Blues Club /Blues Women Club /  Rare Blues Club /類似穴&New Orleans Club
最も人気のある老舗コース
B
luesClub

appleJam出店とほぼ同時に立ち上がったクラブ第一号の老舗コースです。
意外性も含めて聴いて楽しい進行形ブルースが中心ですが、コテコテのブル
ースよりかは聴いてカッコいいブルージーなサウンドが信条です。創設時から
の古参ファンの中には、たまにはヴィンテージの極上ブルースやR&Bも混ぜて
との声が少なくなく、温故知新の気持ちも籠めて時々は60〜70年代の発掘
盤も選盤しています。熱血系のイカした音が好きな幅広いファン層にお薦め!

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

5大クラブに共通のお約束のページもご一読下さいませ → 共通規約


Blues Clubには カスタム・コース もあります

御希望のお客様には、お寄せ下さったお好みのタイプに合ったブルース・アルバムを極力お送りするように致します。
以下は実際に会員様からのご希望があるカスタム・コースの例です。

例1) 時々混じるブルース以外の作品を入れ替えて毎回ブルース盤だけを選盤する。
例2) 毎回黒人が中心のブルースだけを選盤する。
例3) ギターがメインのブルース・アルバムを中心に選盤する。
例4) ブルース・ハープがメインのアルバムを中心に選盤する。


<お申し込み方法>

「Blues Club会員 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。

お客様の お名前・郵便番号ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)
お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月からお届け致します。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらE-mailにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。

BluesClub
2018年の 頒布予定タイトル一覧 (Blues Clubは2018年で活動開始以来19年目となります)

2018年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 Selwyn Birchwood Pick Your Poison CD \2,480+
ど迫力のアフロヘアーに192cmの身長が二重にインパクト大の期待の新人、セルウィン・バーチウッドのこれが第二弾とのこと。ドスの効いた渋い歌と冴え渡る渋いスライドギターを聴いたら誰もが一発で仰け反ることと思います。この10年ほど女子の活躍ばかりが目立ってきたブルース・ギタリスト&シンガーのシーンで久しぶりに超ワイルドな才能の出現です。全曲が秀逸なクォリティで、オリジナルでここまで勝負出来る本格派の新世代モダンブルースマン、各界から絶賛の嵐間違い無しと感じます。聞き覚えのあるアルキン・パターンのイントロを借りた#5.Heavy Heartなんか特にクラクラ来てしまう瞬間。
2017 USA Alligator  bb's Recommendation2017
会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
現存する映像をたっぷり 31曲 105分も収録した G.デイヴィスの決定盤DVD
Rev. Gary Davis the Video Collection DVD \2,850+
66年ワシントン大学でのライヴやTVスタジオでの収録映像に加えて結婚披露パーティーでのレア映像も収録した画期的な映像作品。ほぼ入手付加状態になってしまった今、最後の在庫を蔵出しさせて頂きます。恐らく今後の再発は望めないかもで、大変に貴重なコレクションになることと思います。
2008USA Vestapol 13111 *日本の再生機器で通常に見ることが出来ます。
2月 Norman Brown Let It Go CD \3,000+
ジョージ・ベンソンやウエス・モンゴメリーに影響を受けたR&B系のギタリストで、モータウン傘下のジャズレーベル、MoJAZZからデビューの後ワーナーを経て本作はシャナチーからのリリースという経緯。このギタリストもまたかねてよりBluesClub会員のお客様から機会があれば選盤して欲しいというご依頼があったギタリストで、過去2002年のワーナー時代にグラミー賞を受賞しているのでご存じの方も少なくないかもです。1998年4月発行のジャズ批評95「ギタリスト大全集Vol.1」によれば、そのMoJAZZ設立時(1992年)の第一弾アーティストとして華々しくデビューしたことが記されていている。92年と言えばE.クラプトンの「アンプラグド」が大ヒットした年で、特に日本ではバブル崩壊後の一種夢から冷めたような時期、世界的にも主流の音楽的傾向が少しずつ変化していた頃でもありました。本作は共演者も多彩でまたこの時代にふさわしい感性豊かなグルーヴ感に溢れた作品になっているとのことです。
2017 USA Shanachie
会員様限定蔵出しリバイバル選盤
無条件で仰け反る抜群のスイング感、技巧派三者のギターの絡みが圧巻
Ninine Garcia My Dream of Love \2,500+
最近めっきりと姿を消したホットスイングの作品、過去取り扱いの中から今聴いても抜群に秀逸だと思えるアルバムをピックアップしてBluesClub選盤しています。本作は過去色々と出たホットスイング〜ジプシー・ジャズの中でも一際異彩を放つ独創的な作品。その異彩さの大きな要素はまずここにはギタリスト三人とベース奏者しかいないこと。つまり完璧な弦楽器のみの四重奏団である点と、さらにこれは私見ですがニニーネのギターのトーンがここ一番でウェスにも似た腰のあるファットな音をしていることです。特にオクターヴ奏法の部分では、あたかもリヴァーサイド時代のウェスがジャンゴ・チューンを弾いているかのように聞こえます。加えて、本作を入念に聞くと彼が自分だけの音を開発済みであることに気付きます。そっちの音も大変味わい深く、演奏技術共に優れもののギター作品です。
2004 France DJAZ DJ-560
★★★★★
3月 会員様限定 廃盤蔵出し選盤
世界廃盤の今だからこそ!の、蔵出しリバイバル選盤
しみじみと大切にしたくなる歌で一杯
代表作たり得る素晴らしいライヴ盤

Eric Bibb Road Works CD \2,850+税
タイトルそのままに、ヨーロッパや全米でのツアーからライヴ・トラックを収録したアルバムです。編成も小規模で、もっともシンプルかつヒューマンなビブが聴ける貴重な作品でもあります。このアルバムでのビブはブルースマンとしてのイメージは全く無くて根っからのシンガー・ソング・ライターとしても姿がくっきりと浮かんできます。100%フォークといっても良いと思います。遠慮がちに絡んでくるフィドルが実はとってもアクセントになっていて、他のアルバムとの差別化に貢献しています。最近はこのようにフォークなのかカントリー・ブルースなのか判らないスタイルが増えてきましたけど今後益々定着しそうな予感がしています。味わい深いです。
年度不詳 German RUF Rec. RUF-1048
Eilen Jewell Down Hearted Blues CD \2,400+
本作で小粋で小洒落たタッチの戦前〜60年代フォーク・ブルースを歌うイーリン。これまでの作品ではロカビリーやカントリー、フォーク、ゴスペルを歌ってきたという。 とってもキュートなヴォイスでレトロな曲を歌う姿には時代を超えた天然の魅力が充満、幅広い音楽ファンにストレートに訴求することと思います。アイダホ州出身で現在はボストンで活躍中とのこと、ニューヨークでもなくシカゴでもなくボストンを選んだ人らしいテイストをしています。古くはラウンダー・レコードの牙城でブルザイやフィロといった秀逸なアメリカンルーツの宝石のようなレーベルを輩出してきた街特有のエッセンスに溢れた作品。いつか何処かで聴いた曲ばかりなので、聴く人によってそれぞれの曲で瞼に浮かぶ既知のビッグネームの女性シンガーの顔が次々浮かんでくるかと思います。歌もアレンジも演奏もすべてが最高♪
2017 輸入盤国内仕様
4月 会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
立ち止まることを知らない男達、まさにブルースは無限のエネルギー
Roller Coaster How Bad Have You Got It? CD \2,430+
バンマスの山崎よしき自らが現在のこのメンバーを称して第三期ローラーコースターの時代としていますけど、その第三期のまさに黄金時代の幕開けを予感させる素晴らしくも大充実の作品が出ました。今回特に小出斉のギターに立体的な表情が増してきた感じ、トーンに微妙な陰影が伴っています。P-vineからのリリースは何と11年ぶりのこと、今ではファンク・ブルースもすっかり当たり前のメニューになっています。この時点でバンド結成32周年、なおかつファンの多くも同じく32年目に突入ってところが彼らと彼らを取り巻くシーンの凄い点。全くもって熱い人々!です。
2006 P-vine PCD-25046
★★★★★

小出 斉 - vocals & guitar
和田耕太郎 vocals & harmonica
早崎詩生 - piano
小町正明 - bass
山崎よしき - drums
※全会員様に対して僅少数が足りないため、ランダムに選んだ会員様には別途別アーティストの新譜作品をお届けさせて頂きます。何とぞご了承下さいませ。
会員様限定 廃盤蔵出しリバイバル選盤
95年10月 高円寺次郎吉ライヴ、このまま世界に出しても恥ずかしくない日本の名盤!
Roller Coaster Keep On Going CD \2,236+
新作 "How Bad〜"が古巣 P-vine からの実に11年ぶりのリリースになるのを記念して、同時発売で出たこちらは1995盤の復刻盤。 この時期は妹尾隆一郎と吾妻光良が居た第二期の黄金時代、当時の本拠地だった高円寺次郎吉にて収録されたノリノリのライヴ盤です。ノッってくる程にフレーズの抉り方が迫真に迫る吾妻のギターと、初っぱなの一音でK.O.される妹尾のハープと、ついついフロント陣に耳を奪われがちですが早崎詩生のピアノも随所で渋い仕事をしています。まさにメンバー全員が総力を傾注した一作、世界中のブルースファンやコレクターから海を越えて注文が来るのもまさにこういった盤、文字通りみんなが愛している日本のブルース!
2006(1995)P-vine PCD-23809
★★★★★

妹尾隆一郎 - vocals & harmonica
小出 斉 - vocals & guitar
吾妻光良 - vocals & guitar
早崎詩生 - piano
小町正明 - bass
山崎よしき - drums
※全会員様に対して僅少数が足りないため、ランダムに選んだ会員様には別途別アーティストの新譜作品をお届けさせて頂きます。何とぞご了承下さいませ。
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月






BluesClub
2017年の 頒布予定タイトル一覧

2017年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2017年度対象会員様限定
1999年ロンドン、フィルの勇姿を見事にキャッチした超濃厚ライヴDVD

Phil Guy My Blues BabyDVD VERY LIMITED
このところシリーズ連作でご好評を頂いている英BBS所蔵で同じく英JSP制作監修によるブルース・アーカイブDVDの今回はフィル・ガイ編。1994年にポール・リード(当DVDシリーズのプロデューサー)が発見したとされるこれらBBSブルース・アーカイブには主に単身で渡英した名だたる米国のブルースマンを現地ロンドンのブルース・バンドやセッションマンがサポートしたステージライヴが多く、そのクオリティはすこぶる高いのが特徴です。…続き

2017年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
高音質5.1ch + タッチ(粒子)の粗い大迫力・超濃厚欧州産ギター・ブルースの極上ライヴDVD!
B.B. & The Blues Shacks Live at Vier Linden PAL-DVD
VERY LIMITED
2016年後半にBluesClub Customコースの一部の会員様に今はもう入手不可になっている彼らのアナログ盤をお届けしたところ熱狂的な反響が返ってきました。そこで当店では改めてPAL方式のDVDしかない本作に再びの注目。2006年の取り扱い時にもお知らせしました通り、通常日本のDVD製品では再生出来ないPAL方式も何故かパソコンのDVDドライヴだと普通に再生出来る場合がほとんどです。加えてPAL対応でNTFS/PAL自動切り替えの特殊なDVDプレイヤーが実売価格2〜3千円台でネットで簡単に購入することが出来ることから、今般BluesClub会員様を対象に限定蔵出し選盤することにしました。もとより既に本作も世界的に完売の品、ストアによっては数万円のプレミア・プライスになっている貴重な作品です。内容は欧州産ブルース特有の濃厚さに溢れた絶品ライヴ♪ 一切の派手なアクションがないにも関わらず、何故か見た目にド迫力のインパクトを感じるのが特徴。それは実は心憎いまでのカメラワークによる画面がもたらす迫力であることに直ぐに気がつくはず。ブロウするハープ奏者を低いアングルからアップで捉えているとき、耳には低重心のスワンピーなブルースサウンドが押し寄せる。しばしば重低音部分で室内の床が共振するウッドベースにも要注目、5.1chで再生可能な方は是非ともスーパーウーファーの本領発揮状態でご堪能下さい。画面で見ても判るベースの存在感の大きさと相まってそれは二倍、三倍の効果です。この時期のブルース映像にはまだ希だったワイドスクリーンであること、まるで劇場映画を観る感じのやや粒子の粗いスクリーンも恐らくは確信犯の演出効果かと思います。特に欧州ブルースのファンでなくともこれは何としても大画面映像で体感したい、ド迫力高音質のブルースのライヴ盤♪♪
2006 German CrossCut CVD-5001 (世界全域PAL規格のみのDVDです)
★★★★★
B.B. & the Blues Shacksのページは コチラ
2月 若いのに重厚な音をしている、さすが時代を創った巨星の作品
Junior Wells Blues Hit Big Town アナログ LP VERY LIMITED
CD復刻の際にもコレクターが確実に押さえた53年、54年ユナイテッドに吹き込まれたこれがジュニア・ウェルズの処女録音集。ジ・エイシズをバックにさらにエルモア・ジェイムスとマディー・ウォーターズ、オーティス・スパンも加わった重厚なサウンドは誰もこれがデビュー盤とは思えないくらいの仕上がりです。…続き
長尺のギターソロがどれも全然マンネリしない点でほんとに凄いパフォーマーだと改めて
Ronnie Earl and the Broadcasters Maxwell Street CD

ロニーが私と同い年ということもあって彼の新作が出る度、同じように??老け顔になっていくその変化がなんとも言えない妙に嬉しい感覚がする次第。今作では昨年亡くなったバンドメンバー(ピアノ奏者)のデイヴィッド・マックスウェルを偲ぶと同時にやはり今はなきシカゴのブルース街道 Maxwell Street を引っかけた感じのジャケットにて登場。…続き
3月

エドの笑顔を見るとホッとする、破壊力満点のブルースに無限のエネルギーを貰う瞬間
Lil' Ed & The Blues Imperials the Big Sound of CD

2002年盤からリル・エドのトレードマークになっている気がするこのスタイルの帽子、ほんとによく似合っていますよね。バンドのメンバーも変わらず健在なのが嬉しい。…続き

2017年度会員限定 蔵出しリバイバル選盤
両者ともベストなノリの89年〜93年の名セッション集、2016年秋のフィルとルーリーの新譜リリースを祝して対象コース会員様限定にて蔵出しリバイバル選盤します
Phil Guy & Lurrie Bell CD
VERY LIMITED
ルーリーで6曲、フィルで5曲とそれぞれをフロントに置いて、さらにいずれにもこのアルバムでプロデューサーとしても名を連ねているジョン・プライマーがリズム・ギター、もしくはアコギで絡むという豪華なセッション。しかもルーリーの6曲中4曲ではビリー・ブランチが参加ここでは結構軽やかな共演をしています。内容的にもシカゴ・ブルース・ファンはもとより全ブルース・ファンに満足して貰える水準です。両者とも若い!ということもあって実にハイテンションかつフレッシュな印象を残します。普段店頭では見ないWOLFの隠れ名盤の一枚。
1998 Austria Wolf 120.871 CD

4月 好きな人ほど、解る人ほど泣ける、直球の古典ブルースが満載。共演のビリー・フリンも値千金
Barrelhouse Chuck  Remenbering Masters CD
シカゴのピアノ・ブルース専門レーベル、サイレン(セイレーン)レコードによる制作ではこれが三作目。本作ではギターのビリー・フリンをバディにあと二人の特別ゲストも参加しています。…続き







最強ブルースン・ソウルシンガー&ハープ奏者として確実にスケールアップした姿を存分に楽しめる1枚
Grady Champion One of a Kind CD

今世紀のマラコを背負って立つ存在にまでなったグレイディにとても眩しいものを感じつつ、2000年に始めて彼の作品を日本に紹介した頃の日々が重なる瞬間。その後2002年に同じ取引先から仕入れたエディ・コットンがこれまた全国的な注目を集めそれに引きずられる格好で当店自体もまた新たに全国のブルースファンの注目を集めた頃でした。…続き
5月 2017年度対象コース会員様限定  蔵出しリバイバル選盤
PBS - Porter Batiste Stoltz
ファンキン&ハード・ロッキンなニューオリンズジャムバンドの真髄ここに極まれり!世界廃盤の今、今度はBluesClub選盤にて最後の蔵出し
Porter Batiste Stoltz feat. Kyle Hollingsworth
Live at Boulder Theater March18、2009  2CD-R
VERY LIMITED
無頼庵の強烈なワウワウ・カッティングは一度シビれると中毒になる、そんなご感想も頂いているこのパワフル・トリオPBSでのガッツ溢れるサウンド。そんな彼らの、これは恐らくCDにするという気は多分なかったのかも知れない爆裂の2枚組ライヴ盤。荒々しくも猛々しい全曲のパフォーマンスはジャムバンド・ファン即死の吸引力をしています。随所で炸裂するホットなソロ回し Disc2-#4.Rainy Day Women や、ど頭のカッティングだけでゴキゲン度MAX のDisc2-#12.Fire Lamp 等々、アンサンブルのうねりそれ自体が絵になるトリオ。ヘッドフォンで爆音で聴きたい1枚!
2010 USA Independent HSP-PG907
2017年度対象コース会員様限定  蔵出しリバイバル選盤
ゲストKey奏者が加わってさらに変化を増したF.ミーターズ・トリオ
PBS featuring Page McConnell Moodoo  CD VERY LIMITED
強烈なワウワウ・カッティングが印象的なブライアン始め、この三人だからこそのニューオリンズ・ファンクネスが充満したライヴ盤。ヴァーモント州バーリントンのクラブ「メトロノーム」で収録されたこの作品、今回はゲストにペイジ・マッコーネルがkbで参加。2004年に活動休止した超人気ジャム・バンドながら消息筋情報では2009年3月に再結成ライヴを行う模様です。一足早く話題の中心人物をゲストに迎えたPBS、バティストのスティックの一振り一振りにも凄く熱が入っているのが判ります。#2.Coming At Ya のこのノリに全てが集約!
2008 USA High Steppin'
6月 BluesClub   New Orleans Club
横断配布〜2017年度対象コース会員様限定

バンドの音に負けない迫力のヴォーカルも大きな魅力、アメリカはまだ大丈夫!って安心感を覚える瞬間
Swamp Cabbage Jive CDVERY LIMITED
久しぶりにガツンとくるブルージーなロッ・クトリオ、Z.Z. Topにも似た荒削りで骨太な音は、.#3.White Gold に最もよく出ています。昔、カーマイン・アピスや…続き

U.P.Wilson WhirlwindCD
知っている人は知っている、ブルースがモダン・ブルースと呼ばれる時代に登場したまさにテキサス・モダンブルース界の暴れん坊将軍。そのハジケんばかりの爆発的な破壊力をしたブルースはここ日本でも一部に熱狂的なファンを開拓しました。…続き

7月 Linsey Alexander Two Cat's CD
早くもこれがデルマーク移籍後第3弾とのこと。うぅぅむ、気がつかないうちにその前の2作を見送ってしまった格好です、勿体ないことをしました。現在75才ながらそのかくしゃくたるイメージはまさ壮年期のおじさまです。試聴用の音源がないので内容を細かくお伝え出来ないのが残念ですが、リアルなシカゴブルースってのはこういうのを言うのだとといった気迫がビンビン伝わります。ずっと元気で活躍されることを願っている次第です。評価は迷わず五つ星にさせて頂きました。
2017 USA Delmark DE-851
★★★★★
2017年度会員限定
数曲で聴ける、マイクのギターではない方の西海岸テイスト〜プチ・ファットかつタイトでジャジーなギターも大きな魅力
Mississippi Heat Cab Driving Man  CD
今回メインギター奏者のマイケルも3曲で歌いますが、個人的にはやはりアイネッタの歌で聴く方が馴染みテイスト全開で安心して聴ける感が大。とはいえそのマイクのギターソロもピエール・ラコックのハーモニカと同じくらい大好物なので結局は全トラック全部OK状態なのではあります。…続き
8月 2017年度対象コース会員様限定  蔵出しリバイバル選盤
これが熱血ダッチマン(オランダ人)ジャズの真骨頂、極上ヨーロッパ産ディキシーにはニューオリンズも脱帽の図
Huub Janssen and His Amazing Jazz Band 50Years in Music Vol.2 CDVERY LIMITED
ルイ・アームストロングのホット・ファイヴやホット・セブンは恐らくこれからも何世紀の後であろうと、その時代、時代で不変的な魅力を放っていると思いますが、このアルバムはそんな古き良き時代のアメリカのジャズに魅了され、半世紀余も活動してきた熱血オランダ男の命の履歴書的作品。活動50周年を祝うアニバーサリーものですが、ドラマーという位置づけから恐らく数多くの才能ある若手が彼の下から輩出されてきたはずで、ここにはその意味での同窓会としての役割もきっとあったはず。言ってみれば彼はオランダのアート・ブレイキーとも言え、その彼なりの「ジャズメッセンジャーズ」50年の軌跡が詰まった豪快かつ底抜けにハッピー!な作品です。
2001 Netherlands Timeless CDTTD-643
1975年Kicking Mule制作、ダック・ベイカーの1stソロ作品の初CD化
Duck Baker There's Something for Everyone in America CD
2017年初頭、クラブ会員のお客様からラグタイム・ギターのお薦め作品を選盤してとのご依頼が入ったのですが、今どきは新作でラグタイムギターの作品を見つけるのは至難の業。幸いラグタイムの名手ダック・ベイカーがキッキング・ミュールから1975年に出していた名作中の名作の初CD化盤を倉庫に確保してありましたので本作を9年ぶりに選盤することにしました。通常はもっと熟成させて完全に入手不可になってから蔵出しするのが当店のスタイルなのですが、ことラグタイムというカテゴリーではそう何作品も抱えていない由です。以下当時のコメントそのまま 〜〜 トラッド系の楽曲で数多くグレートな仕事をこなしてきたギタリスト、ダックベイカー。スティーヴ・グロスマンとの親交はもとよりジョン・レンボーンとのコラボレーションもシーンの高い評価を得ています。完全インスト・アルバム。PDFファイルでTAB譜をディスク内に収録しているのでPCで開く、プリントする等々、実践派へのサポート面も充実した初CD化です。
2008 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-4005
9月 新プロジェクトが始動した様子のビショップ、加えてハーモニカのビッグ・ゲスト×3が光ります
Elvin Bishop
Big Fun Trio CD

2017年のフジロックの他に単独の東京&大阪公演も決定しているビショップの、ハーモニカの大物ゲスト3人を迎えた大変な力作。キム・ウィルソン、リック・エストリン、チャーリー・マッセルホワイトがそれぞれ一曲ずつに参加がまず大注目の中、このビッグ・ファン・トリオと名乗った新編成バンドそれ自体が彼のニュー・プロジェクトの模様です。60年代にポール・バターフィールド・バンドで一緒に活躍したマイク・ブルームフィールドが夭逝の天才だとすればビショップはまさに世紀をまたぐ大職人といえるかも知れません。キャプリコーン移籍後の、アメリカン・ルーツ音楽を徹底して愛してきたその姿勢は今も多くのアーティスト達からの敬愛を一心に集めている感が大。既発のライヴDVDを見てもとにかく楽しいの一言で、本作にももちろんそのスピリットが充満しています。
2017 輸入盤 USA Alligator
★★★★☆

アリゲーターのオフィシャル・サイトの本作品紹介ページで全曲を試聴することが出来ます。
http://www.alligator.com/albums/Elvin-Bishops-Big-Fun-Trio/
2017年度会員限定 リバイバル選盤
全曲がニューマテリアル、DVDの Relentless は2006年5月14日録音で構成適度な音圧と全体的に柔らかなニュアンスのある録音が最高に心地よいライヴ
Walter Trout and the Radicals Relentless the Concert DVD
トラウトのファンのみならず、全ギター・ファンにとってこんなに気持ちよく気分がスカッとするギターDVDはそうはないかも知れません。当日のトラウトのパフォーマンスが全編文句無しにカッコいいのはもとよりライヴDVDとしての録音バランスがこれ以上ないくらい柔らかく、きっちりと剛質系の音圧も残しているのです。80年代からシカゴ・ブルース・シーンに深く関わった後、ブルース・ブレイカーズのメンバーとしても活躍、90年代に入ってからのソロ作はいずれも軒並み高評価を得てきた、ニュージャージー出身のまさに不世出の凄腕ギタリスト。世界中に沢山のファンを持ち、その全身から発散されるヴァイタリティで今もなお新しいファンが生まれ続けています。本編1時間59分超+ボーナス映像で全165分。
2006 BSMF BSDV-3004 輸入盤国内盤仕様
10月 2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
近年のニューオリンズが誇るSSW両雄の、僚友かつ良友的共演盤〜個性派の二人がとろ火で煮込んだ、これがニューオリンズという名のシチュー
John Boutte'  Paul Sanchez Stew Called New Orleans CD VERY LIMITED
それぞれ自身のソロ作で確実にステディなファンを拡大してきた、近年のニューオリンズを代表するシンガー・ソングライター二人の共演盤。両者均等に役者を交代する感からも、これはきっと互いが互いをリスペクトする気持ちから生まれた作品に違いなく、音楽用語をもじった#2.Two-five-Oneという曲のネーミングにもそんな二人の心意気を感じます。以下は教則本を参考に〜 m7コードからドミナントモーションが成立するセヴンスコードに向かって完全5度下行(もしくは完全4度上行)する進行をトゥーファイヴと呼ぶ 〜 という意味と、二人は一人って感じを融合させたな、と(笑)。さらにその二人につかず離れず絶妙のトランペット・ソロ&オブリを聴かせるのがこれまた若きKing of TrumpetのLeroy Jonesということで、素朴に凄い作品でもあります。店主のお気に入りは#7.スージーの側では禁煙だぜ。この日常感覚が最高です。
2008 USA Threadhead Records
歯ごたえ充分のブルース・ギターアルバム
Duke Robillard Band Blues Full Circle CD
1970年代のいわゆる第一期ブルースブーム時代を過ごした方ならこのロビラードの健在ぶりにそれだけで超嬉しい状態かと。今作ではとことんヴィンテージ・サウンドにこだわった感の作りでTボーン風の、昔のチューブアンプの音をこれもかと再現した印象。…続き






11月 2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
Forgotten Souls Brass Band Alive Mardi Grass in San Francisco CD
前作までのフォアゴトンのイメージを覆す聴きやすい触感にびっくり。生々しいくらいロウでレアだったサウンドが、ここではライヴ録りにも関わらずとても色形がはっきりしたサウンドになっています。決して聴きやすい音作りにスタンスを変えたというのではなく、バンドのまとまりが究極に達し、結果音がまろやかになったということかもれません。耳にはがんがんくるフルパワー、血管浮きまくりのまさに圧巻怒濤のライヴ・ステージでありながらアンサンブルは凄く聴きやすいという離れ業、彼らだからこそ出来る芸当と思います。初めて彼らを聴くなら迷わずこの作品がお薦めです。ブラスバンドが大好きになると思います。
2004 USA New Orleans Music On Line FSCD0004
Sweetback Sisters King of Killing Time CD \2,400+
カントリー界のネオカリスマとして人気を誇っていた頃メインのエミリーとザラが相次いで結婚・出産、しばしの活動休止を経てこれが記念すべき完全復活の狼煙だとのこと。スイートかつドリーミーな1950年代のレトロ・サウンドはそのまま、母として自身も大きく飛躍した二人の女性が放つ素敵なオーラで一杯の作品。単に懐古的なサウンド指向という訳でなく、響き自体はとても21世紀的なのが特徴です。彼女たちの歌声を包むフィドルにもエレキギターにもこの時代の知的センスが混じります。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF
12月 2017年度対象コース会員様限定  蔵出しリバイバル選盤
全員が芯まで爆燃、紅蓮の炎に聴く身も焼かれるメイプルリーフでの最強熱血ライヴ盤

Papa Grows Funk Live at the Leaf CD VERY LIMITED

今回このパパグロのライヴを収録したお店メイプルリーフは彼らの活動の拠点となっているニューオリンズでも名門の部類に入るお店。資料によりますと収録は2005年4月とのこと、誰もこの時点ではハリケーン「カトリーナ」の来襲は予期していなかった時なんだ、などとつい余分なことを考えてしまいます。たっぷり72分超、全曲がベストテイクではないかと思える程の充実ぶり。特に出色は震いつきたく程カッコいいピロのチョッパーベースで幕を開ける「Pass It!」、ここで聴ける民具留$譜(ジェイソン・ミングルドルフ)のサックスは彼自身過去最高のパフォーマンスではないかと思えるほど素晴らしいです。文句無し最高!!の極上盤♪
2006 USA Funky Krewe Records FYK-33
★★★★★
Rick Estrin and The Nightcats Groovin' in Graceland CD \2,480+
バンド結成以来30年を迎えたという資料の説明に改めて時の流れを実感。私が彼らの存在を知ってからは20年なので、実際はさらのその10年も前から活動していたことになる。当初はリトル・チャーリーというギターの名手がリックの盟友&リーダ格で、2009年の作品からリックの名前が冠に付くようになった。両雄共に群を抜く個性派で当初から熱心なコアファンがいました。今回は試聴出来る音がないので内容を具体的に書くことが出来ませんが、全13曲すべてがオリジナル。リックの才能はハーモニカ奏者としての領域に止まらずソングライターとしても一級品であること再認識する次第です。
2017 USA Alligator ALCD-4902


BluesClub
2016年の 頒布タイトル一覧

2016年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2016年度対象コース会員様限定盤
タフでシュアーなシャーマンのブルースが極上カメラアングルとベストコンディションの録音で聴けるベリーナイスなDVD
Sherman Robertson iTakin' You to Texas! DVD VERY LIMITED
日本では当初クリフトン・シニアのバンドでの活躍で知られるシャーマンでしたが2006年に当店が初めて日本に彼のリーダー作をご紹介したことで一躍多くのブルーファンにも知られる存在となりました。…続き
対象コース会員様完全限定盤
バンジョーやマンドリンにラップスチールが改めて大好きになる極上アメリカーナ作品
Karen Hammarstrand Band Late Blooming CD VERY LIMITED
カレンの歌にマルチ・ストリングスな伴奏者が付いた恰好で、そこはかとなくあくまでも淡く漂う素朴なアメリカーナの粒立ちが特徴。特に地域性を感じないユニバーサルなテイストに逆に強く郷愁を覚えてしまいます。…続き
2月 2016年度対象コース会員様限定
全曲がアール・キング・チューンという、彼と共演した日が忘れられないという感じのリスペクトフルなトリビュート作品
Brint Anderson Coverd in Earl! CD
衝撃のブリント・アンダーソン体験は2000年のとある日、手元に届いた彼のプロモ盤を聴いたときでした。資料も一切なくただただその音を聴いただけで取り扱いを決め速攻で商品手配を済ませたものでした。…続き
どちらかというと地味目な印象だけど何度も聴いているうち耳と心に残る人
Heather Crosse Groovin' at the Crosse Roads CD

先に出た Girls with Guitars の2015年盤ではエリアナとセイディの陰になってしまってた感もあるベースギター奏者のヘザー・クロス …続き
3月 魅力的なハープ吹きの女性がこんなに居るんだと胸が高鳴るキュンキュン作品
V.A. Blues Harmonica Women 2CD
当店のBlues Women Clubが今年2016年で10年目になるのですが、思えばその10年前に出たのがこのBlues Harp Womenの前シリーズに当たるBlues Guitar Womenでした。徐々に世界的なムーヴメントになりつつあったブルース女子の溌剌とした勇姿は男達だけでなく女性の音楽ファンの心も掴んでいたのが事実。…続き




ナチュラルだなぁと感じたとき、そうか日常の中で普通にブルースと共に生きてきた人だからだなと改めて納得した瞬間
John Mayall Find a Way to Care CD

少年時代エレキ片手にジョン・メイオールのブルース・ブレイカーズwithエリック・クラプトンをそれこそ死ぬほど聴いた人間には、今もこうしてメイオールが元気にブルースを歌っていることが嬉しくて嬉しくてたまらない。…続き
4月 ヴォーカルにも改めて重点をおいた熱血爽快ブルース・ギター・アルバム
Ronnie Earl and the Broadcasters Father's Day CD
オーティス・ラッシュ・チューンとマジック…続き



泣けるフレディ、収録から40年が経っても昨日の今日のこの感動が嬉しい2枚組
Freddie King Going Down at Onkel PO's 2CD

本作と同じくウィリアム・スタウトのイラスト・ジャケットで同時リリースになったアルバート・キング盤が「未発ライヴ!」の触れ込みとは裏腹に中身が既発盤の使い回しであることをすっぱ抜きレビューした日本のコレクター兼ライター氏が居たことを先日当店のウェブに書いたばかりですが、さてこちらのフレディ・キング盤も実は同様に…続き
5月 全編漂うダウンホームなサザン・テイストが快感、これぞ極上リアル・ブルースの絶品
Zac Harmon Right Man Right Now CD
長らくR&Bとブルース・シーンにおいてスタジオ・ミュージシャンとして活躍してきたミシシッピー出身の大ベテラン・ギタリスト。本作では結構ナイスな曲を沢山自身で書き上げていることから…続き
フィンランドからまた新たなブルースの妖精が登場、期待値がとても大と感じます
Ina Forsman S/T CD
最初に名前の読みですがこれはアイナ・フォースマンと読む方が自然かなと思うのですが、日本語帯にはイナ・フォルスマンと書いてあります。…続き
6月 2016年度対象会員様限定盤
実に渋い、重量感のあるラッキーの歌にとことん心酔する作品

Lucky Peterson Long Nights CD LIMITED
場所はテキサスの名門パルミラ・レコーディング・スタジオ。時は午前三時をまたぐ深夜のセッションだったらしくアルバムトップのノートにその件の一節が記されています。…続き
既に米国よりもカナダの方が圧倒的に優秀な人材が多いことを確信するルーツ系やブルースロック・ウーマンの世界、何でもかんでもコストカットだの時短軽量・効率優先などといった価値観が横行するといずれその国は文化的にも衰退する運命にあるのかも知れません。
レイラ・ゾーイ
Layla Zoe Breaking Free CD \2,400
+税
本作が10作目となるベテランのブルースロック・ウーマンながらCDを世界的にリリースするのはこれが初めてのこと。とはいえ既に全欧でのツアーをはじめサニー・ランドレスやジェフ・ヒーリー等々大御所との共演経験も豊富で、4才からステージデビューしたというからその才能は早くから非凡なものがあったと想像出来ます。…続き
7月 カメラアングル、画質、録音、そしてパフォーマンスのすべてが総ナイスなドーキンズの決定版的DVD
Jimmy Dawkins Westside Chicago Blues DVD VERY LIMITED
英国BBC秘蔵のブルース・アーカイヴから今度は何とジミー・ドーキンズの熱血ライヴが全87分55秒で初のDVD化!2000年英国収録のライヴ全10曲のいずれもがまさにシカゴのブルースクラブそのまんまの迫力です。…続き
2016年度対象コース会員完全限定盤 〜 蔵出しリバイバル選盤
リトル・ウィングとア・ソング・フォー・ユーが同居する構成も実に印象的
Lara Price Band I Got News CD
ギターフリークというかギターキッズなら一度は挑戦してみたいのがジミの "Little Wing"。一方シンガーならやはり一度は挑戦してみたいかなと思うのが "A Song for You" でしょう。…続き
8月 2016年度対象コース会員様完全限定
BluesClub
最高峰レゲエ・ウーマンとしてその名を歴史に残すジュディ・モワット、名作中の名作が今再びアナログ盤で蘇る
Judy Mowatt Black Woman アナログ盤 VERY LIMITED
70年代半ば頃にボブ・マーリーのバンド、ザ・ウェイラーズのコーラス・トリオの一人だったジュディ。めきめきと頭角を現しソロ・デビュー後はついに…続き
この音、この剛質感がドーキンズそのもの、ブルースそのものって感じ
Jimmy Dawkins Tell Me Baby CD
VERY LIMITED
のっけでやられたと感じるこの嬉しさ。前作"West Side Guitar Hero"をまた超えてしまいました。…続き
9月 何か吹っ切れたかのようなこの開放感、フュージョンとポップスのミクスチャー路線に観るタマラの素顔
Tamara Tramel the Best Night of My Life CD
VERY LIMITED
過去自分の経験では1970年代に一世を風靡したCTIやKUDUに代表される革新的なフュージョン・サウンドがそれまでの自分を新しい自分に脱皮させた実感がありました。ここ数年のタマラも何かの要因で劇的にメタモルフォーゼしたものと感じますが変身後の姿があたかも80年代のソウルフルなフュージョン・サウンドになっている点がおおいなる特徴です。…続き
まさに芸術としてのハーモニカ、アートとしてのブルースを追求しているかのような拡がりです
Sugar Blue Voyage CD
私が初めてシュガーブルーのハーモニカに仰け反ったのが1978年のローリング・ストーンズ盤に客演していたシュガーの「ミス・ユー」のハーモニカを聴いたとき。その日からだいぶ後、今度はリコ・マクファーランドの2001年盤に客演しているシュガーに「再会」。オヤジ、こんなにクールな人だったのかと …続き
10月 マジック・サムにまだそんなのがあったのかという嬉しい衝撃で一杯の復刻盤
Magic Sam Blues Bnad Black Magic  CD

サムのセカンド・アルバムにしてブルース・シーンに金字塔を打ち立てた名盤中の名盤。それが今般デルマーク入魂の復刻盤として、今回が初出の2trackを含む別テイクと未収録併せて計+7曲を追加しての再登場です。…続き
帰ってきたリトル・チャーリー、アンソン・ファンダーバーグとのタッグでマーク・ハメルを盛り立てる♪
Golden State Lone ★Star Blues Revue CD
冒頭から耳馴染んだBlack Top盤ブルース風の音がハジけて超ゴキゲン♪ アンソン・ファンダーバーグのキレッキレのフェンダー・ギターが大好物だという人は世界中にもの凄く沢山いるはず。そして同じくらいシュアーなファンが居るのが…続き
11月 70年代のブルースには80年代のそれとは決定的に異なる成分があったこと、改めて感じる強烈な作品
Johnny Fuller & the Phillip Walker Band Fullers Blues CD
1950年代サンフランシスコ〜ベイエリアで活躍した伝説のブルースマンが70年代に残した唯一のアルバムがここに復刻です。サポートしているのがフィリップ・ウォーカー&ヒズ・バンドであることも特筆で、…続き
アルキン・チューンのザ・ハンターに泣けるニューヨーク発のピチピチ・レモン・ブルースの登場♪
Jane Lee Hooker No B! CD \2,400+税
シャープかつエキサイティングなヴォーカルとソリッドでパンチ力満点のツイン・リード・ギターがとてもワイルドなブルース女子バンド。久しぶりに米国本土ニューヨークから登場した新星、…続き
12月

祝80才のアニ作品、古典スタイルを貫くブルースピアノの生々しさに改めて心臓がバクバクします
Erwin Helfer Last Call CD

基本はピアノ・ソロ・アルバムなのですが合間合間にゲストが加わるので全体の印象は結構分厚いが特徴。独特のセンスだなぁと感じたのが…続き









2016年度対象会員様限定盤
今回もハーモニカにマシュー・スカーラーが全面参加
Lurrie Bell
Can't Shake This Feeling CD VERY LIMITED
ルーリーの新譜(本作)とリル・エドの新譜が揃って入荷。共にBluesClub会員様への限定選盤分しかないのですが、…続き




BluesClub
2015年の 頒布予定タイトル一覧

2015年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 英ACE編纂の同シリーズ過去三作からベスト・セレクトされた珠玉の12トラックがクリムゾンカラーの重量級アナログ盤にて登場!
V.A. Girls with Guitars LP 2015年度対象コース会員様限定

その歌だけでもいきなりハートをえぐってくる感じのGail Harrisの A面#6.I Idolize Youや、抜群にキュートなハーモニーで萌えまくる…続き
今作からエルハルト父のギターが去り新規のバンドで製作、そのコール・アレンのギターにも大いに耳が傾く作品です
Sena Ehrhardt Live My Life  CD
主に米北西部ミネソタを中心に活動してきたシーン最大注目の美形ファンキーブルース・ウーマン。既に数々の賞にノミネートされている実力派で …続き
2月 文句なしJW最高傑作の手応え充分、まさに今夜はヤツのギターが泣いている
JW-Jones Belmont Boulevard CD
02年盤や04年盤で覚えた新鮮な衝撃が今再び蘇る、これは間違いなく近年のJW会心の一作!誰もがツイストで腰を振りたくなる#2. …続き
2015年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
スクラッパーっぽさ全開の響きで元々はこっちのテイストだったのかなと思う作品
Mary Flower Ragtime Gal CD VERY LIMITED
後から出た盤を先に聴いていた私の場合本作を聴いた瞬間、彼女が私には白いアルジア・メイ・ヒントンにも聞こえ、実際の両者ではピッキング・スタイルも異なるものの、共に心温まるフォーキーなブルース。…続き
3月 2011年にお届けしたあのフェームお宝盤に迫る、こちらは新たなる最新録音お宝盤
Candi Staton Life Happens CD
あのフェーム録音から約40年を経て再びリック・ホールのプロデュースにより完成した、これがキャンディの最新吹き込み作品。 …続き






あの日から43年、but そのまま続編として耳が聴いてしまう雰囲気で一杯
Colosseum Time on Our SideCD
1960年代後半に私はこのコロシアムにズブズブにハマッたことがあります。幻想的な中にもどこか泥臭い香りがするブルース・チューンなど飛び出し例えばディック・ヘクトール・スミスの野太いサックスにデイヴ・グリーンスレイドの魅惑的なオルガンが絡むとき、何もかも忘れてその音の中に埋没していました。時代がプログレやジャズロックといったプチ前衛音楽をサブカルチャーの中の急先鋒として重要視していた頃の話 …続き。
4月 時折からむ自身のピアノがシブ系のオルガンにより二倍引き立つ感がまさに職人の技、時を忘れて聞き入る作品
Chris Foreman Now is the TimeCD
2004年に同じサイレン・レコードのジャズ・シンガー、キンバリー・ゴードンのバックで実にディープなピアノを弾き、その同年に同じシカゴの老舗レーベル、デルマークからも半端なくディープなオルガン・トリオで自身初のリーダーとしてCDデビューを果たすという、大ベテランの割にはCDデビューが遅かったものの、それら2作品でジャズシーンの評価はうなぎ登りでした。…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2015年度会員様へ昨今の新規トミーファン急増傾向に応じて9年ぶりの復活選盤♪
若き婚約者と共に祖国オーストラリアに凱旋帰国した際のとってもハッピーなツアーを収録+3曲もの手元クローズアップのおまけ映像がメチャ嬉しいDVD
Tommy Emmanuel Live at Her Mejesty's Theatre Ballarat,Australia DVD \2,730
(税抜)
今回の映像が明らかに今までのとは違うぞと思わせる要素としてトミーの表情が終始にこやかで幸せの絶頂にある感じ、それもそのはずで、このDVDにはアメリカで見つけた若き婚約者エリザベス・ワトキンスを同伴してのいわば凱旋帰国コンサートといったニュアンスが大なのです。…続き

※以上のコメントは2006年の本作導入時に書いたものそのままです。2015年2月現在、消息筋からのお話では今は別の方が彼の伴侶として存在している?模様です。私自身はその辺の詳細を存じておりませんが、いずれにしても導入時に感じた新鮮な印象をそのままにここではあえてコメントを変更することはしませんでした。
5月 2015年度対象会員様限定
ここにまた登場した今度は英国BBC制作による注目のブルース・アーカイブス映像
9th Burnley Blues Festival 1997 DVD

1994年英国のTV局BBCが監修したブルース・ドキュメント映像で、一部曲の途中で他のカットに飛ぶものもありますが、おおむねノーカットでの収録。ホルムズ・ブラザーズやエリック・ビブ、ジョー・ルイス・ウォーカーのレア映像が楽しめる点で…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2015年対象コース会員様限定盤
例えればミシシッピ・ジョン・ハートの世界、素朴でたおやかなフィンガー・ピッキング・ギターに酔うひととき
Phil Heywood Rollin' On CD
VERY LIMITED
振り返ると私のギター遍歴はおおざっぱに言って、小学生の時の通信講座によるクラシックギター歴、そして中学時代に目覚めたブルースロックでの初めての(国産)エレキギターは…続き
6月 漆黒の180g重量盤で聴く最強ブルース・レジェンド、ジョン・リー・フッカー怒濤のブギー14連発の嵐!
John Lee Hooker Boogie with John Lee Hooker  180g重量盤LP

映画「ブルース・ブラザーズ」で今はもう存在しない伝説のブルース・ストリート、シカゴのマックスウェル・ストリートで路上ミュージシャンの役を演じていたジョン・リーの勇姿に強烈な電撃ショックを覚えた日から早34年超の時が経過しました。ポンコツの中古パトカーを改造したブルース・モビルで爽快な活躍を見せてくれたエルウッドとジェイクの兄弟以上に、実は私はあのときのジョンリーの姿こそが強烈に瞼に焼き付きました。…続き
肌が粟立つ瞬間、そんな歌をこれでもかと聴くことが出来るベティのこれが総ナイスなデビュー作+α
Bettye Lavette Child of the Seventies CD
1972年にマッスルショールズで録音された後にお蔵入りの運命となり幻の名盤と称されていたベティのデビュー作が今ここに復活。加えて未発曲及び60年代に発表されたシングル曲とを併せて10曲のボーナストラックを追加、まさに珠玉の全22曲が晴れて1枚のCDになったという次第です。 …続き
7月 渋い!穏やかに静かに熱くなってくる感じがた・ま・り・ま・せん!
Lonnie Shields Live at the 100Club London  DVD
LIMITED
1998年4月7日、ロンドンの「100クラブ」にて収録されていたこれもまた大変に貴重なブルース・アーカイブのひとつ。…続き
前作はオランダBlack and Tan から、そして今作はフランスのDexieFrog からのリリース、日本もそんな風な仲間入りしたいなぁ
Harrison Kennedy This is from Here CD

往年の活躍こそデトロイトシティでのことながら、ハリソン自身は元々はカナダの出身だったそう。現在は母国カナダに居住、フォーキーなブルースマンとして活動しているその姿自体は、当店が初めて日本に導入した05年盤「Voice Story」によりコアなブルースファンの方々に知られることとなりました。…続き
8月 テキサス・ブルースのテイストぷんぷんのグリーンにオーティス親子が絡むことで生まれた独特の味わい
Guitar Slim Green Stone Down Blues CD
西海岸ブルースの秘宝と称されるギター・スリム・グリーン唯一にして最高傑作アルバムが今般+2曲で奇跡の復刻。本作のKENTオリジナルのアナログ盤は…続き
スインギー、ファンキー&ロッキンそしてムーディーな、360度オールラウンド・ブルース・ハーモニカ
Guy Belanger Blues Turn CD
ここ日本でもコアなブルースハープ・ファンからロッキン・テイストを好むライトなハーモニカファンまで幅広い層の支持を集めているのがこのガイ・ベランジャー。解りやすく言えば例えば米西海岸のマウンテントップやデルタグルーヴといったハーモニカ主力のレーベルの音が好きな方なら文句なし一発でお気に召す音。…続き
9月 2015年度対象会員様限定盤
文句なし!よくぞ出してくれたと喝采したいもの凄い未発トラックばかりが全12曲
Albert King Live in the '70s CDLIMITED

1971年〜78年の未発音源12trackを集めた、昔でいうところのいわゆる海賊盤っぽい印象の作品ながら、その12曲すべてが高水準の演奏内容なのが特筆。…続き
ギタリスト道を三世代貫いてきたポポヴィッチ家、初の父娘共演フルアルバムがここに登場しました
Ana & Milton Popovic Blue Room CD

本作はギタリストとしてのアナの師匠でもある父ミルトンとの共演作で、親子共々愛し続けそしてカバーしてきた楽曲が多く含まれているのが特徴。ロバジョンやジミー・リードのブルース・スタンダード・チューンをはじめ、…続き
10月 かつてマディ生誕の地で彼が子供時代を過ごしたという壊れた小作小屋の前に佇んだ瞬間を思い出す
Muddy Waters 100 マディ・ウォーターズ生誕100周年記念豪華CDアルバム

当然出るだろうと多くのブルースファンが期待していたマディ生誕100周年を祝した企画作品がここに満を持しての登場です。当企画の発起人と思われる …続き
豪華であると同時にダルでレイジーな時間をも楽しめる総ナイスなカントリー系ギター・ジャム
Amos Garrett,James Burton,Albert Lee,David Willcox Guitar Heroes CD

ぼわ〜っとしたぬくもりのある霧に包まれる感じ、まるでグレイトフルデッドを聴くかのような#8.Only the Youngに代表されるように、…続き
11月 有吉須美人の参加が目を引く重鎮バーンズ、72才はブルースではまだ壮年の入り口くらい若いと言っていいと思います。
Jimmy Burns It Ain't Right CD
今回試聴用の音源を入手することが出来ずやむを得ず関連情報と余談で原稿を埋めたいと思います。関連情報として、青森の青年会議所から…続き
今度はバディを替えてのネオ・ソウルブラザーズ、21世紀のサム&デイヴの呼び声も高まる期待のデュオ
Billy Price & Otis Clay This Time for Real CD

1+1が2以上になる共演が最近増えてきた気がする音楽シーンですが、単独でソロ作品を出すよりもより多くの新しいリスナーを獲得することが出来るチャンスとしてアーティスト自身がそういった共演を好む傾向にあるのかも知れないですね。でも今作はそういった狙いよりもデュオのスタイルを構成することであのサム&デイヴの路線をここに実現した感じがします。…続き
12月 遂に出た!鬼気迫る未発ラッシュの熱血1972年ライヴ音源の魅力
Otis Rush Double Trouble Live Cambrige 1972 CD
ブルースのライヴ・ブートレッグ盤が出る度、密かに期待していたのがまさにオーティス・ラッシュのこの時期の発掘盤でした。1969年制作の"Mourning in the Morning"と1971年制作の"Right Place,Wrong Time"の時代のラッシュがここにも充満!…続き
文句なし!またまたよくぞ出してくれたと喝采したいもの凄い未発ライヴ盤
Albert King Live at the Fabulous Forum! CDLIMITED

出るときは次々と出るものでこれまた1972年カリフォルニア収録の絶頂期アルキンの特濃ライヴ盤。…続き


BluesClub
2014年の 頒布タイトル一覧

2014年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 プチ・シュールな音が増えた部分、米上下両院での予算承認騒動とか日本のインチキな特定秘密保護法案とかうんざりすることが多い時勢下に妙に似合う気がする
Anders Osborne Peace

実は仕事で海外の人と e-mail で交信するようになって以来ずっと一貫して私が文末に置くワードが「Peace」なのですが、15年くらい前は多分それは誰に対しても特にそれほどの意味を持たない単語だったように思います。それが 9.11以降、世界の情勢が不穏になるに連れそれまでは定型の末尾文でメールを締めくくっていた人たちがある日を境にしばしば私と同様に Peace と末尾に書くようになったことになにやら感慨深いものを感じていました。人は無意識に自分にないもの、そこに無いものを求めるそうで複数の米国人がPeaceと末尾に書くのはやはり無意識に平穏や平和を彼らが望んでいることを感じます。しばしば空港を利用する人なんか、先のオバマ政権が中東の某国に軍事攻撃すると言い始めたときは心底ブルーになったそう。開戦と同時にたちまちニューヨークの空港なんか特に危険地帯になりますよね。しかしそんなPeaceというタイトルと幼い少女が中指を立てている写真とが同居しているこのアルバムは、偽装や欺瞞にまみれた今の社会をある種象徴している印象も受けます。枕が長すぎて作品の中身について書くスペースが少なくなりましたが元々硬派のイメージがあるサウンドにさらに漆黒のタールのようなエネルギーを内包してきた感が大。#6.Brush up Against Meはこれだけ聴いたらピンクフロイドの未発音源が出てきたのかと思ってしまいそう。でも混沌としたこの音の集合体が理屈抜きにジャストフィットしてしまいます。色んなタイプの曲が次々飛び出す中レゲエ崩れした感じの#9.Sarah Anneのシンプルさが大好きになってしまい、もしオズボーンが60年代に活躍していたらビートルズも顔負けの凄い大傑作アルバムを放っていたのではなどと思ったりします。総じて攻撃的な印象の音作りが多くなっていますが、中でも冒頭#1.Peace での不安な気持ちを呼び覚ます出だしに今の彼の心の様子を垣間見る気分。核攻撃で破壊された街に一人生き残ってしまったらきっとこんな歌を思い出すのかも知れません。とにかくまだまだ色んなアイデアを沢山持った人だと実感した作品です。
2013 USA Alligator ALCD-4956

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
米欧の曲者的ブルース・ギターの名手が競演、互いが互いを刺激し合う理想の展開が随所で繰り広げられているのダ
Guitar Shorty My Way or The Higway

1991年初出のオーティス・グランド・バンドとショーティのJSPセッションが三度の登場です。過去繰り返し本作が再発になる理由はやはりフィーリング・タイトなオーティス・グランド・バンドをバックに、当時メキメキとレコーディングの機会が増えてきた隠れ名手ショーティーともう一人の雄、オーティス・グランドが実にスリリングな共演を魅せる由。グランドがレバノン出身ということもあって一部のマニアだけが知っているという、そのマニア度では当店イチ押しのケニー・ブルー・レイと並ぶまさに秘境の名手の風情。そんな彼らの軽めのジャンプナンバー、#3.Shorty Jumps In でのインスト・チューンや、10分超にも及ぶスロー・ブルース#7. It's Too Lateでのギターでの駆け引きは必聴、特に#7.でのワウとディストーションを活かした前半のソロと後半のソロはギター弾きにとって即死必死の命中弾になると思います。今回の再発に当たってショート・ムービーとショート・ライヴが追加収録になっています。
2013 UK JSP JSP-8847
2月 ソウル色濃厚な作りの中、フュージョン・テイストな曲に新たな歌姫タマラの輝きを見る
Tamara Peterson with Lucky Peterson Band Whatever You Say
俄然ソウル度を増した作りが印象的で、形の上では前作同様ラッキーの全面サポートながら、今回は彼のギターがかなり抑制の効いたソロやオブリとなっています。#1.How Do I,Why Do I (Love)でその感触が伝わるかと思いますが、私の勝手な想像では前作で確実に多くのファンを得たタマラには是非今回は全面的に主役として活躍してもらって、自分は完璧にサポートに回ろうとラッキーが思った、とそんな印象を受けます。とはいえツボにハマるラッキーのギターが絶妙な味わいの#4.I Wanna Know What Good Love is 等々、隅に置けない活躍がキラリと光ります。今回 #6.One of Kind のプチ・グルーヴなフィーリングが今後のタマラの方向性を暗示していそうで妙に萌え〜な余韻を残しますが、こういったタイプの曲、例えば最近ではダヴェル・クロウフォードも好んでトライしていますよね。恐らくアーティスト自身も地味に萌える(燃える)んではないかと思います。一方でバッチリ似合っている、向いていると感じるのが#7.Lat Time(You Left)のような曲で、いわゆる80年代のジャズソウル〜フュージョンっぽいテイストがメチャクチャ似合っている気がします。#9.もその抜群なフィーリングで迫りますが、特にここでのラッキーのギターが80年代によく聴いた日本のフュージョン・ギターにも通じるので妙に嬉しくなります。それはさておきタマラ自身はストレートなソウルを歌う自分とフュージョンっぽい自分と、果たしてどっちの自分が好きなんだろうと歌を聴きながら想像している自分にも気がつきました。
2013 JSP JSP-8848
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

※10年ぶりのリバイバル選盤ですので初期からの既会員様には重複を避けるため当月はカスタム選盤になります。
スライドの響きに印象派絵画を見るような気分、そして歌に滲むのは彼自身の姿

Spencer Bohren Carry The Word

さらに渋味を増した作風で、演奏も歌も限りなく韻を含み精神世界の内なる扉を開く境地に引きずり込まれます。曲によっては彼のギターが"演奏"と言うより歌を引き立てるための効果音的な使われ方をしていて、非常に印象的。いつものスタイルの木訥とした歌もさらにストーリー・テラー的な色合いが強まり、さすらいの吟遊詩人といったところ。もうこれは彼自身の詩的で私的な、とことんプライベートな音の世界と言えます。非現実空間に吸い込まれそうな
時間を体験しました。
2000 France Last Call / USA Spencer Bohren


3月 プロデューサーが変わり音の印象もそれに連れて応分の変化をしてはいますが安心して聴ける点で今回も不動の三人衆
the Holmes Brothers Brotherhood

90年の1stアルバムをアナログ盤で買った時の光景を40年くらい前のことに感じてしまう自分が居ます。その頃の、レコードショップに勤務していた28年間と独立してからの14年間がほぼ均等感覚に感じるこの錯覚は何処から生まれるのだろう。加えて彼らホルムズの来日公演(02年)をパークタワーで観た日がやはり25年くらい前のことに感じてしまう自分。きっと自分の店を持ってからの一年一年がもの凄く濃く激しい日々だったことから来るメモリー時計の暴走なのかも知れません。そのことはともかくしっかりと時計分の年輪を重ねたシャーマン、ウェンデル、ポプシー達の風貌を見ていると自分が爺ィ顔になってきたのも当然かと(笑)。本作ではフェリシア・ホルムズという名の女性シンガーが一曲参加していて、それが兄弟どちらかの奥方なのか娘さんなのかは不明ながらも、その歌の実力(#8.Lovin' You from Afar) からして今後の彼らのアルバムには絶対参加していて欲しいなと思いました。ティッシュ・イノホサ系の透明なヴォイス、確実に琴線に触れてくる美声ですよね。あと #6.Solger of Love がこれだけいきなり聴いたらホルムズだとは思わないかも知れない仕上がりになっています。だからなのか余計に新鮮に響きます。古くからのファンほどぐっときそうなのが三人が等しく絶唱する#14.Amazing Graces。これを聴くとポプシーが得意の超高域パワフル熱唱からはややテンションを下げてきたのが分かりますが、それでもこの三人の魅力は不滅だと改めて。
2013 USA Alligator ALCD-4957
アコースティックとエレキバンド編成とのブレンド具合が丁度いい、好感度抜群のヤングレイディ
Kara Grainger Shiver & Sigh
ブルースウーマン・クラブというコースがこうして現実にも成り立つくらい、特にこの10年くらいは若い女性の活躍が世界的にも顕著な中、今度はオーストラリアから米西海岸に活動の拠点を移したのがこのカラ・グレインジャー。既に完成形の成熟したオリジナル作品と、個性的なカバー・センスが際立つのが特筆。バックのメンバーも実に豪華な編成で、その辺の詳細は国内盤仕様の強みでもある帯兼用バックカバーの解説を参照されたしですが、毎度BSMFオーナーの西村氏の解説はとても勉強になります。私がデルタグルーヴと取引していた頃は単なる直感と、たまたま聞きかじった半端な知識で作品を分析したり、あるいはもっとシンプルに自分も一ファンとして楽しんでコメントを書いていただけですが、同社が扱うようになってからはちゃんとしたプロの仕事をされているのを強く感じます。表題曲#2.Shiver & Sighでも解るようにカラの場合ストレートなブルースからは距離がありますが、ブルージーなルーツ系女子として聴くとき堅実な才能を存分に発揮しています。#10.Breaking Up Somebody's Homeでは元ネタのアン・ピーブルズのプチ・ヘヴィなニュアンスに迫る一瞬のシャウト部分に特に個人的に萌えてしまいます。カラの特徴はカバーも元が黒人の歌、白人の歌とかに関係なく一端フラットにしてから自分のフィールドで歌っている感じがする点、それがさらに強みになっているように感じます。
2013年 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2350
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
4月 ※10年ぶりのリバイバル選盤ですので初期からの既会員様には重複を避けるため当月はカスタム選盤になります。
カントリー・ブルース・タッチの吟遊詩人、時も色も温度も消滅する不思議な感覚

Spencer Bohren Dirt Roads

最近のボーレンはひたすら自己の内面それも最深層部をとことん探るかのような、一種自分ツアーみたいな作品作りを好んでいるような気がします。本作は丁度そういう風になってきた時期というか彼のターニングポイントにあるような感じの作品で、時計の針さえ止まってしまいそうなスライドの響きが美しい#1など、反語で言うと無色透明の明るい影のない闇に包まれる感じが独特です。うまく表現出来ないのですが全方位角から照らす青白い光に包まれる感じ、私はそれを逆に影のない光の闇と感じるのですが、ここにある世界はまさにそういう世界です。リロイ・カー作の#2.How Long Blues の解釈にも彼の本来的な個性がくっきり出ています。
2000 USA Zephu
世紀をまたいで脈々と受け継がれるバンドの看板スピリット、まさに永遠なるアメリカン・ミュージックの心で一杯
Roomful of Blues 45Live

05年盤と08年盤で改めてデビュー当時のルームフルを聴いたときに匹敵する興奮を覚えた日がちょっと懐かしい。このバンドは70年代から続く非常に歴史の長いバンドである一方、作品の度にメンバーの出入りが激しいバンドとしても有名。とはいえライナーでも米ブルース・ミュージック・マガジン誌のエディター、アート・ティパルディが語るように、メンバーが変わってもルームフルのサウンドは変わらない〜〜というまさにアメリカ中がむせかえるような熱気に包まれていた戦後の一時代、1945年から50年代へと続くジャンプ系ブルース・スタイルを一貫して踏襲。ちょっと強引な比喩を用いれば、虎は死して皮を残し人は死して名を残すもの、一方バンドは生きて看板を受け継ぐという感じでしょうか。このアルバムでは締めくくりの曲#14.Flip Flap Jack がまさにルームフルというバンドのマテリアルそのもの、メンバーもそういう気持ちから作品のラストに置いたと思います。とはいえ豪快なホーン・アンサンブルが看板である一方で、過去実質的な人気はデューク・ロビラードやロニー・アールといったギタリストが一番人気でありました。現在のギタリスト、クリス・バションも#4.Easy Baby のソロが如何にもライヴステージらしい入魂ソロを弾く瞬間をキャッチ。特筆は今作にはそのヴァションのオリジナル・チューンが3曲も収録有りで、中でも#1.Just Keep Rockin' のジャングルっぽいサウンドがゴキゲンな仕上がりです。
2013 USA Allgator AQLCD-4955
5月 デトロイトの終わらない夏、2011年編は妙に60年代末期を感じさせてくれる1枚となりました
V.A. The Best of Heatstock 2011
デトロイトの進行形ブルースシーンをリアルに伝えてくれる点でまさにこれ以上ない好企画盤。  …続き

2014年度BluesClub2枚コース会員限定の品
あの日のゲインスがそのままパックされた感じのアルバム、99年パークタワーの感動が今再び蘇る98年盤のアナログ復刻
Roy Gaines Bluesman for Life  アナログ盤(LP) Very Limited
その日、私もそこに居た一人なのですが 99年12月の新宿パークタワー来日公演で …続き
6月 全く古さを感じさせない驚異の歴史的発掘盤、モダンブルース界の大金星登場
Magic Sam Live at the Avant Garde

1970年代初等の日本を席捲した第一期ブルースブームの最中、当時日本ではトリオ・レコードから出ていたデルマーク原盤のマジック・サムに …続き

〜極上蔵出しレア・ユーロ・ブルース・コレクション♪
2014年度2枚コース会員様限定 VERY LIMITED
普段はボスのバンドで名脇役だという達人が多数集結して作った、とんでもなく濃くて凄い盤。スウェディ
シュ・ブルース・シーンにおける最強の裏方たちが大集結した凄い盤、問答無用で面白い!
V.A. Big City Rhythm ...When Blues Hit Big Town... Vol.1
一見普通のコンピ盤に見えてしまうV.A.(ヴァリアス・アーティスト)アルバムですが実はこれが大変にエポック・メイキングな作品で、 …続き

7月 もう1枚、感激の発掘盤アーマ・トーマスの「フルタイム・ウーマン」と並んで個人的には今年度最高峰のレディ・ソウル復刻盤
Denise LaSalle Making a Good Thing Better

1971年から76年にかけてデニスがウエストバウンドに残した全シングル26曲をコンプリート収録したアルバム。サザンソウルの中でも …続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象クラブ会員様限定商品
Wabiさんのハーモニカで存分に楽しめるラリーガーナー、1997年の英国ライヴDVD
Larry Garner Born to Sang the Blues DVD
1997年11月にイギリスはオックスフォードにて収録してあったラリー・ガーナー with WABIの大変貴重なライヴ映像の登場です。…続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
8月 掘れば掘るほど未発掘のお宝音源がザックザックと出てくる南西ルイジアナの湿地帯
V.A. Boppin' the Bayou Again

本国アメリカでは業界自体がその計り知れない程の価値を失念しかかっている …続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象クラブ会員様限定商品
遅れてやってきた超大物、英国からCDデビューを果たしたカラマズーの巨人に注目
Eddie 'Blue' Lester Funky Basement Blues LIMITED
軽快なノリ、滑らかにシャウトするアルトヴォイス、そしてその抜群の存在感と、すべてが一線級の大ベテラン。規模の大きい …続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
9月 2014年度対象クラブ会員様限定盤
John Mooney Son and Moon CD LIMITED
重厚に、年輪を感じさせる風貌に変化したジョン・ムーニー。思えば1999年に …続き
活躍の場が迷うほどあった時代の大ベテラン・ソウル・シンガー、ルー・プライド最後の作品
Lou Pride Ain't No More Love in This House
1950年にシカゴで生まれそして2012年6月にシカゴで亡くなったソウル界の重鎮ルー・プライドのこれがラスト・アルバム。現在アメリカでは …続き
10月 2014年度対象クラブ会員様限定盤
98年当時のレギュラー・メンバーによるオックスフォードでのステージを激接写した貴重な作品

Otis Grand Blues from the Heart  DVD LIMITED
オーティス・グランドの熱気溢れるパフォーマンスをこれでもかと激接写した貴重なライヴ映像が初の作品化です。 …続き
ブルースと共に生きることの喜び、シアワセが滲み出ているとてもハッピーな盤
Preston Shannon Dust My Broom

割と最近のこと、私に仕事上のライバルは誰(何処)ですか?と尋ねた若い女性に即座にそれは …続き
11月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
これもまた西海岸のベイエリアと直結している気がするニューオリンズ産ファンキー・ブルース・バンド
Heavy Water
Fo' Reel
LIMITED
ニューオリンズ産の軽量級ファンクブルース・バンドで基本はオルガン入りの四人編成ながら、随所でタイムリーなホーンの絡みもゴキゲン。スライドギターに独特のニュアンスがあって …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
ロニー入魂のキラーフレーズが次々炸裂、もう た・ま・ら・ん・
Ronnie Earl and the Broadcasters Good News

全編において前作と同様のスタンスで作ったアルバム。嬉しいことに今回も絶品のシブイ喉をしたDiane Blue が複数曲で参加しています。…続き
12月 2012年に吹き込まれ機会待ちだったと思われるラッキーのハジケまくり80年代テイスト・ブルース
Lucky Peterson Travelin' Man
時は2012年のとある夜のロンドンで、ラッキー・ピーターソンがおもむろに "ロニースコットの店" のステージに上がり、古めかしいゲイトマウスのナンバーを歌い始めたときこのアルバムは生まれた。…続き

デルタ鬼レア・コレクション蔵出し リバイバル選盤 2014年度対象クラブ会員様限定商品
デルタの土に育まれた比類なき生命力、まさにパワフル・ゴスペル!
V.A. Let It Be Real
VERY LIMITED
全曲ミシシッピ・デルタにて収録されたゴスペルのライヴ・コンピ。お洒落な感じもする都会物のゴスペルとは一聴しただけでも別物で、何より迫力とリアルさが断然違います。…続き



BluesClub
2013年の 頒布タイトル一覧

2013年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 ギターがフライングVではなくなったこと&シンガー度が増したことに注目♪リリース直前に急逝したため惜しくもこれが遺作になってしまいました
Michael "Iron Man"Burks Shaw of Srength
2001年のアリゲーター・デビュー当時から注目してきた人ですが、このバークスのギターが大好物だというお客様がアルバムが出る毎に増加してきた、人気・実力共に半端ではない現ブルース・シーン最重要人物の一人(でした)。余談ながらTommy Castro のアルバムとBamFest2007  での快演もコアファンの間では勲章物の評価を頂いています。 もとい本作でのバークスは比較的落ち着いた作りで、豪快にギターを弾き倒すイメージは控えめ。元来シンガーとしての魅力も傑出していたので歌で聴かせることを主眼に置いたこの手応えもまた重量感たっぷりです。試聴は#8.Valley of Tears と #11.What Does it Take to Please You?をどうぞ。趣は異なれど鉄人の溢れる歌心は溢れんばかりです。
2012 USA Alligator ALCD-4951
シンプルな弾き語りに個性が充満している、そんな印象を濃くする作品です
Caroline Herring
Camilla

ヘリングの作品を初めて日本に導入した当時、2001年盤で感じた非凡さが2003年盤で既に完成形になっていたのがとても印象強かったです。彼女自身がファンだったピーター・ローワンの影響もあって出身地のミシシッピからオースティンへと活動場所を変えた後にCDデビューを果たす。その2001年作はTeri Hendrix をライフワークとしてプロデュースしているロイド・メインズがサポートしていたこともあって当店的にも彼女に注目して貰える一つの大きな要素でした。類型が多いスタイルの中、確実に自分の世界を構築しているアーティストで歌そのものにふんわりとした吸引力があるのが特徴。#2.Black Mountain Lullaby や #7.White Dressで作品の雰囲気は伝わるかと思いますが、パッケージ・デザインが象徴するようにメルヘンチックな絵本の世界に誘ってくれる感じがナイスです。リズム隊にフィドル等が加わる曲では動的な印象を残すのも実に対比的。総じてシンプルな音作りに色濃く個性が滲んでいます。
2012 USA Parishline Records
2月 年度最高峰のリイシュー作品!米国音楽史にその名を残すダン・ペンのこれが文句なし永久保存盤
Dan Penn the Fame Recordings
これらの楽曲がフェームに録音されてから既に半世紀もの時が流れているにも関わらず、すべての音楽ファンの琴線を激しくシェイクするに違いない訴求力。ここにある全24曲どれをとっても今この瞬間に新曲として通用する根源的な魅力に溢れています。まず気持ちをまっさらにして聴いた#1.Keep On Talking はイントロ部でふいにダイアナ・ロス&シュープリームスの顔が浮かんでしまいます。#3.Far From the Maddening Crowd や #6.Don't Loose Your Good Thing ではオーティス・レディングに代表されるアトランティック・ソウルの雰囲気も漂い#4.Uptight Good Womanではサム&デイヴに代表されるマイアミ系からメンフィス・テイストも有り。アメリカン・ルーツ音楽と黒人音楽の極上の成分がすべてここにあるといっても過言ではなく、これを聴く前の貴方と聴いた後の貴方とではもう全くの別人になっている、そんなとてつもないアルバムがこれ。熱血のお薦め盤!です。
2012 UK ACE CDCHD-1353
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2013年度対象クラブ会員様限定盤
スウィートなお洒落感が好印象を残すニューオリンズ新進気鋭のピアニスト
Matt Lemmler Portraits of Wonder
アルバム・タイトルが物語るように全編がスティーヴィ・ワンダー・チューンで構成された、しかも特上にまろやかなピアノ作品です。全11曲中、#11のみマットのオリジナルですが、これは彼がスティーヴィーへ捧げた特別な書き下ろし曲。バックにはリズム隊の他 9名もの瀟洒なホーン・セクション始め曲によっては二人のシンガーが彩りを添えています。ゴージャスな中にも漂うシックなセンスが印象的で、#1.Don't You Worry 'Bout a Thing は時にニューヨーク・ジャズ・テイストも感じますがこれらはれっきとしたニューオリンズ産のジャズ盤。#6.Higher Ground や#9.If It's Magic が耳には昔からあったジャズ・スタンダードに聞こえてくるから不思議です。早いものであれから早10余年、今般2012年秋に新装再発になったのを機に対象のクラブ会員様限定で貴重な初版盤をお届けすることにしました。内容は全く同じでこちらがオリジナル・デザインの初版盤です。
2001 USA Matt Lemller PMG-0103  
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
3月 2013年度 対象クラブ会員様限定盤
ニューオリンズの新進気鋭キポリ・ウッズのギターが全面参加!結果ドゥエインのロケット・ザディコの燃焼効率が二乗倍になった手応え
Dwayne Dopsie & The Zydeco Hellraisers Dopsie Strikes
アルバム全体を包むアグレッシヴかつホットなフィーリング、わざわざ Recorded Liveと明記しているのはスタジオで一発録りしたことを強調しているものと思います。ワン&オンリーという言葉は彼のためにあるのかと思うくらい、ドゥエインのアコーディオンはサウンド自体がユニーク、ハイピッチでハイテンションなザディコにとてもその音が似合う気がします。同じくらいユニークなギタリストKipori Woodsの参加がこのアルバムの個性をさらに際立たせた感じで、二人ともにこういったラフな作りが様になる人。実際のステージもきっとこうなんだと思わせる#6〜#8辺りの流れは圧巻の一言、是非とも爆音で聴いて下さいね。
2004 USA Self Released
※以上は2004年当時に書いたコメントそのままです。
豪華客船ライヴCDと並ぶ、傑出した演奏内容が光る最高グレードのコンサートDVD
Elvin Bishop's Raisin' Hell Reviue
Live in Concert-That's My Thing DVD

ハジケるほど元気なビショップのアメリカン・ルーツ・サウンドはヴィヴィッドなオレンジ色の陽光と暖かな風の吹くカリフォルニア州が良く似合う。このDVDはまさにそんなカリフォルニア州レッドウッド・シティ・クラブ・フォックスにて収録された抜群にゴ・キ・ゲ・ンなステージを収めた永久保存版的決定盤DVDです。収録の、96分 全18曲すべてが大充実。当日はソールドアウトだったという満員の観衆総立ちのフロアに降りて、最前列の客が手を伸ばす中たっぷりと至近距離で演奏するビショップの何と生々しい迫力の映像であることか。かくいう私も新宿パークタワーやシカゴのブルースクラブで、何度も演奏者が真ん前に来て膝立ちで演奏していってくれた経験があるので、こういう映像を見ると一瞬で血はたぎり全身総毛立つのであります。映像を見ると直ぐにお感じになると思いますがバンド・メンバーの豪勢さとそのチームワークは筆舌に尽くしがたく、近年観たブルース系ライヴ映像では文句なし今世紀最高峰の内容です。ビショップ自身、今こそが人生最大の旬だと感じているに違いない、そんな生き生きとした表情も含めてよくぞこれだけの映像、演奏をキャッチしてくれたと制作者に感謝したい気持ちです。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSDV-3019
4月 ベル・ファミリー総動員の1989年制作豪華絢爛シコゴ・ブルース・セッション
あの思い出のシカゴ・セッションが2013年の今、遂に+2曲で再登場!!

Carey & Lurrie Bell
Dynasty
JSPがキャリー親子の本拠地シカゴに繰り出して吹き込まれたゴツくて豪快なブルース・アルバム。父キャリー・ベル(hp)を筆頭に彼の息子達ルーリー(g)、スティーヴ(hp)、ピート(g)、ジェイムズ(ds)が一堂に会し全曲もしくは一部に参加というとても豪華なファミリーアルバムとなっています。個々の兄弟に思い入れのある方はそれこそ存分にベル・ファミリーによるコテコテのシカゴ・ブルースを堪能することが出来ます。文句なし王道を行く正当派シカゴ・ブルースの最強烈盤。キャリーのハーモニカもスティーヴのハーモニカも最高!そしてもちろんルーリーのギターが天下一品の泣きをしています。2013年の復刻盤は+2曲のデジパック仕様になりました。試聴は#3.Sail On をどうぞ。全曲がこのぶっちぎりの水準です。
2013 UK JSP 8846
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2013年度BluesClub2枚コース会員様限定商品
思えばこの年、この瞬間に現在のルーリーの大活躍を確信した1枚!
当時のキャッチコピーは 〜 完全復活を確信させる会心の一作、全曲無駄なし!!
Lurrie Bell Cuttin' Heads
Very Limited
何とも妖しいこの雰囲気にブルブルッときてしまいました。長いこと周囲を心配させてきたルーリーの荒んだ生活がどのように彼の心に影響を与えてきたのかを推し量る術はないのですが、このアルバムには、いざギターを持ってステージに上がれば、一瞬の煌めきと閃きを見せるという姿が鮮やかにキャッチされています。一曲、一曲のパフォーマンスにとても気持ちが入ってて聴いてる方も思わず血管が浮いてきます。彼自身が再起を信じて作ったに違いないと思わせる気迫に満ちた仕上がりに大満足!!
(以上は2001年当時のコメント原文そのまま)
2001 USA Vypyr VP-1001
5月 しっとり感とウェット感のこのバランスがいいなぁと改めて感じるオトナの1枚
Mighty Sam McClain Too Much Jesus(Not Enough Whiskey)

あの感動の最高傑作盤 "One More Bridge to Cross"から実に10年もの年月が流れたことに感慨を覚えつつ、70才になったマイティ・サムは声の艶こそ経年変化を感じるものの穏やかに包み込んでくるその歌心は変わっていませんでした。そんなしっとりした歌に混じって繰り出される軽快なファンク・チューンが如何にもマイティらしいところです。#2.Missing You では私の場合は何となくけだるい五月の雨後の街並みをイメージし、#3.Can You Feel It? では陽光眩しい真夏の湾岸道路をイメージしてしまいます。マイティの歌にはいつも映画のワンシーンのような映像が勝手に浮かんで来るのが不思議で、それは多分皆様も同じかなと感じていますけど。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2323
2013年度 対象クラブ会員様限定盤
ベクトルの全てがブルースの中心線と等しい配列になっている感じの熱烈直球作品

Gene Ludwig Soul Serenade CD-R
これは一種、ラディッグの勝負作とも言える切り口が印象的な一枚。ずっと自己作品の制作を任せていた盟友のジャック・クライズバーグをここでは名誉職(エグゼクティヴ・プロデューサー)の位置に置き、自らが采配を振るったことを強調しています。これは私の勝手な想像ですが、前作 Back on〜でソウル色の濃い自らのオルガンに自身が触発された結果、ここでは始めからブルース一直線のパフォーマンスをやってみたかったような気がします。#1.Duff's Blues の濃厚さにもK.O.されますが、さらに#3.Please Send Me Someone to Loveでは9分超のドラマティックなオルガンが炸裂。ここで聴けるギターがまた実にクール、結局みんなブルースが大好きという証明です。
USA Loose Leaf Records LL-9804
6月 軽快なタッチに適度な緩さが混じる、比類無き天然極上ザディコ盤
Chuby Carrier and the Bayou Swamp Band Rockin with Roy
お店的にはこの茶Bこそがザ・ベスト・オブ・ザディコボーイとして2008年のとある日から不動のステイタスにあります。トータル的なセンスが抜群、ノリが抜群、歌自体も抜群と、あらゆる要素で群を抜いた魅力はほんとに文句なし。こんな素晴らしい音を類似穴倶楽部とNew Orleans Clubだけでお届けするのが勿体なくて今回は BluesClub にも組み込みました。#4.Roy Left Lawtell はちょっぴりカントリー・ケイジャンと融合した感じがナイス、#6.the Nighttime is Righttimeは茶Bらしいタッチのほんわかブルースに変身、個人的には#12.Get on the Floorの軽いファンクネスに最も今の彼らしい個性がにじんでいる気がします。タイトルになっているRoyはきっとチャビーの父、ロイ・キャリアーのことだと思います。
2013 USA Swampadellic Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
改めてベスト選曲で聞くテイラーJr.は絶品中の絶品!文句なしの熱血のお薦め盤!!
Eddie Taylor Jr.  So Called Friends〜His Best 15 Songs
よく知っている人の曲でも不意に違う曲順で聴くと俄然印象が変わることを経験された方は少なくないと思いますが、テイラーJr.のこのアルバムはまさにそういう感覚を呼び起こします。私の場合は冒頭から#2.Welfare Bluesにかけての段階でこれは五つ星アルバムだと直感、その印象は立て続けに4、5回全曲を聴いた後に確信に変わりました。もはや彼の父が誰それだとかいう話は無用、彼自身のこのパフォーマンスとハートで存分にハッピーにしてくれます。不思議なもので今まではちょっぴり非力に感じていた優しすぎる歌もそれこそが彼の持ち味ではないかという気持ちに変化、#5.So Called Friendsでもそんな気持ちが分かって頂けるかと思います。全体的にとっても好い感じ。
2012 Austria Wolf 120.826
7月 2013年度対象会員様限定配布
そのユニークさで21世紀の夜明けを告げた大型ジャムバンドのデビュー作、入手困難になった今その貴重盤を対象クラブ会員様に限定特別配布!
Egg Yolk Jubilee Brunch with Rocco Fancypants
最近のBoneramaにも共通する荒くれたサウンドが魅力で、ユニークさが勝負のジャムバンドの世界において、一曲毎の練り上げ方が素晴らしく、楽しいことこの上なしのバンド。豊富なアイデア、みなぎる存在感、それらすべてが文句無しの領域、ニューオリンズだからこその独創的かつワイルドな音がお好きな方は迷わずGETの一枚です。オルガンから始まる#5.Requiem for an Assholeはエレキの刻むコードとホーンのリフがめちゃクール!タイトルにも笑えます(笑)。
※以上は2001年当時のコメントそのままです。
2001 USA Spatura Productions
2013年度 対象クラブ会員様限定盤
アシッドなフィルモア・フレイバー漂う、プチ・フラワー系女ブルース・ベース女子
Mona Leigh One Night In The City
88年にサンフランシスコで録音してあったというモナのこの一連の吹き込みは、作品全体が放つロウでレアな触感を含めて何かが他と違うと感じさせるに充分な、一種特別な魅力を感じます。特に冒頭を飾る#1.Born Under Bad Signが素晴らしく、こんなにシンプルにまとめてなおかつあとあとまで心に残る演奏を私は他に知りません。モナの歌も、普通に歌っているだけで充分素晴らしいのが印象的、ワウを多用する共演のギタリストとのマッチングもベストです。#3や#4など演奏自体はまだまだアマチュア臭いのにモナの歌が抜群に曲に命を吹き込んでいます。新録の新作が是非とも聴きたい人!
2005 Unified Concepts Media
8月 これ以上ない極上U.P.をこれでもかと収録した凄いDVD、迫力&切れ味も天下一品!です
U.P.Wilson Live at 100 Club London 1998 DVD
誰が観ても文句なし仰け反る、これはもの凄い破壊的なクオリティをした最強ブルースDVD。自身のMCの段階から既に聴衆の魂をぶち抜きそして演奏直後にはその場の全員が釘付けになる瞬間。そしてさらにはストレートブルースに言葉は無用とばかりにイントロの一撃だけで全員が即死する瞬間と。とにかくもの凄いスケールのDVDが出たものだ。ブルースが好きっていう人は絶対にこれは観なあかん、持ってなあかんでの世界。収録は1998年ロンドンでのライヴ、かつてCDでも似た時期のライヴ盤が出たことがありますが、内容的にはこちらのDVDの方が文句なし世界遺産級です。#9.UP's Bluesでは演奏の最中にギターを置いておもむろにタバコを吸うシーン、火を忘れたことに気がついてドラム奏者に火をねだりさらにはその一本のタバコが燃え尽きるまで延々とジミヘンやバディ・ガイ顔負けのトリッキーなプレイを披露、カメラアングルも含めて全曲最後まで迫力とテンションが落ちないのも特筆!
2013 UK JSP-5802
アナログの質感が甦る、大迫力 + しっくり感満点のライトニン・ボックス。ブルースファンにもオーディオ・ファンにも
Lightnin' Hopkins Acoustick Years 1959-60 4CD-BOX
ライトニンのこの箱に関しては真っ先に「リマスターの勝利!」というフレーズが頭に浮かんできました。それくらい過去既発のライトニンCDでは味わったことがないアナログ盤的な臨場感でいっぱいです。絞り込んだ時期がまた魅力的で、59年1月16日から60年11月15日までのライトニンをキャッチ。この時期は彼にはまさに特別な時期で、再発見後からあの歴史的遺産 "MOJO HAND" の吹き込みまでの猛烈な自信に満ちあふれた大充実期に当たります。各セッションでの共演者も多彩ですが、ソロでの迫力だけでもう充分。Disc1-#3.Come Go Home with Me でのまるで貴方の目の前でライトニンが歌っているかのような肉迫感。Disc2-#17.Coffee House Blues ではまるで喫茶店の中でインストア・ライヴをやっているのかと錯覚する程の迫力です。サニー・テリー等も加わるDisc3-#2.Got to Move You Babyでのナチュラルさは、昔遊び心で馴染みのジャズ喫茶にカントリー・ブルースのLPを2、3枚持ち込んで大型のアルテック・ホーン・スピーカーから流れた音にしびれまくった瞬間を思い出します。このCDに携わったエンジニアが実際にもアナログ盤の質感にこだわったのか否かは不明ですが、とにかく結果として過去世に出たライトニンのCDで本作を超える音をしているのはないのではないかと感じます。そのことはともかくこの時代のブルースを聞くことで自動的に耳が初期値にリセットされる感覚もまた妙味、すべてのアメリカン・ミュージックの根っこにあることがほんとによく解ります。
2013 UK JSP JSP-77172   bb's Recommendation2013
★★★★★
9月 再びのキム・ウィルソンとの双頭コンボ、本作もまた近年のシカゴ・ブルース盤で文句無し最高峰の1枚!
Barrelhouse Chuck & Kim Wilson's Blues All-Stars Driftin' from Town to Town
06年の"Got My Eyes〜"に続く事実上のキム・ウィルソンとの双頭コンボによる第二弾。多くの方から絶賛のお言葉を頂戴した誰もが認めるあの名盤中の名盤を今回また超えてしまった感が大。文句なし今シカゴで一番ノリにノッている名手ばかりが集結、まずは#1.the Big Pushで挨拶代わりの各人のジャブが連続ヒット、心地よい連続パンチを食らってややハイになってきたところにアール・フッカーとオーティス・ラッシュを適度にブレンドした感じのビリー・フリンのミックスパンチが炸裂する#5.Lucky Lou で一回マットに沈む。そのままKOでは勿体ないということで必死に立ち上がり、気合いで臨む後半戦は#8.K&C Boogieで文字通りキムとチャックの左右が確実にボディをヒット、再びハイになってきたところで#9.You Can't Live Long や #12.Ana Leeの必殺シカゴパンチの弾幕が直撃。と、しかしここでラストラウンド#13.Time is Tightでは意外にも、というか今回もまたvery cool なメンフィス・サウンドにて試合終了という展開。前作でもそうでしたけどきっとチャックがMG's風のオルガンを好んでいるのかなとそんな気がする瞬間です。
2013 USA Sirens Records SR-5021
全20曲、黄金期のミリーが残した不滅のソウルバラードだけを連続して聴く実に芳醇で贅沢な時間
Millie Jackson Her Best Ballads
私の場合、ミリーと言えば#5.If Loving You is Wrong I Don't Want to be Right がまず頭の中をエコーします。貴方を愛することが間違いだというならアタシはまともじゃなくていい〜〜というストレートな悲恋の歌に当時何度深酒してしまったことか。奇しくも2008年のP-Vine輸入部の資料でこのタイトルをパロッたCD解説があるのを見て、むふふやはりこの人も同じかと嬉しくなったのを記憶しています。同様に若いときぐっときたソウル・バラードにドロシー・ムーアが歌う「スペシャル・オケイジョン」がありますが、ミリーで聴く#7.Special Occasion も文字通り「特別な出来事」ってくらい感動します。何度聞いても同じように感動する歌っていうのは間違いなくそれが本物だってことですよね。今日初めてミリーを聴く人が、また30年後に今日の私と同じ気持ちでミリーの歌を聴いている姿を想像しつつペンを置きます。って実際はキーボード叩いているだけなんですが。
2013 UK ACE CDKEND-391
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10月 相棒にマシューのハーモニカを据え、オーソドックスにシカゴブルースと対峙する姿は、基本中の基本に帰ることで改めてまた自分への答えを見つけた瞬間ダ
Lurrie Bell
Blues in My Soul
終始どっしりとした作りでシカゴブルースの王道をひた走るルーリー、プロデューサーのノートにも、今回ルーリーがベイシックなシカゴ・ブルース・トラディショナルを追求したことがしたためてあります。ちょっと話が脱線しますが、私がチェーン店に勤めていた頃業界全体に斜陽の雰囲気が漂い始めたとき、会社は素早く方向性を切り替えて既にヒットしているアーティストのものを集中的かつ大量に売る方向にシフトしました。それを機に独立した私はまさにその正反対、あんまり売れないけど自分はこれが好きだからやっているというタイプの独立系もしくは自主制作のCDを主に売る店を出しました。すると結果は、確かにあまり売れないけどギリギリ一軒の店を維持し得るくらいの顧客の皆様に支えて貰える店にはなりました。もしや、ルーリーもこれだけ世の中が激変してブルース自体が斜陽と言われるとき、あえて岩のように落ち着き払い自身のフィールド、シカゴブルースの基本中の基本に帰ることでまたひとつ真理を手にしたのではないかと。典型的なシカゴ・シャッフルの#13.If it's too Lateや、同じく典型的なシカゴビートに乗って歌う #3.I Feel So Good 、加えてこれも典型的なシカゴスタイルをした #8.My Little Machine 辺りを聴いていると、やはり安心して聴けるブルース、自分だけじゃなく多くのファンの大事なブルースを絶対に壊すことのない生粋のシカゴ・ブルースマンを見る思い。ルーリーはまさにそんな黄金のブルース街道をこれからもひた走るつもりだゼと言っている気がします。
2013 USA Delmark DE-829
8年ぶりにのファビュラス、意外にもテキサス・ブルース色がほぼゼロなことに驚きます
Fabulous Thundrbirds On the Verge
オールドファンほどジミー・ヴォーンと組んでいたときのファビュラスが最高だったと目が遠くを懐かしむ人が多いことをリアル店舗時代に沢山経験しましたけど、それはまた同時に80年代以降ブルースがかなりモダンにファンキーに変化したことと無関係ではないのかも知れません。ちょっと話が脱線しますけど、長年ショップの店頭に立っていてずっと感じてきたのは、70年代には50〜60年代の音を、90年代には60〜70年代の音をヴィンテージっぽく好む方が多く、今この2013年には概ね70〜80年代のブルースに強烈にハマっている方が少なくありません。リアルタイムには特に批評家達からはやや軽んじられていたアルバート・キングやアルバート・コリンズといった個性派に今ズブズブにのめり込んでいるお客様を私は沢山知っています。当時(も今もですが)それらに熱くハマリ込んでいた自分としてはもの凄く嬉しい状況です。ファビュラスの場合ももしかしたらポスト・ジミーの時代のギタリスト達、例えばキッド・ラモスとかが活躍した頃の作品に再び熱いスポットが当たるときが来るのかも知れないですね。本作では、知らずに聴くと70〜80年代のAORかと思う煌びやかなイントロをした曲が目立つ中、#5.Runnin' from the Blues や#9.Diamnods won't Kiss You Back の地味に軽快な曲の印象が深いです。個人的には #3.Too Much Water を聴いてて無性にボズの77年作「ハードタイムス」を聴きたくなりました。やはりキムもずっとあの時代とタイムトンネルで繋がっている人なんだと感じます。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2328
11月 ブルースとR&Bとジャズの小唄が次々気持ちよく流れてくるので全12曲があっという間のピアノ・アルバム
Erwin Helfer Erwin Helfer Way

ピアノソロのブルース・アルバムを聴くときいつも思うのは、それこそ戦前から戦後直後までの音楽ファンは78回転のSP盤をラッパ状の開口部を持つ蓄音機でそれらを聴いていたんだよなぁとしみじみ。今はその同じ音楽を最新の録音機材で制作し、現代の音響装置で再生することの贅沢さを改めて感じる瞬間です。それはともかく、同じブルース・ファンでもピアノ・ブルースを聴く人の割合はギター系のブルースの1〜2割程度と感じますが、ヘルファーもその辺を意識したのか冒頭に2曲馬力のある多重編成の曲を置いた後にまず#3.the Fivesでトリオ編成もの、そしてその後にソロ・チューン並べることで気付かぬうちに徐々にしっとりとしたピアノソロの世界に誘われる構成がナイスです。もちろんゴキゲンなブギー・チューンも有りで、個人的には曲自体大好きな#5.Exactly Like You は過去数多の歌手が歌ったカバーソングがじわっと浮き出してくる感じのこのセンスがたまりません。後半締めくくりには冒頭と同様ゴキゲンなサックスが登場、再び分厚い重厚な音でアルバムを閉じるという構成です。
2013 USA The Sirens Records SR-5020
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
バレルハウス・チャックのピアノをバックにプライマーとコリトーが豪華に共演、3曲でボブ・ストロージャーのベースも聴ける
John Primer and Bob Corritore Knockin' Around these Blues
何と西海岸の雄、Delta Grooveから出たシカゴ・ブルースの王道を行く強烈な一作。バレルハウスにビリー・フリンやクリス・ジェイムスが脇を固めている点でお店的にはサイレン・レコードの新譜を聴く耳で聴いちゃいそうですが、DG社お馴染みの顔ぶれ、カークやキッド達をここに一切入れなかったのは同社的には画期的な英断と感じます。そのため音的にも仕上がりはパーフェクトにシカゴ純度100%の手応えです。#2.Blue and Lonesomeは仕事を忘れコメントを書く手も止まって7分間最後まで聴き入ってしまった曲。もちろんプライマーだけが主役ではなく如何にもコリトーだという味わいのハーモニカが光る#4.Cairo Blues や #6.Harmonica Joyrideにもぐっときてしまいます。特に#6.はリトル・ウォルター・スタイルに没入しているコリトーが絶品で延々とワンノートで引っ張るところなんかまさにハーモニカ奏者のプチハイライト・シーンです。蛇足ながら、ラスト#10.Going Back Homeのイントロなんかはこのギタートーンだけで即死のシカゴ・ブルースファンがここ日本だけでも一万人はいるんじゃないでしょうか。この音が出したくてヴィンテージ・アンプにこだわり続けているギター弾きを私は何人も知っています。それにしても各曲で値千金のピアノを聴かせるバレルハウス・チャックが凄い。アルバムの価値を限りなく高めた感が大です。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2349
12月 ※10年ぶりのリバイバル選盤ですので初期からの既会員様には重複を避けるため当月はカスタム選盤になります。
淡々としている分、余計に吸引力を感じてしまう不思議な歌で一杯
Spencer Bohren Solitaire

一種非現実空間に吸い込まれそうだった前作"Carry The Word"よりはかなり現実空間に浮上してきた感じです。全編淡々としながらも陰影に富んだ歌が多く完全な弾き語りで歌われる歌は何ともいえない時間空間を演出します。冒頭のスライドと軽く刻むリズムを耳にしただけで恐らく相当の方が我知らず最後までこのアルバムに耳をそばだててしまう展開。余りにも世の中が喧噪なせいか、彼のように何の押しつけがましいところのない、それでいて側を離れがたいような、そんなキャラクターに触れると自然と気持ちが吸い込まれてしまうのかも知れません。アコスライドも絶品ですが歌も素晴らしいので絶対のお薦めです。かつて、いずれ自分の店を出したらボーレンは真っ先に扱おうと決めた日を思い出しつつ、次は当然ですがボーレンのCDをより多くの人に聴いて欲しいなぁと願う日々が今という次第です。
2002 France Last Call / USA Valve Records
2013年度対象会員様限定配布
今や再発がなかなか見込めないショーティーのBlack Top盤、その貴重なオリジナル盤を2013年度BluesClub会員様限定でお届けします
Guitar Shorty Get Wise To Yourself

吹き込み時はショーティー56才の頃、脂の乗りきった充実の仕上がりで評価もかなり高い一枚ですがそれも当然、彼がコンスタントに録音をするようになったのは1991年からという。当店ではその1991年のオーティス・グランドとの共演盤もすこぶる評価が高い1枚で、時期的には丁度この時期から多忙になったと思えます。本作でもギターの音の切れ味、切れ込みが抜群で最近の若手にも負けていないフレッシュな味わいは特に印象深い。デビュー自体は1957年、コブラにウィリー・ディクソンの手によって吹き込まれたシングル"You Don't Treat Me Right"があって、当時は弱冠18才だったそう。アルバム・アーティストとしては遅咲きながらも、本作はそんなショーティーの人生絶頂期の 3作目にあたるゴキゲンな作品です。Black Topオーナー兄弟の一人が亡くなってからはこれらの音が再び陽の目を見る機会が少なく、大変な稀少盤になっていることも含めてまさに永久保存盤。
1995 USA Black Top BT-1126



BluesClub
過去
2012年の 頒布タイトル一覧

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 この日は客席もステージも等しくヴォルテージがレッドゾーンに振り切れたままのライヴ盤
Elvin Bishop's Raisin' Hell Reviue
Live on the Legendary Rhythm & Blues Cruise

最初に本作の音を聴いたとき、格段のそのハジケ具合が普通のライヴ盤とは比較にならないと
感じていたらそれもそのはず。この日の客席に居る誰もが恐らくは一大決心を要するくらいの
大枚を叩いて集結した豪華客船での船上ライヴでした。メチャメチャ張り切っているそんなエル
ヴィンをサポートしているのがデルタグルーヴ仲間のKid Andersen や Finis Tasby達。出端の
熱血スライドだけで仰け反ってしまう #2.Whole Lotta Lovin は耳が黒人ブルースを聴く耳にな
ってしまう瞬間。エルヴィンとキッドのソロ・バトルも白熱で、まさに客を乗せてなんぼのエンター
テイナーの本領発揮です。同じバターフィールドのバンド出身でもストイックにひたすら内を向
いてしまったM.ブルームフィールドと、客を楽しませることに主眼を置く
E..ビショップのそのスタイルの差を歴然と感じる瞬間です。私の場合は少年時代からブルー
ムフィールドにディープにはまりましたけど、今此処へ来てエルヴィン的なブルースとの付き
合い方が凄く気に入ってます。#7.Rock My Soulではギターもコーラスもここにあるすべてが
あのフラワー時代、60年代ウェストコースト・カルチャーのごった煮と言えます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2220
D.デイヴィースやセオドス・アーリー始め、あとappleJamで熱血お薦めしてきた
沢山のゲストが次々登場する超豪華絢爛満艦飾ブルース・レビュー・ライヴ盤!

Tommy Castro the Legendary Rhythm & Blues Revue
沢山のゲストを迎えて自身のステージをパッケージショウにする。
いまどきブルース・バンドでそれをやってしまうなんて、この超ゴキ
ゲンな完成形CDを手にT.C.本人はもとよりアリゲーターのイグロワ
社長も本年度最高峰の自社盤だと満悦しているに違いない。それ
は当店的にも同様で、過去熱血でお薦めしてきたS.モニカやM.バー
クス、R.エストリンにJ.L.ウォーカーにJ.マグニス達がここに勢揃い。
トミーと好みが似ているのかと思わず嬉しくなりましたが(笑)、その
Michael Burksの#3.VooDoo SpellJ.L.Walkerの#4.It's a Shame
(大好きなI wanna take you higher風のイントロ使ってます)
Sista Monicaの#5.Never Say NeverRick Estrinの#6.
My Next Ex-WifeJaniva Magnessの9.Thinkとどれも
これもゲストが全力投球なのが判ります。カストロだけ
のトラックも#1.Wake up Call 他計 3曲有ります。
2011 USA Alligator ALCD-4943
2月 ブルージーなシンガー・ソングライターとして聴くと文句なし最高傑作と言える1枚
Mike Garner Why a Woman Gets the Blues

父子で作った新鮮な衝撃の99年盤から世紀をまたいで早くも12年。
当店は出店当時から、アーティストと一緒に毎年歳を重ねそれに付
き合って下さるお客様もまた最初に買ったこの人のCDからもう十年
かぁ、といった連続的な音楽生活の流れを感じて頂いているのが他店
にない特徴。その頃ニュージーランドに定住してギタリストになる夢を
持っていた日本の少年が浜松の私の店に遊びに来たとき、ガーナー
の存在を知って新たな目標になったことを想い出します。今作では一
層のSSW的な作りの中、ヴィンテージ・ブルースの雰囲気がナイスな
#7.When I was a Boy と、妙に和の美を感じるユニークなインスト
#11.Elegiac Blues がとても印象に残ります。
2011 New Zealand Independent CDMANU5117
08年に少量が自主制作された作品の復刻盤、全編オリジナルという大変な意欲作
John Primer All Original
終戦の年(1945年)に生まれたまさに戦後モダン・ブルースの申し子という
べきビッグな存在。現存するシカゴ・ブルースマンではマジック・スリムと共
に、かつてはマディ・バンドに籍を置いた最強の盟友であることは既に周知
の話。マディ直系だった彼がこの時代に放つ全曲オリジナルのこの手応え、
随所に感じる師の影は例えば#5.Blue Eyed Womanにも顕著、イントロ部か
らして往時のチェスサウンドが蘇ります。心なし歌にもマディの魂が乗り移っ
ている感覚が大。一方で滑り出しのチョーキング一発にもろプライマーの
顔が滲む#7.the Woman that I Love はギブソンのセミアコ特有の適度な
硬さと光沢を感じて耳が釘付けになってしまいます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2216
3月 スパイシーでかつコクもある絶品のユニーク・メキシカン・ジャズ作品
Tino Contreras El Jazz Mexicano de Tino Contreras
いやこれはとにかくアルバムの隅々まで存分に楽しめる極上ジャズ作品。
実に半世紀を超えるスパンで活躍しているメキシコの大ベテラン・ジャズ・
ドラマーを英国のレーベルJAZZMANが出したもの。全16曲中私が特に
ハマッたのは3、5、7、9の4曲。#3.En El Viejo Estanbul はきっとイスタン
ブールをイメージした曲だと思うのですが、テーマ・アンサンブルのあとに
滑り込んでくるヴァイブソロがもう最高。#5.Safo "la Sacerdotiza Del Amor
はsax、tp、p の三者のうねりがまた最高。#7.Poinciana は形容しがたい
コーラスに続くファンキーなテーマが抜群にスパイシー、タムのロールも
クールです。#9.Jazz En El Cairoはフルートとあとバド・パウエルみたいな
ピアノ・ソロも実にチャーミング。#3のフルートと同じ人だと思うのですがもう
メチャメチャ気に入りました。どっちも中東絡みの曲名は偶然か、とにかくこれら
4曲以外も全部が素晴らしいです。こんなゴキゲンな盤はそうはないっすよ。
2011 UK JAZMAN JAZZMANCD043
Frank Glod、Big Monti Amundson、Henry Cooper
クロスファイアする三者のスライド・プレイ、パリス・スリムらしいこだわりの一作!

Sultans of Slide Lightning Strikes
当初から異才のイメージを強く放ってきた彼ですが、自身のMountain Top盤や
ゲスト参加のFedra盤で沢山のお客様からこの人は凄い!という絶賛を頂いた
日から早10年余。本作から名前をフランク・ゴールドに改名、今回はトリプル・
ギターでスライドに特化した極めて濃い作りのアルバムに仕上がっています。
かつて70年代に似たタイトルのスライドギター・アルバムが世に出たのに引っ
かけているのか、あるいはイスラム世界の君主の称号であるこのスルターン
というワードに妖しくも特別な魔力を感じたのか、それはともかく様々なタイプ
の曲がある中、タール系の粘りを放つ#8.Stumptoun Slither と濃縮系のギタ
ートーンが心地よい#13.Going Upstairs を特に私は繰り返し聴き入ってます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2221
4月 コアなゴスペルファンにもゴスペルが初めての方にも最適な作りが印象に残ります
Eddie Robinson This is My Story This is My Song
エディ・ロビンソンのピアノを囲んで三人のシンガーがそれぞれ歌う
ピュア・ゴスペル・アルバム。エディ自身もオルガンをバックに1曲歌っ
ていますが、その曲に限っては歌うというよりゴスペルでいうところの
説教調。しかし全体的にはとても聴きやすい仕上がりでまるでビロー
ド織りの感触。例えばソウルやサザン系のロックを聴いてきた人は#7.
Blessed Assurance や #3.Down By the Riverside辺りのノリはとって
も親しみを感じるはず。あるいは今まで普通にロックしか聴いてこな
かったという方でも少しでもジョー・コッカーとか聴いたことがあるなら
#10.If I Can Help Somebodyは絶対母国語並の感覚で聴けるはず。
ということで、これは本格派のレベールが出した深みのあるゴスペル
作品でありながら、また同時にとっても聴きやすいのが特徴です。
個人的には#6.Great is thy Faithfulnessを歌うPhinus Joel Alexander
の滑らかさかばっちりフィットします。
2011 USA Sirens Records
趣味の良いギターといぶし銀のハモンドをバックにハッピー度MAXのジャズ・ソング
Kimberly Gourdon Organ Trio Sunday
キンバリーのデビューアルバムはそのクセのない素直な歌い
っぷりがとても気持ち良く、ジャズヴォーカルのコアファンにも
評価が高かった一作。加えてピアノ・レーベルらしいさじ加減
も絶妙でした。今回は同じフォアマンがオルガンでバックを付
けていて、そこに同じくらい絶妙のギターが絡むのが泣ける
要素。本作を楽しむには歌に現れるちょっとした綾が判るだけ
のいわば成熟した感性を必要としますが、小粋なギターやス
インギーなオルガンも極上の世界です。当店としてはあえて
ブルースファンにもこれを是非聴いて欲しいと切望する
次第です。試聴はスキャットが抜群に楽しい#5.So Damco Samba
オルガンとギターも値千金!の#8.Dream a Little Dream of Meをどう
ぞ。私はこれをアルバム丸ごとwalkmanに入れて何処へ行くにも持ち
歩いています。進行形のジャズヴォーカルでこれだけ楽しいのは少ない。
2011 USA Sirens Records SR-5018
5月 軽妙なのに濃くて深くてコクがある、時代を問わず極上ヴィンテージにタイムリミットは無し!
George Jackson Don't Count Me Out the Fame recordings Vol.1
元々のサザンソウル好きでなくとも極上のアメリカン・ルーツ音楽が好きという方
なら絶対に素通り出来ないのがこの人、ジョージ・ジャクソン。シンガーとしての
傑出した魅力に加えて、ソング・ライターとしても希有の才能を発揮した人。そんな
彼の、これは全部で100曲以上も発見されたというFame音源からの歴史的発掘の
その第1弾。当シリーズは全部で3枚出るそうですのでこのあとも是非お楽しみに!
かくいう私は少年時代にオーティス・レディングやスリードッグ・ナイトに電撃体験し
たうちの一人。コアなソウルファンでなくとも例えばマッスルショールズ系が好きな
人にも激お薦め盤です。意外に似合う緩めのブルース#4.3-F Blues や本領発揮
のゴスペル・テイスト#7.Bite the Hand Feeds You等、全曲抜群なのが凄い!
2011 UK ACE/fame/KENT CDKEND-363
インドのタブラにも似た響き、ナイジェリアの壺ウドゥを駆使したユニークなインスト・ユニット
Udu Swamp S/T 
Uduとは何だろう?早速検索窓に「UDUとは」と入れてみたところ〜〜
ナイジェリアが発祥と云われる、陶磁器でできた壷。壷の胴を叩いたり、
(元々は手をかける為に横に開いている)穴を叩いたりして、タブラ・バヤ
のような表現ができる。〜〜というガイドをして下さっているウェブページ
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Uduを発見。なるほど♪ということで、この
CDにはそのUDUを操るJeff Hoganとギター、バンジョー、マンドリン、ドブ
ロ他何でも来いのマルチなSlimBawbの二人が構築したユニークな世界が
いっぱい。#1.Udu Swamp の冒頭から響くエスニックな打楽器が十中八九
そのUduかなと。#6.Donky TrainはそのUduを活かしたブルース。
戻って#5.Empty Chair は当店のお客様にはもうお馴染みのあの
ハリー・マンクスにも通じる世界観。地球は広いなぁと感じる瞬間です。
二人の詳細は不明ながらこの作品はテキサス録音、へぇぇ〜♪
年度不詳 USA Independent
6月 アルバム全曲がぶっちぎりでゴ・キ・ゲ・ンな作品!
James & Lucky Peterson If You Can't Fix It
2004年に一度SACDでリリースされたあのジェームズ&ラッキー
父子共演盤の通常CDでの再発盤です。私の知る限り真っ正面
からピーターソン親子が共演した作品はこれだけかなと思います。
ジェームズは息子を熱血スパルタ教育したというまるで星一徹み
たいな父親だったそうですが、そんな頑固オヤジの強烈なブルー
スをラッキーのギターが小気味よく包み込んでいます。もとよりオ
ルガンの気持ちよさも出色、ほんとうに素晴らしいアルバムです。
試聴は#4.Somewhere in Between と #7.Get Downをどうぞ。
父ジェームズは2010年に他界しているので今となってはこれは
すべてのブルースファンにも思い出の一作となりました。
2011 UK JSP JSP-8816
ヴォーカル専任を複数フロントに配置することで間口と奥行きをうんと増した感が大
Jean-Jack Milteau 〜 Calvin Milteau Robinson Smyth Concideration
大抵は輸入盤に帯と解説を付けたいわゆる輸入盤国内仕様の製品が多いBSMFで
これはれっきとした国内盤!ミルトゥに関して如何に力が入っているかが判ります。
それはともかく、黒人のヴォーカルをフューチャーした08年盤の作りを今回も踏襲した
形で選曲もかなりフレキシブルです。特にブルースやR&Bに執着せずに極上のアメリ
カン・ルーツ・ミュージックに仕上げることで、より幅広い音楽ファンに訴求する作品。
クレオールのワルツ #6.Valse Creole なんていう可愛らしい小品も有るのが 如何にも
フランス人のミルトゥらしいです。この牧歌的な響きは南仏と南西ルイジアナとが地続
きだったかのような気分がしてきます。曲自体大好きな#8.Feverはメインの二人に
加えてゲスト参加している女性シンガーがスモーキーにキュート。小悪魔的な
こういうセンスに私は弱いのダ。アコギとエレピに男女三人の声が入り交じる
#11.Keep On Moving も地味ながら好いセンスをしています。
2012 国内盤 BSMF BSMF-2272
7月 日本でもアングラシーンで今でも元気なリヴァイヴァル・サウンド、これは英国産!
Florence Joelle's Kiss of Fire
時代を超えて全ての人のツボにはまるこのレトロな感覚。ジャンゴ系の
シプシー・テイストからガレージにミュゼットと、米ルーツとパリのエスプリ
混合感がナイスです。ヴィンテージ盤復刻専門のACE系から出た久し
ぶりの進行形アーティストです。キュート&コケティッシュなフローレンス
の魅力にジワジワしびれる快演盤、#4.I'll Come Running は思わず自分
の弾き語りレパートリーにしようかと思うくらい。#9.Never Thought I'd See
the Day
は特にタランティーノの映画そのまんまのクールさで、
「キル・ビル」なんかを観た人にはまさにキラー・サウンドです。
※映画では日本の女子高生バンドっぽいガールズ・バンドが
活躍してましたけど、サーフ&ガレージ系はほんとに不滅!です。
2011 UK Zoltan Records
ルイジアナ・ルーツのちょっぴりスワンピーなソフトロックぶりがソーナイス
Beth McKee Next to Nowhere
ここへきて一気に完成度100%を感じさせる仕上がり。
秀逸な自作曲と卓越した歌唱力とが相まっていよいよ
本格派のアーティストとしての存在感がいや増した作。
デビュー作?と思われる作品からずっと同じBWCで追い
かけてきたので当時からのお客様は今の私の新鮮な
驚きと喜びを実感して頂けるものと思います。#7.Tug of
 War
でのパンチ力と #9.Sam Dog's Tail の緩くレイドバ
ックしたほのぼの感、そして#6.River Rushでのキュ−ト
なヴォイスと、そこはかとなくスワンピー&ナチュラル。
この人はきっといつかグラミー賞もGet しそうです。
2011 USA Solo 2 Productions
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
8月 没頭することの楽しさ、一人でマルチのストリートパフォーマー・サウンドが渋い
Harmonica Hinds with Guitar If Speed Just a Thought
コアファンの絶賛を頂いた08年盤から早くも4年も経っていたん
ですね。今作ではどうやらギターもハインズ自身が弾いている
模様で、でもそれが彼本来のスタイルです。シカゴのバディガイ
・レジェンドの常連で、ステージでは一人でハーモニカ+ギター+
タンバリンを同時にこなしているとのことで生ではきっと#14.Religion
のようなインパクトのあるインストも多くやりそう。#6.She はデルタ
ブルースのR.L.バーンサイドがオレにもやらせろと叫んで墓場から
飛び起きそうな感じのゆるクールなワンコードブギー。#12.Kick It
は忙しいビートとは反対にシンプルなテイストがナイスです。
やたら忙しい昨今、この手のほんわかブルースは何か忘れかけて
いた大切なモノを思い出させてくれる気がします。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
フィンランドのブルース女子、着実に世界を席捲中90分収録のDVDが濃くて凄い
Erja Lyytinen Songs from the Road CD+DVD(2枚組)
エリヤの映像は過去2006年のブルース・キャラヴァンDVDでも堪能する
ことが出来ましたけど、さすが丸々自身のリーダー作としてのDVDだけ
あってこれは隅々まで入魂の一作。次々持ち替えるテレキャスの色とり
どりなカラフルさと相まってエリヤの姿がブルースギターの妖精に見えた
らもう彼女のペース。エリヤの歌声にはスイーツ系のまろやかさがあって、
そこにかぶさるエッジのはっきりしたスライド・ギターがまた絶妙のコント
ラスト〜という形容は06年盤に書いたコメントですがこのDVDでもそれは
見事に当てはまります。本作はDVD全15曲90分と、そこから2曲削った
13曲入りの同内容のCDとのセットという豪華盤。昨今の女子力全開の
小気味よさは世界のブルースシーンでも同様だと感じる会心の一作!
試聴はCDの曲順で#7.Not a Good Girl をどうぞ。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2276
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
9月 大地にそそぐ太陽とそよ風に捧げている感じのこれはまさに天然の人間ソング
Gina Forsyth Promised Land
約束の地(Promised Land)って、その人がもしユダヤ人だったら
迷わずそれはイスラエルのことを意味しているのかと思いますが、
ジーナのようにルイジアナのVatican Vaptisit Churchの看板の前
で「ここよ!」という感じで両手を大きく挙げている人の場合は一体
何を意味しているのでしょうか。人生に迷ったらここに来なさいとい
う感じで自分の一番好きな教会を指しているのでしょうか。う〜ん、
もしどなたかチャンスがあったらジーナに聞いてみて欲しいです。
btw、その#1.Promised Land を始め、前作同様特に地域性を感じ
させない独自の世界観を構築。とはいえバックでそっと鳴る
ケイジャン・アコーディオンが絶妙。タイトルがもろ南部している
#5.Sweet and Sunny Southでさえもアーバンなフォーク・テイスト。
フィドルに持ち替えた#7.Sparrowで初めて従来のケイジャン色に
染まったサウンドに。フィドルの弾き語りも実に絵になってます。
個人的なお気に入りは#4.Christmas in Chinaでこの軽やかさが
何とも言えない魅力です。
2012 USA Waterbug
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
若いのに隙のない演奏と歌、フェアリー系の無国籍ササン・テイストがナイスです
Mokai Any Distraction'll Do
卓越したフィンガーピッキングでちょっぴりスモーキーでかつアーシー
なオリジナル曲を歌うSSW。似てないのに何故かキャット・スティーブ
ンスの顔が浮かんでくる曲も有り。どんぴしゃツボにハマッたのが#2
Living in a House of Card と#11.Northland Wild で、この国籍不明の
ユニークなルーツィ・サウンドが何とも言えません。耳が勝手にイベリ
ア半島に旅する#5.Holy Guacamole は古典的な滑り出しからクォンタ
イズしてファンキーな展開になっていく部分が好い感じ。#8.Backslidin'
は聴き進むうちに新感覚ザ・バンドに聞こえる瞬間も。綺麗すぎる
流れと余韻が、人によってはもう少し垢や埃がついていわゆる
人間くさくなるのを期待するかも知れません。要注目!の逸材。
2011 輸入盤 Independent
10月 プロヴァンス県コートダジュールの街に響くテネシー・ルーツのスワンプ・ロック
Billy C. Farlow featuring Mercy Alabama Swamp Stomp

これこそまさに大人のロックだ!とコアファンから絶賛を頂いたのがこの人、ビリーC。
#3.Magnolia Darlin' のスワンピーかつ重厚な音作りは天然物のミシシッピ・サウンドに
聞こえますが実はこれはフランスはオレゾンの録音で、今回ビリーをサポートしたMercy
というグループが醸し出しているサウンド。ちなみにギター&ドブロ奏者はJean-Paul
AVELLANEDAというフランス名前の人で本作のエンジニアとミキサーも兼任、恐らく地元
の有力な音楽家だと。プロヴァンスのコートダジュール地域でこんなにもアメリカ南部
丸出しのルーツロックが制作されていることに軽いショックを覚えつつ、続く#4.
Drive Me Like a Mule
のR&Rチューンでは思わず腰を振りたくなる瞬間。ボ・ディドリー
・ビーツが心地よい#6.Tenessee Saturday NightsはビリーCのハーモニカをもっと
聴きたいと思わせるに充分な仕上がり。日本にもこんなサウンドが常時聴ける街が欲しいですね♪
2012 German CrossCut CCD-12013
歌が少し非力ではあるもののギターの魅力は抜群、まだまだ成長しそうです
JW-Jones Seventh Hour
前作で愛用していたのと同じレスポール・スタンダードを弾いていると
思うのですが、ペキペキ系だった前作からナチュラル・マイルドなオー
バードライヴ・サウンドになって曲によってはレスポールではない音に
聞こえる瞬間も。もしやアンプも今回はヴィンテージ・アンプではないか
もです。そのことはともかく、#1.Ain't Gonna Beg のコードの下がり具合
が60年代クリームみたいで思わず懐かしい気分に。とはいえストレート
なブルースが好きなことに変わりはないようで今回も#7.Do For You
の切れ味の良いソロを聴かせてくれます。JW自身のライナー冒頭で
Mike Zitoに感謝のメッセージを置いてありますが、特にジトの参加
はクレジットされてないので、何かアイデアを貰ったとか仲良くしている
そんな背景を感じました。ジトはほんとに幅広い交流がありますよね。
2012 German CrossCut CCD-11104
11月 クロスファイアする必殺のギター三銃士、というかフランクはさしずめ逆ダルタニアンか
Frank Goldwasser Can't Raise Me!
ミュージシャンの中には自身の名前をちょくちょく変える人がいますけど、
彼もまたそんな中の一人のよう。当店的には98年盤でのパリス・スリム
としてのイメージが強烈ですが、改名後に出した2003年盤も当時ギター
ファンから絶賛のメールやTELを沢山頂戴した作品なのできっと当店には
半々くらいでどちらの名前にも親しみを感じているお客様が多そうですが。
btw、前作で三人のスライド・ギタリストがクロスファイアしていた重量級の
アルバム、サルタンズ〜でのメンバーがほとんどここにも居る関係で耳
には同ユニットの2作目に聞こえる気もします。#3.Chicago Blues Festival 
はもし同フェスが彼ら三人をゲストに呼んだらステージのど頭で
きっと演奏するに違いないゴキゲンなシャッフル・インスト。同じ
シャッフルでもこちらはより攻撃的なテキサス・スタイルになる
#7.Baby I Ain't from Texasも最高のノリ♪ 個人的には超シンプルな
#8.Dumb and Dangerousが一番効きました!
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2308
75歳の今も60歳くらいにしか聞こえないのがほんとに凄い、現存する最高のブルース・ブランド!
Magic Slim & The Teardrops Bad Boy 
気持ちいいくらいダウンホームした#2.Some One Else is Steppin' in
聴けるベースのAndre Howard のヴォーカルを聴いて突然J.W.ウィリアム
スを思いだしたのですが、歌もOKなベースマンはこういったファンキーな
ノリの曲がとても好きなんだと改めて思います。それはともかく御大スリム
が今以て一曲一曲をとても新鮮な気持ちで歌い弾いていることを改めて実感
したのがシンプルなR&Rチューン#5.Girl What You Want Me to Doを聴いたとき。
ベテランほど手癖に走りそうなタイプの曲にも関わらず、ここには人肌の温もり
がこもった歌とギターソロの一音一音にも彼の熱い血潮が脈打っているのを
感じます。それは看板の重戦車シャッフル#7.Gambling Bluesにおいても
同じで過去の似たタイプの曲の再現ではなく完璧な新曲となっている姿が非常に
嬉しいです。いまだに新しいファンが生まれ続けているのも当然かと思う次第です。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2302
12月 不思議そして絶妙、ザディコを意識させない作りで Killing Me Softly なザディコを展開♪
Rosie Ledet and the Playboys Slap Your Mama
前作、ロージー初の英国JSP盤でその際だってソフトなタッチに魅了された
日から僅か一年で早くも新作の登場です。元々コンスタントに作品を発表
する人だっただけに今はJSPの水が凄く合っているのかも。事実本作では
ザディコ盤ではまだ味わったことがない、マシュマロみたいな柔らかさとまろ
やかさ
に包まれるそんなふんわり感覚が最大の特徴です。私はこれに心底
魅了されました。と言ってもまた同時に歯応えもパンチ力も充分なのがさすが
ロージーで、#2.Slap Your Mama や#8.Vampireでその辺り判って頂けると
思います。ノリノリのベースはもちろん前作に引き続き盟友Chuck Bushの
演奏で、過去を通じてロージーとの相性は最高だと感じています。
あとギターとシンセ担当のアンドレ・ニザリ(Andre' Nizzari)のセンスも抜群、
#8でも#9.Sundownでも独特のニュアンスをしたオブリガードを挿入して曲に
小気味よい雰囲気を醸し出しています。

2012 UK JSP-8843  
★★★★★
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

※上記試聴音はCDをSound It!というソフトでリッピングしたものをmp3ファイルに変換して
    載せているのですが、そうすると希に「腸内リセットCD」という意味不明のテキストが
    メディアプレーヤー等で再生したときに表示されることがあります。今回は#2でその
    現象が現れますが、いまだこの原因が判っていません。CDのメーカーを問わず希に
    起きる現象です。
2012年度対象コース会員様限定盤
BluesClub
ニューオリンズ編集による2001年までのロージー、ベスト・セレクション
Rosie Ledet So Damn Bad
最近ロージーのファンになった方にまさに打って付けの
ベスト盤。例えばこの中では4曲目の「Try Again」などは
オリジナル・アルバムの"It's a Groove Thing"で聴くより
俄然印象に残るベストチューンとして耳に残ります。それが
曲順の綾とでもいうのか、まるで新曲を聴く気分で聴き直せ
る曲が多々あって、既に全作持っている方でもこれはこれで
かなり新鮮な耳でお聴きになれると思います。選ばれている
曲とその曲順が絶妙、まさに制作者の勝利とも言えます。

2002 USA Manbito Records



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2011年の 頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 ナチュラルにソウルフル、そして超ナチュラルにブルージー、歌もギターも、
そしてエクセロ・サウンドを思わせるハーモニカもすべてが超ナイス!です

Kenny Neal Hooked On Your Love
本作のライナーでBSMFの西村氏も語るように、80年代に集中して一気に
シーンに浮上したヤング・ブルースマン達、ビリー・ブランチやルーリー・ベル
にカルロス・ジョンソンとそしてもっか再評価機運MAX状態のラッキー・ピー
ターソン等々そしてこのケニー・ニールもまたそんな時代に颯爽と登場した一人。
ルイジアナ・テイスト充満のフレッシュなブルースは当時からアリゲーター・レ
コードの若手の中でも花形でした。最近はBlind Pig からのリリースが続いて
いますが、益々の充実ぶりを見せる中スタイルは一貫している堅実な作。
本年2010年度の進行形ブルースでは文句なし最高峰の1枚で、特にソウル
フィーリング全開の後半 #8.Ain't Nothing You Can Do から#9.Old Friends
の流れはゴキゲン度MAXのトラック群です。ギターもハーモニカももう最高!
バックにヴァスタイ・ジャクソンやラッキー・ピーターソンが居るのも魅力です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2186
♪初回限定プレミア企画のライヴDVD付き2枚組!
スタジオ盤CDとライヴ盤DVDをセットにしたレッドホットな2枚組
同じ早弾きワイルド系でも美的フレーズのライン取りが最高!です

Lance Lopez Salvation fron Sundown  CD+DVD
これを書いている2010年9月時点で私自身は57才なのですが、いまだに
時には思い切り歪ませたギターでジミヘンやゲイリー・ムーアのように弾き
倒すのが快感で仕方がない性格。そんなヤツがこれを聴くとまさにどんぴしゃ
ツボにハマるギターなのです。最近注目のギタリストではこのランスが歌も
ギターも最もフィットする、とにかくそんなギターバカ店主文句なしの熱血お
薦め盤!今日も老体にムチ打ち汗だくで聴きまくり弾きまくる、そんな週末
がまた楽しみになる一枚!全曲抜群な中、CDの#1.Love of MIne と #9.
Stubbs
が特にお気に入り。SRVっぽいテキサス・スタイルの#10.
Locked Outta Love
もイイ感じ、ちなみにDVDの方はTV番組用に
09年7月25日ドイツ・ケルンの劇場で収録されたライヴを75分収録。
CD、DVD共に鑑賞後の充実感もヘヴィ級です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2184
2月 自身のブルースを集大成するベスト15選、これぞまさにジョン・プライマー!内5曲は未発曲
John Primer Call Me John Primer
マディ・ウォーターズの時代から切れ目無く脈々と息づいてきている黄金のシカゴ・
ブルース。そんなアメリカ史上最大の国宝級ブルースの生き証人とも言えるのが
マジック・スリムやこのジョン・プライマーたち。マディ・バンドをルーツとしている点
で共に遺伝子直系の息子達でありブラザーですが、そんなプライマーのこれは痛快・
豪快なベスト選曲盤。スタジオ&ライヴのミックス構成に加えてラストは渋い弾き語
りのジミ・ヘン・チューンと構成のバランスもgood。当然ながら全曲が素晴らしい中、
リラックスした出だしからナチュラルに盛り上がる #1.Going Back Down South
歌もギターも、そしてそれに絡むハーモニカも全てが最高。ライヴトラックでは#11.
You Got to Pay The Priceの、抑制を伴った臨場感が何とも極上の雰囲気。
2010 Austria Wolf 120.823
生々しさで文句なしの、これがバーンサイド最強の決定盤的発掘盤!
R.L.Burnside King of Hill Country Blues
かつて新宿パークタワー・ブルース・フェストで観たバーンサイドの姿は、
それ以前に発掘映像で衝撃的な印象を受けたレア・ブルースマンの姿と
は少しニュアンスが異なってはいましたけど、本作で味わえるバーンサイド
はそのビデオ映像を観た当時の生々しい衝撃が蘇る何ともレアな質感を
したバーンサイドです。アコースティックとエレキと両方共にまさに路上感覚、
それもそのはずでここにある音源はいずれも1975年、1989年、1991年と、
まさにブレイク前の生々しいパフォーマンスが主にキャッチされています。
ノースミシシッピ出身、レアでリアルなデルタ・ブルースにかけては最強の
存在だった人。こうしてCDで聴くだけでも身震いする瞬間を覚えます。
共に89年収録のアコギ版#4.Poor Black〜 と #7.Poor Boy がこの
時期の彼の一側面を的確に捉えている気がします。個人的には#12.See My Jumper〜
最大のお気に入りとなりました。このスリリング感がたまりません。
2010 Austria Wolf 120.921
3月 80年代のSSW、AORっぽい雰囲気も漂う中ピリッとしたハーモニカが光ります
Charlie Musselwhite the Well
アリゲーター所属の大御所ブルースマンの中ではジェームズ
・コットンと並んで最年長組の茶蟻末世流白。今般二人揃って
新譜が同時発売という何とも嬉しい展開。シンガー・ソングライ
ター・テイストで迫る#8.Just You,Just Bluesに直近の彼の雰囲
気が出ている気もする一方、#4.Where HWY 61Runs には全盛
期のモダン・シカゴ・ブルースの成分が充満。ゲスト、メイヴィス・
ステイプルの共演がヴェリーナイスな#5.Sad and Beautiful World
は彼女だけをフィーチャーしたトラックが欲しかったと思わせる
出来映え。作品全体、自然体のブルースって感じが漂います。
2010 USA Alligator ALCD-4939
まさにappleJamならではの選盤、他店ではまず見ない盤
久しぶり!60年代末期に放電された古い電流に感電した感じのナイスな電撃が走ります

Benjy Davis Project  the Angie House:More than Local
既に複数枚のアルバムをリリースしているディープサウス系の個性溢れる
フォークロック・バンド。2010年盤も出ているにも関わらず、それに気づかず
2001年と2005年音源の2枚組復刻盤の方を先に仕入れてしまいました。本作
の素晴らしい手応えを得て、当然ながらその新作2010年盤はまた次に追いか
けますのでどうぞご期待下さいませ。全曲がしっかりとした説得力を持つ中、
個人的にはどこかがちょっぴりバーズっぽいDisc2 #4.Humble Hand と#11.
Where the Heart Is
が激しくお気に入り。音に60年代末期のスピリットが充満
している感じ、それがなんともたまりません。蛇足ながらCD内のクレジットで
Dsic1 #4.She Aint Got Loveのリードギターはゲイトマウスとなっていますが
これにはチト疑問が残りました。さらに一部USAのショップ・サイトではDisc1 #3
にゲイトのギターが参加していることになっていますがやはりそこにもゲイトは
居ないように思います。なんとなくスッキリしないゲスト・クレジットです。
2010 USA Losher Music RKM2-61289
4月 リヴィング・レジェンド渾身の一撃、オレはまだまだやるつもりだゼ!
James Cotton Giant
本作ではヴォーカルをギターのスラム・アレンに完全に任せ、
自らはハーモニカのみに専念しているコットン。ハーモニカの
心地よいテンションに加えてスラムの歌にある一種BBキング
系の触感が程よいミックス感覚。そのスラムに絡むオブリが
メインで聴かせる#6.How Blue Can You Get? や強烈なドライ
ヴ感を伴うインスト作#7.With The Quickness、そしてまたじっ
くりと吹く#8.Since,I Met You Babyと、全曲がこの水準です。
まだまだ充分に活躍出来る、生涯現役コットン会心の一撃。
気合いの入り方で判る文句なし全力投球なのが圧巻です。
2010 USA Alligator ALCD-4940
音がリフレッシュするとこんなにも印象が変わるとは、元が極上だけにこれは凄く嬉しい!
Phillip Waker And Otis Grand Big Blues From Texas
オリジナル音源は1992年にオーティス・グランドのプロデュースにより
ロンドンで録音された作品三度目の復刻盤。入魂の新装再発で美麗
デジパック仕様に変身したことに加えて音に抜群の迫力が増してます。
#1.Dressin' Trashyでそれが気分のせいでないこと伝わるでしょうか。
マーティン・アトキンソンが2011年に火星でニューミックスした!と記され
ているのもこの新しい音に対する自信の表れと見ました。97年当時出た盤
には四つ星をつけていた私ですが、この鋭い切れ味で聴くフィリップ・ウォー
カーは文句なし五つ星の手応えです。ストレート・ブルース#3.She's Gone
でのスリル感も倍増、中盤グランドの絡みもより重厚な響き。惜しくも
2010年7月にフィリップが亡くなっているだけにこれはとても嬉しい復刻盤!
2011 UK JSP-8833
5月 最近のラッキーからは猛烈にオーラが出ている、本作でもそれを実感!
Lucky Peterson Every Second a Fool is Born
一秒ごとにおバカは絶えない...それって若いときの自分だ!ってここでは
あまり関係ありませんが、冒頭から快調に飛ばすラッキーの本作もまた
文句なし絶品のブルース・エンターテインメント・アルバムに仕上がってい
ます。ラッキーの(&奥方タマラとのも)近作はすこぶるショーアップされた
ブルースが爆発していてまさに気分も爽快。#1.Ain't I Going to Boss Me 
での重量感と、 #3.Changing Ways の絶好調奥方タマラ(だと思う)にも大
満足しつつ、特に#1.の後半はすこぶるドラマチックに展開する!表題曲
#4.Every Second a Fool is Bornではシンガーとしてのラッキーのソウル
フルさも存分に楽しむことが出来ます。ラッキー、今が最高に旬なのかも。
2011 UK JSP JSP-8831
針を下ろした瞬間、ってCDこれはですが 一発でシャキッとさせてくれる凄ホンモノの歌
Eddie Bo and Friends
2009年5月18日に78才でこの世を去った偉大なるエディ・ボーの、これは
90年当時恐らくは自選で出たベスト・フレンズとの録音を集めたベストセレ
クション。ボー自身がしたためたライナーによるとここでのリズム隊はかつて
のW.マルサリス・バンドからハーリン・ライリー(ds)、と他にクリス・セベリン(b)、
カール・ルブラン(g)という布陣。ゲストはボー・ドリスとジョニー・アダムスとア
ール・キングが確認出来ますが、ラスト #12.Teach Meの女性シンガーはデー
タ不詳。私の耳にはアーマ・トーマスに聞こえるのですが果たして?個人的
なアルバム・ハイライトは#6.Bring It On Homeで、特に後半のヴォーカル合戦、
ジョニー・アダムスにはとりわけ電撃百万ボルトって感じで全身感電しまくりです。
1990年盤の2011年度CD-R盤復刻。
USA Independent
6月 6年ぶりのロージー新作は何と英国JSPからの登場、ソウルフルな優しさに包まれて
Rosie Ledet Come Get Some
本作で特に際立つロージーのソフトなタッチ、この路線は03年盤から
のフィーリングだと感じますが、あと今回ここでもチャック・ブッシュのベー
スが実にナイスなサポート。ギターも時に柔らかいビブラートでシンプル
な曲の中に印象的なラインを残します。録音はルイジアナとニューヨーク
に分けての収録で、今回もまた全曲がロージーの作。毎年のようにアル
バムを出していた人が05年から実に6年ぶりになったのはやはりその
年来襲したあのハリケーンと無縁ではないのかも。曲毎に個性がはっ
きりした作りの中、#2.This is Gonna Take a While と #6.Love is Gonna
Find You
に今までにないまた新しい触感を感じます。プロデュースも
担当しているアンドレ・ニザーリのギターがユニークなのも特筆です。
2011 UK JSP JSP-8835
1940年代中期から50年代へと、戦後の隆盛と共に国中が熱気でむせかえるほど勢いが
あった時代に生まれた、極上のアメリカン・ミュージックがそのまま目一杯再現された作品

Roomful of Blues Hook,Line & Sinker
ゴージャスなホーン・アンサンブルとファットでスインギーなギターが
文句なしの看板サウンド。本作ではヴィンテージ路線というか古典的
なジャンプ・チューンが多く、実際にもここには彼らのオリジナルがない
ことからも狙いはやはりその時代へ一直線と感じます。ズートスーツに
コンクヘアで固めた超いなせな黒人ミュージシャン達の熱気そのまま、
あたかも1940年代から50年代にかけてのダンスホールやライヴラウン
ジにワープした気分です。#5.Gate Walks To Boardはまさにそんな時代
のどストライク・チューン。 ギターは現代の感覚ながらサックスやトラン
ペットにピアノのソロは栄光の時代の輝きそのまんま。個人的には
#7.Ain't Nothin' Happenin' みたいな曲が大好きでつい
自分でも鼻歌混じりに腰がグラインドでハッピー度はMAX!
2011 USA Allgator AQLCD-4941
7月 アリゲーター移籍後早くも10周年、ラウンダー時代も含めてスタンスが変わらないことの凄さ
Marcia Ball Roadside Attractions
マーシャのこの作品を聴く直前、トレイシー・ネルソンの最新作にゲスト
参加しているマーシャを聴いて、ジミー・リード・チューンのカバーでも独特
のうねりを醸し出しているのに改めてぞっこん。譜面には決して書き表す
ことの出来ないクォンタイズ感とドライヴ感においてマーシャは天下一品
のノリ。80年代には毎年当たり前のようにNHK-BSがここ日本でも連日
特番放映していた頃のニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェス映像で
観たマーシャのゴキゲンなステージは今もしっかりと脳裏に焼き付いてい
ます。#4.We Feel Hard や#12.the Party's Still Going Onはまさに看板
演奏。一方ストレートなスロー・ブルース#11.Mule Headed Man では
年輪を経たスモークド・ヴォイスがより真価を発揮している感じがします。
2011 USA Alligator ALCD-4942

♪BluesClub と Blues Womaen Club 共に会員のお客様へはマーシャの重複を避けるため
   当月のBlues Club はカスタム選盤になります。よろしくお願い致します。
ブルースを歌うことを楽しんでいるのが分かる、ナチュラルな熱演ぶりが素晴らしい
Rory Block Shake 'Em On Down
アルバム丸ごとミシシッピ・フレッド・マクダウェルに捧げられたロリー・
ブロック熱血のカントリー・ブルース編。人生の途中でちょっとポップな
シンガーに変身した経緯もありますが、やはり自他共にこれが最も本来
の彼女らしい姿だと感じます。07年に出たDVDで完璧と言っていい自身
の姿をキャッチ出来たことでさらに自信を深めたことは間違いなさそう。
憧れの存在を歌う喜びを感じ取れる#8.the Man that I'm Lovin' はまさ
にその典型。続く#9.Ancestral Homeでは少し発声法を変えてよりトラ
ディショナルなアメリカン・ルーツ・テイストにも。シアワセそうに歌う姿
を思い浮かべる内容で、後年の代表作と言えるナイスな仕上がり。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2217
8月 進行形の巨匠達、まだまだ発展と革命に向かっての活動は続くのだ!
バディもカルロスも、そしてビリー・ブランチも絶品の瞬間をキャッチした超豪華2枚組
ChicagoBlues A Living History〜the (R)evolution Continues 2CD
前作09年盤がブルースファンの度肝を抜いた瞬間にもはやこの企画は
たった一回の試みで終われるはずがなかった。次なるこの第二弾をさら
に豪華なものしようという関係者全員の熱意溢れる願いはそして早くも
現実に。Disc2 #1.First Time I Met the Blues (Buddy Guy)が炸裂する
とき多くの方がかつてのチェス盤の、真っ黒なジャケットに真っ白なSG
を抱えて爆死しそうなバディの姿を思い出すことでしょう。さらには#6.
Younder Wall (Billy Branch)はまるでデルマーク盤みたいな感触の
ビリーをここで知ることになります。オレタチはまだまだ終わっちゃい
ないんだゼって感じの執念を強烈に感じるもの凄い盤!
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2207
隠れ名盤、新曲と共に復活!インディーズなのが勿体ないbut、インディだからこそ!でもある
Drew Landry 〜 Brandry Land Share Croppers Whine+BP Blues
新曲ディスクに前作のアルバムを足した2枚組仕様の新譜なんですが、ディスク
2枚ともCD-R盤になっているところから、恐らくは完売にしてしまうのが勿体なくて、
新曲を出したのを機に前作もR盤で復刻してカップリングしたのかなと想像します。
そうなるとやはり入手可能なうちにクラブ選盤というステイタスで会員のお客様に
お届けしたくなるのが人情。2004年作品の、ボール紙にスタンプのデビュー作は
既にお届け済みですが、あれから実に渋く成長したランドリーを是非ご堪能下さ
い。成熟したエリック・リンデルを知る今、ランドリーがネクストのポジションに居る
のを感じます。Disc1#10.90Proof と新曲の BP Blues、若いのに深いです。

2011(2008) USA D.Landry Pailhouse Music
9月 その爽やかさは聴いてるだけで気分がリフレッシュされる心地よさ
Susan James High-Ways,Ghosts,Hearts & Home 
このサウンド、瞬間移動的に耳が90年代から2000年頃の時代に
ワープしてしまいます。ネオカントリーやオルタナといった言葉が飛
び交い、時代は未知の扉を開ける気分でわくわくしていた頃です。
世の中的にはその後の10年間でネット環境の激変や一気に進んだ
グローバル化の結果、音楽的環境もずいぶん様変わりはしましたが、
しかしどんな時代にもスーザンのようなタイプの歌は人の心を優しく
癒やしてくれます。中でも中盤の2曲、#4.On Your Side と#5.Cold
Moon On Your Side
にはフォーキーな面とオルタナ色とがくっき
りと出ていて特に印象に残ります。
2011 Germany Taxim  TX-3025
祝♪ 2011年8月後半には国内盤仕様にて一般の店頭にも出ることが決定
Grady Champion Dreamin'
最初はRBC展開しようと思っていた盤ですが、当店の導入後にBSMFが
初めてグレイディにアプローチをかけたことを知り急きょBluesClub展開に
切り替えた盤です。当店の場合、ほとんどコアな音楽ファンしか利用して
いないマニアックな店なのでこれを機にグレイディが例えば誌上でもレビュ
ーされるとか、もっと広くスポットが当たったら嬉しいなと感じています。
過去三作、いずれも自身の切り口を何処にするか決めかねていた印象
があったのですが、10年ぶりに聴く本作ではそこがはっきりと吹っ切れ
た手応え。早い話、結局全部オレなんだ!という確信が伝わる仕上がり。
シンガーでもありハーモニカ奏者でもあり、そしてブルースマンであり
ソウル・シンガーでもあるのだって感じがズシンと来ます。
#2.Dreamin'、#4.Guilty as Charged、#8.Thank You for
Giving Me the Blues
と並べて違和感が無いのが強い。
ブルースを教えてくれてありがとうって感じのタイトルを
見て思いだしたこと〜かつて16才くらいの私をこれを聴け
ばキミの求めている答えが見つかるかも、とマイク・ブルーム
フィールドのLPを薦めてくれたショップ店員が結局私の人生を
変えたというか、その日が今の私が生まれた第一日目だった。
ブルースを知ることが出来てほんとに良かった。以降、いつも
道がちゃんと見えていることの事実が凄いと思います。
もとい、本作では地域性が希薄になった分、より以上
にグレイディの個性に包まれている感が印象的です。
2011 USA Grady Shady Music
10月 どんな道を行く人かまだ判らないけど無限かつ未知の魅力を満載したシャマーが放つ意欲作
Shamarr Allen and the Underdawgs 504-799-8147
07年盤"Meet Me On〜"で受けた、爽やかにも強烈な第一印象から
早四年。本作では何と予想もしなかったハードなヒップホップ系ロック
チューン#10.Uh Huh! が飛び出したり、まるで松山ケンイチが劇中で
歌う渋谷系チューンかみたいな #4.Friend Zoneと、かなり多面的かつ
攻撃的な作りが印象的です。#5.Think Like You はまるでニューメタル
みたいに聞こえるし#7.You're My Doctorはオヤジ世代の私にはAOR
ミーツ・ヒップホップの構図に見えるし、これは聴く人の感性や世代に
よって同じ曲でも大きく印象が変わりそう。個人的には#14.Out the
Window
にもう一人のニューオリンズの偉大な若手tp、Cristian Scott
との類似点を垣間見た気がして続編がとても楽しみになりました。
2011 USA P.O.M.E. Music Group
BluesClubとNOCの両方の会員の方には選盤の重複を避けるため当月に限りBluesClub分をカスタム選盤します。
サザンソウル・ファン永遠のお宝、初出12曲を含む珠玉のフェーム録音全48曲のもの凄盤
Candi Staton Evidence the Complete Fame Recoreds Masters 2CD
超シビれる極上ヴィンテージ・ソウル・クイーン、キャンディ・ステイトンのこれは
歴史に残る大発掘的 もの凄盤! 個人的には特にDisc2の#14.Something's
Burning
から#16.Love Chain のエリアがこの盤でのホットスポットになりました。
歌ものを聴くときって、私の場合はもし自分がバンド or カラオケで歌うならどの
曲にするかななんていう視点でお気に入りが決まることもあるのですが、本作
ではまさにその2曲。片手タンバリンで汗だくになって歌うとき、きっと至福の境
地に居る感じ。btw、カントリーの大ヒット曲 Stand by Your Man(Disc1.#14)
のカバーが同曲での最高のお気に入りになったのも特筆、迷わず愛用のウォ
ークマンに放りこみました。とにかくこれはもってなあかん凄い盤!
2011 UK ACE CDKEN2 353
11月
ギターインスト・シーン激震のザ・マーケッツ60's超レア満載の1,500枚限定盤
全編シビれる程ビューティフルなサーフ&ガレージ系インストが炸裂します!
the Marketts Outer Space,Hot Rods & Superheroes

一説ではここにリオン・ラッセルやグレン・キャンベルも居た!と
複数の某有名ショップのCDガイドに書いてあるのですが、私自身
はその事実を今も未確認です。とにかくこれはそういう話題抜きで
世界中のギターインスト・ファンを一撃でマットに沈める凄い盤。
1963〜66年の間に彼らがワーナーブラザーズに残したレア・シン
グルや未発曲をこれでもかと含んだ全24曲が悶絶もの。全世界
で1,500枚限定なので迷わずBluesClub会員様分を確保しました。
#1.Out of Limits、#2.Napoleon's Solo,#3.Batman Thema
#5.Richie's Themeの流れで全身電撃衝撃体感ってやつ。
2011 UK ACE CDLUX-006
こんなに嬉しい復刻盤は久しぶり、全世界から歓喜のどよめきが聞こえてきそう
Leon Russell Live in Japan 1973 : Live in Houston 1971
今回の復刻盤は世界初CD化であるばかりか、日本でのライヴのみならず
今まで未発だった71年4月22日のヒューストンでのライヴ7曲が追加収録
された点で実に画期的。日本でのライヴは日本だけでの発売だったので
海外のファンには二倍嬉しい復刻、今この瞬間地球規模で目の幅涙を流
して本作に聞き惚れている方がある訳です。その日本ライヴからは#4.
Roll Away the Stoneがまるでジョー・コッカーのマッドドッグス〜ライヴ盤と
イメージが重なる程の超熱血パフォーマンス。我が日本の聴衆の反応も
メチャメチャ幸せそうで一瞬で同化してしまいます。私は「Alcatraz」が
大好きなのですが嬉しいことにここには両方分の収録があります。
日本での#7.Alcatrazと ヒューストンでの #10.Alcatraz。あとまるでリオン
のオリジナルに聞こえてしまう#15.Jumpin' Jack Flashもゴ・キ・ゲ・ン・
2011 UK ACE/Big Beat CDWIKD296

RBCとBluesClubの両方の会員の方の場合はLeon Russellの重複を避けるため当月のBluesClubは
カスタム選盤となりますことをご了承下さいませ。
12月 これはいわばすべてのブルース・ウーマンへの指標になり得る凄い盤!
Shemekia Copeland Deluxe Edition
自らの頂点を極めた感もあった前作05年盤が出たときから、次はよりソウル
フルになるのか、あるいはパワー系のファンキン・ロッキン・ブルース路線に
戻るのか、興味が尽きなかったシェメキア。しかし何と今回出してきたのはベ
スト・セレクション盤でした。ヤラレタ!という気もした一瞬、しかしこれでどう?
という感じの文句なし最高に充実した選曲内容に、今度はこれこそみんなが
待っていた音、進行形で聴く現代最高峰のブルースの女王の登場です。誰が
聴いてもこれは文句なしでしょう!緩急も押し引くも絶妙の構成です。私の
場合は特に#3.Ghetto Child、#9.Wild,Wild,Woman、#13.Stay a little Santa
の三曲に彼女の本質的な魅力が溶け出している気がします。
〜以上は09年にテラークから1枚出している事実に気付かな
いで書いたコメントですが感想として素直に書けていると思う
のであえて手を加えていません。変な店だ(笑)
2011 USA Alligator  ALCD-5614
何時か作りたかったというブルース、R&B、ゴスペルだらけの黒人音楽アルバム
Tracy Nelson Victim of the Blues
本作のこのコメントを書く今この瞬間まで、彼女がボビー・チャールズと
別れていたことを知りませんでした。とはいえ昨年のボビーの他界が何
らかの作用を彼女にもたらしたであろうことはつい想像してしまいます。
時は1960年代、まさにブルームフィールド達がフィルモア・ウェストでぶい
ぶい言わしてた頃から彼女もまた何時かは純黒人音楽のアルバムを出し
たかったそう。そこから半世紀を経て今それが実現したのも、きっと人間
生きているうちにやりたいことはやっておかないと、と思ったのかも知れま
せん。その反面、決して古典に執着はせず#2.Load a Hot といった最近の
ブルース作品もカバーする辺りやはり彼女は今も進行形のブルース娘
であることを実感。盟友とも言えるマーシャ・ボール参加の#3.Shoot
My Baby
は個人的に本作で最もお気に入りになったジミー・リード・
チューン。かつてマーカス・ミラーやD.サンボーン達と共演したTV番組
で抜群のゴスペル・フィーリングを全開していたトレイシーがここに居る
と感じたのがラスト、ジョン・コーワンとのデュエットで歌う#11.Without
Love
。このヘヴィさは格別、如何にものしめくくりにふさわしい曲です。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2222

♪ BluesClub と Blues Womaen Club 共に会員のお客様へはトレイシーの重複を
    避けるため当月のBlues Club はカスタム選盤になります。よろしくお願い致します。






BluesClub
過去
2010年の 頒布タイトル一覧

2010年 1枚会員 2枚会員にはこちらの作品もお届けします
1月 チックのリーダー作が今まで無かったこと自体がシカゴの七不思議・・・
シュンのそんなつぶやきがようやく過去の1ページになる日が来ました!

Chick Rodgers Essentially Yours
アルバムの内容に触れる以前にまず日本人のファン的には、本作に寄せた菊田俊介氏の
ライナーがチックへのファンの気持ちをすべて語り尽くしている感じで何度も読み返してしま
います。シュン(菊田氏)がバンド・メンバーだったココ・テイラーが如何にチックを高く評価し
ていたか、そのココのみならずここでシュンと共演している盟友チコ・バンクスまで亡くなった
今、ライナーを書くシュンの胸にも過去の様々なシーンが去来したことと思います。アレサ・チ
ューンが3曲もあるのが目を引きますが、他にもブルース・スタンダードからいわゆる大スタン
ダードまで、チックの守備範囲の広さと同時にその力量の確かさを改めて知る思い。ほぼ全
曲でソロを弾くシュンのカッコいいこと!歌もの的には#3.Don't Play that Song を始めとした
パンチの効いたR&Bチューンが絶品。ギター的には#10.I'll Play the Blues for You
(途中から the Thrill is Goneになる)といったブルース・スタンダードが聞き物です。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2138
デニスのこの新作「Pleasure & Pain」お届け時に、デニス必聴盤の一作「Falling Up」を追加で無料進呈!
新旧の必聴盤2枚で\2,500という、思わずうそ、ほんま?というお得なセット。2枚会員様だけのスポット特典です。

Dennis Jones Pleasure & Pain
私の知る限りブルースシーンで最も古参組になる大先輩ライターのお客様から折に
ふれホットな情報を頂くことがあるのですが、今回はこのデニス・ジョーンズについて
お言葉が寄せられました。氏曰く〜〜これといった新鮮味は無いのですが、Jimmy D.
LaneとかBernard Allisonの流れを汲む若い世代のBluesの中にあっては、良い出来
といっても良いと思います。〜〜とのご感想。スカッとした手放しの絶賛に至っていない
点は恐らくは絶対的な存在感にまだ手がひとつ届いていない感じが原因かと思いつつ、
ギタリストとしてもソングライターとしても一線級であることは確かです。03年盤の
「Falling Up」と併せて聴くことでデニスの全体像・実像により肉迫することが出来る
ことから共に必聴盤だとお店的には感じています。WEB試聴にはレスポールの粘りけ
が心地よい#10.Him or Meとストラトの快音が一際響く#11.Hot Sauce を置きます。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2137
2月 火を吐く勢いと同時にスローブルースで見せる渋い味わい、まさにギターのためのブルース三昧ってやつ
Bugs Henderson & The Shuffle Kings Vienna Calling "From Austin to Austria"
かつては鬼コアなギターファンだけが四苦八苦して入手しそして悶絶していたバグス。
そんなバグスを2000年の初導入以来そのリリースを追ってきた訳ですが、途中から
作風がぐっと渋くなりシンガーとしてのウェイトも増すようになりました。がしかしここに
収録されたオースチンとグラナダの二ヶ所でのライヴ2枚組は文句なしの弾き倒しバグ
スをキャッチ。恐らく普段のステージでは今もこのように豪快に弾きまくる姿が普通なん
だと想像、スタジオ作品とはスタイルを区別しているのが実際だと思います。それはさ
ておき、今回のライヴ盤は1枚がトリオ吹き込み、もう1枚がキーボードと共演のギター
参加の五重奏団という二色構成に注目。試聴はその対比が浮き彫りになる Disc1 #7.
Look What Love Can Do とDsic2 #5.Ticket to Ride をどうぞ。
2009 German Taxim TX1067
新名盤化も間違いなし!のブルーアイド・ソウル系ロッキン・ブルース
Mike Zito Pearl River
前作で感じた骨太感はそのままに、より一層の存在感を増しそして何より
これはもはやB級ブルースではなく、文句なしの超A級ブルースの領域に
入っています。全曲が余りに素晴らしいのでどれをピックアップしようか迷
う中、あえて地味目の#4.Change My Way と、声が驚くほどフレディ・キング
に瓜が二個の#12.All Last Night をここではプッシュ。他に剛質でド派手な
曲もあるので全体のバランスは結構ヘヴィな作りです。前作とは異なり今回
直球でロッキン・ブルースのど真ん中を槍が貫いている感じ、しかもギタ
ー・ソロにおけるライン取りに抜群に歌心を感じることに加え、歌そのもの
も極上。まさに弩級のブルース・シンガー&ギタリスト。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2141
3月 58年の活動開始から実に半世紀を超えてのデビュー作が登場!まさにウルフらしい偉業です
Smilin' Bobby & Hidden Charms Big Legged Woman
ペキペキっとした必殺クリーントーンで実に久しぶりに心ときめくブルースマン!
どうやら音盤デビューはこれが初めてのことらしいのですが、活動自体は早くは
1958年からクラブギグを開始、60年代初期には日曜日の朝のマックスウェル・
ストリートの常連でもあった模様。現在はシルバー世代とは言えまだまだ充分
に脂ののったブルースマン、彼の息子 Carlos Showers もウィリー・ケントと組ん
だブルース・ギタリスト。親父的にはこれは勲章に近いデビュー作、まるでフェン
トン・ロビンソンを彷彿とするスローの#3.Cold,Cold Feeling やトランプ系のクー
ル・インスト#7.Bobby Strutでこの作品のイメージは充分伝わるかと思います。
2009 Austria Wolf 120.821
故ニック・ホルトに捧げられた86年から92年までの音源で構成した大充実のベスト盤
Magic Slim & The Teardrops Rough Dried Woman
恐らくはWOLFのハネス氏自身が最も誇りとしているだろう自社取り扱い
アーティストがこのマジック・スリム。シカゴ・ブルースのリヴィング・レジェ
ンドとして相棒のジョン・プライマーや今は亡きニック・ホルト達と共に黄金
期のブルースを今に伝える存在です。シーンに於ける最重要人物である
ばかりか彼自身がシカゴブルースの指標になってきたことは疑う余地は
無し。今回はベスト盤という構成ながら初CD化音源も含みつつベテラン
のファンにも新規ファンにも等しくお薦めしたくなる豪華な内容となってい
ます。試聴用には91年の#5.I'm Good と 90年の#12.Blues At Sunrise
どうぞ。渋いを超えた勢いと貫禄というものセットでビンビン感じます!
2009 Austria Wolf 120.820
4月 ぐっとくるストレート・ブルースとソウルフルさが気持ちよくセットになった盤
Lucky Peterson Heart of Pain
2009年の暮れも押し迫った頃ぽつんと届いたロンドンからの封書がひとつ。
JSPからはいつもそのように郵便で新譜案内が届くのですが、時代が如何に
変わろうとも自己のスタイルを変えないジョン・ステッドマン氏のそういった頑
なところが私は好きです。btw、09年に出た奥方タマラのアルバムでもファン
を仰け反らせてくれたラッキーですが、今回もブルースを演っているのが楽しく
て仕方がないって気持ちがまさに充満したアルバム!どこを切ってもハジけて
いるのがこの人のイカシタところ。#8.Brown Can't Be Bad と #10.Bound To
 Make You Love Me
は共に直球のストレート・ブルース。そして特に個人的に
シビレたのがほんわかブルーズン・ソウルの#5.Age Ain't Nothing But A Number
これは誰がデュエットしているのか判らなくてジョンさんに照会しましたところ、
それはJames Ellis だ、クレジットされて然るべき人なんだけどちょっとミスして
しまった…というコメントを頂きました。AMGで調べても同じ名前の別人らしき
人は沢山いますが、結局詳細は不明です。もしやJSPでは珍しいソウル盤と
していずれリーダー作が出るのか??その辺も楽しみですが、しかしこの
デュエット、フィーリングも何もかも全部が最高っ!すよ。ゴキゲン♪な1枚。
2010 UK JSP JSP-8824
きっと50年後にはこれがこの時代のブルースだったんだ、とみんなが思っていそうな歌
Keb'Mo' Live&Mo'
Okehから出したデビュー作が鮮やかにW.C.ハンディ賞を受賞したのが1993年のこと。
その年に生まれた人が今では高校生、まさに光陰矢の如しですが当時からニュータイ
プのブルースマンとして新時代のアメリカン・ルーツ・ミュージックを開拓、創造していく
のではというシーンの期待が大でした。実際の彼は単にもう少し気楽に日々自分自身
を楽しみ、そんな人生を詩にまた新しい曲を書く…というタイプの詩人なのではないか。
私はそれこそがピュアな現代のブルースなんだと感じています。そこが通じればこの日
会場に集った人々の心底楽しそうな反応が共有出来るはず。#5.Hole in the Bucket
なんか聴くと、何で日本はアメリカと地続きではないんだ、大げさに飛行機に乗らなくて
もいいのなら何時間かかってもロスに聴きに行くのにと思ってしまいます。
2009 USA Yolabelle International YBI-0901
5月 人類及び地球、そしてブルースの未来はワシが何とかするゾ…月面基地のラジオ・ステーションから
Mighty Mo Rodgers Dispatches from the Moon
非常に奇抜なアイデアに感じるかも知れないマイティのこのコンセプト・アルバム。
ブルースが虐げられている地球から月へと避難した彼が、ブルースDJという形で
月面から地球と交信するという設定。多分虐げられているのはブルースを象徴とし
た人間的でかつ非権力的なもの全てのことかと解釈しつつ、非核と平和を願う日
本語のメッセージも登場する辺りにその願いを感じ取ることが出来そうです。 レゲ
エチューンの#4.Moonwalking on the Moon が私の場合最もお気に入りになりまし
たが、極めてメロウなギターが登場する#7.Blues Is a Woman Woe is a Woman
ジェントリー・タッチのファンク#12.Continental Blues辺りがきっと彼の元々のスタ
イルなのかも。他にアフロ・ブルースやヒップホップ・ブルースもあって
アルバム全編43分超があっという間です。次回も月面基地から??
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2153
別格的に凄い奴!どんなシーンにも居るそんなグレートな存在にカークがなってきた
Kirk Fletcher My Turn
思えば当店がカークを日本に初導入した1999年、全力を上げた入魂のお薦めを
してから早10年超の月日が経ちました。今やブルースギター・ファン、特に西海岸
ブルースの好きな人なら知らない人はいないくらいの超人気ギタリスト。あちこち
から引っ張りだこになったせいもあるのか、自身のリーダー作としては実に7年ぶり。
実際内容もこれ以上はないというくらいの充実ぶりです。基本的にジャジーな人な
がら、今回は大胆にファズやワウワウを駆使したりと一歩踏み込んだ意欲作にな
っているのが特徴です。タイトルの「オレの番だゼ」ってのも純粋に今の彼の気持
ちを表している気がします。後の殿堂入りはもはや間違い無しの、まさに生ける
伝説的若き巨人となった感のある姿が目にも耳にも眩しいです。試聴は最も
カークらしい#4.Ain't No Way と直球ブルースの#8.Blues for Antone をどうぞ。
何と今作では#2.と#9. をカーク自身が歌い、あとはサックスのPaulie Cerra が
#4.と#6.を歌っているとのことです。実はカークは歌もVery Niceだった♪
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2161
6月 今もメイシオのソウル・レビューの一員として活躍するマーサ・ハイのリーダー作
Martha High with Shawlin Temple Defenders W.o.m.a.n. 
かつてはJ.B.'ズでも活躍していた伝説のファンク・ディーヴァ。
P-Vineの資料には「おっかさん、帰って来たんだね!」という
泣けるセリフも飛ぶ音盤で、なんとバックは少林寺拳法防衛軍
と名乗るフランスの若手ファンク・バンドが登場。ライヴ盤だけ
あってそのノリの良さとハジケ具合はマーサが今もヤングレデ
ィのままであることを証明しています。大定盤 #6.Think での勢
いはもとより、バーバラ・リンの#9.I'm a Good Woman の汗飛び
散る熱唱はまさにマーサの本領発揮。爆音で聴きたい熱血シ
ャウター!79年からは3作目で、前作05年盤もライヴ盤でした。
2009 France MAF004
オールドスクール勢が次世代の新車"ギャラクティック号"に乗って街に繰り出した感、
演っているのがアーマにドリスにブッテにトゥーサン達だからこれは凄いクセ球!

Galactic Ya-Ka-May 
普通だとここまで強烈にヒップホップしているファンク集団をBlues Club会員の
皆様に送ると叱られるところなのですが、ギャラクティックの特にこの作品だけ
は別。何故って、ここには皆さんが日頃大好きな、普段ヒップホップとは無縁の
ルーツ系音楽をやっている黒人アーティスト達が大集結で、全員がワシにもア
タシにも出来るわヨって感じで頑張っているのです。あたかも街の若い衆が大
先輩たちに今度の祭りでちょいと新しい仕掛けの御輿に乗ってみまへんか?
と誘ってみたという感じです。今作は国内盤も出ているのですが、当店が当店
たる所以は何があっても現地オリジナル・リリースの盤をお客様にお届けする
という、このこだわりを今回も貫徹。その代わりメーカーに叱られないようクラブ
会員様限定という枠を自らに課しましたことご了承下さいませ。試聴は40才は
若返った感のBo Dollisの#5.Wild Man と、天然で新型ブルースになっている
John Boutteの#9.Dark Waterをどうぞ。全くの別人と化している曲も含めて
全部が面白い!です。来日もするのできっとWで話題になりますね。
2010 USA ANTI-87002
7月 ファンク軍団からはオルガンとドラムを、そしてギターには超ハードな南部ロッカーを、
今作はそんな強烈個性をしたメンバーの中、存分に歌いきっている姿が耳にも眩しい一作

Anders Osborne American Patchwork
沢山のお客様、そのほとんどはBlues Club会員のお客様でしたけど、とにかく
圧倒的なラヴコールを頂いた2007年盤"Coming Down"は一見ストレート・ブル
ースとは距離のありそうな人が実はブルース・ファンを直撃したことの手応えを
私に与えてくれました。今回音的には前作以上にロッカーとしてのスタンスを強く
感じますが、しかし偶然とはいえこの作品をupする直前、まさに当日に会員のお
客様からまさかオズボーンの新譜を取りこぼしてはいないよねというお電話を頂
くに当たり、彼への期待値はもはや半端ではないことを実感しました。曲毎に多彩
な色調を見せる一方でトータル的には実に渋いのも個性の一つ。#4.Killing Each
Other
はスタントンとロバートがバックに居ることの手応え充分、このオルガン
は今やロバー・ウォルターの顔にもなった感。#9.Meet Me in New Mexico
もしもポール・サンチェスとアンダース・オズボーンが共演したらどれくらい
の規模の核融合が起きるのかなんてことを楽しみに感じてしまいます。
2010 USA Alligator ALCD-4936
グロスマンのライフ・ワークとも言える、恩師R.G.D.の未発音源発掘シリーズ
Disc3に於ける全編教会収録のゴスペル集は今聴いても胸が心が熱くなる瞬間です

Rev.Gary Davis At Home and Church 1962-1967
前作に続く3枚組でのR.ゲイリー・デイヴィス(R.G.D).の未発音源発掘シリーズ。
BSMF西村氏のライナーによれば、もっかステファン・グロスマンはかつてギター
の直伝を仰いだ恩師R.G.D.が残したこれら音源を世に出すことに心血を注いでい
る模様。ひとつのこれは師への恩返しだとする説は実に共感を覚える解釈だと感
じます。それはさておき今作は他の発掘盤とは異なり特筆すべき要素がひとつ、
それは R.G.D.自身が生前に強く望んだ、教会で収録したゴスペルライヴが丸々
Disc3に収められていること。Disc3-3.I'm a Soldter in the Army of the Lord
一曲聴いても当日のパフォーマンスへの思い入れの違いが明らかです。あとの
ディスク2枚もそれなり充実していて、これは出来れば全ブルース・ファン必携の
フィンガーピッキング・ブルースの貴重なドキュメントとしての価値が大!です。
Disc1-12.You Cry Because I'm Leaving の叙情的な印象も格別なら Disc2-12.
People Who Use to Seeはまさに弾き語りのバイブル、極意と言えそうな一曲。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-4023
8月 かつてオースチンでマギーのステージを観た方のメッセージが一瞬で脳裏に蘇る、
全くの自然体でその店にいた女性がその日の看板ギタリストだったという一夜の話

Cookie McGee One Way Ticket
心の片隅で、半ばあきらめかけつつもそれでもきっと何時かはと期待して
いたのがこのクッキー・マギーの新作。シンプルな四人編成での2曲以外は
ラッキー・ピーターソンとジェイムズ・バトラーが参加した豪華セットのライヴ盤。
シンプルな方では#4.the Right Place が出色で、レフティのSGから迸る歪む
寸前の硬質なマギートーン・ソロが絶妙。豪華編成の方では滑り出しから
ラッキーのハイテンション爆裂ギターが唸る#9.Palce of the King がライヴ盤
ならではのハイライト、後半2分51秒からマギーも負けてないギターで応酬。
続く#10.I'm Tore Down take2はフレディ王とは別世界、如何にもマギー
らしい独特のクルージング・ムードが浮き彫りになった感。
2010 Austria Wolf 120.632
こんな嬉しい組み合わせがあったなんて、なんてハッピーな1992年復刻盤
Dana Gilespie feat. Magic Slim and the Teardrops Big Boy
2006年盤のダナのそのド迫力に魅了されて早4年。迫力ある実力派シンガ
ーを聴く度ブルースに於ける肌の色論争に終止符を打ちたくなる衝動にから
れるのですが、そんなダナの今作は何と1992年制作のマジック・スリムとの
共演盤。92年というとNTTドコモ創立とか新幹線のぞみ号が登場した年で、
ついこの間感と大昔感覚とがセットになっちゃう微妙なタイムスケールです。
耳はこの若いダナとスリムの共演に大感激、低重心で迫る #3.Be My Sugar
はあたかもシャコタンで砂漠を突っ切る重戦車軍団の風情。あと、忘れては
いけないのがもう一人の共演者、Joachim Palden。そのヨアヒムのホンキー
トンク調のピアノと激しいサックスのブロウが曲を盛り上げる#10.Blow Crazy
はまるでビッグバンドかと思う迫力です。さらに掴みのギター一発だけでも
仰け反る#14.Your Mind is on Vacation等、全編がゴキゲンな勢いで充満!
2010 Austria Wolf 120.951
9月 ニック・ホルト亡き後初の新録作品、文字通り傷心の日々から立ち上がった巨人渾身の一撃
Magic Slim & The Teardrops Raising the Bar
チュ、チューニングが…という展開はことブルースの世界では常にOK牧場で、
逆に言うと多少ずれたままノリで弾き倒した方がクールなのでごじゃる。ここ
でも当然ながら巨匠マジック・スリムもズレたままガンガン攻め立ててきます。
#2.Breaking Up Somebody's Home は亡き弟ニック時代の重戦車キャタピラー
フル回転ベースとは少し異なるものの、まさにキタ〜〜ッ!のノリ。さらにはこれ
ぞ純正シカゴ・ブルース、師匠マジック・サムもたいしたもんや!と墓場でつぶ
やきそうな#6.I Can't Hold Out。さらにさらに個人的に仰け反りパンチをド頭で
喰らったのが#10.の4:59a.m.。いつか見たテリ(ヘンドリックス)のプロモ映像で
、この曲が仕上がったのは朝の5時だったのヨ、ってなフレーズを突然
思い出しましたが、それは関係なく m(_''_)m 、ここではアタマの四音が
強烈なアッパーの一撃になった次第です。まさに50年代のシカゴから
切れ目無しに繋がっている音でありブルースだと感じます。激秀作!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2172
まさにブルース金太郎飴、何処を切っても同じ顔が出てくるところが凄い。
愛器ES-345を指さすのは実はそれが彼のお気に入り"Red Dog"そのものだから

Elvin Bishop Red Dog Speaks
実際にはとても幅広くアメリカン・ルーツ音楽をプレイしているエルヴィン・ビシ
ョップですが、聴いた後に残る印象がいつも同じになる人。私の場合はそれを
前作でのコメントの如く〜ビショップ流儀の不滅のブルース魂が常に遺憾なく
発揮されているからと感じていましたが、今作でライナーを担当された野木央氏
もやはり何を弾いてもブルースにしか聞こえないタイプだと称されています。我流
を貫いて40年以上を凌いできたことを讃えるメッセージには激しく共感した次第
です。とはいえ1枚のアルバムを飽きさせないセンスとアイデアも勿論で、今作
のハイライトの一つと言えそうな#5.Many Rivers to Crossではハイトーン・ヴォ
イスのジョン・ネメスに歌を任せることで特に光らせています。ブルース・
チューンでもザディコに変換してちょい捻り#6.Blues Cluiseと、とにかく
彼の場合は常に次やりたいことのアイデアが尽きない人なのダ。今回
もまたそんなエネルギーが充満した秀作、ずっと若いままなのが凄い!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2098
10月 色んなメンバーでの色んなホートンがこれでもかと連発する弩級のマニアック・ボックス
Walter Horton Blues Harmonica Giant
ホートンがシカゴとメンフィスに1951年から56年までに残した録音からリーダー
吹き込みをメインに、あとサイドマンでも注目の活躍をした録音で構成した実に
濃いマニアックなボックス・セット。三枚組にも関わらず、2+1という表記も使用し
ているのはDisc3が7曲だけのキャリー・ベルとの共演トラックということからです
が、そのキャリーとのセットがまた実にそそられます。Disc3 #5.Walter & Carey
にその熱い雰囲気が充満!もとよりメインのディスク2枚もDisc2 #1.Hard Hearted
Woman
での低域と高域の濃淡の付け方、さらにはタンパ・レッドのトラックDisc2
#25.Big Stars Falling Bluesでのスリリングな展開等々、お宝音源が続々です。
ホートンマニアを自負する人はこれを避けて通る訳にはいかないもの凄いセット。
2010 UK JSP JSPCD-2305C
レスポールこだわりしたのが一発で判る、特有の臭みと粘りがチョー気持ちよい作品
JW-Jones Midnight Memphis Sun
今作での大きな特徴はパッケージ写真のポーズでも強調している通り、
レスポール特有の多分これは比較的最近のトラディショナル・スタンダー
ド・モデルかなと思うのですが、心地よい粘りけを含む芳醇なヴィンテージ・
サウンドで迫ります。実は私もレスポールが大好きで、自分のはソープバー
搭載55年型復刻の89年ギブソン・ナッシュビル製レスポールなのですが、
ハムバッキング搭載のJWのレスポールもその臭みには共通の成分が
あるのを感じます。特筆はJ.G.ワトソン〜ジミー・ヴォーンを意識した曲
#3.Kissin' in Memphis や#10.Make a Moveの引き締まったノリ、あと
個人的には#5.Born Operatorでのヒューバートのソロ・フレーズが自分と
瓜二つ感覚でぎょっとしました。総じてギターサウンドがメチャ臭く渋い
一方で歌は漂白したみたいに色がないのが特徴、それもまた個性か。
2010 German CrossCut CCD-11102
11月

ヴィンテージ・サウンドで迫る、R&Rテイスト充満の熱血50年代型ブルースとハーモニカ
Morry Sochat & theSpecial 20s Eatin' Dirt
リーダーのモリーはもしやロカビリアンだった時代もあるのか、ヴォーカルスタイルに
その片鱗を感じるのとウォームなハーモニカ・トーンはもろに50年代の息吹が充満し
ています。ベースはアップライト・ベースだし、ギターのファット&スインギーなスタイル
は限りなく西海岸のサウンド指向です。二人居るギタリストのうち一人は日本人名
Shoji Naito、モリーはアリヨさんから当店のことを知ったそうで何だかシカゴと日本の
距離感がうんと縮まる感じです。シカゴ・スタイルで幕を開ける#1.Eatin' Dirt はスライ
ド・ソロが光りますが、別の曲では60年代末期のマイク・ブルームフィールドに酷似し
たスライドを弾く瞬間も有り。#7.Natural Born Lover や #9.Riot Up In Here辺りが
本来のモリー・スタイルだと想像しますが実際はどうなんでしょう。全編に
漂う熱気はクラブギグそのまんま感、きっと一発録りなのかと思います。
2010 USA Independent
火酒魔ファンが復刻を熱望した90年代の名作がボーナス・トラック+2で再登場!
Mitch Kashmar & the Pontriax  100mile to Go
かつて当店が日本で初めてデルタグルーヴを導入した二年後くらいに同社の大躍進に
思わず興奮気味にここに書いた言葉とほとんど全く同じ感想を、今度は野木央氏が本作
のライナーに書いています。〜設立後とどまるところを知らない雄牛の如く(中略)そして
今やシカゴのアリゲーターと並ぶシーンを牽引するリーダー的レーベルに成長した。〜
これを読んで突然記憶がフラッシュバックした出来事がありました。以上と同じことを当時
私が書いた直後に、同社に興味を示した代理店にあくまでも好意から社長さんを紹介した
あと強引に流通を独占されてしまいそうになって、そして一個人店と日本でも有数にビッグ
なその代理店との闘いが始まったのでした。結果惨敗したのは私なのですが(笑)、でも
結局はその後BSMFが新たに仕切り直しでデルタグルーヴと取引を開始したことで事は
ようやく落ち着きました。そんなことはともかく、この火酒魔の復刻作のまさに火を噴く酒
にも似た勢いに触れ、良い作品を出せば結果はあとから付いてくるといった感のデルタ
グルーヴの熱い活動に改めて惚れ直す心境です。個人的な好みは#2.My Kinda Woman
#6.Horn of Plenty、#8.Walkin' Down Townといった主にファット系のハーモニカと、
あとそのマイルドな歌にも泣ける#9.Let It All Fall Deadも最高!とにかくここには
無駄な曲は一切無く、まさに名作の名に値する激秀逸なアルバムなのです。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2188
12月 テリもロイドも共にこの十年で破格の研鑽と成長を成し遂げた感、
それでいて自分自身のルーツをしっかりと内包しているところが凄い

Terri Hendrix Cry Till You Laugh

アナタが笑ってくれるまでワタシ泣いちゃうワ、ってな感じのこのタイトルがそのまま
普段のテリの人柄を象徴している感じです。あれは2000年頃のこと、ホームビデオ
収録したテリのローカルライヴの模様を見せて頂く機会があったのですが、相棒の
ロイド・メインズとともに天然で朗らかかつ気合いの入った歌いっぷりには文句無し
魅了されたものです。今回の作品はテリとしても初めての試み、CDと近々に出る本
とが連動したマルチな企画。実は以前からテリは本の出版を計画していて、最初に
そのことを伺ったのが2005年頃のことでした。やっと実現した夢にきっと喜びと同時
に肩の荷を下ろした安堵の気持ちもあるかもです。今回楽曲の作り方が土台から
グラミー賞直行というプロの手応えで、一貫してテリをバックアップしているロイド・
メインズのプロデューサー魂が、自身の娘(ディキシー・チックス)の次は絶対に
テリの番だと燃えているかのようです。本ももちろんこのあと導入しますが、本の
こともずっといつも練り続けてきたのヨと伺って、今回はこのアルバムと連動した
内容だけど他にもまだまだ出版したい本のアイデアがあるのかなと察しました。
絵本なのか詩集なのか、あるいはイラストブックなのか、何にせよまさにアーティ
スト、テリ・ヘンドリックス!ということなのです。試聴は今までと違うな、という印象
を残す#8.Sometimes と おお、まさにテリだという印象の#4.Hand Me Down Blues
をどうぞ。ビッグブレイク直前を確信する武者震いもセットで、一言 頑張れテリ♪
2010 USA Texas Wilry RecordsWR-30012


弩級の未発音源発掘!エイシズファンもジュニアファンも共にドッキリ!
引っかかり気味に弾くルイス・マイヤーズのギターにシカゴ・ブルースの真髄を見る

Junior Wells & the Aces Live in Boston 1966
モダン・シカゴ・ブルース最大の歴史的名盤かつ未曾有の大ヒット作
"HooDoo Man Blues"を出した翌年、ジュニア34才当時のボストン・
ツアー未発ライヴという超強烈盤。特筆はこのときのバックがジ・エイ
シズのルイス・マイヤーズ g、デイヴ・マイヤーズ b、フレッド・ビロウ d
という面々であることに加えて、タール系の粘着力を持つその渋いバ
ッキングに悶絶。エンディングテーマを含めて全19曲65分超が強烈な
ストレートパンチと化して貴方をK.O.すること間違いなし。個人的には
#9.Look on Younder's Wall と #11.Messin' with the Kid が特に極上。
2010 USA Delmark DE-809

※当初予定をしていましたテリ本(テリ・ヘンドリックス初の本)のクラブでの配布は断念することにしました。
   適当な時期に通常販売分としての導入はしたいと思っています。よろしくお願い致します。