リック・エストリン / リトル・チャーリー
voとhcのリック・エストリンとギターのリトル・チャーリーこと Charlie Baty が組んでいた当時のナイトキャッツは文字通りウエストコースト・ブルース・シーンを代表する存在であることを自他共に誰も疑わない最高にクールでヒップなブルースバンドでした。このバンドの最大の魅力は何といっても非常にユニークなヴォーカル・スタイルをしたリック・エストリンと、職人芸的な渋いギター・プレイが光るリトル・チャーリーのコンビネーションにありました。初期の、まさにハジケまっくたR&Rから中期〜後期にかけての円熟味を増したジャジーなサウンドまでそれぞれに味わい深い作品を連発、彼らの名前が全米でブランドとして通用するまでに上り詰めたあと惜しくも二人は別々に活動することになりました。現在は特にエストリンのパワフルな活躍が目立ち、その作品の内容もまた非常に秀逸なものとなっています。1999年某月〜2012年10月記。

appleJam特選 Blues
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BluesClub 2017  
Rick Estrin and The Nightcats Groovin' in Graceland CD \2,480+
バンド結成以来30年を迎えたという資料の説明に改めて時の流れを実感。私が彼らの存在を知ってからは20年なので、実際はさらのその10年も前から活動していたことになる。当初はリトル・チャーリーというギターの名手がリックの盟友&リーダ格で、2009年の作品からリックの名前が冠に付くようになった。両雄共に群を抜く個性派で当初から熱心なコアファンがいました。今回は試聴出来る音がないので内容を具体的に書くことが出来ませんが、全13曲すべてがオリジナル。リックの才能はハーモニカ奏者としての領域に止まらずソングライターとしても一級品であること再認識する次第です。
2017 USA Alligator ALCD-4902

存分に炸裂するエストリン100%のブルース魂、他に二人とない個性がまさに最強ウェポン
Rick Estrin and The Nightcats One Wrong Turn CD (Out of Stock)
98年に appleJam を出店する前から趣味で持っていたHP(BLUES People)でアナログ盤で出ていた当時から 熱烈プッシュしていたのがこのナイトキャッツ。リック・エストリンと並ぶ2枚看板のもう1枚はリダーでギターのリトル・チャーリーでした。ほとんどの場合はリトル・チャーリーのいぶし銀の演奏が高く評価されていましたが、私は地味渋なチャーリーよりも派手でカジュアルなセンスをしたエストリンが大好きで、その辺りは98年に書いた87年のデビュー作のコメントを読み返すと自分でもやっぱりなぁです。ともかくその瞬間から現在まで全く微塵も変わっていないエストリンのレッドネックなブルース魂が本作でも存分に発揮されています。試聴は#1.D.O.Gと#3.Callin' All Foolsを是非。エストリンの場合は曲調そのものに強烈な個性が滲んでいるのが特徴ですが、意外だったのはサーフ&ガレージ風のエレキ・インスト#12.the Legend of Taco Cobbler で、7分近い最後の瞬間まで手に汗握ります。もう最高!
2012 USA Alligator ALCD-4950  bb's Recommendation2012
★★★★★

画期的な チェンジ を果たしたエストリン、全曲ガッツに満ちた会心のリ・スタート!
Rick Estrin and The Nightcats Twisted CD  (Out of Stock)
何と今作からエストリンがリーダーになって、リトル・チャーリーの代わりにキッド・アンダーセン(アンデルセン?)が新たなギタリストとして加入。冒頭#1.Big Timeから小気味よいまとまりを見せエストリンの大勝負は吉と出たことを直感。店主的には#4.Walk All Day のクールかつファンキーなタッチにシビレまくり。特にここでのキッドのギター・ソロ冒頭部分が、かつてのケニー・バレルの名演「チトゥリン・コンカーン」における絶品ソロをもじってスタートしているのが印象的。曲調自体これをインストでやったら60年代ブルーノートだななんて感じも有り。コンガだけでなくユゼフ・ラティーフのフルートを入れてハーモニカに絡む、そんなインストをいつか聴いてみたいです。と、余談が長くなりましたがラスト#14.Bigfoot に至っては完璧ギター・インスト・チューンで、次どのような展開を見せるのか早くも期待度MAAAAX!状態。キッドは時に半音下げチューニングなのかテンション緩い感じがします。
2009 USA Alligator ALCD-4930  bb's Recommendation2009
★★★★☆

リトル・チャーリー&ザ・ナイトキャッツ(Little Charlie and The Nightcats)
ますます磨きがかかってきたのがチャーリーのジャジーなギターワーク
Little Charlie and The Nightcats Nine Lives CD \2,350+
リック・エストリンのユニークさはその独特の風貌と同時にそれに負けない個性的なヴォイシングにあります。アルバム毎に多少切り口は変わってもそのユニークさだけは不変です。だからこそのナイトキャッツなのですが、でも彼らのアルバムをじっくり丹念に聴くとき、俄然存在感を発揮するのがチャーリーのいぶし銀のギター。この二人はお互いに自分の個性をぶつけるという形でバンドを作ってきたのかなと感じます。最近の夜猫の定番という感じがする#10〜#13の流れが特に好きですが、中でも#13で聴かせるガレージ系のちょっぴり歪んだギターインストが個人的には最高のお気に入り。
2005 USA Alligator ALCD-4902
★★★★☆
(収納棚CD7)

15年目の二人の盟友、ファンにとっても人生の盟友です 〜 円熟期の最高傑作盤
Little Charlie and The Nightcats That's Big! CD (Out of Stock)
途中に挟まった"Deluxe Edition"も含めるとこれが彼らの9作目。一部のメンバーに変動があるとはいえフロントに立つ二人、チャーリーとエストリンのコンビは永遠に不滅ではないかと思えるほどステディです。今回もエストリンのヴォーカルは天下一品!でワン・アンド・オンリーのキャラクターが何より嬉しいです。音だけでギターファンを参らせるインスト・チューン、#6Bluto's Back なんかはチャーリーの独壇場、円熟味を増したクロマチックで吹くジャジーなエストリン作#10Coastin' Hank などはうっかりしてるとジャズ盤かと思ってしまうノリ。ホーン入りのジャンプナンバーもレトロ感一杯で若いスイングファンも反応しそう。ゲストのラスティ・ジンはもろカントリー風でいつもながら存在感有り。ハイライトは#3Desperate Man、やっぱこれだわ〜。
2002 USA Allgator ALCD-4883
★★★★★

バックの猫たちは時々変わるけど、フロントの最強コンビは不滅
Little Charlie and The Nightcats Shadow of The Blues CD (Out of Stock)
97年に出たベスト盤"Deluxe Edition"を含めないで通算7作目。メンバーが一人代わりドラムに初の黒人メンバー ジューン・コープが加わりました。非常にシンプルbutシュアーなドラミングが特徴です。従来の軽快なタッチのサウンドからやや重厚なイメージも付加された感じでエストリンのハーモニカも表現方が益々バラエティに富んできました。ドラムが代わったことでバンド全体のサウンドにも変化が現れてています。1stアルバムから早14年チャーリーとリック・エストリンのコンビよ永遠にと願っています。
1998USA Alligator ALCD4862
★★★★

10年目にして一回目の総括をしてみた感じ、これで聴くとまたまた新鮮
Little Charlie and The Nightcats Deluxe Edition CD (Out of Stock)
これだけの実力と魅力を兼ね備えていて何故もっと知名度が上がらないのか、それはあえてタブーを破って、ファンとしての本音をいうと彼らが白人だということで、なかなか日本のブルースのメディアで取り上げられる機会が少ないからに過ぎません。apple Jamでは声を大にして言いたいっ!!チャーリーの地味派手な職人芸とも言えるギターの技とこれ以上無いくらい個性的かつ魅力溢れるリック・エストリンの歌とハーモニカは全ブルース・ファン必聴もんですぅっ!!ひと言素晴らしいですぞ。ちなみにこれはベスト編集で初めて聴くにはお手頃です。
1997 USA Alligator ALCD-5603
★★★★

夜猫たちにはウッドベースが似合う、それを確信したアルバム
Little Charlie and The Nightcats Straight Up CD (Out of Stock)
今作品からベースがロニー・ジェームス・ウィーバーの交代。さらにギターにラスティ・ジンが2曲で主にバッキングで参加しています。腰のあるフレージングと流麗なバッキングが冴えていますが、あくまでエストリンのハーモニカが主役というスタンスをkeepしています。新しいベースマンはウッドベースを好むようで確かにバンドのボトムラインが随分変わりました。そのせいもあってかストレートなブルース色は薄まりスイング調やR&Rぽい曲が多くなっています。
1995 USA Alligator ALCD-4828

★★★

ベーシックなブルースに一回戻ろうぜ、みたいな感じが印象的
Little Charlie and The Nightcats Night Vision CD (Out of Stock)
何と、プロデューサーに Joe Louis Walkerを迎え、もちろんそのルイス・ウォーカーが一部演奏でも参加しています。他にも kbや tp、ts でゲストが参加しており、かなり新鮮に響く曲もあります。基本路線がまたブルースに戻った感じで1stを思わせる部分が随所にちらほら。ラストの"Buzzsaw"はチャーリー風のガレージサウンドが炸裂するギターインストですが奇妙なスケールも飛び出しなんだかとっても怪しくてゴキゲンです。これだけ聴かされたらサーフィン系のエレキ・インスト・バンドかと思っちゃいそう。このラストからまた頭に戻ると流れが凄くいいのが不思議です。
1993 USA Alligator ALCD-4812
★★★

ステージ上でもシュアーなパフォーマンスが光る、生の夜猫たち
Little Charlie and The Nightcats / Caputured 〜 Live CD (Out of Stock)
冒頭の曲でいきなりエストリンの気合いが炸裂、二曲目では普段地味なチャーリーのギターも鮮やかに一発かましてくれます。これこそライヴの醍醐味。益々生で見たいバンドの候補としてクローズアップされてしまいました。とにかく一度聴いただけで覚えてしまうくらいのエストリンのヴォーカルと流麗なハーモニカはバンドの看板であることに間違いありません。ふところは深い、技術は確か、おまけに顔もごつくて目立つしとインパクト大のバンドでもあります。ベースがクリーンヘッドなブラッド・リー・セクストンに交代しています。
1991 USA Alligator ALCD-4794
★★★

ご機嫌なR&Rフィーリングがはじけた快心の3rdアルバム
Little Charlie and The Nightcats Big Break CD (Out of Stock)
バンドのもうひとつの顔、R&Rやロカビリー色の方が色濃くでた作品。全く、これでエレキベースでなくウッドベースだと本気のロカビリー・バンドになりそう。とはいえそこはしっかりとブルージーなナンバーもあります。怪しげなスローテンポの中でハーモニカがまるで悪魔の囁きを思わせる"Some Norve"などは非常にドラマチックで、チャーリーのギターもややひっかき気味のフレージングで何かを伝えようとしています。このアルバムでのチャーリーのギターはブルース・ギタリストというよりはロックン・ローラーとしての音色。恐らく確信犯でしょう。
1989 USA Alligator ALCD-4776
★★★★

西海岸の夜猫たちの快進撃はいよいよここからが本番、まさにこれが彼らの最高傑作盤
Little Charlie and The Nightcats Disturbing The Peace CD (Out of Stock)
今でこそこの2ndが最高傑作であることを誰も疑わないと思いますがリアルタイムに聴いてきたファンには、当初はその強烈な存在感を放つ1stの影に隠れがちだったことを記憶しています。ここでのチャーリーのストラトの味わいはまた格別、それは特にR&Rチューンで際だっており、これが気に入ってしまうと中毒になります。よりによってメンバー全員がおじさん顔しているのでイメージ的に損をしていますが、ほんとにこの人たちはクールなやつらです。一曲、一曲に個性がきらめいていて文句無し、進行形西海岸で最高のバンドです。
1988 USA Alligator ALCD-4761
★★★★★

軽快なフットワークと流れるようなスイング感、デビュー盤にして超弩級の存在感
Little Charlie and The Nightcats All The Way Crazy CD (Out of Stock)
初めてこれを聴いたときはその新鮮な響きにわくわくしてしまいました。ブルースバンドなんですがそういった枠にとどまらずR&R調から腰を振りたくなるようなスインギーなもの、さらにはファッツ・ドミノ調にブレイク部分で語りが入るもの等々、全てが彼らの色に仕上がっていてその印象は強烈でした。ヴォーカルのリック・エストリンの存在感というかとぼけた味がたまらなくハートを擽りました。やはり長続きするバンドというのは初めから個性が充分に発揮されているものなのですね。今聴いても最新作かと思っちゃいます。それくらい新鮮な音を出しています。
1987 USA Alligator ALCD-4753
★★★★☆