ジャネット・クライン(Janet Klein)
ハリウッドのエンターテイナー一家に生まれたジャネット。自らはグラフィック・デザイナーとしての顔と戦前のスタイルでアメリカのオールド・ソングを歌うシンガーとしての両面を持つ気になる存在。初めてジャネットを聴いたその瞬間から、私はこれappleJamで売らないでどうするのか!と思う衝動に駆られてしまいました。21世紀にいきなり登場した1920年代の妖精。とにかく素晴らしいです。 〜 と書いてから早三年、関係者をあっと驚かせる程大盛況に終わった初来日の記憶もさめやらぬうちまたまた2004年11月に再来日が決まったという超売れっ子に。この展開には本人が一番驚いたのかも??知れませんが、こんなキュートな歌を聴いたら誰だってハートの真ん中をずきゅんと打ち抜かれて当然かと思います。最新作"Scandals"も全く同じ路線で、この人はやはり永遠にアーリーアメリカンの妖精なんだという思いを新たにしました。

売れっ子になっても全然変わらないのがジャネットのジャネットらしいところ
Janet Klein and Her Parlor Boys / Scandals
(Out of Stock)ジャネットが普段暮らしている空間は実は1920年代のアメリカの街から切り取ってきた
一角の空間。その一角だけはいつも朝が来るとまた同じ日付けの新聞が発行されて、
街の人々も何の疑問も感じず昨日と同じ生活を繰り返す 〜 そのことをアパートの窓から
確かめてはニッコリしてまた一休みベッドにもぐり込む。ツアーがあるときだけは仕方なく
ジャネットだけが知っている秘密の空間から私たちの住む世界に顔を出してくる。と、そん
なショートショートSFの主人公みたいなイメージを抱いてしまいます。もしかしたらレコーデ
ィング・スタジオもそっちの空間にあるのかも。そんな風に思わせる天然のアーリーアメリ
カン・サウンドが目一杯詰まったナイスな一枚、変わらないことの強みを発揮しています。

2004 Japan Buffalo BUF-121

ジャネットと一緒にタイムマシンに乗っている、そんな気になる音で一杯
Janet Klein and Her Parlor Boys / Put a Flavor to Love CD \2,500tax in

初めてジャネットを聴いたとき自分のとった行動を今でもちょっと恥ずかしい気持ちで
思い出します。これはなんとしても色んな人に聴いて欲しい音だと感じて、考えるより
先にあちこちTELしたりBBSに書き込んだりと数日の間に多方面に売り込み攻勢をか
けたのです。滅多にそういうことをしないので自分の中での記憶は鮮烈です。しかし
今ではもうそんな必要もないくらい至るところでジャネットの名前を見たり聞いたり、
音が流れていたりするし、しかも新譜は国内盤での登場!これほど嬉しいことはない
です。縁あって帯の解説も書くことが出来て感慨無量。素晴らしい音の世界に貴方も
是非浸って見て下さいね。タイムマシンに乗った気分がすると思います。

2002 Japan Buffalo Records BUF-110
(収録棚 CD14)

キュートという言葉がジャネットのためにあった言葉だったと感じる一枚
Janet Klein and Her Parlor Boys / Paradise Wobble CD \2,500tax in

自らもウクレレを弾くジャネットの、限りなくスイートで艶やかなヴォイスは
いつかどこかで耳にした、そんな感じの印象を受けますが、セピア色で
統一されたアートワークに相応しいサウンドをしています。もとより100%
アコースティックなバンドも時にハワイアン・スチール、時にフランジャーを
効かせた妖しいトランペットの音などを駆使して気分はまさに一世紀前の
アメリカ。全編戦前色で統一されたこのアルバム、そこはかとなくノスタル
ジックなのにどこかが新しいのです。これは多くの方にお宝の一枚になる
ことは間違いありません。ラグタイムからもろハワイアンまで自由自在とは
このことです。無抵抗でファンになってしまいます。う〜ん負けた!

2000 USA Coeur De Jeanette Production
(収録棚 CD14)

ウクレレが思い切り身近な楽器になってしまう、そんな作りが最高
Janet Klein / Come into My Parlor (Out of Stock)

魅惑のウクレレ弾きジャネットの、こちらはさらにシンプルなアルバム。
ほとんど弾き語りに近く、自らのウクレレによるストロークだけで淡々と
しかしそこはかとなく漂うお色気は聴くものをじっとしていられない衝動
に導く、かなりの魔力も秘めた作品です。拠点はロサンゼルス、グラフ
ィック・デザイナーとしての仕事の傍ら地元のクラブではライヴもこなして
いるはずで、きっと凄い人気に違いありません。歌は上手いし良い曲ば
かり歌ってるし、26曲も最後まで飽きずに聴かせる技術も魅力も持って
います。ときおり絡むハーモニカやアコーディオンなんかが効果的に使
われています。淡々としてるのに単調ではないところが光っています。
1999 USA Coeur De Jeanette Production 品番無し