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ブルース・カッツ(Bruce Katz)
キーボード奏者としてキャリア的に最も知られているカッツの活動は、ロニー・アールのブロードキャスターズでの主要メンバーとしてだと思いますが、他にも比較的最近ではジョー・ベアードの
"Blues Union"や"Dealin"等、参加したアルバムの旨味をぐっと確かなもにする良い仕事をしています。本国ではN.O.系でくくられるようですが、実際は曲のイメージによってそのフィーリングは変化しています。特にハモンドB3でぐっと渋いイメージを私は持っていますが、ジャズもOKな、懐の深さも特徴。今後も機会を見ながら全作品を扱う予定です。
音はハードだけどまさにスムース・ブルースの領域に
Bruce Katz / Three Feat Off The Grownd \2,500tax in
オルガンものというとファンキー・ジャズか、ジャムバンド系のオルガン
コンボ的なイメージを持ってしまいそうになりますが、ブルースがここで
やってるインストものはそのどちらにも属さない領域の音。例えばロベ
ン・フォードがオルガンを軸にアルバムをもし作ったらこうなりそうな、そ
んなサウンドが次々と飛び出します。時に思うのはブルースをインスト
でカッコ良くやってるのないかな〜と思うときにお薦め。但しかなりハー
ドな作りで、真っ正面から音の洪水を受け止めるタイプの作品ですがこ
ういうのもたまにはいいですね。オルガンのうねりが小気味よいです。
2000 USA Audio Quest Music AQ-CD1047
★★★★
職人がリーダーになると・・・やっぱり職人の味になる
Bruce Katz / MIssissippi Moan \2,500tax in
一部、ゲストのマイティ・サム・マクレインの渋い喉が聴ける曲も
ありますが、基本的にはブルージーかつジャジーなインストが中心。
ジュリアン・カスパーのシャープなギターとトム・ホールのテナー&バ
リトン・サックスが大きくフィーチャーされたスピード感のある展開。
各員に充分なソロのスペースが与えられていて、あくまでバンドの
一員というスタンスはここでもそうは変えていないようです。#11な
んかはNY辺りにも居そうなオルガンコンボ風で、結構スリリング。
もろジャズのウッドベースがまたその気にさせてくれます。
1997 USA Audio Quest Music AQ-CD1047
★★★★
ジャムバンドっぽさを基調にフリージャズのスパイスも、ピリ辛味が特徴
Bruce Katz / Crescent Crawl \2,500tax in
ピアノ編では、ところどころ大胆なフリーのアプローチを見せる意欲作。
オルガン編でも、ドラマチックな展開が印象深いです。歌無しでこれだ
け引っ張るには楽想とセンスが伴わないと厳しいところですが、そこは
ギターにもあたかもかつてあったプログレのバンドを思わせるような美
メロで歌わせることで長尺の曲を見事に仕上げています。全体的には
ロック〜ブギ〜フュージョン〜N.O.サウンドが渾然と一体化した構成で、
カテゴリーにこだわらずやりたいことをやった結果が一枚のアルバムに
なったという感じ。キーボード好きは一聴の価値有りです。
1992 USA Audio Quest Music AQ-CD1012
★★★★