カーティス・サムター・プロジェクト(The Curtis Sumter Project)
とてもソウルフルな面とファンキーな面とを併せ持つカーティスのプロジェクト・バンド。この2001年盤に限り一時的にオリジナル・メンバーに戻って作ったそうで、何とそのオリジナル・メンバーだったギターはモーターシティ・ジョッシュなのでこれは要注意です。早くからこのNo Coverレーベルに着目していた江戸川スリム氏のホームページで、私はずっとこのバンドが気になっていたのですが、カーティスの風貌からしてただ者でないですよね。意外だったのはジョッシュのギタープレイで、ソロ作では自己のキャラクターを全開にしている彼もここでは比較的バンドに溶け込んでいて、黙って聴かされたら彼と気付かなかったかも知れません。とはいえこのアルバムはジョッシュを目当てに聴くよりあくまでカーティスの目指しているものを受け止めるのが正解と思えます。

appleJam特選 Blues
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ファンキーかつソウルフル、ひとくせあってすみに置けない一作
The Curtis Sumter Project Trials and Tribulations CD \3,850tax in
ことさらこれがデトロイトだ、という面を意識せすにやってるみたいで
シカゴのファンク・ブルースにも通じるテイストが有り。私はここで聴け
るジョッシュのギターが菊田俊介のフィーリングにそっくりに聞こえて、
もしかしたら菊田氏と仲の良いジョッシュは相当に菊田氏を研究したな
と感じました。冒頭のカッティングやソロの節回しにそれがもろに出て
いる感じです。曲によって参加しているホーンやkbのゲストがサウン
ドに厚みを増していて結構いかしたクールな音になっています。特に
キャシーのヴォーカルはパンチも効いていて迫力有ります。

2001 USA No Cover Production NCP-016
★★★★★
(収納棚CD10)