Alex Call and His Home Studio in Sausalito Beach

色んな楽器の出来る人で、このアルバムはソーサリート(カリフォルニア)のビーチに建つ自宅兼用?スタジオでかなりの部分を多重録音で作ったと書いています。愛用の楽器や機材の中にはタカミネやヤマハ等日本の楽器もちらほら。音を聴いてこれがまさかほとんど一人でやってるとはまさか思えなかったです。ところで、アレックス自身の名前は知らなくともヒューイ・ルイスの70年代のバンド、Cloverに居た人でヒューイの大ヒット曲"Power of Love"の作者でもあるというと未知の人ではなくなりますよね。でも彼自身の音楽性はずいぶんルーツ寄りで、決してヒューイと似てはいません。ちょっぴりカントリー風味の歌は哀愁味もあってなかなかいい感じです。

ビーチの夕陽にカントリー・ロックが滲む
Alex Call / Book of Time CD \2,850tax in
まず#2Beautiful Tombstoneの美しさに参ってしまいました。フェンダー系ギター特有の、
シングルコイルの枯れた音に甘く切ないエコーをたっぷりかけていて、あたかも夕陽を背後
から浴びてそびえる墓石のシルエットが瞼に浮かんできそうです。曲全体が絶妙の調和を
見せていてこれには泣けます。ギターはかつてのダイアーストレイツ調といえば判る人には
判って頂けそうです。一転、ポップでキャッチーなメロをした#5になるとJ.D.サウザー風と、
ヴォーカルものの美味しいツボをきっちりと押さえています。全体的には結構カントリー色が
色濃い感じで素朴なイメージが好感度高いです。私には変なこだわりがあって、こういう何
でもなさそうな歌ものが普通に売れてこそ日本の音楽市場も成熟期を迎えたと言えるのか
ななどと思っています。そういう意味でも売れて欲しいなと願う一枚です。

1998 German Taxim TX-2034-2TA
★★★★


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