ロドニー・ジョーンズ (Rodney Jones)
1956年コネチカット出身、フュージョンの全盛期を走り抜けてきた大ベテランの一人。サキソフォン奏者が永遠にパーカーを超えられないかも知れないのと同様に、ギタリストの場合はウェス・モンゴメリーとジョージ・ベンソンを超えることは出来ないと言う説があります。そんな中彼もまたずっと自分のスタイルを模索してきたはず。ライヴという、限られた時間と空間の中で聴衆に自己の切り口をどう見せるかは、ポストバップ期を進行形で生きているギタリストの最大の見せ場でもあります。そう思って聴くとこのアルバムの一曲一曲にロドニーの顔が見えてくる気がして二倍楽しめました。 〜〜〜 と書いたのが2003年のこと、今回2005年10月に入荷してきた新作 "Dreams and Stories"はあたかもリバーサイド時代のウェスを思わせるような音作りで迫ってきます。まだそうあまり音がファットになる前の、クリーンかつナチュラルな音のまま指板上でぺしぺしっと鳴る瞬間のあの独特の音。さらにはもう充分にウォームでファットな音になっていた時代のウェス。それら双方のウェスのギタートーンを再現している盤を聞いて、私は思わずウェスのリバーサイド・ボックスを引っ張り出して聞き比べてしまいました。ギタリストのチューンナップ次第でいかなる音も出せる楽器、それもイレクトリック・ギターの醍醐味のひとつですよね。

appleJam特選 SoulJazzTreasure
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リバーサイド時代のウェスを思わせる音、それは今この時代にもやはり最高の音
Rodney Jones Dreams and Stories (Out of Stock)
今回この作品の中に居るロドニーは100% ハードバップのジャズ・ギタリストとしての姿に満ちています。そこにはことさらソウルジャズとかCTIサウンド等を思わせるフュージョン的な音作りもありません。もろウェスのオクターブ奏法で迫る曲等いずれもがまるで60年代モンゴメリー・サウンド。中でも#8.Summer Time等はウェスの名盤「Full House」の未発表曲かと思うようなテイストをしています。ブルース・チューンが多い中、ラストの「Road Song」も考え抜いた選曲。ケニー・カークランドのピアノも抜群のサポート、アルバム丸ごとが素晴らしいです。
2005 USA Savant Records SCD-2068
★★★★★

Rodney Jones - Guitar
Kenny Kirkland - piano
Marc Johnson - bass
Jeff "Tain"Watts - drums

オリジナルよりもカバーにより強く個性を感じるパフォーマンス
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冒頭の曲だけでも当たり!という感触ですが、中盤の"Light My Fire"や"Summer Time"という超有名曲のカバーにどきどきします。テーマ部からやや形を崩して始まる"Light My Fire"はジャズでカバーされた同曲の中でも際立って印象的な仕上がりです。ところどころ顔を出す原型のメロが美しくもコントラストを付けています。#5のもろCTI期のベンソン・スタイルを挟んで続く二曲のオリジナルは黒人ギタリストだからこそのフィーリングでラップも有り。ルイス・ボンファの「黒いオルフェ」にみる美的センスには70年代CTIを見ました。テオドロスのテナーも随所で光っています。
2003 USA Savant Records SCD-2054
★★★★★
(収録棚 CD18 stock5)
Rodney Jones - Guitar
Will Boulware - Hammond B3
Teodross Avery - Tenor Sax
Lonnie Plaxico - Bass
Kenwood "Woody" Dennard - Drums
Paul Josephs - Metrosonic Concepts