トーマス"ビッグハット"フィールズ(Thomas "Big Hat" Fiels and His Foot Stompin' Zydeco Band)
彼もまた多くのザディコボーイが新たに登場した90年代にデビューした人ですが、そのキャリアは大変に長く1947年にルイジアナで生まれた彼は80年代までザディコバンドのベースマンとして活躍。その80年代にアコーディオンに持ち替えてリーダーとしてシーンに再浮上したというガッツある人でもあります。何となく感じるヌーボー・ザディコ派のフィーリング、本人が意図してのものかどうかは判断が付かないのですが、あたかも初期のキース・フランクと最近のクリス・アルドワンのサウンドをブレンドしたかのような感覚がワン・アンド・オンリーとも言える持ち味になっています。トーマスのヴォーカルは暖かみのあるヒューマンタッチのもので、言葉に形容し難い魅力が有ります。さらには時にリード・ヴォーカルも取る紅一点のベース、ジェノヴァの存在も大きい要素で、個人的にはキース・フランク・バンドのキースの妹ジェニファーのベースに次ぐフェイバリット・ザディコ・ベースになりました。全体的にほのぼのしたヒューマン・ザディコ路線がいい感じです。

80年代音源集か、ドライヴ感のあるアグレッシヴな曲が26曲もパックイン
Thomas "Big Hat" Fields / Foot Stompin' Zydeco 2CD \3,000
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曲毎の詳細データは不明ながらも、常にその選曲の良さで
他を圧倒するMardi Grass Record編纂のビッグハットのワン
マン・コンピ盤。既知のMaison De Soul盤との大きな違いは
ここではノリノリでがんがん押してくるタイプのザディコが特
徴、そのスピード感といいドライヴ感といい90年代後半の頃
とは大いに違いを感じます。この時はまだ充分に若かった!
のと後に世に輩出されることになるクリスやキースといった
第三世代もまだシーンに居なかったことも大きいかもです。

2006 USA Mardi Grass Record MG-1101
★★★★★

伝統のフレンチ・テイストと現代感覚のミックス感が面白い味わいに
Thomas "Big Hat" Fields / Big Hat Zydeco Mix \2,625
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まず印象的なのはそのほのぼのしたフィーリングの中にもしっかり
腰が入ってるという部分。さすがキャリアが音に出るというのかシー
ンの歴史と共に生きてきた67才、年輪さえも感じる堂々たるパフォ
ーマンスです。元々はベースマンで途中からアコーディオンに持ち
替えたというだけあってバンドの根幹の部分から音を作り上げてい
る手応えは嬉しい要素。至極オーソドックスなスタイルのザディコか
ら、こっそり吹いてるハーモニカが意外と効いているスワンプポップ
風のラヴソングまでじっくり聞くとお楽しみが多い一枚です。

2004 USA Maison De Soul MDS-1081
★★★★

新感覚のワン・アンド・オンリーな魅力を放つ摩訶不思議なアルバム
Thomas "Big Hat" Fields / Louisiana Zydeco Man \2,625
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これは実に楽しいアルバムです。アルバムのあちこちにリズムで楽しい
仕掛けが施してあって、あれ?と思った瞬間から虜になってしまいます。
キース・フランク風でもあり、クリス・アルドワン風でもありながら、実は
それこそがトーマス自身のスタイルなのだということにあとで気付きます。
全編、軽妙に快調に飛ばしますが、ジェノヴァが歌うバラード形式の#5
は中休み付きのシンコペイトがとても面白い効果を生んでいます。その
流れは#6の二拍四拍ものでも同様で一回一回休符がはっきり入ります。
これは楽しい!ジェノヴァのベースワークにもぞっこん惚れ込みました。

1999 USA Maison De Soul MDS-1073
★★★★


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