ウェイン・ゴインズ(Wayne Goins)
ウェイン自身はシカゴ生まれながら、現在のそのスタイルには典型的な西海岸ジャズの響きを感じます。もともとは長らく Ichiban のセッション・ギタリストとして活躍、20枚以上の作品に参加したとのこと。フロリダ州立大学で博士号を取得後、現在カンザス州立大学の助教授としてジャズの歴史学の教鞭を振るう傍ら、三つのビッグバンドにおいてジャズの基礎理論も教えているそうです。同時にまたこのような優れた自己のバンド活動も行っているのですから、何ともすさまじいバイタリティを感じます。まるで現代版のウェス・モンゴメリーかと思うほどクリーンかつファットなトーンをしたギターには、ジャズ・ギターが好きで好きでたまらないという人ほど、理解と愛情度が深まりそうな懐の深い芳醇なプレイをしています。「パット・メセニーのシークレット・ストーリー」やチャーリー・クリスチャン本等、ジャズ本の著作も三冊あるとのこと。あいにく翻訳本が出たという話はまだ聞きませんが、いつか出るといいですね。ちなみにこのLittle Appleという会社はウェイン自身がオーナーです。最新作 "Home...Cookin'!"では実に濃厚で強烈なゴインズのブルースギターが貴方を直撃します。まさに全身に鳥肌が浮く瞬間。

俄然ブルース色を増した作風が凄い、名曲サマータイムまでが真っ黒けのブルースに変身
Wayne Goins / Home...Cookin'! CD-R \3,150tax in
マーヴィン・チューン「What's Goin' On」で幕を開ける今夜のステージ。
切れ込み鋭いギターのその一撃が印象に残るうち次の曲は何と、掛け
値無しのストレート・ブルースの登場です。このアルバム自体がシンガー
との共演作ということもありその後も歌入りの濃厚なブルース・チューンが
連続、これが実際かなりのご馳走です。ごつくてゴリゴリしたゴインズ・ギター
とオルガンをバックに歌われる数々のブルース、これが実にリアルに生々しく
響きます。それもそのはず、ゴインズは過去ずっとIchibanのセッション・ギタリ
ストとしてブルースは得意中の得意。小さなクラブでさらにブルース度の
密度が増した感じ、その強烈な濃厚さに思わずむせかえる1枚です。

2006 USA Little Apple Records LAR-CD0005 - Independent Jazz
★★★★★

Wayne Goins - guitar
Dave Bailey - vocals
Ken Lovern - hammond b3
Kevin Frazee - drums
Kurt Morrow - bass on three tracks

ブルージーでウォームなトーンのギターにはやはりB3が最高に似合います
Wayne Goins / Bluesin' with the B3 CD-R \3,150tax in
既発の3枚のアルバムがいずれもピアノ・トリオと組む
形だったことから、無性に聞きたくなっていたのがこの
B3との共演でした。して、そのB3との共演盤はまさに
アルバム丸ごとがイメージ通りの展開。過去数多ある
ジャズギターwithオルガンのアルバムの中で実にこの
ゴインズの1枚もそれら歴史的名盤群と比較しても何ら
遜色ないレベル。しかもそれがライヴ録りであることに
ゴインズの力量の凄さを知ります。文句無しの傑作盤。

2005 USA Little Apple Records LAR-CD0004 - Independent Jazz
★★★★★

Wayne Goins - guitar
unknown - hammond b3
unknown - drums

ファットでかつリッチな響きに加えて魔術師のような指さばきも魅力です
Wayne Goins / Smokin' at the Oak Bar CD-R \3,150tax in
元 Ichiban のセッション・ギタリストが、実は一線級のジャズ・
ギタリスでもあったという新鮮な驚き。一気に3枚のアルバム
を市場に放った今、シーンからどのような反響が返ってくるの
かを彼は今とても楽しみにしているのではないでしょうか。カ
ンザス・シティのフェアモント・ホテルにてライヴ録りされた、
熱くもスインギーなステージを収録、2005年6月の録音といい
ますから、まさに出来たてのほやほやです。ブルース畑に長
く居た事実が今後隠し味的に演奏に滲み出てきそうです。

2005 USA Little Apple Records LAR-CD0003
★★★★

Wayne Goins - guitar
Joe Cartwright - piano
Gerald Spaits - bass
Ray DeMarch - drums

ゲストのピアノを主役に置いて、自らは助演賞という感じの演奏
Wayne Goins / Standard Fare feat.Dr.Dan Karp CD-R \3,150tax in
ルイス・ボンファの名曲「黒いオルフェ」で幕を開ける魅惑のス
テージ、どうやらウェインが日頃から師と仰ぐピアノのカープ博士
をゲストに迎えた特別編成のカルテットかと思います。実際の
演奏の方も耳にはピアノ・トリオにギターがゲストで加わったかの
ようなシチュエーションに聞こえます。趣味も良いし内容自体も
良い反面、吸音材の施されていない会場らしく(恐らく大学の構
内か)録音状態がややぼわ〜んとし、残響過多になっているの
が惜しいところです。しかし、良い仲間を持っている人です。

2005 USA Little Apple Records LAR-CD0002
★★★

Wayne Goins - guitar
Dan Karp - piano
Steve Rigazzi - bass
Kurt Gartner - drums

ピアノが硬すぎてギターとぶつかりますが、それがウェインの好みなのか
Wayne Goins / West Coast Swing CD-R \3,150tax in
冒頭一発目、ジョー・パス・チューンの曲を聴いた瞬間
頭に浮かんだ名前がバーニー・ケッセルとハンプトン・
ホーズでした。フレーズが似ているとか音が似ているか
らとではなくて、その音が発散している体臭というかイメ
ージがもろにその感じ。まさに標題通りの内容と言えま
す。特に硬質でコロコロしたピアノは終始一貫してこの
アルバムの個性にもなっています。ギター好きとしては
これをピアノレスのトリオで聴いてみたい気がします。

2005 USA Little Apple Records LAR-CD0001
★★★★

Wayne Goins - guitar
Gary Motley - piano
Rodney Jordan - bass
John Lews - drums


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