パット"マザー・ブルース"コーエン(Pat "Mother Blues"Cohen)
バイオ等詳細は不明ですが、ニューオリンズで活躍する新進気鋭のブルース・シンガー。導入のきっかけはサポート・メンバーにダヴェル・クロウフォードのピアノとハモンドB3がクレジットされているのを見て興味がむくむくともたげたというのが真相ですが、いざアルバムを丸ごと聴いてみて、このパットがかなりユニークなブルースシンガーであると気が付きました。ユニークな点のひとつに、普通だとシンガーは当然歌っているのはアタシよとアルバムに表記しそうなものなのに彼女の場合は「パーカッションはアタシがやってるの」とそこを強調しています。つまり一種の反語的な手法で、この中の素晴らしい歌は全部アタシに決まっているでしょ!というメッセージが行間から滲んでいます。新人なのに大したものです。実際、並のブルースシンガーではなく恐らくゴスペルシーン出身か、もしくは教会で長いこと歌っていたかのようなヴォイシングを駆使、若い頃のアリサ・フランクリン風から大ベテランのおばさま風まで声を使い分けてもいます。七色のヴォイスを持つ本格派の登場、ラストチューンがゴスペルアレンジのアメリカ国家というのもずしんと腹に響きます。


どきどきさせてくれるものを持った人の登場、将来性にもわくわくしてきます
Pat "Mother Blues" Cohen/ Millenium Blues (Out of Stock)
こんなに勢いのある女性シンガーはモニカやシュミーカの登場以来久しぶりの
体験です。スタイル的にはまだこれから完成しそうな、発展途上的段階にある
のを感じますが、爆発するエネルギーとフレッシュさは特筆!既存のブルース・
スタンダードのカバーに自分なりの色を出そうと工夫している点や、ヴォイシン
グの端々にどきっとする魅力がある点、いずれ自在にコントロール出来るよう
になったら強力な武器になると思います。ストレートなブルースよりもゴスペル
タッチの曲で一層炸裂する彼女の魅力、まずはこのアルバムに一票を投じて
次の彼女の出方を見る、そんな気持ちになりました。才能は半端でないです。

2004 USA Self Released MB 598

Pat "Mother Blues" Cohen - vocals, percussion
Davell Crawford - piano, b-3 organ
David Jaraqui - guitar, background vocals
Alonzo Johnson, Jr. - bass
Willie Cole - drums, background vocals
Betty Beckford, Joseph Boutte - background vocals


トップページ / お申し込み方法 表示価格は税込価格です。