ジノ・デラフォース、ジョン・デラフォース (John Derafose & Geno Delafose)
ジノの父、ジョン・デラフォースは残念なことに94年に55才の若さで亡くなってしまいましたけど、後を継いだ息子ジノの活躍が目覚ましく、昨今のザディコ/ケイジャン・ブームはこういった作品群がボトムアップを果たしていること間違いないと思えるくらいいずれも素晴らしい作品群です。・・・ と書いてたのが多分2002年頃の事でした。その後2003年盤をリアルタイムに導入したあと、しばらくジノの作品が出ないまま早くも数年の月日が経過。2007年の今その数年間を振り返りますと、その僅かな間に随分と何人もの印象深い若武者がこの舞台に躍り出てきたものです。今やザディコ〜ケイジャン・シーンはまるでそれが若者の最先端の音楽かと思わせるくらいの激戦地区となった感も有り。ジノ自身もきっとそういった俄に活気づいてきたシーンを時には音楽ファンと全く同じ目線で眺めていたのかも知れないと、そんな気持ちで今回の久しぶりの新作を聴きました。

第50回グラミー賞 Best Zydeco or Cajun Music Album ノミネイト作品
5年ぶりの次が4年ぶり、既にシーンは佳境に突入していたぞという印象
Geno Delafose / Le Cowboy Creole CD \2,850tax in
ジャケットの裏の、大きなトラクターを操縦しているジノの姿から、
もしや普段はこのでっかい農場で沢山の汗をかいている人でも
あるのかなという気がしなくもありません。それはともかく、チャッ
ク・ベリー・チューンが妙に似合うのが新発見なのと、あと晩森村
の「Domino」などさりげなく歌ってたりする点で数年に1枚では絶
対に物足りないと感じる人であることは確かです。何よりも冒頭
のフィドルとアコのユニゾンだけでも何やら神々しい波動が伝わ
る感じで、私は見たぞケイジャンの光を確かに見た、という気分。

2007 USA Silva Screen Records
★★★★★

5年ぶりの新作は移籍後の第一弾 、何かの幕開けのような音
Geno Delafose / Everybody's Dancin' CD \2,850
tax in
前作"La Chanson Perdue"から5年の時を経て、レコード会社も新たに
移籍後の第一弾。以前と同様トラッドソングも積極的に取り入れてつつも
音にさらに厚みが増してきた感じがします。適度なスピード感はそのまま
にリズムにメリハリが増したような感じで、それは#6のPort Arthur Blues
のようなトラディショナルでも感じます。ベースの躍動感、ドラムの活きの
良さ、ゲストのマイケル・デューセのフィドルまでもピカピカに聞こえます。
(普段のマイケルが古くさいという意味ではないですよ) 31才のジノ、い
よいよ自らの手で新境地を開拓してくその幕開けか。

2003 USA Times Square TSQ-CD-9034
★★★★

John Delafose & The Eunice Playboys
featuring Geno Delafose

Blues Stay Away From Me CD \2,300tax in
曲によってジョンとジノが担当楽器を持ち替えて楽しみながら
作った感じのアルバム。ジノにしてみればまさかこのあと父が
亡くなるとは想像もしていなかったと思いますが、こうして親子
の共演が形としてのこったことはジノにもファンにも素晴らしい
プレゼントになったと感じました。トラッドと親子それぞれのオリ
ジナルが程良く配分されていて耳にはその区別がつかないく
らい統一感のあるアルバム。浮き浮きしてくる曲が多いです。

1993 USA ROUNDER CD-212
★★★★

John Delafose & The Eunice Playboys
featuring Geno Delafose

Pere Et Garcon Zydeco CD \2,300tax in
親子でほのぼのと展開されるザディコはケイジャン・
フレイバーもふんだんに漂う極楽調。こんなの聴いた
ら、毎日が凄いスピードで流れてる今の時代が変に
思えていきます。時間がゆっくり流れるルイジアナの
空気がそのままパッケージされた感じは至福の極地。
とにかく聴かなきゃ損!ってくらいゴキゲンです。いい
です、この親子。ジノ、是非ともダディの分も頑張って
下さい。それがみんなを幸せにするのとイコールです。

1992 USA ROUNDER CD-2116
★★★★★

Geno Delafose / French Rokin' Boogie CD (Out of Stock)
奇しくも父親を亡くした年にリリースされていますが、経歴には
その亡きジョンのバンドを引き継いだとありますからこの作品は
おそらくそんな失意の中、バンドのメンバーと共に新しい行く末を
見つめながら制作したのでしょう。1971年生まれだから当時彼は
23才。アコーディオンを背負った一人の姿になんとなくこれからは
おいらがダディの看板を背負ってくぜ、と言ってるような気もします。
タイトル通りスピーディーでスリリングな曲調が多く、自分自身の
方向性をはっきり現した作風となってる感じです。ブレイクを上手く
使った若さ溢れるザディコ。お薦めです。

1994 USA ROUNDER CD-2131
★★★★★

Geno Delafose & French Rokin' Boogie
That's What I'm Talkin' About! CD (Out of Stock)

いきなり腰を振らずにいられなくなる衝動に
襲われるくらい元気の良いサウンド。
やはり息子ジノの方は若さが音に出ていて
フレッシュもフレッシュ!音の活き作りですね。
近年のザディコ物でもベスト作ではないでしょうか。
このタイトさ、密度の濃さ、ジョンと共演してた頃の
ほのぼのした感じとはまた違う魅力で一杯。
疾走感のある方のザディコです。超お薦め!

1996 USA ROUNDER CD-2141
★★★★★

Geno Delafose & French Rokin' Boogie
La Chanson Perdue CD
(Out of Stock)
ジノはジョンよりも優しめの低いヴォイスですが
このアルバムでのジノは曲によって父親を彷彿とさせる
ハイトーンな歌も聴かせてくれます。活動を続けるうちに
何か足りないなと、ふとダディの声を懐かしむなんてことも
あったのかも知れません。作風もやや落ち着き気味の
ものが現れてきました。まだまだこれから新境地を開拓
していくのかも。なんてたってまだ26才です。
フィドルの絡み具合が最高です。お薦め!

1998 USA ROUNDER CD-2151
★★★★

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