ガンとの長い闘いの後、惜しくもアン・ラブソンが2013年1月30日ヴァージニアで亡くなったとの報せが入ったのが翌1月31日のことでした。彼女のソロ・アルバムを扱った2005年頃を機に時々メールを下さっていたのですが、闘病生活のことは全く知らなかったのでその報せは二重にショックでした。ソロ作はもちろん、サファイアでの活動ももう望めないのだと思うととても寂しい気持ちになります。太い喉の割に声質が爽やかで全然暑苦しくないのことも人気の秘密だと思いますが、何より軽妙にファンキーなタッチが大きな魅力だったに違いなく、これからは彼女が残したCDで時に彼女を偲びつつブルースのある毎日を過ごそうと思います。享年は67才だったそう。2013年1月31日記

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サファイア - ジ・アピティ・ブルース・ウィミン (uppityblueswomen.com)
マンドリン+ドブロwithキーボードに同じく三色のブルースヴォイス、何て素晴らしい!
Saffire-the Uppity Blues Women Havin' the Last Word CD (Out of Stock)
サファイアの魅力に捕まってから早20年近い歳月が流れていることを思い出しました。
実際巷には沢山の彼女たちのデビュー当時からのファンがいらっしゃる訳ですが、かく
いう自分もそれまでギンギラギンのギター・ブルースに埋没していた日常から、ふとアコ
ースティック度100%のブルースに目覚めたきっかけが彼女たち。それ以降、むさぼるように
聴いてきたのがこのサファイアはもとよりTish HinojosaやTed Hawkins だったのですが、
今作も Gayeの#5.Blad Headed Bluesでの破壊力、Annの #11.Haste Makes Waste
グルーヴィーなフィーリングに Andraのクリアヴォイス#13.Walkin' Home to Youと、
ハイライト的なさわりを聴いて頂くだけでもサファイアの魅力の大きさが伝わるかと
思います。いつも水準が高いことに心底敬服する存在、ちなみに三人の声の区別が
付きにくい方のために#1.Goin' Down the River から登場順で先発がAndra、二番目
Ann ラストが Gayeのヴォイスです。以上はご本人に確認をとってはいませんが
この解釈でまず間違いないと自分では感じています。

2009 USA Alligator ALCD-4927   bb's Recommendation2009
★★★★★

アメリカン・ルーツ・ミュージックはそれぞれの人の心の中で育まれる音楽
Ann Rabson Struttin' My Stuff CD (Out of Stock)
アン・ラブソンの持つミクスチュアーなフィーリングが私は好きで、
今回のこのソロ・アルバムでもブギウギからスウィングはもとより
ファッツ・ドミノ・スタイルを含むニューオリンズ・スタイル・ピアノま
でと多種多様。そして何より特筆すべきは各曲で際立つ伴奏楽器
の個性。トローンボーンとフィドルの組み合わせが抜群にピアノと
歌を引き立たせている感じ。#4.Little Chickee Wha Wha やW.ディ
クソンのブルース#12.Three Hundred Pounds of Joy のさわりだけ
でもこの瞬間の私の気持ちは通じるかと思います。サファイアとは
重複しない楽器編成でもう一人の自分を楽しんでいる感じです。

2005 EDM EDM-0008
★★★★☆

Wild Rabson on a Bike with her guitar

文字通り、ほんとうにデラックスなベスト・セレクションで聴くサファイアの楽しみ
Saffire-the Uppity Blues Women Deluxe Edition CD \2,480tax in
1枚のアルバムが全米で毎回数万枚も売れるという、
まさにアリゲーター最大の国民的アイドルなのがこの
サファイヤ。長期安定した人気を誇るアーティストが元々
このワニ王国には少なくない中、移籍組ではない点で
リトル・チャーリー&ザ・ナイトキャッツと並ぶ同社専属
の長寿バンドでかつシカゴの顔のひとつとも言えます。
このベスト盤を聞くと今からでも彼女たちの全作品を
集めたくなるくらい強烈な吸引力を感じるのが凄い。

2006 USA Alligator ALCD-5613
★★★★★
(収納棚CD12)

三者三様の魅力が相互にハジけるところが何といっても最大の魅力です
Saffire-the Uppity Blues Women Ain't Gonna Hush! CD \2,480tax in
先のソロアルバムが大好評だった Gaye Adegbalola と Ann Rabson の両人に
加えて Andra Fay (ベース、マンドリン、フィドル)で構成された3人組のユニット。
活動歴は既に11年目と長く、安定した人気の秘密は何と言っても三者の個性が
気持ちよく調和しながらその実しのぎを削る点。身近にこうしたしたスタイルの歌
があるアメリカにいつも感動と尊敬の念を感じつつ、ルーツ音楽をお洒落にモダンに
演じる彼女たちには特に脱帽あるのみ。今回の作品も爽やかなのに奥行き深くて、
特に白熱かつディープな Ann の歌が光る#10.Unlove You は一撃で心を持って
行かれます。ラストをしんみりと締めるのはGaye #15.If I Sould Die Tonight

2001 USA Alligator ALCD-4880
★★★★★
(収納棚CD12)

ソロ作でのラブソンはモダンなピアノ・ブルース・ウーマン度MAXのゴキゲンなサウンド
Ann Rabson Struttin' My Stuff CD \2,480tax in
ラブソンの歌はブラインドで聴くとまるで黒人シンガーのような適度な
ざらつきがあるのが特徴です。ここではリズム隊二人をバックにした
トリオ編成で、ピアノの他にもアコギとエレキ・ギターを曲によって弾い
ています。特にピアノ伴奏だけで歌う曲の本格派ぶりは圧巻で総合的
にもシンプルな音作り。持ち前のバレルハウス的なピアノ・サウンドも
楽しめる、いわばピアノで聴くブルースの王道を行く感じ。アルバム冒
頭#1.Beggin' for You Baby で早くも感じる魂の高揚感、一方表題曲
#5.Struttin' My Stuffにおける純朴なギターテクニックも特筆。表現
手法に関わらず全曲が高水準にある文句なしの実力派です!

2000 USA M.CRecords MC-0041
★★★★☆
(収納棚CD12)

サファイアの中で最も声量豊かなシンガー、ア・カペラも平気そうなところが魅力
Gaye Adegbalola Bitter Sweet Blues CD \2,480tax in
ロリー・ブロックのプロデュースによるサファイアのGayeのソロ・
アルバム。これだけ歌の上手い人の作品を聴くとヴォーカル・ミュ
ージックとしてのブルースを再認識させられてしまいます。曲によっ
てバンド形式だったりアコースティックだったりピアノだけの伴奏
だったりしますが、いずれの曲もごく自然に彼女のものになっていて
気持ちが良いです。"Jail House Blues"なんかは鍬を大地に打ち
付ける擬音とバック・コーラスだけで歌われるのですが、生命力に
溢れた力強い歌声がバンドのアンサンブルに匹敵する程の迫力。

1999 ALLIGATOR ALCD-4870
★★★★☆