文句無し、今後これがシムズの代表作として語られるに違いないアルバム
Fillmore Slim Blues Man:King of the Game CD \2,397tax in
冒頭から明らかに何かが違うと思わせる音。はっきりと重心を低くした音作り
で今回は迫ってきます。震いつきたくなるほどカッコいいリック・エストリンのハ
ーモニカも出色ですが、それより何よりシムズ(FillmoreSlim)のシビれるような
ソウルフル・ヴォイスが今回も最高にクール。ソウルフルなんだけど決してソウ
ル・シンガー風には歌わない点、これがシムズだけのテイストを生んでいます。
何でもないシャッフル#6.でもパリス・スリムの、だからこそのギターが炸裂。次々
ブルースマンの名を連呼するシムズに呼応して、パリス・スリムが瞬時にそれ
らの成り切りフレーズを繰り出す#12も必聴、続く#13.Blues from the Heartは
必殺のエルモア〜ブルーム・ダスターズ調で迫ります。もう最高!
2006 Mountain Top MTP-777
★★★★★

Fillmore Slim,Frank Goldwasser,John Hines,Leonald Gil,Rick Estrin<Bobby
Webb,Frank Sticks(a.k.a. Terrence Sims)
歌、ギター、ブルースハープ、それぞれが最高の仕事をしているアルバム
Fillmore Slim The Game CD \2,397tax in
ここでフィルモア・スリムは大胆にもシンガーとして徹しきっていてギターは
盟友パリス・スリムやラスティ・ジンに全面的に任せています。そのため全体
を包む歌の比重は他のどのアルバムより濃いのですが、一方で思う存分ギタ
ーに集中しているP.スリムのサポートも同じくらい光っています。特に個人的な
ベストトラック #5 ではゲイリー・スミスのブルースハープと共にP.スリムの職人
技のスライドが曲をひとつのドラマにしている感じがして引き込まれます。タイト
ル曲ではラッパーを擁したバージョンと通常のファンク・ブルース・バージョンの
二色のテイクを楽しむことが出来ます。Mountain Topを取り巻くプレイヤー達
のミュージシャン・シップが遺憾なく発揮された素晴らしいアルバム。
2004 USA Mountain Top MTP69CD
★★★★★
Fillmore Slim - vocals
Paris Slim - guitar,bass
Rusty Zinn - guitar
Steve Gannon - guitar(track 3),vocal(track 4)
Leonard Gil - guitar,bass
Gary Smith - harmonica
Bobby Webb - tenor & bariton saxophone
Richard Younger - piano and organ
Frank Stick-EM - rap vocal
John Haines - drums
テキサス産の燃料棒と西海岸産の燃料棒、両方とも体内の炉心に持つ男
Fillmore Slim /
Funky Mama's House CD \2,500tax in
クールなリフがカッコいいホーンセクションにしびれつつの幕開け。これは同じ
ファンキー・サウンドでもFONKに通じるものありです。シリル・ネヴィルの言葉
を借りればフォンクとは家族のためにせっせと働くときにかく汗のことだそうです
が、まさに管の一音一音に併せて汗が飛び散っていそうです(笑)。さらに#4
ではJBもカバーさせろと飛んできそうな一際軽妙なファンク。F.ゴールドワッサ
ーのリズム・ギターが光る瞬間でもあります。元々ソウルフルなシムズのヴォイ
スがこれだけピタッとはまったアルバムはこれが最初かも知れません。ダグ・
サームも歌いそうなスイートな失恋ソング#5、これも妙に印象に残ります。
2004 USA Fedra FCD-5030
★★★★★
Fillmore Slim - vocal,guitar
Frank Goldwasser (a.k.a. Paris Slim) - guitar
Roger Perry - steelguitar,keyboard,guitar & bass
Tim Bird - tenor saxophone
Terry McDnald - bariton saxophone
Leonard Robinson - bass
Chriss Miller - drums
土臭さで勝負!天然成分100%のテイストにしびれる一枚
Fillmore Slim Other Side of The Road CD \2,500tax in
フィルモア・スリムという名前も並行して使うクラレンス・ギター・シムズ。
この盤は1999年8月の吹き込み(当時65才)でFEDORAのカラーとシムズ
のカラーが見事に融合した、何の飾り気もないすっぴんの極上ブルースが
これはMountain Top盤と両方聴かないと彼の全体像はきっと掴めないと
感じました。タイプ的に異なる二つの面を最高の姿で聴くことが出来ます。
このアルバムを聴いてもっか計画中という彼の新作を最大の楽しみのひと
つと感じています。骨格のはっきりしたブルース、ギターの音色にはっきり
した特色も出ていて特に #6. Annabelle のギターの音には悶絶。まさに
ブルース・ギター・ファンのツボにはまる音。最高にクールな人です。
2000 USA Fedra FCD-5016
★★★★
泣ける歌、泣けるギター、繊細な歌と感触の無骨なギターに注目
Clarence
"Guitar" Sims Born to Sing The Blues CD \2,397 tax in
一見(一聴)無骨な感じのギターでありながら、実はそここそが
彼の最大の魅力だと感じるギタリスト。ソロもオブリもいずれも
ががっちりと骨太なフレージングを建前としているところが一発
で好きになりました。華奢な見かけによらずサウンドは筋金入り、
ハイトーン・ヴォイスで曲をひっぱっていく中、そこに絡む彼のギ
ターは質量的にはヘヴィなものがあります。これは53才にして
世に問うた87年作の1stアルバム、切なくなるくらい細やかな
ニュアンスで歌い上げる曲が多く、全曲聞き惚れてしまいます。
1998 USA Mountain Top MTP-9803
★★★★★
クラレンス・ギター・シムズ a.k.a.フィルモア・スリム (Clarence Guitar Sims
a.k.a.Fillmore Slim)
ちょっぴり繊細なフィーリングを伴うエモーショナルなヴォーカルと、ゴツゴツっとした骨太のギターの組み合わせが個性のフィルモア・スリム。本名をクラレンス・シムズといい二つの名前を並行して使っていますが
Mountain Top と Fedra の両方から交互にアルバムを出すのも特徴です。今回の2006年盤 "Blues Man/King
of the Game"でも前作に引き続き自らはシンガーに徹していますが、今回はうち2曲でシムズのギターを聴くことが出来ます。この作品に参加した仲間達が下部写真の面々ですが、ギターのフランク・ゴールドワッサー(a.k.a.パリス・スリム)はいまやすっかりシムズの盟友となり、さらには全てのハーモニカをリック・エストリン、追加のスライド・ギターでジョー・ルイス・ウォーカーが2曲と、あと他にも非常に嬉しい顔ぶれが並んでいます。