スティーヴ・コン (Steve Conn)
スティーヴ・コンはB&SR誌でもお馴染みのスカンク近野氏がかつてのappleJamリアル店舗時代、当時の浜松市田町の店に来店されたとき入魂のお薦めを頂いたアーティストの一人です。ケイジャンで括られるアコーディオン&ピアノ弾きながらシンガー・ソングライターとしての色が濃く滲む人で、何となくジェリー・ラファティを彷彿とする瞬間もあるのが凄く私は好きです。テネシーに居住しながらも音楽的なハートはニューオリンズ指向、一時的に数年間ポピュラー・ミュージック・シーンでも活躍し、何とシーナ・イーストン等とも仕事をしたといいますからスタジオ・ミュージシャン的なオールラウンドさも併せ持った人なのだと思います。インテリジェンスに富んだ豊かな楽想と多面的かつ思索的なニュアンスもあるのが特徴で、ブックレットも心なし詩集を思わせる作りをしています。全曲を自分で書くその詩にも相当な思い入れを感じる次第です。(2011年6月10日記)
appleJam特選 LouisianaTreasure
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類似穴倶楽部 ジェリー・ラファティとキャロル・キングが合体したかのようなナチュラル感 Steve Conn S/T CD \3,350tax in ![]() 歌を聴いてもそういう余韻が残るのが特徴で、本作では 特にラスト#10.Forget About Meにそれを強く感じます。 フォーキーな中ソウルフルなタッチもする#6.Let The Rain Fall Downはオルガンとピアノの極上ブレンド感の中、薬味的 にからむハーモニカも絶妙。冒頭の#1.Easier Said Than Done はその陰影に富んだピアノのイントロ部だけでも心を奪わ れる瞬間、滑り込んでくる歌の質感もまた一際魅力的です。 まさにアルバムというワードがふさわしい重厚な作品。 2011 USA Not Realy Records NRR-0003 ★★★★★ |
詩人がシンガー・ソングライターになった、そんな作風が印象的 Steve Conn S/T CD \2,850tax in ![]() クレセントシティのSSWというサウンドがそのコンの音楽的なスタン スを物語っています。自らのピアノとアコーディオンを駆使しつつ、 結構ロックっぽいフィーリングからあたかも詩人のような思索的な曲 までオールラウンドに個性を発揮。一部の曲ではゲストのサニー・ラ ンドレスのスライドが好サポートをしていてポイント高いです。劇作家 風の風貌が物語るように詩も大切にしているSSWで、自分では理解 できないのにブックレットの歌詞を何度も読んでしまいます(笑)。 2003 USA Not Realy Records NRR-9701 ★★★★☆ |
サニー入りでスワンピーなロック・フィーリングがヴェリーナイスな一枚 Steve Conn River of Madness CD \2,850tax in ![]() も気になるぅ、とのご連絡を受けて手配しました。類似穴倶楽部で好評を 頂いた2003年の作品から9年も前の音とはとても思えない新譜かと思う 音が出てきて私もびっくりですしかもここ一番で活躍するのがゲストのサ ニー・ランドレス。サニーが客演したアルバムはどれもぐっと輝きが増しま すが、コンの場合も例外ではなく、コンのまろやかなアコーディオンと爽や かなヴォイスとのマッチングはベストと言えます。さらにサム・ブルッサー のギターワークも出色で文句無しゴキゲンなアルバムです。 1995 German Taxim TX-2018 ★★★★☆ |