Blues from The Heart 〜 Detroit Blues Artists Live
文字通り地元デトロイトのブルースマンやウーマン達が勢揃いしたコンサートから収録したコンピ盤シリーズ。手軽に現地のホットなシーンの状況を把握出来るのと、それぞれがかなり熱のこもったパフォーマンスを繰り広げている点で、すべてのブルースファンのマストと言いたいシリーズです。
居ながらにしてデトロイトの今が判る好企画
V.A. / Blues From The Heart (Out of Stock)
サブタイトルをDetroit Blues Artists Live 12-11-94という文字通り
全てがデトロイトのアーティストによるライヴ・コンピで収録は94年
12月11日。ほとんどのアーティストの詳細は不明ですが若手から
ベテランまでいずれもかなり熱いステージを繰り広げています。特
に目を見張るのは単独盤でも凄い存在感の#8のJonnie Bassett
で、ここでもそのスリリングなブルースは俄然光っています。個人
的には、なんとなくウェストコーストっぽいギターがかっこいい#10
のBrigadeなんか是非単独のアルバムで聴いてみたくなります。
1995 USA Way/Sac 品番無し
★★★★
居並ぶ個性派軍団、たまたま居た人も参加の豪華盤
V.A. / Blues From The Heart 2 (Out of Stock)
スインギーなMudpuppyの#2、もろストレート・ブルースで重量級の
Willie D. Warrenの#3、ハーモニカがかっこいい#4のBig Dave、ユ
ニークなファンクブルース、Lonnie Shieldsの#5と冒頭から聞き所
の連発ですが#8のBig Jack Johnsonが何でもなさそうにやってて
やっぱひと味違う感じ。個人的には#10のUncle Jessie Whiteに
シビレました。古典的かつ猥雑な展開の中にキラリと光る個性有り。
#7のエレキとハープのデュオ、このマッドキャットのハープは好き
者は仰け反ること間違いなし。1996年3月17日のライヴ収録です。
1996 USA Way/Sac 品番無し
★★★★
女性たちの歌が光る若手軍団が凄い、聴かなきゃ損!
V.A. / Blues From The Heart 3(Out of Stock)
冒頭#1と#2の手堅さがそれ以降の若手達とのコントラストをくっきりさせ
ていて面白い構成です。Jim McCartyのギターが最高にツボにハマった
あの音をしている #4のFathers & Sons Blues BandやCookie D.の歌が
なかなかの#7、もはや無敵状態のMotor City Joshの#8を始め、セクシ
ーなMimiが歌う#11と BlueSpirit Tribe でも光ってるクリス・ペターソンの
パワフルな歌がハジケてる#13、何となくラストに相応しいジョセリーンB
の熱唱が印象的な#14と、デトロイトの女達の存在感がばっちりな一枚。
1997年4月1〜2日のライヴ収録で、絶対次が聴きたくなる好シリーズ。
1997 USA Way/Sac 品番無し
★★★★★
軽い音には軽いなりの魅力もあるんだぞ、的な一枚
V.A. / Detroit Blues 〜 Live at Lou's(Out of Stock)
この作品が出た後、ウエィン郡自閉症協会(Way/Sac)に引き継がれる
ことになったチャリティコンサートのこれが事実上の一作目。この時点
ではミシガン州自閉症協会(ASM)が主催していたのですが、こっちの
アルバムの大きな特徴はいずれも典型的なブルースロック系で構成さ
れている点。こっちを後に聴くといささか軽すぎると感じてしまいますが
世の中うまくしたもの、もろ白人って感じの淡泊な歌の方が好き!って
方も居て、これはこれで進行形のシーンを知るにも有り難い盤なので
す。1993年1月収録、軽快なロッキン・ブルース満載です。
1993 USA ASM 品番無し
★★★★