appleJam特選 Blues'Treasure
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過去の名声に頼らず、絶えず努力と進化を惜しまない姿をキャッチ
John Brim Jake's Blues (Out of Stock)
このブリムの新作を初めて聴いたときは愕然としました。1曲、1曲が恐ろしく新鮮で
瑞々しく、かつブリムが本気を出していたからです。94年に出したTone-Cool盤とは
異なり書き下ろしの新曲が多く、それはすなわち今現在のブリムの姿がそのまま投影
されている訳で、それこそがこのアルバムの大成功の要因のひとつと思います。歌の
方は年齢を反映してそれなりに枯れてきていますが、無理をせず今の声に合わせた
歌唱法で実に良い味わいを出しております。全盛期の50年代の艶のあるヴォイスとは
異なり、ぐっと渋みを増していて迫力があります。バンドも文句無し最高のパフォーマン
スを見せており、ブリムの歌やギターと有機的に結びついた演奏になっています。
特にハーモニカは絶品ですが、ギターもドラムも涙が出るくらいOKです。超お薦め!
1999 USA Anna Bea Records ABCD-499
ビロードのようなヴォイスにこの時期ならではのブリムを見る一枚
John Brim Authorized Blues (Out of Stock)
長らく廃盤になっていたブリムの50年代音源のCD化で、
世界初CD化の曲も含んだ優れものです。全盛期の音源
だけあって声には艶も伸びもあってとても滑らかです。ピア
ノにサニーランド・スリム等が加わっているのも聞き所です。
レーベル・オーナーのJan自身が現在のブリム・バンドのサ
ポート・ギタリストでもあるのですが、ブリムを敬愛する彼ら
しく、CDの利益の50%を今もブリムに支給していることがラ
イナーに明記されています。何か心温まる話ですね。ブリム
にはこれからも末永く活躍して欲しいなと心から願います。
1999 USA Anna Bea Records ABCD-451
注)以上二作品のコメントはブリムの存命時に書いたものです。
ジョン・ブリム (John Brim)
アルバム"Jake's Blues"はブリムが99年に作ってあったもので、2001年にAnna Bea Rec.のJan
Arenas氏から頂いたメールでその事を知り、その後届いたプロモ・キットで内容の素晴らしさに唸ってしまいました。何をおいても自らの店で扱いたくてCDを取り寄せた次第です。この新作でのブリムは未だかつて誰も聴いたことがないくらいシリアスな姿を見せています。サポートしているバンドは全員がかなりの手練れで、何よりブリムとシカゴ・ブルースを愛する気持ちの表れか、とてもまとまりの良い有機的な結びつきを見せた素晴らしい演奏をしています。ブリム自身、このようなミュージシャンと仕事が出来るとを喜びに感じていたことと思います。脱線しますが、このアルバムを賞して「昔の名前で出ています」ではない素晴らしいアルバム!とコメントしたのがウケて、その形容が日本のブルースシーンで流行ってしまったことからもこういったページやBBSを如何に沢山の方が読んで下さっているかを実感して嬉しくなったものです。
(追記)惜しくも2003年10月1日他界、享年81歳でした。長らく現役で活発にヨーロッパ・ツアーをしていた姿は、まだまだ黄金時代のブルースが"進行形"だという事実を教えてくれて大いに勇気を抱いたものです。(さらに追記)以上は導入当時に書いたもので、現在は米国の代理店を通じてこのCDを輸入しています。ブリム没後以降はJanさんの近況も余り聞けず少々寂しいですが、Janさんがかつて送ってくれたブリムとのヨーロッパ・ツアーの時のビデオをたまに見ては懐かしんでおります。