appleJam特選 LouisianaNewOrleansSounds
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New Orleans Club 2016年度対象会員様限定盤
テンポ良く小気味よく進行する曲と、いなたく木訥と進行する曲と、なんとも言えない素朴な魅力で一杯
Stephen Brown and the Bastion Band featuring Eugene Dowling CD \3,970+税VERY LIMITED
三管部分がチューバ、トランペット、トローンボンという編成であることに気がついた瞬間、私は昔あるお客様から伺った話を不意に思い出しました。本来純粋なブラスバンドの概念は打楽器以外はマウスピースに自分の唇を押し当て唇を震わせることで音を出す管楽器だけで編成したバンドこそがブラスバンドという名前にふさわしいというお話でした。その意味ではクラリネットやサックスのようなリード楽器(主に葦を削って作った平らな振動板を装着したマウスピースを持つ楽器)は、ギターやキーボート類と同じくらいブラスバンドにはふさわしくないというご意見。その伝で行くと本作でリーダーを務めるのはピアノ奏者でシンガーのステファン・ブラウンだし、他にもレゾ弾き(Rezonator Guitar)も居るしで、その方に言わせればこれをブラスバンドとしてご紹介すると失笑を買ってしまうのかも知れません。一方で 21世紀の今どきは現地ニューオリンズのアーティスト達でさえもしかしたらそのような概念は既に放念している時代なのかもなど思ったり。そんなことはともかくもルシール・ボーガンのブルース・トラッド #8.Sweet Black Angel を木訥と弾きそして歌うステファンの「語り口」とそのバックでこれもまた実にいなたいチューバを吹くユージンの「語り口」に包まれるとき、このヘタウマなニュアンスは一朝一夕では出せない味わいであることしみじみ感じます。こういうバンドが街のコーナーコーナーにゴロゴロ居て欲しい街、じっとりと粘つく重ったるい空気、それでいてそれがとても心地よく感じるニューオリンズ特有の空気感。顔と腕を金粉まみれにしてストリートで独りサックスを吹いていた若い女性の姿を思い出します。汗かかないのかなとそればかり気にしながら見とれていた次第。
2016 USA Independent
★★★★☆