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特にこの数年、女子力の魅力とパワーが俄然増大中!カワイイから聴くという
スタンスから、実力も迫力も男子を上回る若きブルースウーマンが続々登場!
毎日の生活に新鮮な活(カツ)を入れたい方に絶対のお薦め!です。

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

7大クラブに共通のお約束のページもご一読下さいませ → 共通規約


<お申し込み方法>

「Blues Women Club会員 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。

お客様の お名前・郵便番号ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)
お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月からお届け致します。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらE-mailにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。

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2017年の頒布予定タイトル一覧  (Blues Women Club は2017年で活動開始以来 11年目)

2017年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 こちらは同発のスタンダード版より、+2曲の全13曲で豪華ブックレットが付属するデラックス・エディション版
Joanne Shaw Taylor Wild 〜 Deluxe Edition  CD
デビュー作を彷彿とする強烈なテレキャス・サウンドが随所で炸裂、今や押しも押されぬ英国No.1のブルース・ウーマン・ギタリストのステイタスを手に入れたジョアン。何時からか …続き
Joanne Shaw Taylor Live at Oran Mo's  DVD
2015年9月スコットランドで収録のライヴDVD。冒頭、ナチュラル〜白ピックガードのハムバッキング・テレキャスをぶら下げたジョアン、黒一色のステージ衣装と自身の金髪とのマッチングもベストでその安定したパフォーマンスにぐいぐい引き込まれてしまいます。…続き
2月 2017年度 対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
フレンチ・フレイバーも漂うルイジアナ度100%のポップなカントリー・ソング集
Nancy Tabb Louisiana Makes Me Smile CD-R
VERY LIMITED
南西ルイジアナの、こだわりの少レーベル Musique Acadienne が配給しているカントリーガール、ナンシー・タブのアルバム。ジョン・デンバー作の「カントリー・ロード」等、特にカントリー・ファンでなくてもご存じの有名曲が多いのですが、それらの一部はフランス語で歌われていることもあってとても新鮮に響きます。「ジャンバラヤ」などはまるでアイドル路線一直線といったキュートな歌いっぷりに思わず気持ちがほころぶ瞬間。メゾソプラノ域の美声に個性を感じつつ、全体的にとっても親しみやすいヴォーカル作品になっています。個人的な超熱スポットは#2.Doux Bayou、は Blue Bayou としても知られかつてリンダ・ロンシュタットの歌で私は日々埋没した記憶が蘇ります。#4.Des Acadiens Errants の透明感もまた絶品です。過去、類似穴倶楽部でお届けした作品を今再びBlues Women Club限定にて蔵出し選盤します♪
USA Musique Acadienne MACD-0009
昨今欧州勢に押されがちなアメリカ本土から今度はカンザス州のワイルドキャットが登場
Katy Guillen & the Girls Heavy Days CD

ケイティはカンザス出身の20代若手ブルース・ウーマン・ギタリスト。8才でギターを手にし、14才頃には地元ブルース・クラブでギグをこなしていたという早熟ぶりで、2012年にお馴染みロイヤル・サザーン・ブラザーフッドの …続き
3月 ファンキーかつダウンホームな味わいにベテランのソウルファンほどじっとしていられなくなる音
JJ Thames Raw Sugar CD

その実力と美貌からしてシーンの注目を集めるのは当然かと思えるJJの早くもこれが2作目の登場です。エディー・コットンとグレイディ・チャンピオンの共同プロデュースによるヴィンテージ・ソウル路線はまさにミシシッピー立地のマラコ・サウンドそのもの。…続き
ブルーグラス系極上女性ヴォーカルの逸品
Claire Lynch North By South CD
クレアが私よりひとつ年下ということを耳が信じないくらい今も娘時代のまんまの歌声が何より嬉しい。過去アリソン・クラウズに代表される透明度の高い声質をしたブルーグラスのシンガーを多く扱ってきた中でこのクレアはちょっぴりハスキーなヴォイスがチャーミング …続き
4月 67才の現在のロリーと1970年のカクタスと、ブッカホワイトとモーズ・アリソンが横一列になる瞬間
Rory Block Keepin'tarouble CD

気がつけばロリーも67才になっていた。オーロラ・ブロックを名乗っていた頃からのファンには感慨深いくらいの時が流れた訳ですが、本作はこのところの連作となっているブルースの巨匠達へトリビュートしたシリーズの続編でブッカ・ホワイトがテーマになっています。…続き
ゴリゴリのファンキーサックスでせまるプチ・ダウンホームなモダンブルースに目に幅涙
Nancy Wright Play Date! CD

美形で豪快かつブルージーな女性サックス奏者というだけでも注目なのに、ゲスト陣にエルヴィン・ビショップやジョー・ルイス・ウォーカー等の名を見たら益々持って興味津々。…続き
5月 20世紀のブルース女にあった一種のバタ臭さはないものの肉迫感は充分に感じます
Blues Caravan 2016
Blues Sisters in Concert CD+DVD 2枚組

アイナ・フォルスマン、レイラ・ゾーイ、ターシャ・テイラーの三者をフィーチャーした2016年のブルース・キャラバンを26曲収録のDVDと16曲収録のCDでカップリングした特濃のゴツ盛りライヴ盤。それぞれフィンランド、カナダ、米国で活躍するアーティストがこうして欧州ツアーを一緒に組む背景には、今ヨーロッパで最も気炎を吐くドイツの老舗ブルース・レーベルRUFの頑張りが大きいはず。…続き
二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ&クレセントシティ女子特集
2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
BluesWomenClub
時代牲のみが持つリアリティ迸る、New Orleans 三人娘の泣ける盤
V.A. New Orleans Ladies \2,480
+
このアルバムでしか聞けないレオナ・バックレスの5曲を含むニューオリンズの歌姫三人の60年代のレア音源集。代表格のアーマ・トーマス若干18才の頃のフレッシュな歌声はもとよりストレートかつストロングなパンチ力に仰け反るマーサ・カーターも泣けるトラック多数有り。復刻の監修に当たったのが作家としても有名なN.O.のジェフ・ハナッシュ、余談で恐縮ですが、かつてappleJamでスヌークス:イーグリンの作品を扱ったときにお世話になった方で音楽的な造形がとても深い方です。その頃同氏のご友人が私に下さったメールには同氏が「この日本のサードパーティにボクは興味が湧いているんだ」として、当店のサイトを見るようにその方に促したと聞きました。まだamazon.cojpもフェイスブックもツイッターもこの世に存在しない時代の話で、そんな頃に日本にコテコテのニューオリンズ・サウンドを扱っている店があることがとても衝撃だったそうです。とにかくそんなハナッシュ氏監修の、これは心臓鷲掴みのソウルフル&グルーヴ満点のヴィンテージ・コンピ盤。
USA Rounder CD 2078
6月 二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ女子特集
スムース・ゴスペルと呼びたくなる軽快なフィーリング、誘われるままにです
Les Amies Louisianaises Love Can Build a Bridge CD
VERY LIMITED
全曲がゴスペルもしくはゴスペル・テイストの曲で構成されたアルバム。冒頭部分をアカペラで歌う"Amazing Grace"、いつしかピアノが加わりリズムが加わりという展開なのですが、その展開の自然さがとても心地よいです。彼女たちの歌うゴスペルは我々日本人でも日常の生活の中で普通に聴けるソフトさが大いなる特徴、普段ゴスペルを全く聴かない人でも耳をそばだててしまいそうな、そんな吸引力に満ちています。特に中盤のハイライト #4.It Was You,Load はケイジャン・スタイルが実に似合う感じ、続く#5.Wrapped Upは軽快なロッキン・ゴスペル、#6はまるでかつてのリンダ・ロンシュタットの世界と、曲毎の個性もはっきりしています。
USA Musique Acadienne
二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ女子特集
コーラスで聴くケイジャン、そこはまさに若草の息吹に満ちる平原って感じです

Les Amies Louisianaises La Musique Unique Des Acadiens CD
VERY LIMITED
これが彼女たちの記念すべきデビューアルバム。出発地点はやはりケイジャンにあったことがはっきりと判ります。その後活動を続けていくうちにゴスペル色が強まったものと思われますが、このアルバムも実に捨てがたい魅力を発散しています。全てがケイジャン一色というのでもなく、特に中盤#7〜8の二曲はノンカテゴリー的なコーラスが印象的。特にちょっぴりドラマチックな趣も漂う"Mardi Grass,o Mardi Grass"はフィドルとストリングスアンサンブルの絡みが実にユニーク。一方、アコーディオンが登場する曲はケイジャン度も高く、いつものあれって感じがとてもいいです。
1997 USA Musique Acadienne MACD-0008
7月 二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ女子特集
これこそアカディア人のゴスペルと言えそうな四声の美しいハーモニー
Les Amies Louisianaises Chansons d'inspiration CD
VERY LIMITED
神への捧げものとして作ったこのアルバムは、同時に自分たちの純粋な喜びを投射した一種のビジョンとしても受け止めて欲しい 〜 という彼女たちのメッセージから判断するに、このアルバムは彼女達なりのゴスペル・アルバムであると感じます。音楽(あるいは神そのもの)と人との調和とか、神への捧げものといった言葉からは古くはJ.S.バッハの活動と似たものを感じますが、要は今自分たちがこのような歌を歌うことが出来る機会を与えてくれた全ての存在への感謝の気持ちの表れかと察します。ゴスペルそのもの風からスピリチュアルなポップソング風まで彼女たちの美しい四声とそれにからむフィドルがまさに天上の調べ。
2004 USA Musique Acadienne MACD-0011
2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
ちょっぴりレトロタッチなポップ・カントリー 〜 ありそでなかった、これはまさに新機軸
Anados Turn It Up CD

2017年某月某日、倉庫内のポップ・カントリー系の棚の在庫整理をしているときに見つけて今再び日を当てようと思い立った盤。余談ですが、自分では日頃からブルースの店と思って活動しているのにお客様的には割とappleJamはオルタナ・カントリーの店だというご認識が少なくなかった頃。アリソン・クラウズやテリ・ヘンドリックスはじめこのアナドスのような極上のポップカントリーも店にならべていたので結果的にそういうイメージになったものと思われます。今回はBlues Women Clubで選盤してお届けさせて頂きます。以下、当時のコメントそのまま 〜〜 もしかしたらこの人はとっても甘えん坊なのかな、なんて感じるほどヴォイシングがスイートかつキュートでしかも同時にレトロフィーリングも漂っています。 その最大の特徴がそのまま魅力になっている歌が多く、私自身もこのコメント書きながら既に撃沈されているのを自覚しています。基本的な素材はポップ・カントリー、調味料にレトロ・テイストを用いたアルバムって感じで、その狙いは大成功しています。ラスト、ドブロをうまく活かした快活なテンポの中 力を抜いた歌唱法がかえって曲の印象を濃くする感じ。良くできたアルバムです。
2005 USA Sonitus Records - Independent Music
8月 二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ&クレセントシティ女子特集
2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
アルバム全編で潤史のブルース・ギターが炸裂している凄い盤
Marva Wright After the Leves Broke CD
堤防決壊の後、という感じのタイトルには決してカトリーナのその後に来た悲惨な運命を嘆いているニュアンスはなく、もっとそれ以上に逞しく今を生きるための生命力を感じます。作品全体にも漲るエネルギーが充満、そして何よりもこのアルバム最大の注目要素は、ここでの専任ギタリストが山岸潤史ただ一人というシチュエーション。その願ってもないシチュエーションで存分にマーヴァのブルースが歌われている事実が画期的。他のメンバーも豪華でアルトにはドナルド・ハリソン、ピアノとオルガンにはダヴェル・クロウフォードとコマキ・ケイコという具合です。このコマキという女性を私は知らないのですが、きっとニューオリンズ在住の日本人演奏家ではないかと思います。憧れのシティ、ニューオリンズがぐっと身近に感じられる瞬間です。
2007 Australia AIM 5015
二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ&クレセントシティ女子特集
2017年度対象コース会員様限定
蔵出しリバイバル選盤

フィドルとアコギとアコーディオンが大活躍、フレンチとカントリー美形の熟女たちによるフレッシュなケイジャン・ガールズバンド
Bonsoir, Catin Blues a' Catin CD VERY LIMITED
彼女達のオフィシャル・サイトを訪ねるとメンバーは現在は女性5人になっているのですが、この作品収録時はまだ4人だった模様。そのことはともかく、ちょっぴり硬いところが残っているとはいえ全員がこのような美形の、それもお色気ムンムンの熟女ばかりというのは実際のライヴ小屋では大変な人気を博していること間違い無しです。美味しいお酒と美形でセクシーな女性演奏家たち、もうそこは天国に決まってるではありませんか。次は絶対DVDで観たいゾー!(笑)。
2006 USA Bridge Town Records
9月 2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
アニー・セルシ

ど真ん中ストライクでツボにはまれば場外ホームラン!すこぶるキュート&キャッチーなヴォーカル・アルバム
Anny Celsi TangleFree World CD
VERY LIMITED
本作の前作 05年盤も文句なしその年のザ・ベスト・オブ・アメリカーナ・クラブで、そしてこの本作は09年のベスト・オブ・ブルース・クラブだった作品。2017年の今まで過去一度も当店以外に日本での取り扱いはなかった模様ですが、BluesClub会員のお客様からは家宝にしたいというお声も頂戴していました。冒頭#1.Tangle-Free World からいきなりの個性全開、続いて#2.Thanks Giving in Hollywood での妖しさ含みもいい感じ。主たる活動地はロスらしく、音にいかにもカラッとした気候風土が滲みます。車でいえばシボレー・コルベットが風を突っ切る感じに似て、音がクーペっぽいのが特徴。今後の補充の見込みがもう無いことから、今回のBlues Women Club選盤での蔵出しが文字通り最後のお届けとなります。21世紀の今どきはこの手の風味をした女性が絶滅危惧故に大変貴重な1枚になるかと思います。
2009 German Taxim TX-2084 
さらに成長著しいサマンサの、円熟味も見せるアルバム
Samantha Fish Chills & Fever CD

シンガー&ギタリストとしての実力魅力共に文句なしトップ・クラスの輝きを見せる中、各曲でのアレンジにも際だった個性でノックアウトしてくれる人。ミズーリ州カンザスシティ出身で生粋のアメリカン・ブルース・ウーマンながら作品はずっとドイツのRUFレコードが制作し、ツアーもそのRUF主催のブルースウーマン・ツアーで世界的に名を知らしめた〜というこの事実。米国のレコード会社は自国の貴重な才能をみすみす見逃してばかりいるこの現実はブッシュ政権以降のアメリカが抱える本質的な病的要因に思えてなりません。そのことはともかく、本作ではデトロイト・ソウルからサザン・ソウルまで果敢に挑戦、歌もギターもまだまだ成長しそうでほんとに嬉しくなる次第、何でもない小品#9.Little Babyでは歌にも胸キュン、加えて小気味よいギターにもキュンキュンしまくりで実にハッピーになれる瞬間です。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF-2550
10月 Adrianna Marie Kingdom of Swing CD \2,400+
デューク・ロビラード、ジュニア・ワトソン、ボブ・コリトー等に加えてルームフルのホーン隊が参加した、実にゴージャスなジャズブルース・アルバム。全編が典型的な西海岸ブルース色に染め上がった分厚い仕上がりで、12名ほどが揃ったバンドの集合写真を見て久しぶりにバブリーでリッチだったころのアメリカを思い出す。70年代はもとより80年代モダンブルースにも首まで浸かり、90年には大枚はたいてシカゴから深南部までブルース・ツアーにも行ってきた頃を思い出す音。エイドリアナ自身はきっとその頃にこの惑星に誕生した若い女性だと思いつつ、作品から受ける印象は生粋の黒人音楽愛好家の印象が大です。声が似ているという訳ではなく、マリア・マルダーにも似た無限大のキュート・ヴォイスが無敵の最強ウエポン。病んだアメリカに生まれた花一輪、この宝物のようなブルース女子をベテラン勢全員が大切に育てようと集結した感じが総ナイスです。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF
★★★★★
素朴な弾き語りにキュンキュンする瞬間
Pieta Brown Postcards CD \2,400+
人の人生はほんとに不思議と思うのは…。ピエタが音楽家を目指して以降、知り合った音楽家の一人が、何と彼女が2才の時に離婚して母娘の元を去った父親と一緒に活動していた人だった。そして何とピエタは知り合ったその音楽家と後に結婚したそう。同じシーンで活動するからこそかも知れませんが、人の縁や血の繋がり、そして一種の絆みたいなものは結局回り回ってまた接点が生まれる物なのかも知れません。#7.Station Blues のドブロの響きに彼女のルーツを見る気がします。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF
11月
12月
特典
年間通期会員様に

appleJam 特製12枚綴り
壁掛けカレンダー進呈


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2016年の頒布タイトル一覧  

2016年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 対象コース会員様完全限定盤
バンジョーやマンドリンにラップスチールが改めて大好きになる極上アメリカーナ作品
Karen Hammarstrand Band Late Blooming CD VERY LIMITED
カレンの歌にマルチ・ストリングスな伴奏者が付いた恰好で、そこはかとなくあくまでも淡く漂う素朴なアメリカーナの粒立ちが特徴。特に地域性を感じないユニバーサルなテイストに逆に強く郷愁を覚えてしまいます。…続き
ヘザー・クロス
どちらかというと地味目な印象だけど何度も聴いているうち耳と心に残る人
Heather Crosse Groovin' at the Crosse Roads CD
先に出た Girls with Guitars の2015年盤ではエリアナとセイディの陰になってしまってた感もあるベースギター奏者のヘザー・クロス …続き
2月 対象コース会員様完全限定盤
Lucy Kaplansky
Tide CD

今までの倉庫スペースから新たに確保出来た新規の倉庫スペースに在庫の商品を移動中に発見・救出したのがこのルーシー・カプランスキーの今や幻となったデビュー作とセカンドアルバムの2作品。実は導入時のストックを見失ってしまったことからちゃんとした掲載をしていなかったアルバムで、今回たまたま倉庫にあるすべての箱を開けて中身を再チェックした際にやっと見つけることが出来ました。…続き



これ以上はない、BGMにも最適な極上アメリカーナ・インスト・バンジョー
Alison Brown the Song of the Banjo CD
これが6年ぶり11作目となるベテランのバンジョー奏者アリソン・ブラウン。16才の時にはワールドツアーも経験し翌87年にアリソン・クラウズのユニオン・ステーションに参加。以降ソロに転身してからも…続き
3月 対象コース会員様完全限定盤
Lucy Kaplansky Fresh and Bone CD
2015年の秋、たまたま倉庫にあるすべての商品の箱を開けて中身を再チェックした際に見つけた未掲載CD。こちらのセカンド・アルバムは当時から世界的にセールスも好調で今でも普通に流通していますが、何故かデビュー作の方は幻化してしまっています。…続き



魅力的なハープ吹きの女性がこんなに居るんだと胸が高鳴るキュンキュン作品
V.A. Blues Harmonica Women 2CD
当店のBlues Women Clubが今年2016年で10年目になるのですが、思えばその10年前に出たのがこのBlues Harp Womenの前シリーズに当たるBlues Guitar Womenでした。徐々に世界的なムーヴメントになりつつあったブルース女子の溌剌とした勇姿は男達だけでなく女性の音楽ファンの心も掴んでいたのが事実。…続き
4月 2016年度対象コース会員限定盤
全編彼女自身のブルースフィーリングで統一された仕上がりで文字通り総ナイスな逸品
Toni Lynn Washington I Wanna Dance CD
VERY LIMITED
シスタ・モニカを初めて扱った時に似た興奮が今またよみがえる実力派。シカゴ・ブルースの代名詞ともいうべきウィーリー・ディクソンの大ヒット曲 …続き
渋さとセクシーさとが絶妙にマッチングしたまさにウーマン・ブルース2016年の最高傑作盤
Lara Price I Meen Business CD

ララとは昔から盟友関係にあるローラのキレキレの渋いギターはその絶妙のタメと思い切りのよいツッコミとのバランスが天下一。まるでベテラン中年のオヤジみたいなギターに私はいつも目の幅涙する次第…続き
5月 2016年度対象コース会員限定盤
明るくもなく暗くもない絶妙のハーフトーンで奏でる彼女のギターと歌には他にはないほのぼの感もある
Hannah Jane Kile Little  Blue Heron CD
VERY LIMITED
メガスケールな野外ロック・コンサートの代名詞ともなった伝説のウッドストック 〜愛と平和の三日間〜は1969年夏の出来事でした。あれから半世紀近くの時が流れているにも関わらず、…続き
2016年度対象コース会員限定盤
アトランタのエミリーが、ナッシュビルで仕上げた充実のデビュー作、10年を経て今再びのリバイバル選盤
Emily Smith Right Now
CD VERY LIMITED
先日(2016年冬のこと)たまたま倉庫で在庫調べをしているときに救いだした作品。長いこと眠らせてしまったことの反省と、今この瞬間youtubeでエミリーの本作から数曲を丁寧にupしている方も発見、気がついたときの視聴回数は20回くらいでしたけど再び注目を集めたらきっと少しは伸びるかも。ネット検索で Emily Smith Right Nowと打ち込めばそのyoutubeのページが直ぐに見つかるかと思います。…続き
6月

Debbie Davies Love Spin l CD
おっと、この渋いジャズ・チューンもデビーなのと思わず確かめた #9.a Darker Side of Me と、重ためスライドと軽いリフのミックス感がゴキゲンな…続き

8人のマリ’ズ・フレンズが集ったグッド・フィーリング・ジャズ
Mari Watanabe Old Friends VERY LIMITED
フロントの三管がトランペットとテナー・サックスにスーザフォンという組み合わせが如何にもニューオリンズらしい編成です。…続き
7月 (自分が)70年代のソウル盤を生活のBGMにしていた頃を思い出す作品、今の時代に進行形として聴ける喜びが大
ターシャ・テイラー
Tasha Taylor Honey for the Biscuit CD
かつて1998年にジョニー・コープランドの娘シェメキア・コープランドがブルースシンガーとしてデビューしたときも相当の衝撃=喜びを覚えたものですが、こちらはソウルシンガーの巨星ジョニー・テイラーの末娘。…続き
2016年度対象コース会員様完全限定
かつてのZOEサウンド栄光の日々を象徴するグループの絶品盤その1
The Nields Play CD VERY LIMITED
懐かしのメラニーやジュディ・コリンズなんかを彷彿するヴォイスとサウンドです。一曲目でのネリサとカテリーナのヴィヴラートなんかジュディ・コリンズそのまんまです。アメリカでも、もっとも注目されるべき、コンテンポラリー・ニュー・フォーク・ロックの新しい風、そんな気合いの入った賞賛が寄せられていたりする人たち。共にギターとヴォーカル担当の男女三人のニールズは恐らく兄妹なんだと思いますが、バンドの音が結構ハードエッジでその対比が面白くもあり、やはり'90年代型なんだなと実感させられます。活動自体は'91年からで過去に2作、この最品が通算3作目になります。
お薦め!
1998 USA Zoe 01143-1002-2
8月 ほんのりテックスメックスの香りもする小粋な、しかしきっちりと日向の土の臭いがする音で一杯
Shelley King Building a Fire   CD
VERY LIMITED
まずはじめに、この人は先にご紹介した Shelley King Fisher と同じ人なのかという疑問。パッケージの写真では髪の色がまるで違うこと、サングラスをしているしていないの違いから、見た目では別人と判断する方があっても不思議ではないかも。でも耳で聴く限りこの声は99%同じ人だと私は感じます。…続き
2016年度対象コース会員様完全限定
かつてのZOEサウンド栄光の日々を象徴するグループの絶品盤その2
The Nields If You Loved Here You'd Be Home Now CD  VERY LIMITED
これ以上ないというくらい爽やかなフォーク・ロック・サウンドが人気のニールズ。フロントの女性二人の歌は渓谷の清流にも似た透明さで天使のような歌声です。この作品でもその路線はさらに奥行きを増し心地よいビートに乗って歌われる曲としみじみバラード調で歌われる歌のミックス具合がたまりません。個人的には(9)Mr.Right Nowがリズムが心地よくて好きなのとアコースティック・ギターだけをバックに歌い出し、徐々にバンドの音が入ってくる(13)Mercy Houseなんかが昔のフォークっぽくていい感じです。コーラスも綺麗。実に良い声してます。お薦めです!
2000 USA Zoe 01143-1007-2

9月 スタイル毎に3枚のディスクで構成、今回は本格的にジャズとソウルにも踏み込んだ大いなる意欲作
Ana Popovic Trilogy 3CD

本作を聴いた瞬間、ポポヴィッチを日本で初めて当店が導入した2006年当時の私自身のコメントを思い出しました。〜〜 ポポヴィッチ最大の武器、その歌心溢れるギターワークが既にこのデビュー作にして完成型であったことを知ります。ロックっぽい曲、ジャジーな曲、モダンなファンクビートと、どのスタイルを取っても自然なフレーズの組み立てがなんともスムースな余韻を聴く者に残します。 〜〜 と書いた日から丁度10年が経ちました。何と今回はそれら様々なスタイル毎に3枚のディスクに吹き込んだまさに大いなる意欲作。…続き
何か吹っ切れたかのようなこの開放感、フュージョンとポップスのミクスチャー路線に観るタマラの素顔
Tamara Tramel the Best Night of My Life CD
VERY LIMITED
過去自分の経験では1970年代に一世を風靡したCTIやKUDUに代表される革新的なフュージョン・サウンドがそれまでの自分を新しい自分に脱皮させた実感がありました。ここ数年のタマラも何かの要因で劇的にメタモルフォーゼしたものと感じますが変身後の姿があたかも80年代のソウルフルなフュージョン・サウンドになっている点がおおいなる特徴です。…続き
10月 観ないと、聴かないと損する、ほんとにグレートヴァリューをした濃密コンサートDVD+CD
Erja Lyytinen Live in London CD+DVD(2枚組)
今回はロンドンでのコンサートを再びのCD+DVDという構成にてリリース。2枚のディスクは同内容で、気軽にCDで音だけ聴きたいときにとても有り難いパッケージ構成だと感じます。…続き
ナチュラルさがすみずみまで漂うこの素晴らしさ、歌ものとして極上の世界
Circe Link More Songs! from Circe Link
VERY LIMITED
私はシンガーになるべきだ、とふと感じた瞬間にその道を選んだ。そんな彼女のバイオには自らの不思議を楽しんでる風情も感じますが、それまでは友人のバンドでバックコーラスくらいしかしたことがないなんて、うそ〜と言いたくなる個性と実力をしています。歌は素材的にはオールドタイムなものなのに、それを自分のセンスとフィーリングで料理してしまう様は痛快。既存のイメージや枠に捕らわれない点で生まれつきのアーティストそしてクリエイターなのだと思います。天然でシンプル・バット・ビューティな歌。有りそうでそうはない極上の逸品! (Circe Linkのページ
2002 USA Self Released
11月 改めてまた惚れ直す実に渋いタッチのエリヤ節が随所で炸裂、
Erja Lyytinen the Sky is Crying
新作ライヴ盤と同時に入荷したこちらは2014年のスタジオ録音盤。おっとりとした渋いスライドが随所で楽しめる作風をしていますが、そのスライドのテイストがエルモア・ジェイムスを偲ばせるタッチに溢れオヤジファンほどしみじみと遠くなる目線になる瞬間。…続き
ジャズに目覚めた瞬間自分の道を見つけた、そんな女性のソフト・ビターなヴォーカル・アルバム
Yana Bibb Afternoon in Paris CD
エリック・ビブの娘さんと聞くとフォーキーなアコースティック・チューンを演っていそうな気がしますが、意外にもここにはモダンジャズっぽいテイストをしたインドア派のムーディーな音で一杯。この持ち味は彼女の大叔父にMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のピアノ奏者ジョン・ルイスが居ることがすべての始まりだったよう。…続き





12月 シーンから遠のいていた時期に色んなアイデアをためていた気がする多彩な復活作
Joanna Connor Six String Stories CD
実に14年ぶりのコナーのスタジオ・アルバムが登場。ギンギラギンにハードエッジなスライド・ギター・チューンで幕を開けするものの、作品全体の構成は意外なくらい多芸多彩なのが特徴です。…続き
2017年度対象会員様限定盤
質実剛健という言葉がしっくりくる掛け値無しの実力派女流ギタリスト
Barbara Jungfer Vitamin B3 CD
VERY LIMITED
最近Blues Women Clubでお届けしたアルバムでもろにファンキー・テイストをしたジャズ・ギターに惚れ込まれた、からかどうかは定かではないものの突如本格派の女性ジャズ・ギタリストをクラブ選盤してというご要望を頂きました。今流通している新しめの作品からご期待に適うものを探しましたがやはりこの時代、事はそう簡単ではありませんでした。幸いかなり以前に仕入れた作品で、当時ジャズ倶楽部で選盤したドイツの名手バーバラ・ユンファーのアルバムが適量残っていました。これを今般BWCとRBCの二つのコースで横断配布することにしました。既に廃盤と思われる貴重な在庫で二重に喜んで頂けることと思います。バーバラは1993年から自己名義のグループで活動を始めた大ベテランですが資料不足でバイオはほとんど判りません。がしかし、ハモンドB3とドラムをバックにシンプルなトリオ編成で熟達した演奏を聴かせてくれるこの作品、聴けば聴くほど彼女の深みのあるパフォーマンスに引き込まれるばかりです。ジョン・スコフィールドにも通じる硬めのファンキー・タッチでクールに決める#1、3でのノリは特に印象に残ります。全9曲中、8曲が彼女のオリジナル、作風は手堅く中でも#6 God Bless The Childはドラムとのコンビネーションが特筆。作品全体、随所にひねりが利いていて何度でも聞きたくなる上、ファンキーで硬めのセミアコ・トーンが何よりギター好きの心を捉えて放さない感じです。
2001 German YVP MUSIC 3097


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2015年の頒布タイトル一覧  

2015年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 英ACE編纂の同シリーズ過去三作からベスト・セレクトされた珠玉の12トラックがクリムゾンカラーの重量級アナログ盤にて登場!
V.A. Girls with Guitars LP 2015年度対象コース会員様限定

その歌だけでもいきなりハートをえぐってくる感じのGail Harrisの A面#6.I Idolize Youや、抜群にキュートなハーモニーで萌えまくる…続き
2015年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
耳にも心にも優しく響く、卓越した技巧と抜群にキュートなラグタイム・ギター
Mary Flower Bridges CD
底抜けにブルージーでジャジーな歌なのにも関わらず、全編がすっきりとした爽やかさと洗練された都会っぽさに包まれた歌。…続き
2月 再びのジム・ゲインズとメンフィスで録音したガッツ溢れるスタジオ・パフォーマンス
Joanne Shaw Taylor the Dirty Truth CD
2012年盤とこの2014年盤の間に、DVDとCDのカップリングで出たライヴ盤があるので実質的にはこれが彼女の五作目と言えます。デビュー時よりイチ押しだったブルースギター・ウーマンなのにそのDVDを見送ったのには、やはりデビュー時よりイチ押のマイク・ジトのライヴDVDを見送る気持ちと同じものが有ります。…続き




ロリー・ブロック・テイストに仕上がったスキップ・ジェイムス作品集であるが故の、その固有のムードが総ナイスです
Rory Block Hard Luck CildCD

今度はアルバム丸ごとスキップ・ジェイムスに捧げられたロリー・ブロック熱血トリビュート企画の続編、…続き
3月 彼女の歌も好きという私にはギターも歌も両方楽しめて文句なしのライヴ盤になりました
Joanne Shaw Taylor Songs from the Road CD+DVD
リリース時選盤を見送った盤ながら、正月休みにもう一度DVDの方をじっくりと観た瞬間にやおらスイッチが入りました。新譜資料という意識とは違って、実にまったりとした時間をのんびり過ごしていたときに受けた刺激はまた別次元だった感。特に個人的なホットスポットは…続き

直球勝負の熱血歌唱が一撃でストライクゾーンに突き刺さる、まさに本格派の風格
Dana Fuchs Songs from the Road CD+DVD
2008年ニューヨーク・コンサートのDVDも過去に出しているデイナ、地声でナチュラルにステージが幕開けするその08年盤との比較では、今回のニューヨーク・ライヴは冒頭からいきなりのなりきりジャニス・ジョップリンでのスタート。そして一瞬でジャニス声のデイナが普通のデイナだと思わせる説得力がまた凄い。…続き
4月 コアファンが居る実力派ですが入手困難故に今回も会員様だけの限定配布という形になりました
Barbara Blue Memphis Blue Sweet,Strong, & Tight CDVERY LIMITED

2004年盤 "Memphis 3rd & Beale" の衝撃から思えばもう11年。当時、遡って仕入れた2000年盤と01年盤にもぶっ飛ばされましたけど、ここで聴けるバーバラはもの凄く落ち着いた感じで音作りも柔らかいのが特徴です。…続き

当店の通常タイプの納品書にあしらっているモノクロの女性アーティストの写真は誰?というお問い合わせを機に突然のイノホサ・フリークが新たに誕生したことを受けて今般BWC会員様向けにリバイバル選盤してみました。
ナチュラルさに涙するとてもアットホームなライヴ盤、最高傑作に挙げたい素晴らしさ!
Tish Hinojosa The Best of Tish Hinojosa - Live CD

1989年の1stアルバム"Homeland"から2000年の最近作"Sign of Trouth"までのほぼ全てのアルバム収録曲から、選りすぐりの曲をライヴで再演、さらに新曲二曲がこのアルバムのために収録されたという、いわば入魂のライヴ作品です。…続き


上記コメントは本作導入時2003年某月に書いた、そのままを掲載しています。
5月 乙女チックにキュートなタマラを全解放、あたかもティーンポップを聴く耳になる一作
Tamara Tramel Peterson Driving Me Wild CD
タマラ・ピーターソンからタマラ・トラメルに改名しての、今回はミニアルバムの発表。ご主人のラッキー・ピーターソンも参加してるしレーベルも同じJSPながら、サウンド指向に大きな変化が現れています。…続き

廃盤になった後、その貴重さに気づいた人々の間で何としても手に入れたい1枚とされている影の名盤
2015年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤!
アメリカン・ルーツ・スピリット炸裂!衝撃のシンガー&フィドラー
Soozie Tyrell hite LineCDVERY LIMITED

冒頭#1.White Lines の蠱惑的なフィドルの響き、それにかぶさるように登場するゴキゲンなリズム隊。そそられるこの展開に思わず力こぶが浮き、歌が登場する時点で完全にノックアウトされた感じです。やってることは普通のルーツ・ロックなのに、彼女自身が特別な人のせいか音が躍動しているのと、共演のブルース・スプリングスティーンがたまらないサポートぶりで …続き

6月 イタリア期待の新星、めちゃフレッシュな印象を残す美形剛質ロッキン・ブルース・ギタリスト&シンガー
Eliana Cargnelutti Electric Woman CD
幕開けからがつんと来る剛質系サウンドが連続する中、#6.Everbody Needs Love の軽快なノリに逆にエリアナの素顔を見る気分。加えてオールマンのカバー#4.
Soul Shineでの伸びやかなサザンテイストのソロは実に男勝り、ゴキゲンな側面をいくつも持つ人なんだと知ります。…続き
アメリカンルーツに魅せられたフランスの美形SSW、母国では既に相当に評価の高い人
Gaelle Buswel Black to Blue CD

フランス出身のちょっぴりファンキー・テイストなフォーク・ロック系SSWのこれが本邦デビュー盤。ジョー・コッカーやニール・ヤングが好きだったというプロフィールそのままに、もろサザン・テイストをした …続き
7月 肌が粟立つ瞬間、そんな歌をこれでもかと聴くことが出来るベティのこれが総ナイスなデビュー作+α
Bettye Lavette Child of the Seventies CD
1972年にマッスルショールズで録音された後にお蔵入りの運命となり幻の名盤と称されていたベティのデビュー作が今ここに復活。加えて未発曲及び60年代に発表されたシングル曲とを併せて10曲のボーナストラックを追加、まさに珠玉の全22曲が晴れて1枚のCDになったという次第です。 …続き
母という存在になりそして試練を乗り越えて初めて目覚める才能もあるということか
Suzanne Jarvie Spiral Road CD

そのアーティストの公式デビューに至るまでの経緯には人それぞれあると思うのですが、結婚後に4人もの子供を持つほどになってから初めてCDデビューをしたという女性を私は初めて知りました。 …続き
8月 これからがとても期待出来るとてもフレッシュなワンツー・パンチをくらった気分
Girls with Guitars  Eliana Cargnelutti, Sadie Johnson, Heather CrosseCD
本年最大の注目株、イタリアの新星エリアナ・カルグネルッティを筆頭に、若干18才の米国人女性ギタリストセイディ・ジョンソンと、同じく米国の女性ベース奏者ヘザー・クロッセの三者による2015年度盤 Girls with Guitarの登場です。一番感激したのがセイディが歌う、デイブ・メイソンというかあのトラフィックの名曲中の名曲をカバーした …続き






蔵出しリバイバル 2015年度対象クラブ会員様限定商品
極上のフォークミュージックだけをリリースする貴重かつ希有なレーベル、それがPhilo
Tanya Savory
Where We Live CD
VERY LIMITED
実は何を隠そう、私はこの手のフォーキーなサウンドが大好きで、それはきっと人が歌を歌うとき最も自然な表現方法であると思われることから来ているのかも知れません。…続き
9月 ギタリスト道を三世代貫いてきたポポヴィッチ家、初の父娘共演フルアルバムがここに登場しました
Ana & Milton Popovic Blue Room CD
本作はギタリストとしてのアナの師匠でもある父ミルトンとの共演作で、親子共々愛し続けそしてカバーしてきた楽曲が多く含まれているのが特徴。ロバジョンやジミー・リードのブルース・スタンダード・チューンをはじめ、…続き
蔵出しリバイバル 2015年度対象クラブ会員様限定商品
店内に流しておくだけで確実に問い合わせが入る作品、人の心に染みいる歌〜ほっとする時間を生むサウンド
Tanya Savory Town to Town CD VERY LIMITED
1997年にSilent Planetから出した1stに続く2ndアルバム。…続き
10月 俄然実力発揮のこれが成長著しいオリジナル3rdアルバム、なんて爽快&豪快なアルバムなのだろう
Samantha Fish Wild Heart CD

2013年に出ていた彼女の2ndアルバムをうっかりスルーしてしまっていたことに今気がついた次第。そんな訳で本作での著しい成長ぶりをどうお伝えするか、2012に出た"Girls with the Guitar"のCD/DVDでソロの応酬を交わしたダニー・ワイルドとの比較でもビジュアルで1勝、実力で1敗とみていた自分ですが、そんな気持ちはここで吹っ飛んでしまいました。…続き
蔵出しリバイバル 2015年度対象クラブ会員様限定商品
蒼々たる顔ぶれのギタリスト達にもニンマリ、これ以上はないブルージーなジャズ・シンガー
Irene Reid Thanks to You CD \2,980
+税VERY LIMITEDアイリーンの黄金期は60年代とはいえ復活を果たした90年代以降レコーディング・アーティストとしてもコンスタントに活躍しています。シーズンのほとんどをニューヨークで過ごす中、…続き
11月 2015年度対象コース会員様完全限定
マルチkb奏者でシンガーのケイ・ミラー、どの曲も歌がとてもシックでナチュラルなのが特筆です

Kay Miller Recovery CD VERY LIMITED
何て癒やし成分の多い歌なんだろう、頭を空っぽにしてぼ〜っと聴いてるとまさに大草原のお花畑気分になってくる。70年代のキャロル・キングを彷彿とする中、…続き
2015年度対象コース会員様完全限定
久々のメンフィス・タッチのブルースに思わず頬ずりしたくなる瞬間
Shelly King Fisher Original Songs from the Herbrew Hillbilly CD
VERY LIMITED
どうやらこれは彼女の同名の独演ミュージカルを模して制作された一種架空のオリジナル・サウンドトラック・アルバムと解釈すればOKみたいで、パッケージを見開くとそこには本ミュージカルの公演ポスターのイラスト写真があった。…続き
12月 対象コース会員様完全限定 蔵出しリバイバル選盤
強烈に琴線を撃つ本格派、レゲエビートをベースに60年代レディ・ソウルをトロピカル・ブレンドした総ナイスな仕上がり
Cool Riddims & Sista Teedy Pledge to My People CDVERY LIMITED

トリシア(ティーディの本名)はこの時一体いくつだったのか? その歌には誰もぐうの音も出ないほど本格派レディソウルぶりが発揮されていて、もう言葉もありません。…続き
ナッシュビル・サウンドは不滅だと改めて感じ入る総ナイスな作品
Andrea Zonn Rise CD

出身はイリノイ州ながらも10才の時に会ったアリソン・クラウズに惹かれた模様で、その後にナッシュビルの名門大学に学び卒業後直ぐにプロの道を歩んだ人。…続き


BluesWomenClub
2014年の頒布タイトル一覧

2014年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 バーバラのメンフィス・ライヴのこれがシリーズ第3弾
Barbara Blue Live Vol.3
リアルタイムの2008年当時はシリーズ三部作のこのVol.3だけが仕入れられずに断念してしまったのですが、2013年の夏ようやく追いかけ導入することが出来ました。キャンディ・ステイトンもカバーしていた#4.Joleneは元はドリー・パートンでヒットしたカントリー・チューンですがピアノをバックに歌うバーバラにも実によく似合う曲。加えて、多くの人にジョー・コッカーやリオン・ラッセルの歌で知られる#10.the Letter もここではまるでバーバラの持ち歌のように聞こえる瞬間です。大抵は10年間というスパンを持ちこたえられない小規模な独立系レーベルを自身の歌だけで引っ張り続けているバーバラとその仲間達のこのエネルギーは、やはりブルースと同じくらいメンフィスの街も愛している、そんな根源的なパワーを内包しているからだとつくづく感じます。彼女がまたライヴやるよ、というと何を置いても集まってくる仲間達、CDを出せば確実に買っていつも熱心に聞いてくれる、そういう世界というか時空間の軸になっているアーティストは色んな意味で砂漠の中のオアシスのような存在なのだと思います。例えが飛躍しますけどキャロル・キングの歌なんかもまさにそんな感じですよね。バーバラはリオンが好きなんだと確信する#13.A Song for You はこの日のハイライトであったこと間違い無し。
2008 USA Big Blue Records
失われつつある時代を決して忘れていない熱くて切ない人々がここにも居た
Shannon McNally Small Town Talk (Songs of Bobby Charles)
本作にゲストとして参加もしているドクター・ジョンが、どうやらシャノンにこのアルバム(ボビー・チャールズ作品集)の制作を持ちかけたらしい。そこでシャノンがドクタージョンに、それじゃボビーに一度会ってアイデアを一緒に揉んでみたいワてなことを言ったそう。そんな裏話を綴った英文を根本的に私が誤読していない限り、ということはこれはまだボビー・チャールズが存命だったときに本人との親交の元で作品の青写真が出来上がったことになる。事実これらの録音は2007年のものだとクレジットが有り。1972年当時のウッドストック・カルチャーの片鱗にも触れておきたいなぁ、などと語ったシャノンに対してボビーはそれはとてもいいことだと賛同したとのこと。本作の標題、スモール・タウン・トークは当時の「ウッドストック村」のことを現しているそうで、あの時代に極めて限られた時期だけニューヨーク郊外のウッドストック周辺に歴史的な文化圏が生まれていたことを知る人なら大いに溜飲が下がるタイトルなのであります。ということで冒頭幕開けのこのノリ、#1.Street Peopleはまさにあの時代のベアズビル・サウンドそのまんま。特に終盤のSEはあたかもザ・バンドの面々やエイモス・ギャレットにアルバート・グロスマン等が通りで立ち話をしているようなそんな臨場感が満点です。ボビー特有の気だるさを上手く出している#6.Homemade Songsなんかも、おお成りきっているじゃんという感じです。言い出しっぺのドクター・ジョンも歌う#7.Long Faceは、妹みたいに可愛いと思っているシャノンにボビーの歌を歌わせてそこに自分も居ることのハッピーさを満喫している彼の大満足感がこちらにも伝わってくる気がします。ディランが居てザ・バンドが居てボビー・チャールズが居て…、うぅそんな凄い音楽村がもう一度この時代にも出現しないかなぁ。何もミュージシャンだけじゃなくて、そこにレコードのジャケット制作を手がけるデザイナーや画家やイラストレイターに写真家にそれに映画監督や作家・脚本家や詩人たちが集えば何か凄いものがまた生まれそうな気がします。そういう心の余裕や栄養をたっぷり持った人たちの時代がまた来ますよう祈りつつ、シャノンのこのアルバムにそんな夢を託してみたいと思います。
2013 USA Sacred Smack Music
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2月 知る人ぞ知る静かなるシンガーソングライターの女王、両親を相次ぎ亡くし重疾患の妹を不憫に思いつつ、ケープゴットの砂丘で大地の優しい空気に包まれ書き綴った詩12曲を収録
Patty Larkin Still Green
まだ若いわよ♪、っていうタイトルには色んなことがあっても老け込むにはまだ早いという、そんなパティの逞しい精神を感じます。実際62才という年齢はこの時代にはまだ娘の延長ですね。浜松にリアル店舗があった頃、彼女の歌をいたく気に入った英語の得意な20代前半くらいの女性のお客様から、ライブ盤でお客がゲラゲラ爆笑しているのはパティが子供時代に大家族なのに実家にはトイレが少なく朝はいつも行列が出来て戦場だったの、と言ってるなどと伺って店でも爆笑したりしたのを思い出します。ギター担いで全米をツアーすると言った生活を重ねてふと気がつけばその両親も既にこの世になく、不幸な家族状況も併せ持つ中、シックな感じの落ち着きがぐっと増しているのが特筆。今時は健康に問題のある家族を抱えて苦労している人が少なくない時代ですが、それでも人は何かに癒やしを見つけて今日もまた逞しく生きていくのです。#6.Green Bhind the Earth や #8.Mado Drum と、楽想に幅があるのもさすが年輪を感じますが、実際世界観のある人は何をどう歌っても自然と引き込まれてしまいますよね。BWC会員様には奇跡的にまだ在庫があった彼女の80年代の名作もこのあと連続してお届け致します。
2013輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-6039
ペダル・スチールとラップ・スチールが活躍するまさにツイン・セイクリッド・スチールの雄、その活躍は教会だけでは狭すぎる!
Campbell Brothers  Beyond the 4 walls

08年に本邦初公開的なご注目を頂いたあの豪快なニューオリンズ・ライヴから早くも5年が経ちました。教会で、オルガンの代わりにスチールギターを弾くことからその名が付いたというセイクリッド・スチール、ここでも#6.Nobody's Fault but Mine でそのスチールの両雄が熱い競演を魅せています。てっきり4兄弟在籍のバンドだと思っていたのにここではキャンベル3兄弟を中心にということになっていますが、バンド自体の活動キャリアは40年とのこと。ニューヨーク出身ながらも枠的にはニューオリンズ・サウンドに括られているのも特徴です。ペダル・スチールのチャックにラップ・スチールのダリック、そしてギターのフィリップ・キャンベル三兄弟を軸に明快なスタイルのコンテンポラリー・ゴスペル・チューンが展開します。ゴスペル・ソングには時にジョイフル・ノイズという形容が付きものですがまさにその名前をタイトルにした#9.Make a Joyful Noiseでは女性ヴォーカル陣が活躍、ワークショップや小さなライヴ会場なんかでこういうのを聴いたら立ち所に自分でも一緒に歌いたくなること必至です。個人的にはブルース色濃厚な#3.Mama's Goneがジャストフィットで、いわばホルムズ・ブラザーズ的ニュアンスのこの手の曲がもっと聴きたい気もしますが、とにかく40年も続くバンドはそうざらにあるものではないです。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
3月 2014年度対象クラブ会員様限定盤
入手不可になった今、コアファンの間で宝ものとされているのがこれらPHILO時代のパティ作品
Patty Larkin I'm Fine
しっとり感のある落ち着いた音作りと情感のこもった起伏のある歌が彼女の魅力。このアルバムでもその奥行きのある表現力が存分に発揮されていて、聴いているうちにどんどん引き込まれていってしまいます。今回コ・プロデューサに自らの名を連ねているのも作品作りに傾ける彼女のひたむきさが受け取れます。類型が多いカテゴリーの中で確実に一馬身抜き出た個性が強み。実際初導入時の1990年の時点で全国に彼女のコアなファンがいることを実感しました。もし課題があるとしたらそのコアなファンからより一般的な音楽ファンにまで耳を傾けて貰うのにどするのかなってことくらいです。文句なしの超お薦め盤!
1987 USA PHILO PH-1115
一人多国籍軍、というよりかは無国籍テイストな吟遊詩人が熱血系気骨溢れる詩人に捧げたアルバム
Leyla McCalla Vari-Colored Songs a Tribute to Langston Hughes
レイラの才能をCDにしようと最初に思ったのが、お馴染み Music Maker(過去当店でも扱っているエタ・ベイカーやビヴァリー・ギター・ワトキンス等の …続き
4月


2014年度対象クラブ会員様限定盤
極上作品しかない、ことで人気のPHILOの中でもこれがMAX極上盤
Patty Larkin Step Into The Light CD \3,600(税抜)
ボストンをベースに活躍してる人で'80年代中期からPHILOでレコーディング活動を始めています。当初は何かとボニー・レイットと比較されたようですが音作りが似ているわけではなく、この1stアルバムの段階で既に充分に彼女独自の世界が構築されているのが判ります。私の耳にはブルージーなスライドギターが看板のボニー・レイットとの比較がぴんと来ないくらい、もっとフォーキーな土俵でしっとりとした、しかし芯の部分では結構斬新なアプローチをしている姿の方がより印象的です。後に'91年にHighStreetへ移るまでの間にPHILOからは3枚のアルバムを出していますがこれが最も評価の高い1枚です。全曲オリジナル。
1985 USA PHILO PH-1103
最近はカナダ>アメリカという感じで、シンガーソングライター・シーンを意識することが多くなったかなぁ
Rachelle Van Zanten Oh Mother
カナダでは既に名の知れた実力派ブルース・ロッカーで、バンドとして活動していた1997年以降ソロに転身する2006年までに持ち前のブルージーなスライドギターで数多くの賞を受賞。本作は …続き
5月 2014年度対象クラブ会員限定盤 Very Limited
没後11年にして今再び再評価の機運が大、まさしくモダンブルース・ウーマンの原点、源流はここからであったことがはっきりと判る作品(ベスト・セレクション)
Nina Simone Untitled

カテゴリーというものを超越して、全てのヴォーカルファンから愛されてきたニーナ・シモン。1933年生まれの彼女にとってその全盛期は60〜70年代だったような気もしますけど、ジャズ・シンガーとして括られながらもブルースやR&Bにもワン&オンリーの足跡を残してきた気がします。特にこのアルバムは …続き
★★★★★
ソウルフルなスタイルとルーツィ・テイストのブレンド工合が絶妙、ちょっぴりのゴスペル・フィーリングも有り
ジェイジェイ・テムズ
JJ Thames Tell You What I Know

このJJは当店でもお馴染みのブルースマン、グレイディ・チャンピオンが新たに設立した新興レーベル DeChamp Records からの第一弾という  …続き
6月 もう1枚、感激の発掘盤アーマ・トーマスの「フルタイム・ウーマン」と並んで個人的には今年度最高峰のレディ・ソウル復刻盤
Denise LaSalle Making a Good Thing Better
1971年から76年にかけてデニスがウエストバウンドに残した全シングル26曲をコンプリート収録したアルバム。サザンソウルの中でも …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
クリスティ・ローズ(Kristi Rose)
可憐さの残るキュートなお色気が何ともいえない魅力です
Kristi Rose This is Pulp Country!

冒頭のドラマチックな幕開け、その #1.Johnny Guitar でいきなりやられてしまいます。アルバム全体レトロ・スイングから
…続き
7月 CDでこれだけ魅了されるのだからオンステージではもっと凄いオーラを発する人なんだと思います
Christina Skojolberg Come and Get It
ノルウェイ出身の美形レフティ、クリスティーナ・ショルバーグが、エリヤ・リチネン等を手がけてきたフィンランドの名プロデューサー ダヴィデ・フローレノの手により制作した会心の一作。ノルウェイのブルース事情と言えば、…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度リバイバル選盤
2013年夏、マシュー・スカーラー・バンドと共に来日して改めて注目を集めた実力派シンガー、今では絶滅種となった超高音質高級CD SACD(ハイブリッド) で聴けるのがウレシイ!!
Deitra Farr Let It Go! ハイブリッドSACD

前作とは打って変わって、アーバン・ブルース路線を打ち出してきたデイトラ。このアルバム吹き込み時で47才、まさにブルースシンガーとして最も脂の …続き
8月 奇蹟の大発掘、既発シングルの2曲以外の全13曲が今回初登場!4月2日にP-Vineから国内盤も出る、こちらはUKオリジナル盤
Irma Thomas Full Time Woman〜the Lost Cotillion Album
この発掘アルバムの貴重さはP-Vine輸入部の資料に熱い記載があるのでそれを…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度リバイバル選盤
さすがロウルズ制作、全編サザン・テイスト漂うブルーズン・ソウルで完成
Deitra Farr The Seach Is Over

ホーンとギターのカッティングに如実に現れるこのサザン・フィーリング。シカゴ・ネイティヴのデイトラを一瞬でサザンソウル・レディに変えてしまう …続き
9月 レトロから自己探索系の深深度フォークまで、要注目の個性派SSWがまた一人登場しました
Betty Rose the Showdown

エレキギターとアコギの他にラップスチール、ドブロ、バンジョーも操るマルチな若手SSW、ベティ・ローズの大変個性的な力作。 …続き

テネシー調からミシシッピー〜ニューオリンズ・テイストまで幅広いスタイルはさすが長年クラブギグで鍛え上げてきた人らしい
Eden Brent Jigsaw Heart
実力派のSSW系ギタリストで名プロデューサーでもあるColin Linden 制作による注目の新作。録音場所も伝説のナッシュビルRCAスタジオと言うことで実にマニア心をくすぐる…続き

10月 2011年にお届けしたあのフェームお宝盤に迫る、こちらは新たなる最新録音お宝盤
Candi Staton Life Happens
あのフェーム録音から約40年を経て再びリック・ホールのプロデュースにより完成した、これがキャンディの最新吹き込み作品。 …続き
リアルタイムには当時出来たばかりのFM大阪の番組「ビート・ゴーズ・オン」で盛んに聞いた記憶があるザ・バンド・チューンとか
Colleen Rennison See the Sky about Rain
ザ・バンド、ジョニ・ミッチェル、レナード・コーエンと聞いて、いずれもカナダ勢のアーティストだと直ぐにピンと来る方は相当のベテラン音楽ファンだと思いますが、…続き
11月

全身にみなぎるパワーでブルースをストレートに表現、ロックトリオ・スタイルのギターブルースはまさに時代を超えます
Kelly Richey Live at the Blue Wisp
15才でギターを手にして以来4千回もの世界ツアーをこなしてきたというその体力と気力みなぎる姿そのまんまの熱いライヴ盤。…続き





大ベテランの境地にもさしかかってきたマルチな実力派ブルースウーマン
Deanna Bogart Just a wish Away
デトロイト出身のキーボード&サックス奏者でシンガーというディアナは91年にはブルースの名門Blind Pigからソロデビューし、今まで8枚くらいのアルバムがあるという実力派。…続き
12月 ACEには珍しい新録ブルースが何と大姉御ダナ・ガレスピー作品で登場
Dana Gilespie Cat's Meou

1960年代以降、通算で60枚以上のアルバムをリリースしてきたというダナは間違いなく英国最大級のブルースの女王。当店ではこれが三度目のクラブ展開になりますが、…続き
アビーが居ると言うだけで大・満・足なのですが三人でのユニットはさらに世界観が拡大します
Red Molly the Red Album 

2012年の同クラブ選盤でお届けしたAbbie Gardner のもうひとつの活動がこのレッド・モリー。#4.Willow Treeのバックで聞こえる胸キュンのドブロ、アビーのソロアルバムに聞き惚れた経験がある方ならこの個性的な響きが直撃弾になるかと思います。…続き



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2013年の頒布タイトル一覧  

2013年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 プロデューサーが変わっことが大吉になっている気がする彼女の文句なし最高傑作
Joanne Shaw Taylor Almost Always Never
2年連続でブリティッシュ・ブルース・アウォードを受賞したことと、
先のエリザベス女王即位60周年記念祝賀コンサートへの出演で
瞬く間に全英のスーパーアイドルの仲間入りを果たした感が有り。
当店的にはこのジョアンとダニー・ワイルドが当初からイチ押しの
ブルースギター女子ですが、共にギターも歌も充分に個性的なの
が強みです。ストレートなブルースより一種ティナ・ターナー的な
サウンド、#1.Soul Station のようなロックとソウルとブルースが入
り交じった感じが似合う人。全曲オリジナルの中、表題曲の#7.
Almost Always Never に何となくキャロル・キング的なものを
感じてプチ萌え〜な気分になります。ライターとしてもセンス抜群、
個人的にはタール系の粘りをした#8.Tied&Bound が直撃弾になりました。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2306
構成力がぐんと増してきた気がする、天才少女テレサのまさに渾身の一作
Theresa Andersson Street Parade
テレサの自宅キッチンがちょっとしたホーム・スタジオ仕様になっている
風景を写真で見たことがありますが、本作のレコーディングもまさに骨格
部分はそのキッチンで録音された旨のクレジットがありました。生活空間
とアトリエ空間が同じ場所である日常のそれ自体を楽しんでいる気がする
テレサ。マルディグラの仮面を着けたジャケ写もきっとテレサのアイデアだろ
うなぁと思いつつ、#1.Street Parade から早くも独特のテレサ・ワールドに
誘われる気分。特にカウント1分7秒からの透き通るような声で展開する
主旋律とそれを立体的な音の建造物で取り囲む感覚は見事というしか
ありません。この辺り中世ヨーロッパの世俗音楽を聞いている気分も
する瞬間。鐘とホーンとヴォイシングによるSE効果が見事に融合している
#7.Fiya's Goneなんかは可能なら現代曲風に仕上げたオーケストラ・バー
ジョンで聴いてみたい気もする1曲です。
2012 USA Bason Street Records
2月 対象クラブ会員様限定商品
オリジナル佳曲が多い、ソウルフルでファンキーなシンガー&六弦ベース弾き
Lisa Mann Satisfied CD
六弦のエレベを愛機にシンプルなブルースロックを歌う人ながら、
#4.Surrender to the Blues のように歌にブルーアイドソウルの成分
を感じるのが強みです。今のようにアナ・ポポヴィッチやダニー・ワイ
ルドといったファンキーなブルース女子がシーンを賑わす以前の時代
には、トレイシー・ネルソンやアンジェラ・ストレリにマーシャ・ボールと
いった面々がソウルフルな白人ブルース・ウーマンの代表格でしたけ
ど、リサもきっとそんな時代の先輩達を沢山聴いてきたに違いない。
#5.Have I Told You I Love You Today はそんな印象を受ける曲。
一方でミッチ・カシュマー(hc)がゲスト参加している
#12.Kings of Black Gold は典型的なスーザン・テデスキー・タイプの曲。
全曲リサのオリジナルなので多彩な曲作りの才能にも注目です。
ノリノリのシャッフル、#7.Til the Wheels Come Ofもゴキゲン♪
2012 USA Independent
シーン注目のニューオリンズ系ファンキー・ガールズ・ロック・トリオ
VooDoo Dolls S/T
ちょっぴり妖しげな雰囲気も伴うファンキー&グルーヴィーなニュー
タイプのサザンロック・トリオ。ぶっとくてゴツイ音をしたギターはまるで
ZZトップ、おどろおどろしいリズムは彼女達のキュートなヴォイスと見事
に溶け合い独自の世界観を構築。特筆はベースにジョージ・ポーターJr.
の参加で、これが底辺をかなりマイルドなタッチに仕上げています。
日本で言えばかつてのプリンセス・プリンセスがサザンロックに走ったゾ
みたいなフィーリングもあって、これは理屈抜きに存分に楽しんだ方が
ベスト。試聴は#1.I Love Money と #9.She is Rock 'n Roll をどうぞ。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
3月 スライドギターが競演するエタのバンジョーとギターの魅力、まさにアメリカの至宝
Etta Baker & Cora Phillips Carolina Breakdown
過去を通じてまだ取り扱ったことがなくて、しかも内容が極上の
エタ作品ともなればやはり新譜並にクラブ展開したくなる由。加え
てこれは普段良質のアメリカーナ作品を楽しんでいる方には必殺
の直撃弾間違い無し。#9.Broken Hearted Blues の後半に登場
するまるで独り言かのようなか細い歌。普通、仮に録音して沢山
の人に聴いて貰うためならもっと営業的に成り立つ歌い方をする
ところをあえて自分で自分のために歌うかのような歌のまま収録
しているところが、Music Makerらしい独特のセンスだと感じます。
天然物はあくまで天然のまま記録に残すことを優先したのだと
私は感じる訳ですが。お馴染み"John Henry"ではギターとスライドの
組み合わせ#1.John Henryと バンジョーとスライドの組み合わせによる
#13.John Henry の対比が印象的。私には#13のがかなりオリジナルの
時代に近い演奏様式に思えます。個人的には#4.Railroad Bill の躍動感に
まさに生きていることの素晴らしさを感じ1分半で終わってしまうのが残念。
USA Music Maker MMC-056
最強にして極上のメンフィス・ミニー・トリビュート盤が登場!毎日でも飽きないそんな凄アルバムです
......First Came Memphis Minnie
何と、思いもしなかったマリア・マルダーと出る霊(Del Rey)の共演をメインに、
あとフィービ・スノウとルーシー・フォスターとロリー・ブロックにボニー・レイットと、
そしてココ・テイラーをそれぞれ1曲ずつフィーチャーした全13曲すべてが心臓バク
バクの超新鮮なメンフィスミニーのカバー・チューンで構成!真正面から聴いても
バックグラウンドに流しても、こんなに新鮮なブルース・ウーマン作品は滅多にない。
これはブルースが好きという方なら誰もが持ってなあかんとってもキュートなアルバム。
#4.I'm Saillin'や#6.Lomg As I Can See You Smile はきっと貴方をしてマリアが戦前
に活躍した女性だったと錯覚させること請け合い。そして#8.In My Girlish Day
かつてフィービを毎日聴きまくった懐かしの日々が昨日のことのように思える瞬間。
加えて#10.Keep Your Big Mouth Closedはルーシーがやっぱりピュアアコな人なんだと改めて思う曲。
2012年 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2313
4月 まさに真打ち登場の感が大、大迫力美魔女ブルース軍団映像に仰け反ります
Tracy Nelson,Angela Strehli,Dorothy Morrison,Annie Sampson
the Blues Broads
S/T CD+DVD 2枚組
先のトレイシーとアンジェラの二人がジョイントしたコンサートがきっかけとなり、
そこに同じくらい大ベテランかつ最強の黒人女性シンガー二人が加わった文字通
りの本格派ブルース&ゴスペル・ユニットです。何より嬉しいのは同じ内容のCDと
DVDがセットになった2枚組であること、実際に本作品をエンジョイすると直ぐに判
りますが、今まで私達には特に馴染みではなかった二人の黒人女性の存在感と
力量が映像で観ることで文句なし2倍の迫力で伝わってきます。加えて大姉御
トレイシーの映像的迫力も半端ではなく、恐らく今まで映像でトレイシーをご覧に
なったことがない人ほどその迫力に圧倒されるのではないでしょうか。全員が
素晴らしい歌唱力でせまる中、元々トレイシーが大好きな私は#7.Walk Away
が一番のお気に入りになりました。もちろん黒人シンガーの二人をそれぞれ全面フューチャーした熱血
チューンやパンチ力満点でハジケるアンジェラ・ストレリ大活躍曲もあるし、4人が総力上げて競演する
曲は特に圧巻です。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2311
ブルース・フィーリング満点の歌とドナルド・ハリソンのアルトにも泣ける!
Ernestine Anderson Love Makes the Changes

あえてブラック・ジャズと呼びたいずっしりとした重量感の伴う歌。こういう歌を聴くとやはりその場に釘付けになります。教会での活動を経て当初はR&Bのシンガーとしてデビューした人だけあって、そのブルース・フィーリングには年輪を感じます。2003年7月の録音ですから74才での吹き込みですが耳には50〜60才くらいにしか聞こえない張りのあるヴォイシング。その事実にも驚きますけど、さらにはドナルド・ハリソン(as)のムーディーなサポートにロドニー・ジョンーンズの至極オーソドックスなギターが益々音を黒光りさせています。普段ジャズ・ヴォーカルを全く聴かないブルース・ファンの方にも自信を持ってお薦めします。
2003 USA High Note HCD-7118
5月 彼女の声で歌われたらもう何でもOKよという瞬間、とってもシアワセ〜な気持ちに
Heidi Talbot Angel without Wings
#1.Angel without Wings を耳にして何事もなかったかのように素通り出来る人がこの地球上に果たして何人存在するだろうか。私はこの出だしの一曲で彼女の世界に完全に吸い込まれてしまいました。キャリア的にはNYやナシュビルでの活動履歴があるものの、音的には出身地を反映したアイリッシュ・フォークの色が濃い。大メジャーに居ても不思議ではない破格の個性と実力はそれまでのグループでの活動から自然と彼女をソロ・アーティストの道へとプッシュした様子です。音楽的な環境に生まれご主人も音楽家だという共通点と歌の雰囲気も似ていることから、マリア・マルダーの娘クレアを思い出す瞬間と、ゲストにジェリー・ダグラスの名を見たせいもあってアリソン・クラウズを聴く耳になる瞬間も。#10.My Sister the Moon なんかその典型です。マーク・ノップラーも参加しているそうですが私の耳ではどの曲に居るのか不明でした。個人的には歌だけで完璧に曲を引っ張っているのが判る#3.Dearest Johnny が最高のお気に入り。ストリングス群が加わってから後、中間の展開部を経てもろスコットランド調になるところが萌え〜♪なのであります。全音楽ファンはもとより元々アイリッシュ系が好きな方には強烈など真ん中ストライク盤、熱血のお薦め!です。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-6030
熱唱が直球で飛び込んでくるその一途さに熱くなります
Bettye Lavette In Concert 〜 Let Me Down Easy
久々に聴くディープなシンガーです。1946年ミシシッピー生まれといいますから今もっとも脂ののった時期といえますが、録音に恵まれず、過去に一度レコーディングしたアルバムは未発に終わる等、かなり不遇の目にあってきたようです。でもこのドラマチックなまでのライヴ盤を聴けば、これからが彼女の再出発さと思えるほど素晴らしい内容。99年9月オランダでの録音ですが、一曲一曲を全身全霊を籠めて歌う姿に強烈な感動を覚えます。これほどのシンガーが何故今まで注目されていなかったのか・・・。出色は9分超にも及ぶエタのカバー #2.Damn Your Eyes と #8.Let Me Down Easy 、これには震えが走ります。Bettye Lavette、一人でも多くの人に聴いて欲しい濃い1枚。じわじわと全身に感動が染み渡る感じで文句無しの熱血お薦め盤!(以上、導入時2000年に書いたコメントそのままに約20文字程度を加筆しました)
2000 Holland Munich MUSA-507
6月 2013年度 対象クラブ会員様限定盤
アシッドなフィルモア・フレイバー漂う、プチ・フラワー系女ブルース・ベース女子
Mona Leigh One Night In The City
88年にサンフランシスコで録音してあったというモナのこの一連の
吹き込みは、作品全体が放つロウでレアな触感を含めて何かが他
と違うと感じさせるに充分な、一種特別な魅力を感じます。特に冒頭
を飾る#1.Born Under Bad Signが素晴らしく、こんなにシンプルにまと
めてなおかつあとあとまで心に残る演奏を私は他に知りません。モ
ナの歌も、普通に歌っているだけで充分素晴らしいのが印象的、ワ
ウを多用する共演のギタリストとのマッチングもベストです。#3や#4
など演奏自体はまだまだアマチュア臭いのにモナの歌が抜群に曲
に命を吹き込んでいます。新録の新作が是非とも聴きたい人!
2005 Unified Concepts Media
全20曲、黄金期のミリーが残した不滅のソウルバラードだけを連続して聴く実に芳醇で贅沢な時間
Millie Jackson Her Best Ballads
私の場合、ミリーと言えば#5.If Loving You is Wrong I Don't Want to be Right がまず頭の中をエコーします。貴方を愛することが間違いだというならアタシはまともじゃなくていい〜〜というストレートな悲恋の歌に当時何度深酒してしまったことか。奇しくも2008年のP-Vine輸入部の資料でこのタイトルをパロッたCD解説があるのを見て、むふふやはりこの人も同じかと嬉しくなったのを記憶しています。同様に若いときぐっときたソウル・バラードにドロシー・ムーアが歌う「スペシャル・オケイジョン」がありますが、ミリーで聴く#7.Special Occasion も文字通り「特別な出来事」ってくらい感動します。何度聞いても同じように感動する歌っていうのは間違いなくそれが本物だってことですよね。今日初めてミリーを聴く人が、また30年後に今日の私と同じ気持ちでミリーの歌を聴いている姿を想像しつつペンを置きます。って実際はキーボード叩いているだけなんですが。
2013 UK ACE CDKEND-391
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
7月 灼熱の摂氏一千度ファンク・ブルースがバックファイアする、とことんブラックネスを追求したアナの新境地
Ana Popovic Band Can You Stand the Heat
今回アナがはっきりと、アタシは真っ黒けのファンクブルースをやりたいの、と宣言しているのが判る作品。冒頭からの超攻撃的な展開といい、ここに集ったメンバーといい、制作を決めた瞬間からこのイメージは完成していた模様です。この突き抜け感がもう最高、#2.Can't You See What You're Doing to Meでもイントロからして満充電状態からの一撃。私の場合、シャッフルをどう料理するかでそのギタリストのブルース・スタンスを理解する傾向があるのですが、その意味で#8.Ana's Shuffle はまさにそんなアナ・ファンへのアンサーソングのような気がしてきます。あと特筆は#6.Hot Southern Nightでゲストのラッキー・ピーターソンがg,kb,voのトリプル・プレイで熱演、ギターバトルでアナがラッキー色に染まっている点が何だかもの凄く微笑ましいです。ちなみにリズム隊の二人はこの世界(ジャズ&ブルース・シーン)では超一流の大ベテラン・ベース奏者とドラマーです。全曲が渋くソリッドにまとまっているのはこの二人の力量も大きそう。緩い感じのファンク・ブルース#10.Leave Well Enough Aloneのソロで飛び出す超有名アルキン・フレーズは誰もがついやってしまうあの定番フレーズ。きっとアナもまた確信犯的遊び心での一興かと思います。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF-2230
此処にもいた、SRVスタイルを継承しつつそのパワフルなブルースで世界をまたにかけるブルース・ギター女子
Kelly Richey Sweet Spirit
スティーヴ・レイ・ヴォーンス・タイルで人気のベテラン・ブルース・ウーマンながら公式にはこれが日本初登場とのこと。1986年のメジャー・デビュー以来通算で14枚ものアルバムを発表している強者なのに、今まで当店のアンテナにもBSMFのアンテナにもかからなかった訳で改めてアメリカは広い国だと感じます。年間 9ヶ月もツアーに出ている傍ら教則本やDVDも出しインストラクターとしても活躍しているというから文字通りのスーパー・ブルース・ウーマンです。#3.Leaving' it All Behind や#4.Somethings Goin' on のエネルギッシュな音にこの作品のイメージが凝縮されていると感じます。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2334
8月 見かけよりも地味で堅実な仕上がり、ドイツ系の人らしい重厚さもちょっぴりあって繰り返し聴けば聴くほどお気に入り度が増す作品
Sena Ehrhardt Band All In
今世紀に入って何が一番凄いかって、超美形のそれも実力派のブルース・ウーマンがシーンに続々と登場してくるこの勢いが何より凄い。そんな中このシーナ・エルハルトは父娘でブルースバンドを構成、一貫して堅実な音作りに仕上がっているのもそんなビッグなアンカーの存在が大きいかも知れません。シンガーとしてはブルースの有名カバー曲よりもオリジナル曲の方により秀逸な魅力を感じるのが特徴で、前作に増して貫禄と余裕もにじみ出てきた感があります。本作をシーナのアルバムとして聴く耳がある一方で、渋い印象を与えるギタリスト、エルハルト父に注目して聴くとあら不思議、フロントに超美形でグラマーなシンガーを配置した達人ギタリストのブルース・アルバムを聴く耳がピコッと生えてくるという次第です。#4.I Want to Get You Back や #8.Storm's Coming や#10.So Ecited 等、タイプの異なる曲でも自分の色がしっかり出ているのがシーナの強み。これから先の活躍も大変に楽しみな人、バンドです。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2335
姉妹共に世界的な実力派シンガー、妹フランシスの実にハートウォーミングなアルバム
Frances Black Stronger
フランシスは日本ではそんなにお馴染みではないかも知れませんが、あのメアリー・ブラックの妹と言えばサウンド面も含めてある程度イメージを掴んで頂けそうかなと。有名曲のカバーが多いものの、その根底にあるのはアイリッシュ・フォークのスピリットで、地元アイルランドでは姉にも負けないビッグヒットを飛ばし、彼女の作品はそれ以降英国に加えて全米でもリリースされている模様。今般そこに日本が加わった格好ですが #4.stupid や #10. Walzing for Dreamers  のもの凄くキュートなビブラートは恐らく日本のほとんどの音楽ファンのツボを捉えそうな気がします。カバー曲では#2.It's too Lateの、原曲のキャロル・キングの呼吸そのままで歌っている姿に彼女のキャロル・キングへの分厚いリスペクトの気持ちを感じ取りました。活動開始は17才と早熟ながらもCDデビューは97年が最初で、本作は通算で7作目に当たるアルバムだとのこと。これを機に日本でも沢山のファンが誕生すること願っています。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-6033
9月 オールドファンほどとてもフレッシュな気持ちで楽しめる、お馴染みのカントリー・ブルースの中で全く新しいロリーの一面を見る思いです
Rory Block Avalon  
今度はアルバム丸ごとミシシッピ・ジョン・ハートに捧げられたロリー・ブロック熱血トリビュート企画第三弾。フレッド・マクダウエルに捧げた前作も大好評でしたがそれをまた一段超えた高みに彼女は飛翔した印象です。今回も新しい発声法を試みている曲がいくつかあってそれらはすべて成功していると感じます。余談ですが、当店では未取り扱いながらこの心の師匠へのトリビュート企画の第一弾は2008年に出たサンハウスものだとのこと。既に聴いたぞという方もきっとありそうですね。もとい、個人的に最もインパクトを感じたのが#8.Spike Driver Blues で、ここでの一種泡がはじける感じのキュートな破裂感を伴う歌いっぷりがとっても新鮮。さらには出だし部分から既にゴスペル臭漂う#11.Pay Day はその後もバックコーラスを巧に使うことで存分に彼女の新境地を創り出しています。一方で#9.Stagoleeでは低めのシブイ喉で力強く歌う姿がさすが姉御の貫禄。ナチュラル度でMAXシビレる#1.Everybody Loves John も単調なバックと起伏のある歌との対比が絶妙。いやぁ参った♪もしかしたらロリーは今この瞬間が人生で最高に充実しているのかもです。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2342
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
永遠に変わらない、そんな印象を強く受ける移籍後クレアの実に優しさ溢れるナイスなアルバム
Claire Lynch Dear Sister
過去にラウンダー時代のクレア作品を扱ったのでお馴染みの方もあるかと思いますが、その彼女も今年で58才になるんですね。いまだ瑞々しい歌声とその麗しい姿はどうみてもまだ娘時代のクレアそのまんまです。若いときから一つのことに打ち込んでいる人は年を取らないとよくいいますがクレアもまたそういうアーティストの代表格、もとよりブルーグラス界でもアリソン・クラウズと並んで最高位に位置する文句なしのビッグ・スターです。ラウンダーのスタッフがある時期総入れ替えになってからは当店も全く取引が中断したままですが、しかし古くから居るアーティストがこうも次々離れていってしまうのはやはり何か環境に大きな変化があったのか。スタッフから毎年手描きのクリスマス・カードや記念品が届いていた頃がとても懐かしいです。そういえば地元ボストンのレッドソックスのキャップもここのスタッフから貰ったっけ(笑)。ずっと愛用していたけど遂に傷んでかぶれなくなってからはギターのイラスト入りのトミー(エマニュエル)のキャップをいつもかぶっていますが。そんなことはともかく、まんまそのラウンダー時代のフィーリングで幕開けする #1.How Many Moon はイルカさんの声でも聴きたくなってしまうような歌だ。そしてやっぱり変わらないことの素晴らしさを全身で感じる#4.Need Someone はまさに永遠にそのままで居て下さいとつぶやいてしまいそうにキュートな歌。もちろんこれらフォーキーな曲だけでなくストレートなブルーグラス・チューンもゴキゲンです。ちなみに付属の解説書(帯兼用のバックシート)に今回の移籍の経緯やクレアのバイオが詳しく書かれていて非常に参考になりました。あえてここには書かないで、皆さんこのCDをBSMF盤で買ってその解説を読んでねという気持ちです。個人的には#8.That Kind of Loveが実に心のひだに染みこんでくる感じで泣けました。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-6032
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10月 至ってシンプルに、淡々としかし力強く弾き語りをするロリー・ブロックをキャッチ
Rory Block Guitar Artistry of Rory Block Country Blues Guitar DVD

曲間に若干の語りを挟みながら、終始正攻法でカントリー・ブルースを端正に弾き語りするロリー・ブロック。この淡々とした姿はまさに過去米議会図書館入りを果たした一連の戦前ブルースの大御所達が残した(遺した)映像遺産と全く同じ手法です。あの時代と現在とで決定的に異なるのは、ぐっと深みを増した音響面だけでなく、多彩なカメラアングルや照明効果にも充分な配慮がなされた、まさにこれはとってもスペシャルな映像作品です。ロリーのファンは言うに及ばずカントリー・ブルースに興味の有る方には文字通りのマストアイテム。たまにこういうピュア度の高い演奏でブルースを聴く(観る)ことの意味はそれを実践している人だけが知る貴重な体験です。熱血のお薦め!
2007 USA Vestapol 13108 (NTSC リージョンフリー 日本の再生機で通常に再生出来ます)
アコースティックとエレキバンド編成とのブレンド具合が丁度いい、好感度抜群のヤングレイディ
Kara Grainger Shiver & Sigh
ブルースウーマン・クラブというコースがこうして現実にも成り立つくらい、特にこの10年くらいは若い女性の活躍が世界的にも顕著な中、今度はオーストラリアから米西海岸に活動の拠点を移したのがこのカラ・グレインジャー。既に完成形の成熟したオリジナル作品と、個性的なカバー・センスが際立つのが特筆。バックのメンバーも実に豪華な編成で、その辺の詳細は国内盤仕様の強みでもある帯兼用バックカバーの解説を参照されたしですが、毎度BSMFオーナーの西村氏の解説はとても勉強になります。私がデルタグルーヴと取引していた頃は単なる直感と、たまたま聞きかじった半端な知識で作品を分析したり、あるいはもっとシンプルに自分も一ファンとして楽しんでコメントを書いていただけですが、同社が扱うようになってからはちゃんとしたプロの仕事をされているのを強く感じます。表題曲#2.Shiver & Sighでも解るようにカラの場合ストレートなブルースからは距離がありますが、ブルージーなルーツ系女子として聴くとき堅実な才能を存分に発揮しています。#10.Breaking Up Somebody's Homeでは元ネタのアン・ピーブルズのプチ・ヘヴィなニュアンスに迫る一瞬のシャウト部分に特に個人的に萌えてしまいます。カラの特徴はカバーも元が黒人の歌、白人の歌とかに関係なく一端フラットにしてから自分のフィールドで歌っている感じがする点、それがさらに強みになっているように感じます。
2013年 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2350
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
11月 ソウル色濃厚な作りの中、フュージョン・テイストな曲に新たな歌姫タマラの輝きを見る
Tamara Peterson with Lucky Peterson Band Whatever You Say
俄然ソウル度を増した作りが印象的で、形の上では前作同様ラッキーの全面サポートながら、今回は彼のギターがかなり抑制の効いたソロやオブリとなっています。#1.How Do I,Why Do I (Love)でその感触が伝わるかと思いますが、私の勝手な想像では前作で確実に多くのファンを得たタマラには是非今回は全面的に主役として活躍してもらって、自分は完璧にサポートに回ろうとラッキーが思った、とそんな印象を受けます。とはいえツボにハマるラッキーのギターが絶妙な味わいの#4.I Wanna Know What Good Love is 等々、隅に置けない活躍がキラリと光ります。今回 #6.One of Kind のプチ・グルーヴなフィーリングが今後のタマラの方向性を暗示していそうで妙に萌え〜な余韻を残しますが、こういったタイプの曲、例えば最近ではダヴェル・クロウフォードも好んでトライしていますよね。恐らくアーティスト自身も地味に萌える(燃える)んではないかと思います。一方でバッチリ似合っている、向いていると感じるのが#7.Lat Time(You Left)のような曲で、いわゆる80年代のジャズソウル〜フュージョンっぽいテイストがメチャクチャ似合っている気がします。#9.もその抜群なフィーリングで迫りますが、特にここでのラッキーのギターが80年代によく聴いた日本のフュージョン・ギターにも通じるので妙に嬉しくなります。それはさておきタマラ自身はストレートなソウルを歌う自分とフュージョンっぽい自分と、果たしてどっちの自分が好きなんだろうと歌を聴きながら想像している自分にも気がつきました。
2013 JSP JSP-8848
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
デビュー作に続き"〜Blue"シリーズの二作目になるアルバム、そういえば彼女のレーベル名もBig Blue なのダ
Barbara Blue Royal Blue

もう25年近くも前のことなのでその光景が単に夢っぽかったり映画の中のワンシーンと重なってしまいそうになるのですが、その日確かに私はかつて1968年4月4日にマーチン・ルーサー・キング牧師が暗殺されたモーテルのベランダを臨む現場に立っていました。何故かは判らないのですがその日もモーテルの前庭には2、3人の制服警官がたむろしていましたが、現場風景の写真を撮っている私には特に興味を示さずその日はそこにずっと居るのが彼らの仕事のようでした。その後、 75セントで買った750ccの缶ビールを片手に(当時はなんて物価が安かったんだ)真夏のメンフィスの名前も知らない通りを歩いているとき、窓全開の大型セダンがそっと寄ってきてキミは観光客?とドライバーのおじちゃんが尋ねる、そうだというと窓から手を伸ばして大きく振りながら笑顔で去って行った。あれは何だったんだろう。その付近でカメラをぶら下げて歩いている東洋人が珍しかったのか、とにかく何者かを確かめたかったのか。というかすれ違う車の何台かがやはり笑顔で手を振っていってくれる。きっと歓迎の印なんだ。そんなことはともかく、ウィリー・ミッチェルっぽいサウンドの#1.Beware なんか聴いていると、そのときの音もなく近寄ってきてそしてクールに去って行ったその大型セダンの後ろ姿がヤケに思い出されるのだ。シカゴ・ブルースもそうだけどもろメンフィスのこの手のサウンドも実に当時のアメ車のイメージによく似合う。エレピとホーンセクションの展開がどことなくシスコ・サウンドっぽい#4.Back for a Taste of Your Love は昔だったらジャニス・ジョプリンやコールドブラッドのリディア・ペンスが歌いそうな曲で個人的にドンピシャでフィットする曲。最もバーバラらしいと感じたのが#6.Heartbreak Hotel でやはりこういう馬力のある曲が自然と似合っている気がします。
2010 USA Big Blue Records
注)上記の試聴音をメディアプレーヤー等で聴くとき、窓に違うアーティスト名の異なる曲名が表示されると思いますが、流れている音それ自体はいずれも間違いなくこのバーバラ・ブルーのそのタイトル名の曲です。CDのようなデジタル・メディアにはときとして間違ったデータが表示されることがあるので焦りますよね。
12月 既発作と新録をブレンドすることで見事に一貫しているメンフィス・クイーン、バーバラの20年間を再確認
Barbara Blue Jus' Blue

バーバラの新譜が出ている、との一報をお客様から頂き急ぎ導入しました。気に入った人は追いかける店なのですが時には指摘を受けるまで気がついていないこともあります。今回、メンフィス・ライヴの第三弾と、その次に出たアルバムもこの新作と併せて遅ればせながらの導入となりました。〜〜ブレずにひたすら自分の音楽にひた走っている事に小気味よさを感じます〜〜とは、その一報を下さったお客様の弁ですが、その感触がまさに本作で初めてバーバラを知る人にも一発で通じるかと思います。というのも、今回新録トラックと併せて1994年から2010年までの四つのセットによる旧音源とで全74分超のゴージャスな企画編集盤になっているからです。一枚のCDに籠められた20年間ほどのスパンを全く感じさせない、気付かせない仕上がりはさすがバーバラの真骨頂、全曲が素晴らしいですが特に#4.Road Blues と #11.Daddy's Love に彼女のその20年間が集約されているように感じます。#4.は特にシスタ・モニカと似ているなぁと感じる瞬間です。二人が共演したら見物ですよね♪蛇足ながら、メンフィス産なのに何故か西海岸の香りがする点も一貫しています。
2012 USA Big Blue Records
キャンディ・ケイン feat. ローラ・チャベス
スッキリ体型に変身したキャンディの、超若返りギャルズ・ブルースが炸裂、デビュー時から2000年頃のイメージそのまんま
Candye Kane feat. Laura Chavez  Coming Out Swingin'
ブックレットの表も中も、とてもスッキリした体型のキャンディが印象的。80年代の頃はそれこそレスラーか力士なみのド迫力体型だったのでこの変化の背景には彼女にとっても相当の努力があったことは間違いない。しかし見かけは変わっても強烈にスインギーかつジャジーなパンチ力に何らの変化はなく、デビュー作から一貫したそのスタイル(音の方の)は健在。#1.Coming Out Swingin'は特にキャンディのNo.1ヒット作になった2000年のタフエスト・ガール・アライヴそのまんまのサウンド。続く#2.Rock Me to Sleep でも80年代当時のキャンディがそのまま飛び出す感じ、ローラ・チャベスのギターとのマッチングも最高!特にここでのローラのソロはブルースギター・ファンなら思わずニヤッとすること間違い無しの滑り出し。ファンダーバーグとブルームフィールドとラッシュをミックスシェイクしたみたいな音に私も感激。あとかなり意外な点はアトランティック・ソウル・テイストの#5.Rise Up!で、これは多分意図的な彼女の新路線かなと。まだまだ当分目が離せない、というか此処へ来ていよいよビッグママ・キャンディって感じの存在感がいや増し状態です。キャンディが好きで良かったなぁと今改めて。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2357



BluesWomenClub
過去
2012年の頒布タイトル一覧

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 存分にステージで発揮される滑らかなパワフル・ブルーズン・ソウル
Shaun Murphy Live at Callahan's Music Hall
ここ日本にも熱烈なコアファンが居るショーン・マーフィーの
これはまさに待望のライヴ・レコーディング。#2.Mississippi Water
で気持ちよくバンドを牽引するショーン、スタジオ録音より音が
もっと分厚い #4.Come to Mama と、序盤で充分にシアワセな展開
を見せます。バンドのシュアーさとコンビネーションの良さも特筆、
インストチューンで会場を釘付けにする#6.Amazing Grace は特
にギターが冴えまくり。09年に悶絶させられたあのジョン・ハイアット・
チューンがここでもラストに登場、やはりショーンの勝負曲だった
ことを実感。是非09年盤、10年盤と共にお楽しみ下さいませ。
2011 USA Vision Wall Records
艶やかにパワフル、清らかに妖艶、それがショーン・マーフィ!
Shaun Murphy Trouble with Lovin'
大好評だった前作09年盤の勢いそのままに、本作でもまず何より
ひたすらイノセントに黒っぽいのがショーンの特徴です。#1.Bed of
Roses
でも文字の上では濃厚に妖艶なイメージに比して彼女の歌
には純白の爽やかさが残ります。続くメンフィス風の音作り #2.
Deservin' of Loveはシャウトと同時に抑制の効いたハンドリングも
印象的。表題曲でかつ典型的なソウルバラード・チューン#4.the
Trouble with Lovin'
で見せる確実なライン取りと時折の艶やかな
表現手法こそ文句なしショーンの個性。ストレート・ブルースでは
#5.Hopeless in Love with You が断然カッコよいトラック。
2010 USA Serenity Hill
2月 俄然自身の個性と方向性を確かなものにしている感じのライヴ盤
Little Miss Higgins Live Two Night in March
08年盤で感じたサムシングがここで確かな形になった感。もしくは元々の
ありのままをこのライヴ盤が見事にキャッチしたということか。スタジオ盤で
少し感じていた時折の歌の線の細さが消えて、実にシュアーな手応えに
何だかとても嬉しくなります。#3.Velbet Barley Bed や#9.How&Why&When
の爽やかなレトロ感は、彼女が単にフォーキーなブルースを歌うだけの人で
はないことを如実に物語っています。収録のエンハンスド・トラックはmov形
式のビデオ・ファイルでメディア・プレーヤー等で再生するとき、このファイル
は場合によってはPCを破壊する恐れがあるので信頼出来るところからの
ものでない限り開かないことを薦めます〜〜みたいな警告メッセージが
出るかも知れませんがもちろん安心して再生してOKなファイルです。最近はOSやツール側の
セキュリティ・レベルが高くなっていますので、旧来型のノウハウでユーザーにコンテンツを
提供するとこういうドッキリが待っています。かく言う私も旧来型のノウハウでしか店のHPを
作れないので、なじみでないお客様はドキドキしながら見たり聴いたりしてくれているみたい
ですが、自分が80才になるまでまだあと22年営業しているとして、恐らくずっと今のまんまの
旧式なHPで営業し続けることと思います。どうぞよろしくお付き合い下されば幸いです。
btw、その収録のビデオクリップは、まるで映画のワンシーンかのように良く出来た
本格的なプロモーション映像です。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF
趣味の良いギターといぶし銀のハモンドをバックにハッピー度MAXのジャズ・ソング
Kimberly Gourdon Organ Trio Sunday
キンバリーのデビューアルバムはそのクセのない素直な歌い
っぷりがとても気持ち良く、ジャズヴォーカルのコアファンにも
評価が高かった一作。加えてピアノ・レーベルらしいさじ加減
も絶妙でした。今回は同じフォアマンがオルガンでバックを付
けていて、そこに同じくらい絶妙のギターが絡むのが泣ける
要素。本作を楽しむには歌に現れるちょっとした綾が判るだけ
のいわば成熟した感性を必要としますが、小粋なギターやス
インギーなオルガンも極上の世界です。当店としてはあえて
ブルースファンにもこれを是非聴いて欲しいと切望する
次第です。試聴はスキャットが抜群に楽しい#5.So Damco Samba
オルガンとギターも値千金!の#8.Dream a Little Dream of Meをどう
ぞ。私はこれをアルバム丸ごとwalkmanに入れて何処へ行くにも持ち
歩いています。進行形のジャズヴォーカルでこれだけ楽しいのは少ない。
2011 USA Sirens Records SR-5018
3月 日本でもアングラシーンで今でも元気なリヴァイヴァル・サウンド、これは英国産!
Florence Joelle's Kiss of Fire
時代を超えて全ての人のツボにはまるこのレトロな感覚。ジャンゴ系の
シプシー・テイストからガレージにミュゼットと、米ルーツとパリのエスプリ
混合感がナイスです。ヴィンテージ盤復刻専門のACE系から出た久し
ぶりの進行形アーティストです。キュート&コケティッシュなフローレンス
の魅力にジワジワしびれる快演盤、#4.I'll Come Running は思わず自分
の弾き語りレパートリーにしようかと思うくらい。#9.Never Thought I'd See
the Day
は特にタランティーノの映画そのまんまのクールさで、
「キル・ビル」なんかを観た人にはまさにキラー・サウンドです。
※映画では日本の女子高生バンドっぽいガールズ・バンドが
活躍してましたけど、サーフ&ガレージ系はほんとに不滅!です。
2011 UK Zoltan Records

※BWCとBluesClubの両方に会員のお客様へは当作品の重複を避けるため
   7月のBluesClubはカスタム選盤にさせて頂きます。よろしくお願い致します。
シンプルだけどプチヘヴィ、ブルースで繋がる父娘の熱血パフォーマンス
Heritage Blues Orchestra S/T
父娘でブルースを演(や)ろうという動機の背景にはきっと娘のチェイニ
ー・シムズが、自身の幼い頃から父の熱い音楽活動に憧れてきたのだ
ろうと想像しますが、そのチェイーは詩人・作家の顔も併せ持ち、さらに
米ルーツ音楽の保護と伝承活動にも熱心な人だそう。父ビル・シムズは
過去マディW.やH.ウルフ等との共演歴を持つ大ベテラン。R&Bからジャズ
に転身、そしてブルースに回帰したという。三人が基本形のユニットとは
いえ作りは結構ゴージャスで、#4.Catfish Blues ではハーモニカとホーン
が分厚いアンサンブルを構成。ステージではきっと #6.Get Right Church
のようなシンプルだけどちょっぴりヘヴィな音を聞かせてくれる、そんな
人たちかなと感じます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2243
4月 誰もが愛するあの名曲でそっと締めくくるエリスのクリスマス・アルバム
Gypsy Elise Blue Loue CD-R
本作はクリスマスにちなんだアルバムなのですが、個性の強い人が
作るクリスマス作品はやはりひと味もふた味も違う。お馴染みの曲#5.
O' Holly Nightも妙にしんみりするアンサンブルにゴスペルの成分を
感じます。傷んだ古いレコードにも郷愁を感じる瞬間を再現したかの
ような #8.Auld Lang Syneなんか聴くとエリスにはピアノが一台あれば
あとは何も要らないことを感じます。中盤から被るサックスもとてもナイ
スで、これ1曲6分54秒で一気にシアワセな気持ちになれるのが凄い
です。ちなみに「オールド・ラング・サイン」と呼ばれるこの曲は明治
14年に尋常小学校の教科書にも採用されたお馴染みの曲
「蛍の光」で、原曲はスコットランドの民謡でありながら、また
同時にれっきとした日本の唱歌でもあるのダ。自分的には
「アメイジング・グレイス」と双璧を成す名曲中の名曲と感じて
います。ここで#8.の冒頭に流れるニューオリンズ・トランペッ
トで聴くバージョンもおつな味わいですよね。
2011 USA Independent  
※ご加入中の他の7大クラブと本作の選盤が重複するお客様へは当月のみ
    カスタム選盤にさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
過去を通じてこれがモニカの最高傑作盤!円熟の中にも蘇るMAXヴォルテージも有り
Sista Monica Parker Living in the Danger Zone
モニカを追って本作で早10年超、いつしか不動の存在感を私達に植え付けて
くれました。モニカの歌のない生活なんてあり得ないというくらい私も普段から
よく聴きますが、本作は近年の他のブルース作品を含めても抜きんでて素晴
らしい大充実作です。導入時にはよくシュミキア・コープランドと比較されました
けど実華(じつはな)共にモニカの方が圧倒していることは周知の事実。#5.Fierce
Force of Nature
 が放つ抜群のオーラや表題曲#2.Living in the Danger Zone
のセクシーさはかつてのデニス・ラサールを思い出します。#12.Once Lovved
Twice Bitten
は復帰後路線の中でも一際輝きます。 ピアノと歌にゲストの
Kelley Hunt加わるロッキン・ゴスペル調アレンジの#14.Gloy Hallelujah
そのケリーのピアノソロと歌も共に値千金!です。ケリーのピアノ、ホレス・シルヴァー
並にファンキーでもう最高!お馴染みの曲にまた新しい顔が登場しました。

2011 USA Mo Music Records MMRE-9663
5月 大地にそそぐ太陽とそよ風に捧げている感じのこれはまさに天然の人間ソング
Gina Forsyth Promised Land
約束の地(Promised Land)って、その人がもしユダヤ人だったら
迷わずそれはイスラエルのことを意味しているのかと思いますが、
ジーナのようにルイジアナのVatican Vaptisit Churchの看板の前
で「ここよ!」という感じで両手を大きく挙げている人の場合は一体
何を意味しているのでしょうか。人生に迷ったらここに来なさいとい
う感じで自分の一番好きな教会を指しているのでしょうか。う〜ん、
もしどなたかチャンスがあったらジーナに聞いてみて欲しいです。
btw、その#1.Promised Land を始め、前作同様特に地域性を感じ
させない独自の世界観を構築。とはいえバックでそっと鳴る
ケイジャン・アコーディオンが絶妙。タイトルがもろ南部している
#5.Sweet and Sunny Southでさえもアーバンなフォーク・テイスト。
フィドルに持ち替えた#7.Sparrowで初めて従来のケイジャン色に
染まったサウンドに。フィドルの弾き語りも実に絵になってます。
個人的なお気に入りは#4.Christmas in Chinaでこの軽やかさが
何とも言えない魅力です。
2012 USA Waterbug
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
全編にわたり濃厚なハイスピリチュアル・テイスト、ピリ辛ゴスペル・スパイス感が絶妙です
Ruthie Foster Let it Burn

思えば10年前に初めてルーシーのCDを日本に導入したのは当店だった
んだと懐かしくなりました。その数年後に懇意にしていたブルーコーンの
方が不意に居なくなって以降は直接の取引が途絶してしまい、その方が
参加していた同じブルーコーンのバンドも気に入っていたのでそれきり連
絡がとれなくなったのは本当に残念です。そのことはともかく、こうやって
自力で並行輸入してでもルーシーを取り扱いたい気持ちがなくならないの
はやはり彼女の歌がもつ比類のない魅力が最大の動機。10年前に当時
出た02年盤とあと99年盤の2枚から受けた大きな感銘は今もずっと不滅
で、本作は久しぶりにその当時の感動が蘇る素晴らしい仕上がりに
なっています。ゲストのブラインドボーイズ・オブ・アラバマとの相性も
抜群、#6.Loard Remenber Me は今回の共演のためにルーシーが書き
下ろしたと思われるオリジナルで、黒人霊歌だけが持つ一種根源的な
精神性を内包した佳曲です。ピート・シーガー作の#12.If I Had a Hammer
では Work Song の有名なフレーズをサックスがオブリで被せるのも
ユニーク。濃厚なピリ辛感が全編を包むナイスなブラック・ミュージック
で、ラストは小気味よいストレートなゴスペルチューン #13.the Titanic
2011 USA Blue Corn Music
6月 ルイジアナ・ルーツのちょっぴりスワンピーなソフトロックぶりがソーナイス
Beth McKee Next to Nowhere
ここへきて一気に完成度100%を感じさせる仕上がり。
秀逸な自作曲と卓越した歌唱力とが相まっていよいよ
本格派のアーティストとしての存在感がいや増した作。
デビュー作?と思われる作品からずっと同じBWCで追い
かけてきたので当時からのお客様は今の私の新鮮な
驚きと喜びを実感して頂けるものと思います。#7.Tug of
 War
でのパンチ力と #9.Sam Dog's Tail の緩くレイドバ
ックしたほのぼの感、そして#6.River Rushでのキュ−ト
なヴォイスと、そこはかとなくスワンピー&ナチュラル。
この人はきっといつかグラミー賞もGet しそうです。
2011 USA Solo 2 Productions
ファンキー&ソウルフル・テイストに加えて軽快なR&R調でも抜群にチャーミング
Dani Wilde Juice Me Ups
当店的に、ジョアン・ショウ・テイラーと並んで最もお気に入りの
ブルース・ウーマン・ギタリスト&シンガーがこのダニー・ワイルド。
ブルースに対して真摯なギターは言うに及ばずそのパンチ力満点
のヴォーカルがこれまた値千金です。彼女が他の類型女性アーテ
ィストとはっきりと異なっている点は歌に抜群の個性が滲んでいる
こと。軽快なR&Rチューン#3.Let Me Show You ひとつとってもちょ
っぴりリトル・リチャードっぽいコブシに彼女らしさが充満。スモーキ
ー・ロビンソン・チューンの#5.Who's Loving Youでもそこはかとなく
ソウルフルです。個人的なお気に入り曲は弟フィルのハーモニカ
もファンキーな#6.Mississippi Kisses や #11.Juice Me Upで、
ギターが音色的も魅力全開です。歌とギター共に文句なしの
実力派であることを遺憾なく証明したアルバム。まだまだ伸びそう!
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2277
7月 フィンランドのブルース女子、着実に世界を席捲中90分収録のDVDが濃くて凄い
Erja Lyytinen Songs from the Road CD+DVD(2枚組)
エリヤの映像は過去2006年のブルース・キャラヴァンDVDでも堪能する
ことが出来ましたけど、さすが丸々自身のリーダー作としてのDVDだけ
あってこれは隅々まで入魂の一作。次々持ち替えるテレキャスの色とり
どりなカラフルさと相まってエリヤの姿がブルースギターの妖精に見えた
らもう彼女のペース。エリヤの歌声にはスイーツ系のまろやかさがあって、
そこにかぶさるエッジのはっきりしたスライド・ギターがまた絶妙のコント
ラスト〜という形容は06年盤に書いたコメントですがこのDVDでもそれは
見事に当てはまります。本作はDVD全15曲90分と、そこから2曲削った
13曲入りの同内容のCDとのセットという豪華盤。昨今の女子力全開の
小気味よさは世界のブルースシーンでも同様だと感じる会心の一作!
試聴はCDの曲順で#7.Not a Good Girl をどうぞ。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2276
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
カントリーがやっぱり好きになる、土臭いことのカッコよさに溢れた歌で一杯
Truckstop Honeymoon Steamboat in a Cornfield
当店的にはもうすっかりお馴染みの、ケイティとマイクのコンビを
フィーチャーしたサザン・ルーツのほのぼのユニット。今回も微動
だにしない路線で、しかし両者とも担当楽器が増えてさらにマルチ
なパフォーマンスが光ります。吹き込みはカンザスながら全体がと
てもニューオリンズ・テイストに包まれているのが彼らの特徴。個人的
には#4.Goin' Back to Louisianaなんかが最もフィットする音で、バン
ジョーやマンドリンに加えて力強いスーザフォンとの合奏になって
いく流れがたまりません。#7.Cowtown Blues の牧歌的な響きは
現代音楽的な交響詩にも聞こえて歌の部分をホルンやバスクラ
リネットで吹いたオーケストラ・バージョンを無性に聴いてみたくなりました。
2011 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
8月 全編を包むディープなブルース、じわっと釘付けになる魅了で一杯です
Gypsy Elise Bluer than the Blues CD-R
エリスの2011年盤にも書いたコメント〜〜他に類を見ない独特の個性、
大抵は誰かに似た部分があるのに彼女の場合は彼女だけの個性で
完成している。加えてバンドにJohn Lisi を起用したのも妖しいうねりが
そこに発生してマッチングも最高〜〜というのが本作にもそのまま当て
はまります。それに加えて今回は#3.Chairman of the Blues のビッグバ
ンド風のコンボサウンドや#6.Bucket O' Blues でのミッドナイト・テイスト
にも注目。特に#6.でのジャジーなギターソロはジョンリシの新しい顔を
見る気分です。毎回ほぼ全曲がエリスのオリジナルなのも凄いです。
いずれ出るに違いないライヴ盤にも期待大。個人的には#8.Cry for the 
est of Your Life
にちょっぴりシスタ・モニカを感じて妙に嬉しくなります。
2011年盤の「Funky Tribe」でもやってたのと同じ、本作では#5.Dead Man's Bone
で聴けるこの呪文みたいなフレーズは何て歌っているのでしょうね。謎です。
2012 USA Independent
スワンピーなサザンロック街道一直線のヴェリー・ナイス・ペア
Sue Foley & Peter Karp Beyond the
スーとピーターの、サザンロック的な相性の良さは
前作で既に証明済みですが、今回の仕上がりには
さらにスケールアップした印象が大。#1.We're Gonna
 Make it
はこのユニットが既に完成度MAXにある手応
えで、#3.Beyond the Crossroads は今後さらに発展
しそうな方向性を感じます。これなんかイントロ部でオ
ールマンのBrothers & Sisiters を彷彿とします。スワ
ンピーかつ軽やかでまろやかな#8.Blownin'はどちら
かというとピーター色が全開か。個人的には
#2.Analyze'n Blues でのスーが私は大好きです。
2012年輸入盤国内仕様 BSMF-2283
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
9月 例えばアリソン・クラウスがブルースを歌ったらきっとこうなるという雰囲気、
ビリー・ホリディの愛唱曲をドブロで可憐に歌う姿にぞっこん惚れました

Abbie Gardner Hope
主たる活動地はNYとボストンでソロ・アルバムとしてはこれが5年ぶり
三作目になるとのこと。ドブロがもの凄く似合う人で、それでいて全体
がほんわかしているのが大きな特徴。歌の雰囲気はAlison Krauss で、
サウンド的にはRob Ickes を思わせるブルーグラス・ルーツのジャジー・
サウンドです。実力も半端ではなく、こと米ルーツ音楽好きならど真ん中
ストライクだと感じます。アビー自身もビリー・ホリディが大好きとのこと、
#3.Comes Love(ビリーの愛唱歌) はビリーが私もこのアレンジで歌わ
せて♪と一時的に現世に飛び出してきそうな素晴らしい出来映え。
続く#4.I Can't Good for You も個人的なベストトラック。#8.Do It
ジャズマンだった父親の影響もあるのかひねりの効いた小粋なインスト・チューン。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2286
多重構造の建造物に多様な角度からカクテル光線を当てた光の芸術にも似た音楽世界
Myshkin's Ruby Warblers That Diamond lust
本作から一気に音が3D構造になった感が大。劇場空間的音楽というか
例えば複雑な多重構造をした建物に様々な角度から光が当たって出来る
輝きと影のオブジェみたいな曲が凄いです。さらには真っ暗な舞台に銀色の
ロングドレスを身にまとった女性が一人、強烈なスポットライトを浴びてうずく
まっている瞬間から曲が始まる感の#2.Lucky とか。続く#3.Welding & Sawing
ではヴァイオリンのピチカートがやけにアーティスティックで躍動感のあるパーカッ
ションの響きとのブレンド具合がもう最高!全編がとてもドラマチックで、これは
聴く人を選ぶ作品ではあるものの、その完成度と表現力は半端ではない。
じっくりと何度も聴くうち貴方も確実にミシュキンの世界の住人になっているはず。
個人的には#10.That Diamond Lust が絶品中の絶品トラック♪
2012 USA Doublesalt Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10月 これもまた一種の萌え魂!ブルースギターの女子会が今世界的に花盛り♪
Girls with the Guitar 〜 Blues Caravan 2012
CD+DVD 2枚組 \2,800
tax in
Dani Wild / Victria Smith / Samantha Fish
2008年当時のBlues Calavan DVDではギタリストとして非凡な才能に注目していた
ダニー・ワイルドですが、2010年に出た2ndアルバムを境に俄然シンガーとしての
彼女に萌えてしまいました。改めてその08年の映像と本作の映像とを見比べてみま
したけど彼女自身如何にこの数年で存在感を増したかがよく判ります。今回はCDと
DVDがカップリングになったセットで出たことが大変嬉しく、特にダニーのシュアーな
パフォーマンスはサマンサと交互にソロを弾くシーンで圧倒的に差が出ます。一方で
ビジュアル的にはサマンサ・フィッシュのインパクトが特筆、ベースのヴィクトリアと
並んでワクワクする存在です。アイドル的な要素の強い人はDVDで実際有利。とも
かくヨーロッパ盤のブルースDVDは大抵の場合あとで入手困難になることが多い
ので是非買えるうちに買っておいて下さいと願っています。試聴はCDの方の
#2.Don't Go Making Me Cry、一発でダニーと判るコブシの効いた歌がもう最高!
と、パンチ力では負けてないサマンサ・フィッシュの#11.Runaway をどうぞ。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF-2304
よりソウル色を増しつつ、確実に成長しているのが判るナイスなアルバム
Sharrie Williams Out of the Dark
古巣のCrossCutを離れてElectro-Fiに移っての第一弾、ぐっと渋くなり
始めた前作での路線の延長線上にある音で、冒頭 #1.Can't Nobody
象徴するようにサウンド自体も当初のロッキン・ブルースからソウル色の
方が濃厚になってきているのを感じます。今回もやはりシャーリーが全曲
を書いていることからこの変化自体も彼女が望んでのことかと思います。
表題曲#3.Out of My Soul に感じる声の質感は今までに無い滑らかさを
より感じ、ストレートなブルースでもソウルフィーリングが満点。#14.R.I.P.
はオヤジ世代には70年代によく聴いたジャニス・ジョップリンっぽいテイス
トも感じてちょっぴり嬉しくなる瞬間です。

2011 Electro-Fi
11月 ジェニヴァ・マグニス
低重心かつプチ・ヘヴィな迫力、地味ながらも爆裂級に総ナイスな仕上がり♪
Janiva Magness Stronger for It
まるで全身これフルバージョン・アップしたかのような迫力の、
そして劇的な変化を遂げた08年からまた数段のスケールアップ。
アルバム全編濃厚なノリで迫る姿にゾクゾクッとくること間違い無し。
#3.Make It Rain のハードなタッチと #8.I Don't Want To Do Wrong
のソウルフルな味わいにジェニヴァらしいコントラストを感じつつ、
#7.You Got What You Wanted 辺りが私には最もジェニヴァらしく
思える瞬間です。そろそろライヴ盤が、出来ればCD+DVDで出る
とファンに非常に嬉しいプレゼントになりそうで期待しています。
2012 USA Alligator ALCD-4946
デビー・デイヴィス
全曲総ナイスな仕上がり、41でデビューしたデビーにはきっと20年後の今が40歳の気分に違いない
Debbie Davies After The Fall
今回はNYのM.C.Records からアルバムを放ったデビー・デイヴィス。このレーベル
とは私も06年から翌年にかけて数回の取引があったので思わず懐かしくなりました。
オーナーのMark Carpentieri氏の名前を付けたこのMCからは過去 Marie Knight
クラブタイトルでお届けしたことがありますが、取り扱いアーティストのセンスの良さに
は一貫して定評があります。最近はずっとBSMFが同社の新譜を国内供給しているの
で安心していられるのが嬉しい要素。デビーもデビューから早20年、現在61歳の大ベ
テランですが本作は派手さはないものの繰り返し聴けば聴くほど耳に馴染んでくる
仕上がり。#4.Done Sold Everything や#6.All of My ForgivenessでのJ.G.ワトソンにも
通じるフレージング・テイストにデビーがギター少女だった頃の顔が見えてくるようで
何というか全然他人という気がしない、戦友のような情感を覚える瞬間。
それにしても最近は多方面で女性の活躍が圧倒的に目立ちますよね。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2298
12月 対象クラブ会員様限定商品
デビュー作から追っかけている人には成長の跡がくっきりと耳に残るシックな盤
Mia Borders Wherever There Is
作品毎に確実にステップアップしているのが判るミア・ボーダーズの
早くもこれが渾身のサード・アルバム。デビュー時は所々でまだ青か
ったグリーンな印象から、いよいよ大人のサウンドになってきたと言え
ます。当店のお客様には、人は最初から完成している必要はなくその
瞬間・瞬間でハッとさせてくれたらそれで充分という聞き方をされてい
る方も少なくなく、同じ人を追っていく中でハッとする部分が拡大して
いくのは余計に嬉しい瞬間です。最近ではジョン・リシの成長ぶりが
圧倒的ですが、このMiaも恐らく確実にそのレベルに達するものと
期待しています。tbにCraig Kleinが参加している#3.Funk You Up
の心地よいファンク・チューンと#6.Never Goin' Back to Nashvilleでの
アーティスティックな展開が特に私はお気に入りに。ドラムとベースと
サックスが曲にばっちりフィットする中、チェロの絡みがツボに命中します。
ギターにMiaと並んで日本人名前のギタリストがクレジットされているのも注目。
2012 USA Blaxican Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
不思議そして絶妙、ザディコを意識させない作りで Killing Me Softly なザディコを展開♪
Rosie Ledet and the Playboys Slap Your Mama
前作、ロージー初の英国JSP盤でその際だってソフトなタッチに魅了された
日から僅か一年で早くも新作の登場です。元々コンスタントに作品を発表
する人だっただけに今はJSPの水が凄く合っているのかも。事実本作では
ザディコ盤ではまだ味わったことがない、マシュマロみたいな柔らかさとまろ
やかさ
に包まれるそんなふんわり感覚が最大の特徴です。私はこれに心底
魅了されました。と言ってもまた同時に歯応えもパンチ力も充分なのがさすが
ロージーで、#2.Slap Your Mama や#8.Vampireでその辺り判って頂けると
思います。ノリノリのベースはもちろん前作に引き続き盟友Chuck Bushの
演奏で、過去を通じてロージーとの相性は最高だと感じています。
あとギターとシンセ担当のアンドレ・ニザリ(Andre' Nizzari)のセンスも抜群、
#8でも#9.Sundownでも独特のニュアンスをしたオブリガードを挿入して曲に
小気味よい雰囲気を醸し出しています。

2012 UK JSP-8843  
★★★★★
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

※上記試聴音はCDをSound It!というソフトでリッピングしたものをmp3ファイルに変換して
    載せているのですが、そうすると希に「腸内リセットCD」という意味不明のテキストが
    メディアプレーヤー等で再生したときに表示されることがあります。今回は#2でその
    現象が現れますが、いまだこの原因が判っていません。CDのメーカーを問わず希に
    起きる現象です。




BluesWomenClub
過去
2011年の頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 ぐっと渋くオトナ・テイストになったララの、実に明快なる変貌を遂げた意欲作!
Lara Price Everything
前作まであったはっきりとしたブルース・ロック路線がやや遠のいて、今回は
シンガーとしての成熟度をぐっとレベルアップした感じが特徴です。そのスケー
ル感は早くも冒頭 "Everything"で存分に発揮、低重心のグルーヴ感が明快
に以前とは何かが違っていることを物語っています。続く"One More Day のソ
ウルフィーリングも特筆、ヴォイス・コントロールもより繊細に。加えてレノン=マ
ッカートニー・チューン"Yesterday"を小気味よいテンポに乗せて歌う姿は完璧
にソロ・シンガーのそれ。二枚看板だったチャベスのギターとはもう共演はない
のか、ともかくララが目指すこの飛躍が新たな個性になった感は大きいです。
2010 USA Independent
ロードアイランドから登場、ハジケまくりの超美形クール・ブルース・キャット
Lois Greco Takin' Hold of Your Heart
文句なしのパンチ力満点!ハード系ロッキン・ブルース。しかもこの
クールキャットっぽいルックスがまた最高、ステージで見たらきっと
魂を抜かれそうです。クレジットを見るとロイス以外に3人のギタリスト
が何曲かずつ分かれて参加していて、ソロはゲスト達によるものかも
知れませんが、しかし総合的な仕上がりがとにかくOK牧場です。#4.
Takin' Hold of Your Heart での切れ味、#9.Damn Your Eyes のソウ
ルフル・テイスト、さらに#10.Let Me Love Youでの腰の入った軽快
さ等、バラードも含めて全体に隙のない構成も印象的。大変な秀作!
2010 USA Pantha Gorl Records
2月 前作を凌ぐフレッシュな魅力、これがダニーの代表作になりそうなそんな予感
Dani Wild Shine
良く出来たアルバムは一曲目で確実に聴く者のハートを射貫くもの。
本作もまたダニーには意外なアコースティックなサウンドでの幕開け
にも関わらず冒頭でその魅力はMAX状態。以降いつものエレキ・サウ
ンドにおいてもよりシンガー度を増した作りが印象的です。ストーンズの
カバー#3.Miss Youでは弟ウィルのハーモニカが真っ正面からオリジナ
ルのシュガー・ブルーに挑戦、う〜ん若いっていいなぁ、と感じる瞬間。
全曲が濃密にグリーンフルな香り、いわば新緑の「気」に満ちたブル
ース・アルバム。耳も心も一気に少年時代の感覚に戻る感じが凄い。
#8.Abandoned Childのイントロや中間部のソロにギタリスト・ダニーの
素顔を見る思い。スロー・ブルースのこのナチュラル・テイストが絶品!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2191
いつものエタに加えてエレキとバンジョーもミックスという魅所満載作品
Etta Baker with Taj Mahal
新譜ではないのですが、こんな凄い盤が出ていたの!という新鮮な
驚きと共に遅ればせながらの導入です。全曲音を載せたいくらい半端
ではない魅力を発散するこのアルバムは、1980年代〜90年代にかけ
て録音された楽曲で構成されています。まずはいつものエタがここに
居るという#2.Crow Janeとエレキを弾いている!#4.Madison Street Blues
エレキでもお得意のトゥー・フィンガー弾きに聞こえますが実際はどうなん
でしょうね。さらにコロコロしたバンジョーの可愛い音が心を擽る#6.Cripple 
Creek
と、必殺の木訥スライドが光る#18.John Henryと、作品構成自体も
秀逸。これは文句なしブルースファンのみならず趣味の良い音楽ファン
すべてにとっての必聴盤だと言える作品。生涯の宝ものになり得ます。
USA Music Maker 
3月 黒人ではケイティ、白人ではマーシャ、そんな彼女達に続く人が目立っていない
ピアノ・ブルース・ウーマンの世界に有望なベテラン新人が登場しました

Eden Brent Ain't Got No Trouble
今世紀に入って最も人口が増加した「女子シーン」にはギター女子と
カメラ女子があると誰かが言ったとか言わないとか。一方で一向に増え
ていない気がするのがマーシャやケイティ以降の世代のピアノ・ブルース・
ウーマン。そんな中このイーデンは地元ミシシッピのみならず、ここ日本
でもネットの辺境でショップを展開しているオヤジを熱くさせています(笑)。
84年からクラブギグを開始、アルバムも自主制作を含めて過去に2作品
あるとのこと。#1.Someone to Love でのマーシャっぽい路線が印象的
な中、#4.Later than You think のレトロっぽさも個性に感じます。加えて
バラードもブギーもOKと、さすがロードで鍛えた人らしい展開です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2192
メロウ+ファンキー、ロックの肩越しにファンクが見える感が特徴です
Mia Borders Magnolia Blue
バズ・バンドとしても評価の高い、今注目のニューオリンズ新鋭
SSWです。一時期シーンを席巻したオルタナ・カントリーという
言葉を思い出すタイプの曲 #3.These Roads や#10.13Minutes
と、そんなロックぽいテイストの肩越しにファンク・スピリットもちら
ほらする#7.Try Me On や#12.U I Adore といった曲とが半々の
割合。地元NOでは最もホットなバズ・バンドとしてファンクを基調
に既にライヴシーンで橋頭堡を築いた、まさにそんな瞬間だと思
います。私は#3.が最も彼女らしい気がしますがご本人は如何に。
2010 USA Blaxican Records
4月 ギターに加えてバレルハウスっぽいピアノも抜群の、プチ・レトロなライヴ盤
Candye Kane Burlesque Swing
2000年盤と03年盤の連続大ブレイクが今も記憶に鮮やか
なキャンディの、今回はゲスト無し、自身のバンドとだけで
作ったプチ・レトロ・テイストをしたライヴ盤。2000年盤の頃
の彼女に戻った感もある作りで、本質的にはシンガーとして
のキャンディの魅力だけで充分にホットかつハッピーなアル
バムになることを改めて証明しています。ブルーベリー・ヒル
っぽいリフがチャーミングな#7.Press My Buttons や ブギ
ーが天然で似合う#12.Boogie Woogie Country Girl等、
小さなハコで収録したらしい高密度感と併せてSo Nice!
2010 USA Independent
一番若いサマンサ・フィッシュ21才、タメとツッコミがオッサン臭くて泣けます
Girls with Guitars  Dani Wile,Casie Taylor Samantha Fish
キャシー・テイラーのみベースギター・ウーマンですが、この三人が実は2011年度の
ドイツRUFレコード主催ブルース・キャラバンに選出されたという組み合わせ。本作は
そのツアーに合わせて登場した鳴り物入りの企画盤。全欧を弾き倒しながらこのCD
も売りまくるという、まさにブルース・ギター女子の大旋風がヨーロッパ大陸を吹き抜
けるという次第。う〜ん、あっちと日本が地続きだったら何日かけてでも大陸横断鉄道
に乗って観に行くところです。btw、walkmanにダニーを入れてある身としは完璧に
耳馴染んだ声と初めて聞く声がぽんぽん飛び出す感じがなんともフレッシュ。マイ
ク・ジト制作故にジト大好きな私としては二重に馴染んだ感覚が音作りの背景に
あって、これは何とも凄く身近に感じるアルバムとなりました。きっと皆様も
同感ではないでしょうか。ダニーの#3.Mr.Loving Man とサマンサの
#10.Move Onと、ベースのキャシーは#6.Get Back。ちなみにダニ
ーが大好きな私は#11.Are You Ready が最もお気に入りに。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2209
5月 レーベルは違うけどNoCoverのマイク・ボウラン氏も関わった、ファン注目作
Sweet Claudette That Man's Got to Go Live in the Studio
こちらはブルースカンクというレーベルから出た作品ながらも録音は
全曲NoCoverのボウラン氏が地元ミシガンのスタジオで行ったもの。
路線的にも同じサウンド指向で、プチファンキーな中にちょっぴりのス
イング感を伴う歌いっぷり。#3.That Man's Got to Goと#9.Ain't Nobady's
Bizness
のそれぞれでソロを取るtpとsaxにかなりシビレますが、正攻法
でブルースに正面アプローチするところ、ボウラン氏がスイートC.を秘蔵
っ子とする由かと感じます。ラスト#10.Meet Meはその場末ブルース
バー感覚が如何にも、それこそが彼女の個性と思える瞬間です。
2011 USA Independent
シンガーとしてアクターとして東部注目のブルース・ロッカー、パンチ力は満点!
Dana Fuchs Love to Beg
活動地はニューヨークなのに耳に届くそのサウンドは
紛れもない南部の荒くれロッキン・ブルース。実際#2
Nothing What I Cry For は天然物のサザンロックその
まんま、続く#3.Golden Eyesも然りでオースチンの街外
れをフォードのピックアップ・トラックで疾走する感じ。そん
な埃っぽさも含めてこれはその美形に似合わないワイル
ドさにシビレます。オフブロードウェイのミュージカルでジャ
ニス役で活躍したとのこと、道理で時々J.ジョップリン
そっくのヴォイスになる由。そのジャニスのカバーソング
がない点に逆にダナの骨っぽさを感じます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF2215
6月 華も実もパワーもある、剣をギターに替えたロッキン・ブルース女子戦士の風情
Ana Popovic Band An Evening at Trasimeno Lake DVD
カッチリとまとまった剛質のブルースロック・サウンドと、見事に隙もムダも
無いバックバンドとのコンビネーション。これは文句なし一線級のギターブ
ルース・エンターテインメント!です。フィーリング抜群のバッキング・ヴォー
カルとヴィヴィッドなホーン隊が後ろに居るだけで耳にも目にもとってもゴー
ジャス。アナはギターだけでなく歌も上手いのでショーアップされた映像で見
るその説得力は二乗倍の効果有り。シーンに居並ぶ沢山のブルース女子
の中でも群を抜いた実力と存在感を放っていること実感します。唯一、スロ
ーブルースだけは苦手かもって弾き方を時々しますけど、誰にでもひとつく
らい弱点はありますよね。当店的にはジョアン・ショウ・テイラーとダニー・ワ
イルドとこのアナ・ポポヴィッチの三人が近未来のブルース女子シーンの
クイーンになっている予感がしてほんとに楽しみな人。
2011 輸入盤国内仕様(Ana Popovic Music) BSMF BSDV-3015
アンニュイな歌と切れの良いブレード系ギターのコントラストが妙味
Samantha Fish
Runaway
サマンサの個性的な部分のひとつはまず各曲でのアレンジがとても非凡
という点。これは制作に当たったマイク・ジトのキャラクターなのか、それと
も元々のサマンサの持ち味なのか前作に当たる合作集"Girls with Guitar"
の制作もマイク・ジトだった故にまだその辺りをフィルターで漉す作業は出来
ないでいますが、それはおいてもやはりこの非凡さは強みです。#4.Money
to Burn
は特徴的なベースラインに加えて中盤からの盛り上がりがメイクド
ラマで印象深い。#6.Otherside of the Bootle ではチャーミングなイントロ
がそのままリフとして曲を牽引、これにジトの歌を乗せるとそのままジトの
曲になる気もしたりする一方、中間部のギターソロのあとに出る後半の
ヴォーカルにはサマンサの秘めたる歌の上手さも感じて嬉しい瞬間。
グリーンなアンニュイさ漂う#10.Feelin' Alright も見逃せない一曲。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2223
7月 アリゲーター移籍後早くも10周年、ラウンダー時代も含めてスタンスが変わらないことの凄さ
Marcia Ball Roadside Attractions
マーシャのこの作品を聴く直前、トレイシー・ネルソンの最新作にゲスト
参加しているマーシャを聴いて、ジミー・リード・チューンのカバーでも独特
のうねりを醸し出しているのに改めてぞっこん。譜面には決して書き表す
ことの出来ないクォンタイズ感とドライヴ感においてマーシャは天下一品
のノリ。80年代には毎年当たり前のようにNHK-BSがここ日本でも連日
特番放映していた頃のニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェス映像で
観たマーシャのゴキゲンなステージは今もしっかりと脳裏に焼き付いてい
ます。#4.We Feel Hard や#12.the Party's Still Going Onはまさに看板
演奏。一方ストレートなスロー・ブルース#11.Mule Headed Man では
年輪を経たスモークド・ヴォイスがより真価を発揮している感じがします。
2011 USA Alligator ALCD-4942
何時か作りたかったというブルース、R&B、ゴスペルだらけの黒人音楽アルバム
Tracy Nelson Victim of the Blues
本作のこのコメントを書く今この瞬間まで、彼女がボビー・チャールズと
別れていたことを知りませんでした。とはいえ昨年のボビーの他界が何
らかの作用を彼女にもたらしたであろうことはつい想像してしまいます。
時は1960年代、まさにブルームフィールド達がフィルモア・ウェストでぶい
ぶい言わしてた頃から彼女もまた何時かは純黒人音楽のアルバムを出し
たかったそう。そこから半世紀を経て今それが実現したのも、きっと人間
生きているうちにやりたいことはやっておかないと、と思ったのかも知れま
せん。その反面、決して古典に執着はせず#2.Load a Hot といった最近の
ブルース作品もカバーする辺りやはり彼女は今も進行形のブルース娘
であることを実感。盟友とも言えるマーシャ・ボール参加の#3.Shoot
My Baby
は個人的に本作で最もお気に入りになったジミー・リード・
チューン。かつてマーカス・ミラーやD.サンボーン達と共演したTV番組
で抜群のゴスペル・フィーリングを全開していたトレイシーがここに居る
と感じたのがラスト、ジョン・コーワンとのデュエットで歌う#11.Without
Love
。このヘヴィさは格別、如何にものしめくくりにふさわしい曲です。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2222
8月 サザンソウル・ファン永遠のお宝、初出12曲を含む珠玉のフェーム録音全48曲のもの凄盤
Candi Staton Evidence the Complete Fame Recoreds Masters 2CD
超シビれる極上ヴィンテージ・ソウル・クイーン、キャンディ・ステイトンのこれは
歴史に残る大発掘的 もの凄盤! 個人的には特にDisc2の#14.Something's
Burning
から#16.Love Chain のエリアがこの盤でのホットスポットになりました。
歌ものを聴くときって、私の場合はもし自分がバンド or カラオケで歌うならどの
曲にするかななんていう視点でお気に入りが決まることもあるのですが、本作
ではまさにその2曲。片手タンバリンで汗だくになって歌うとき、きっと至福の境
地に居る感じ。btw、カントリーの大ヒット曲 Stand by Your Man(Disc1.#14)
のカバーが同曲での最高のお気に入りになったのも特筆、迷わず愛用のウォ
ークマンに放りこみました。とにかくこれはもってなあかん凄い盤!
2011 UK ACE CDKEN2 353
カレッジ系のサウンドがアングラっぽくてチャーミング
ちょっぴりのブラジリアン・テイストも有りが印象的です

Lake Street Dive S/T
そのまんまでカレッジ・チャートNo.1に輝きそうな音で一杯の作。
ボストンの音楽院で出会った若者4人で構成、ポップジャズとアン
グラ・カルチャーのブレンド具合が何より最高のグループですが、
ヴォーカルのレイチェルは17歳の時にジャズ・シンガーとしてデビ
ュー、ウッドベースのブリジットと共にもっか美女ジャズ・シーン
注目のアーティストです。#5.I Don't Really SeeYou Anymore
といった東海岸っぽさと#9.Neighbor Song のような南米っぽさが
同居する中、#1.Hello? Goodbye が彼らのアイコン的トラックに
なっている感も。今後の方向性が無限大にある感触です。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF-6004
9月 祝♪ 2011年8月に国内盤仕様にてリリースが決定
Laurie Morvan Band Breathe Deep
本作は当店が仕入れたあとにBSMFが国内盤仕様で出すことになったこと
を知りました。コストをかけて少量の輸入盤を入れたあとにそれより価格の
安い国内盤が出るのは当店的には苦しくなるのですが、そういうこと以上
に初めて当店が国内に導入したアーティストがもっと規模の大きい市場に
出ることは間違いなく本人にも沢山の音楽ファンにも好いことです。何より
当店のやっていることが間違っていないことの証明です(笑)。それはとも
かく#3.Mojo Mama や #6.I've Had Enough #11.Long Time 'til I'm Gone
食いつきの良いイントロが印象に残る人、ステージで観ればもっと迫力が
あるのだと思います。ブルースギターの女子会、レーベルを超えて
あるといいのいなぁ。ライヴ映像で観てみたい人が一杯居ます。
2011 USA Screaming Lizard
少し硬質なタッチに変化したのと今再びのプチ・ビリー・テイストも有り
Linnzi Zaorski Naughty Sweetie
07年盤でも感じたビリー・ホリディっぽさが再びちょっぴり
戻ってきた感 #10.Lover Come Back To Me と、それをレト
ロサウンドに乗っけるリンジーのキュートなセンスが光ります。
従来路線では#2.Blue Skiesのアンサンブルに今までに無い
ビジーさを感じて新鮮。#7.Better Off Dead や #9.Wrap Your
Troubles In Dreams
辺りが恐らく今最もリンジー自身が好んで
いる自分かと思いつつ、ヴァイオリンとギターのダブルMattの
活躍がいつもながら本作でも素晴らしいと感じます。
2011 USA Independent
10月 未完ながら発展中の一コマとして愛情を持って受け止めたい1枚
Vivian Vance Kelly Rock My Soul
5年ぶりに聴くヴィヴィアンの歌。時々音程があやしくなる
姿がそのままなのでこれは聴く人を選んでしまうかも知れ
ませんが、ヴィヴィアンはこのまんまで好いという方もある
のが強い。#2.Love Of Mineは私は菊田俊介with J.W.のが
いつもベストチューンですが、こちらはB級丸出しパフォーマ
ンスが逆に新鮮でチャームポイントに。続く#3.Love & Happiness
も自分のテイストにして歌っていてかなりゴ・キ・ゲ・ン。でも
#4.Don't Hurt No Moreになると歌唱力不足が…、もうちょ
っとあんじょうなってから来なはれという声も出そう。
#6.Clean Up Womanと比べると歌い込みの差が歴然。
もうあと一歩だ、頑張れヴィヴィアン。
2011 USA Feeling Good Records
ブルースギターの女戦士、遂に鎧を脱ぎ去り裸身で勝負!の構図か
Ana Popovic Band Unconditional
#5.Slideshowdedeは一瞬モーターシティ・ジョッシュを想い出すくらい
抜群にエネルギッシュなサザン系スライド・ブルースで、これはゲスト
のサニーランドレスか? 解説付きの本盤は開封せず、盤だけのテス
ト盤を聴いて耳で判断していますので断言はしませんが。次にさらに
驚きは#8.Work Song でのアーバンなファンキーさ。今回ジョン・ポータ
ーのプロデュースによるニューオリンズ録音ということで、そのポーター
と一緒に仕事をしたことのあるジョン・クレアリー他もゲスト陣に名を
連ねアナ自身相当気合いが入ったに違いありません。#10.VooDoo
Woman
が本アルバムでのアナの勝負チューンかと思う一方、
個人的には#12.Soulful Dressにぞっこん。この#12.は今世紀
の進行形ブルース最大の名演名唱といっても過言ではない。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF-2236
11月 若い人の成長はほんとに早い、僅か1年で見せる格段のスケールアップ
Mia Borders Southern Fried Soul
前作"Magnolia Blue"でニューオリンズ・サウンドの新人コレク
ターのお客様から絶賛のお言葉を頂戴したミア・ボーダーズが、
格段のスケールアップを果たして早くも2ndアルバムを放ってき
ました。#5.Sustenance の独特のヴォイシングに大きな成長を
見るほか、今回はうち6曲をアコースティック・アレンジにしたトラ
ックも収録、同じ曲で2色のテイストを楽しめるのもお薦めです。
ここでは Souhld I Have Kissed You のエレキ編 #8.とアコ編
#15. を是非。今後まだまだ飛躍しそうで楽しみな人。
2011 USA Blaxican Records
ジプシーの渋い歌にひたすら魅了される極上ブラック・ミュージック
Gypsy Elise & the Royal Blues Watermelon
こんなに渋い女性を知らなかったとは!既に00年と10年にも
リリースがあるジプシー・エリスのこれは2011年発売の三作目。
ギターがJohn Lisi なのもニューオリンズ・サウンド・ファンの目を
引きそうで、実際#8.Deliver Me なんか聴くとソロとカッティング共
に独特のジョン・リシ節に魅了されてしまいます。#1.Don't Touch
that Kity Cat
の軽やかさもゴキゲン。エリスは多分自身生粋の
ジプシーなのを誇りに生きてきた人なのかも。ラスト#9.Lonely
Gypsy
は自然とエリスの様子を想像してしまう歌です。
2011 USA Independent  
12月 低重心でぐっと渋く仕上げた永遠のヤングレディ、マリア・マルダー会心の作!
Maria Maldaur Steady Love
マリア・マルダーを聴くと必ず思い出す楽しい記憶があります。それは
時は多分1975年頃、勤務していたショップの同僚がモントルー・ジャズ
フェストに当時発売になったばかりのソニーの新型カセット・デンスケを担い
で観に行った、そのみやげに貰った沢山のフェスト私家録音のカセット群の
中にあったマリア・マルダーのステージのなんと生々しかったことか。マニ
アっぽく  ※バイノーラル録音 されたステージはマリアを呼び出す場内アナ
ウンスの段階からもの凄い肉薄感。まさに心臓ばくばくの超リアルな音に
当時ソニーのオーディオ技術は世界の先端を行ってると実感しつつ
毎日毎日朝までヘッドフォンでモントルーのテープを聴きまくったもの
でした。本作はそのとき聴いたマリアの弩級のリアル感を伴っていて
一瞬で時が40年近く巻き戻った気分がします。#3.Soulful Dress
#7.As An Eagle なんか特にセクシーで凄ッ!な曲。

※バイノーラル録音〜小型のステレオ・マイクを左右の耳にかけて録音、
   それをヘッドフォンで聴くと疑似4ch/3D録音に聞こえた。

2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2240
地元の人気が全米デビューに押し上げた感のフレッシュなシンガー
Sena Ehrhart Band Leave the Light On
ブルース女子戦士満艦飾の感もある2011年ですが
彼女のこのデビュー作はBlind Pig 原盤なのに注目。
ブルースファンにはすっかりお馴染みの老舗レーベ
ルだけあってカッチリとまとまった音作りが特筆です。
ドライ気味のバックの低重心ブルース・ギターはシー
ナ父とのこと、ミネソタを中心に米大陸北西部で主に
活動中。#7.Last Chance等、ソウルフルかつブルー
ジーなオリジナル曲で構成しています。
2011 USA 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2245 







BluesWomenClub
過去
2010年の頒布タイトル一覧

2010年 1枚会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品も併せてお届けします
1月 待ってました!の極上パワフル&ソウルフル・ロッキン・ブルース・ウーマン
Shaun Murphy Livin' the Blues
冒頭一発目 #1.Ocean of Tears を聴いた瞬間、かつてロキシー
・ペリーでぶっ飛ばされたときの爽快感が蘇ってきました。元リトル
フィート在籍のこの人もまた沢山の人を魅了するに充分な実力を
持ったシンガーで、メリハリあるストレートなバンドとの相性も抜群
です。アン・ピーブルズやココ・テイラーといった女王組の愛唱歌#6.
Come to Mama
でも全然負けていないところが凄い。フィーリングが
とにかく黒く、ラスト、ジョン・ハイアット・チューン#13.It Feels Like Rain
でのソウルフルな味わいも注目です。この人はずっと追います!
2009 USA Vision Wall Records
ミシシッピーに生まれながらも彼女が目指したのはシカゴの街だった
Johnie B. Sanders feat.Iretta Let's Party Right!
勢力図的には白人系のブルースウーマンが半分以上になりがちな
BWC(BluesWomenClub)の中で、黒人のストレートなブルースを出
来るだけ聴きたいというご要望を受けて探したのがこのアイレッタで
す。アルバム的にはギタリストのJ.B.サンダースが主役ながらも、耳
にはアイレッタのアルバムとして響くことと思います。典型的なモダン・
シカゴブルース・スタイルのアイレッタ、現状特に日本ではレア度で
女王級かと思いつつ渡米の際にシカゴで生を見たといった方はきっと
ありそう。全体的にやや単調な展開ながら#6.Moaning at Midnight
等、ブルースが普通にそこにある感じがいいなと思います。

2009 USA Independent
2月 いつものルーシーが帰ってきた、やっぱりこの方が彼女らしいです
Ruthie Foster the Truth

前作07年盤で突然のブラコン・レディに変身したルーシーですが
ここでまたデビュー当時からの一貫性のある音に戻っています。
根っこにスピリチュアルな成分があるフォーキーでブルージーで
ゴスペル・ライクな歌。思うに彼女はやはりソウル寄りのブラコン
・スタイルよりかは、素朴なテイストのまんまを活かした方が圧倒
的に彼女らしい気がします。今回は99年盤と02年盤をミックスし
た上で、そこにストレート・ブルースとファンク・ブルースをそれぞ
れ加えてあります。個人的なお気に入りは#8.Dues Paid in Full
と #9.Joy on the Other Side、共に独特のコブシが好いです。
2009 国内盤 Buffalo BUF-142
未完成の部分が多々ある一方で、頑張れと熱援したくなる要素有り
Contessa Black Sick Woman
ファンキーなロッキン・ブルースとスウィンギーなジャズ・
チューンとの対比が面白い構成です。実力的にはご本
人に怒られるのを覚悟して書きますと、文句なしの美人
シンガーなのでわしゃこれでOKだぞというファンが多く
ありそうな一方、もうちょっと修行してくれという方もい
そうな仕上がり。曲の雰囲気最高の#2.It's About Time
はクラブで聴いたらきっと酒が二倍は美味くなりそう。
#9.Head Trouble Blues はパンチ力とメリハリがもう
ちょいあればぐっと印象が変わると思います。
2009 USA Independent
3月 ニーナ・シモンとジャニスをカバーしている辺りにママリーのルーツが垣間見え
Mamalee Rose & Friends S/T
こういった作品との遭遇がまさにレア盤探索の楽しみのひとつです。
制作はニューヨークで歌にゴスペルの成分が感じられるのが特徴、
パワフルなだけでなく全体に艶があるのが強力な武器です。一方
自分でも意外だったのは、この中で最も黒人音楽的なものから遠
いサウンドをした#2.Tell You That I Love You が最大のお気に入
りになったこと。ラストのシャッフルもユニークな作りで印象深いです
が、60〜70'sのロックにハマった者としてはジャニス・ジョップリンの
あの名曲#8.Mercedeas Benzをパーカッションだけをバックに仲間
達と歌っている姿に久しぶりに戦友に会った気分がします。
2009 USA Independent
アレンジの荒っぽさが意外とクセになるソフトなガールズ・ロック
Micaela Kingslight Still
エレキを持ってすっくと立っている姿とは裏腹に中身は
ちょっぴりソフトな70年代SSW風ガールズ・ロック。それが
最も彼女らしい曲ではないかと感じた#4.Aurora と #5.Juniper
Berry Air
と、共にキャロル・キングやローラ・ニーロの時代の
気分です。一方余分な一言的な印象として、作りにアマチュア
くさい部分、例えばその#5.の右chから聞こえるざらついたリズ
ム・ギターはその音量が彼女のフェザータッチの歌とはバラン
スを欠いている気もしますが、そこがまたいいのかななん
ちゃって。何とも言えないアンバランスな魅力を感じます。
2009 USA Independent
4月 60年代のカリフォルニアからずっと繋がっている、柔らかな西海岸フォークのテイスト
Jade Jackson S/T
歌の持つ清楚さとたおやかな響きが特に際立っていて、スタイル的にも
ブルースとは無縁なのですが何故か余韻の部分に淡くブルースを感じる
この不思議。何年も前に取引をしたことがあるテキサスのブルーコーン・レ
ーベルで見つけたフォーキーな作品群からも同じ印象を受けたことがあり
ますが、こちらはカリフォルニアはサンタ・マルゲリータのスタジオで録音さ
れた盤。乾いた大地ではなく陽光降り注ぐヨットハーバー付近が似合いそ
うなのはそのせいか。地産典型と感じるのは#10.Temted 辺りの歌で、
一方#6.I Don't Need Your Love や#8.SaveMe a Little Place in Heaven
といったつま弾きスタイルが最も彼女らしい気もする瞬間。
2009 USA Independent
シンガーの実力に加えて堅実派のブルースギターがベスト・マッチング
Red Hot Blues Sisters Red on Blue
2004年に結成されたシアトルの実力派ブルース・バンド。
破壊力満点のシンガー、スーズと Gibson ES-345(多分)
をオヤジ顔負け、超渋に弾きこなすテリー・アンの女性二
人がフロント。#4.One More Heartacheにおけるスーズの
本格的なR&Bテイスト、スロー・ブルースやバラード・チュ
ーンでも光っています。ブギーの#7.Bring It on Home
でのたたみかける感じの歌も突っ込み系が意外と得意
な感じ、これは生で観たら二倍はコーフンしそうです。
沢山の賞の受賞歴が頷けるこれは2ndアルバム。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2152
5月 ジョニー・スケッチ・バンドをバックに本格派シンガーのシーン再浮上盤!
Jenn Howard Up to Night
かつての彼女のバンド Project Nimの解散以来10年ぶりの復活。
しかもバックバンド全員がまんまJohnny Sketch and Dirty Notes
の面々で、ヴァイオリンのハリーもジョニスケ初期のメンバーという、
まさにクセ物好きのニューオリンズ・ファンは目もお脳も大充血して
しまうくらいの超レア・ハードロック盤です。十年前のジェンを私は知ら
ないのでそこはスルーしますが、この作品で聴く彼女のかっちりとまと
まった濃い輪郭をした歌は文句なし完璧にバンドを従えている風情。
#4.Back to Brooklynでの低重心のドライヴ感、その対極にある#6
.I Feel Down での暗鬱な倦怠感にも個性が際立つ感じです。
2009 USA Bathtub Music
カリフォルニアから羽ばたく気合いの美形ブルース・ウーマン・ギタリスト
Laurie Morvan Band Fire It Up!
2007年の国内初導入時にBWC(BluesWomenClub)会員様から絶賛を浴びた
ローリー・モーヴァンが何と2010年のインターナショナル・ブルース・チャレンジ
でベスト・セルフ・プロデュース・アルバム賞を受賞!タイムリーなことに今後は
BSMFが日本でのリリースを行うことになりました。BSMFの場合は現地オリジナ
ル盤に帯と解説を付けた国内盤仕様で出してくれますので当店も今回からBS
MF盤を販売致します。それはともかく、アルバム・アーティストとしてもまさに佳境
に入ってきた模様、例えば#6.Living in a Mans World といったシカゴ・スタイル
のミディアム・スローでのシンプルさは余裕の現れとみます。一方で#12.Cafe'
Boogaloo
の切れ味と間合いはこの人の個性がよく出ていて大変好い曲。
確実にステップアップしていく予感有りで、今後をさらに注目していきたい人!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2164
6月 ニューオリンズの学生クワイヤから初のCDデビューを果たした期待のホープ
Danielle Wilson Reflections of Mahalia
ピアノ伴奏とバックコーラス付きのゴスペル作品で、リードシンガ
ーのダニエルとコーラスの面々共にニューオリンズ地区ザヴィエル
大学の現役学生クワイヤの模様です。昨年シカゴのピアノ専門レ
ーベル Sirens からデビューした Shirley Smith にも似た響きで、
このフレッシュかつグリーンなテイストは正味若い人だけが持つ
特別な質感。一部音程がやや不安定になる箇所がありますが総
じて艶のあるヴィヴィッドなヴォイスは大きな魅力、卒業後もずっと
この世界で活躍して欲しいです。試聴はスピリチュアル・ソングの
大定番#5.ジェリコの戦いと、同じく正攻法で直球勝負している #8.
Amazing Grace
を是非どうぞ。課題はありますが期待大!です。
2010 USA Rampart Street Music
野性味溢れる、熱血シンガー&熱血ギターの協演!
Lynn Druly feat.Robert Luti Dal Vivo
基本はSSWながら、アタックの強いバックの演奏がベースレス
の僅か二人だけのバンドとは思わせない迫力で迫ります。アコ
ギ弾き語りの基本形を土台にあとの二人ががっちりサポート、
ドゥルーリーの歌それ自体も鋼(はがね)っぽい質感を伴い加
えてルーティのギターがぐいぐいと曲を牽引している曲も有り。
シンプルなアコギのカッティングを縫って強烈なエレキのソロが
なだれ込んでくる部分はかなりスリリング、#1.Blue Streak
#2.Down the Roadのさわりだけでも彼らが相当フリー・フォー
ムにパフォーマンスしていることが判ります。面白い!です。
2009 USA Independent
7月 プチ枯れしてきた感触がこれまた新たな必殺パンチ、テレサの新しい魅力も発見です
Teresa James & the Rhythn Tramps You Know You Love It

基本形がブルース+ブルーアイド・ソウルのスタンスでありながら、彼女自身の
魅力がそういったスタイルを超えたところに強くあることを感じる作品。より根源的、
より深層部分にシンガーとしてアーティストとしての魅力が充満していること、お聴きに
なれば同感して頂けることと思います。#4.A Good Day to Cry は時には思い切り泣く
ことですっきり新たな人生の一ページをめくった日の思い出か。今回もあったメンフィス・
ソウルっぽい#6.She Don't Mess with His Buzzは特に印象的なグルーヴ・チューン、
外側は活動地の西海岸らしいテイストながら、その中身はしっかりと出身地テキサス
の成分で一杯。私の耳にはテリ・ヘンドリックスにも聞こえる瞬間ですが皆様は
如何でしょうか。また見つけたテレサの新しい魅力・個性の一つとなりました。
2010 USA Jesi-Lu
直球のブルース・ウーマンからスワンピーなアメリカーナ・ウーマンに変身
元々フォーキーなテイストもあるスーに最適な共演者が登場しました

Sue Foley & Peter Karp He Said-She Said
ここでスーと組んでいるピーター・カープは、BSMFの資料によれば
アラバマ出身の新進気鋭のスワンプ系SSWとのこと。出身はカナダ
でも、色濃くテキサス・スタイルをしたブルース・ギターを弾くスーとは
実際とてもナイスな組み合わせです。注目はタフなピーターのヴォー
カルで、線が細くなるのが弱点だったスーの歌唱を見事にフォロー
アップしています。#4.Rules of Engagement がその好例で、ダート
っぽいスライドとも調和が取れ洒落たサザンロック・チューンになって
いる感。アコースティック・チューンも目立つ中、#9.Scared といった
クール系のミッドナイト・チューンも好い感じです。
2010年輸入盤国内仕様 BSMF-2106
8月 いよいよシンガー人生の佳境に入ったか、ズシンとした貫禄も感じる作品に
Janiva Magness the Devil is an Angel too
前作から劇的に音作りが変わったジェニヴァ、今作では余裕をもって変身後
の自分を楽しんでいる気がします。冒頭プリミティヴな低重心リズムで歌うブル
ース・ロックも新鮮ですが、次の#2.I'm Gonna Tear Your Playhouse Down
必殺系のギターとのコンビネーションも抜群。ここへ来て遂に色気と貫禄が倍増
してきたのが音にはっきりと現れています。加えてラスト・トラックに象徴される
#12.Turn Your Heart in My Direction でのシンガーとしての成長ぶりも実感、
ジェニヴァ自身の人生が佳境に入ったことは確実。きっとここからが新しい自分
の本当の人生だと感じていそうな、そんな充実感も伝わってきます。
共演のギタリストもクールにキメているのでギターファンも要注目!
2010 USA Alligator ALCD-4935
ひょっこりひょうたん島がナイス・ブルースになった瞬間
Nacomi 金魚のSwampie
新時代の関西ブルースを象徴する大姉御的存在、NACOMIの
セカンド・アルバム。何と今作ではギターに菊田俊介、ハーモニ
カにKOTEZ、ドラムに嶋田吉隆等々もの凄いゲストが集結!まさ
にBSMFブルース鉄工所謹製〜新開発チタン合金セラミック複合体
による日本語ブルース・ウーマン・ロボット Nacomi号誕生!ってな
感じのインパクトです。特に、一瞬で当時の人気キャラ「博士」の顔
を彷彿とするナイス・ブルース #5.ひょっこりひょうたん島は文句なし
この作品のハイライトと言えます。久々の癒し系ブルースです。
2010 BSMF BSMF-2167
9月 僅か4曲しか聴けないながらも中身の濃さとヘヴィー感は一切文句なし!
Kathi McDonald & Friends On with the Show Special Guest Sam Andrew
のっけから即死されられそうな、まんま60年代サム・アンドリューのファズ・
ギターは炸裂するし、メチャ若い声のキャシーが登場するしさらには昔のまん
まのスヌーキー・フラワーズは登場するしで、最初はこれは初出の発掘音源
かと目を(耳を)疑いましたが、でもこれは間違いなくれっきとした新録なので
す。なんて凄いことなんダ!生きてて良かった状態!目の幅涙ってやつで、
特に伸びの良いアンドリューのギターは当時ジャニスがぞっこん惚れ込んだ
理由が理屈抜きに判ります。4曲しか入ってませんが、きっとスタジオで各自
半世紀前の自分を呼び戻しておくのに体力的・精神的な限界があったのかも
知れません。私はこの4曲だけで間違いなく昇天した気分です。もう最高!
試聴は#1.On with the Show と #4.You Got to Move を是非どうぞ。
2010 USA Merrimack Records
ブライアン・オーガーやロベン・フォードがバックに居るキャシー
の作品、入手可能なうちに是非どうぞ!の気持ちも籠めて

Nick Vigarino: Kathi McDonald the Ghost of Time
キャシー単独の作品ではないためずっと取り扱いを躊躇して
いたのですが、2010年になってかなりインパクトのある4曲
入りシングルCDをキャシーが出したのを機にこの作品も初
導入しました。個人的にはブライアン・オーガーのオルガンを
聴くと条件反射的にジュリー・ドリスコールの歌を思い出して
しまうものの、99年に全身電撃百万ボルトの直撃弾を喰らっ
た"Above&Beyond"のキャシーも同時に蘇り、その辺り今作
では#3.God Bless the Child や #5.Yardbird に同じ体臭を
感じます。ジャニス同様ブルースが根っこにある歌。
1997 USA Merrimack Records
10月 魅惑のギタリストたちが共演、東欧テイストが全くないメンフィス録音のデビュー作
Meena Try Me
オーストリアから登場した本格派のロッキン・ブルース・シンガー。
ジミヘン好きだった兄の影響で21才のとき自己のバンドを結成して
以来今に繋がる、本年33才と思われるベテラン・シンガーが放つこれ
がCDデビュー作。当店イチ押しJoanne Shaw Taylor のファンクなギター
が活躍する#2.Nothing Left や、大スタンダード #8.I'd Rather Go Blind
の熱唱も光る中、何気なくそこに置いてある#4.Pit Your Hands Out of
My Pocket
のバラードを私は激しく気に入ってしまいました。SRVも
手がけたジム・ゲインズがメンフィスで制作しただけあって純粋な
アメリカン・ブルース・テイストで仕上がっているのが特徴です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2171
とことんフォーキーなタッチがヴェリー・ナイスなブルース系SSW
Emma Wynters Mississippi Madness
ミシシッピーで制作された弾き語り作品で、若干の伴奏楽器
が伴う以外は終始シンプルな展開が特徴。ほとんどがエマの
オリジナル曲で構成されている中、エレキギターが顔を出す
「朝日の当たる家」もあったりします。典型的なローカル作品
のひとつでクラブ展開だからこその導入ですが、普通にはなか
なか仕入れにくい地味な作品ながらも、そこはかとない温もり
を感じる点がマイナーな自主制作盤の良さでもあります。試
聴は#1.Mississippi Maness と #3.Ain't Dyin' for Your Love
-with P.F.C.
をどうぞ。小さなハコで聴いたら素敵そう♪
2009 USA Independent
11月 野性的というか、時代の言葉にするとこれは肉食系女子の愛に満ちたラヴソング集
Erja Lyytinen Voracious Love
歌詞は判らなくとも全13曲のタイトルがそれぞれ、幸せに満ちたラヴソング、
クールなラヴソングとそして時には失意のラヴソングという訳で、まさに全編
がストレートなラヴソングで構成。ギタリストとしての印象以上に今回はシン
ガーとしてのイリヤを強く意識します。スウェーデンと並ぶ北欧のブルースの
聖地フィンランド出身のワイルド・キャット、典型的なイリヤ・スタイルは#2.
Don't Let a Good Woman Down。良い娘を泣かせないでよね!ってな感じが
如何にもイリヤ的、ここではギタリストとしての本領も存分に発揮しています。
一方、ポップっぽいトラックでは#8.Oil and Water が一種MTVなテイストで
思わず存在しないイメージ・ビデオが頭に浮かんできます。ブロンディ風
のサイケな映像がとても似合いそう。スライドが幽玄的な響きを残す
#12.the Road Leading Homeはまさに青いため息か。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2168
脱レトロ娘を目指している気もする路線、心なし陰影も深まってきた感が有り
Ingrid Lucia Midnight Rendezvous
前作で見せたビリー・ホリディへの急接近、今回は微塵もその
痕跡がないのが如何にもイングリッドらしいです。さらに言えば
共演のジョン・フォールが以前にも増して存在感がぐっとup、エ
レキとアコ共に抜群の助演賞ぶり。イングリッドはニューオリン
ズでブレイクする前はニューヨーカーだったこともあって、その
辺りの変遷がここには見事に音にブレンドされている気がしま
す。#10.Help Yourself での鮮やかな変身ぶり、続く#11.I'm With
You
でのアーバンなアコースティック・ブルース・テイストにも
初めての引き出しを開けた感じがして超ナイスです。
2010 Threadhead Records
12月 ニワトリ一杯手に入れちゃった、という歌が頭の中をエコーします。土臭い歌の持つ魅力が大
Suzy Thompson  Del Rey Hen Party
Hen Party(女だけのパーティ)というタイトルに、男どもの居ないパーティーは女と
してはまた特別に楽しい時間なのかと思いつつ(笑)、それは今回の作品構成に引
っかけたものだと直ぐに気がつきました。前作までとは異なって今作は女性のフィド
ル奏者スージーが相棒の、二人での吹き込みが多くまさに雰囲気ピッタリの冠の由。
ハモリが絵になる#3.Use Good Judgement がまさに二人だけのトラックで、そこに
ベースが加わる#6.Waht Do I Care?。さらにクラリネットが加わる#14.Doing the
Memphis Shake
と、それぞれアレンジにも腕をふるっているのが判ります。個人的
には#9.Plymouth Rock のブルースの土臭さが一番好きで、歌がストレートに
キュートな分、シンプルな歌ほどダイレクトに琴線に響く感じがします。
2010 USA Hobemian Records HB-0014
ウクレレギャルとして自らを特化しながらも、それを意識させない作りが特徴
Del Rey Blue Uke - at The Ukeshack #2
今作でも盟友 Steve James がボトルネック・ギターとマンドリンで大活躍。
ここでのデルはウクレレと歌に専念していて、2ndマンドリン他ギターもす
べて専任者を付けてレコーディングに臨んでいます。いわば多芸ぶりより、
ウクレレの奥義をもっと究めようということか、あの小さな楽器に寄せる
デルの思いの深さを感じます。そんな気持ちを反映したかのようなウクレ
レ・インストによる #2.Suitcase Breakdown や #4.Thank You Birdといった
小品の放つ艶やかさが格別。#4.なんかはドブロやマンドリンが主役のよ
うに見え実は控えめなウクレレが絶妙の隠し味になっている点、音楽的
シェフとしてのデルの腕前にもシビレます。まさにマニアックな1枚。
2008 USA Hobemian Records HB-0012