James Armstrong
活躍地はオークランドを中心としたカリフォルニアですが音的には強いてローカル色は感じない人。ギター自体は
B.B.KingとFreddie Kingをミックスした感じを残しつつ若干ロバート・クレイ風のところもあります。曲作りにも非凡な
才能を見せる将来有望なブルースマンの一人で、1995年に放ったHigh Toneでのデビューアルバムを皮切りに
一時は全ヨーロッパでのツアーが決定するなど順風満帆に思えた矢先、不幸にして97年に住居に侵入した賊に
刺されるというショッキングな事件に巻き込まれました。しかし幸いにもその後の回復は順調で98年には2ndアル
バム、2000年に3rdアルバムと活動を再開、ジミヘンに強く影響を受けたというものの比較的オーソドックスなスタ
イルで確実にファンを拡大しつつあります。

小さいクラブで観たらゾクゾクきそう
James Armstrong / Got It Goin' On \2,800tax in

若干9才でギターをマスター、13才にして既に自己のバンドを結成した
らしい記述を見ましたが生まれは1957年のロス出身、この時点で43才
という訳ですからまさにこれから脂がのってくる時期ですね。かなりモダ
ンな感じの音づくりが印象に残りますが90年代以降、この手のサウンド
が進行形ブルースの王道と言えると思います。ソウルフルなオリジナル
の#4 2Sidesや、やはりオリジナルのニューオリンズ風の#5Mr.B'sにこの
人のキャラクターを見る感じがします。共作の#7、9でのギターもいい感
じです。雰囲気が地味な人なのでもうちょい派手な曲を書く、もしくはホ
ーンをバリバリ入れた編成でなんかのを聴いてみたい気がします。
2000 USA HighTone HCD-8126

ソウルフル + ファンキー ÷ ダークネス
James Armstrong / Dark Night \2,800tax in

謎の暴漢に自宅で刺された後の奇蹟の復帰作。ゲストとしてギターに
Joe Louis WalkerとDoug MacLeodが参加しているのが目を引きます。
appleJamではダグの2000年のリゾネーターでの作品"A Little Sin"が
好評を博していますがここではエレキでの参加です。特に#12のスライ
ドは最後を締めくくるのにふさわしい好演。またこのアルバムでは珍し
くサックス(Kenny Baker)も一部で参加、メリハリをつけています。ジェ
イムスのヴォイス自体がスモーキーでダークな面があるので中間でホ
ーンが気分を変えるのは功を奏してる気がします。#8なんかのソウル
色の濃い曲でもろキャラクターが出る感じ。ホーンがもっと欲しい??
1998 High Tone HCD-8096

ダーク&メロウな余韻が印象的
James Armstrong / Sleeping with A Stranger \2,800tax in

全編に漂うメロウかつソウルフルなフィーリングは今後明らかにこの人
のキャラクターになるだろうなという予感を抱かせるような作風。ホーン
が全く入っていない4人編成でキーボードがピアノ、エレピ。ハモンドB3
とを弾き分けています。同じモダンブルースでもかなりバラードタッチが
多いのが特徴です。オリジナルの#8Wrong Addresなどはもろソウルか
と思える展開で70年代のレディソウルにもあったような曲調。同じくソウ
ルフルなバラード路線を得意としているロバート・クレイと比較されそうで
すがジェイムスの場合はヴォーカルが少しダークな感じでこれがひとつ
のキャラクターとして印象に残ります。地味ですがシブイです。
1995 USA HighTone HCD-8068


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