ジェイムズ・グラス (James Glass)
2002年からデトロイトのNo Coverと取引を始めて以来嬉しい発見のひとつがこのジェームズ・グラスです。2006年7月現在の今もってAMGに登録のない超ローカルなギタリストながら中身は文句無しの一級品。ブルース・スタンダード以外にジミヘンも好んでカバーする傾向や音からも、まるでメルヴィン・テイラーみたいな雰囲気を持つ黒人。ファンク・ブルースを最も得意とするようで安心して聴ける技とセンス有り。音的にはEvidence辺りのレーベルイメージに近いサウンドで、シカゴで聴けるファンク・ブルースに最も近いかなと感じました。バンドにはJohn Schemaというメインのヴォーカリスト(白人)も居るのですが、彼の歌もかなり上手いです。ライヴ盤の熱い音とスタジオ盤のシャープでクールな音の対比も面白いです。

ジミヘン好きがもろに感じられる熱いライヴ盤、かなり面白い一枚
James Glass / Get This
(Out of Stock)
前作のスタジオ盤とは打って変わって重量感もある白熱した手応えの
ライヴ盤。ギターの上手さに惚れ惚れする"Ain't Nobody's Business"
フランジャーも小気味よく効いていて、普段ライヴでブルースをやる人
はこれをパクリたくなること必至です。ジミヘンの"Perple Haze"もバッ
チリで、続く"Good Times"のハジケ具合は爽快でもあります。ヒップホ
ップネタをファンク・ブルースにしている姿は快挙かも。#6と#9、#10等
で聴ける歌がジェイムズで野太いダミ声が迫力有り。ハードな曲が続
いたあと締めくくりも結構ハードな"Honkey Tonk"、腕は確かです。

1995? (吹き込みは1995とクレジット有り) USA No Cover 品番無し
★★★★

ロックっぽくて切れ味の良いギター、シカゴ・テイストもあり
James Glass / The Cutting Edge
(Out of Stock)
ジミヘンの"Red House"など、シンプルにやってるのにも関わらず、
きっちりとテンションをキープしているし、アルキンのPhone Booth"も
軽快なのに軽く感じない何かがあります。耳たこになるくらい聴いてき
た"Hoochie Coochie Man"では改めてこの曲に惚れ直すことに。いず
れもあっさりやってるのに面白くて乗せられてしまうところがなかなか
くせ者です。ベスト・トラックと思える#2.Your Love's LikeCancerはアル
バムのハイライトも言える力作。ソリッドな切り口に鮮やかさも有ります。
4曲で入ってるDarrin Lamesのハーモニカもいい感じです。

1993?(吹き込みは1993とクレジット有り) USA No Cover 品番無し
★★★★

随所に炸裂するハードロック・スピリット、
#3はグランドファンクかと思ってしまう瞬間も有り、全曲が沸点を超えてます

James Glass / One Night Stand
(Out of Stock)
レーベル名のBroken Grass Recordsというのは十中八九
グラス自身のレーベルであることを意味していると思うの
ですが、これが中味の音を象徴していて実際に聞いたとき
のリアルさが倍加します。恐らく普通だと商品化しないと思
えるくらい荒々しくかつワイルドな、まさに強烈という言葉が
ぴったりくる白熱のライヴ・パフォーマンス!腹にずしんとく
るこの手応えは聴く方のギターフリーク度が高ければ高い
ほど満足度も跳ね上がるはず。歌もフィーリング抜群です。

USA Broken Grass Records CD-1001 (工場制のCD-Rでブックレットもしっかりしています)
★★★★★


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