品。いずれも瑞々
しいまでのフィドルの調べを堪能出来る、ファンは絶対マストの
曲ばかり。アイリッシュならではの透明度の高い音は、それらが
収録された土地、ノバスコシアの澄んだ空気まで一緒にパック
された感じがします。ナタリーの全作品を通じてこれこそが最も
純粋にケルト度100%の決定盤かと思える素晴らしい一枚です。

1996 USA Rounder 7021
★★★★★

ナタリー・マクマスター
限りなくアイリッシュなフィドルが多くの人を魅了する、カナダ・ノバスコシア出身の若手フィドル奏者。音楽一家に生まれて、9才のときから本格的なレッスンに入り、フォーマルなスタイルを中心にマスター。アイルランド出身の祖母の影響からアイリッシュ・ダンス・ミュージックにも精通、自らのルーツがそこにあることを彼女自身が表明したのが 2000年の作品"My Roots Are Showing"だと思えます。とはいえフィドルという楽器を通じてナタリーが描こうとしている世界はそういったひとつのカテゴリーに収まりきる従来型のものではなく、過去チーフタンズを始め、サンタナやルチアーノ・パバロッティ等との共演実績がその辺りを物語っています。今後の可能性を大いに秘めた、まさに進行形で発展している姿が最大の魅力です。

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