ジョン・ディー・グラハム(Jon Dee Graham)
80年代に一世を風靡したルーツロックバンド、トゥルー・ビリーヴァーズの主要メンバーだったジョン・ディー、独特のしわがれヴォイスとその男臭さでソロになってからも非常に人気は高い人です。時には弾き語りに近いイメージで、時には骨もパワーもあるハードなロックサウンドが幅広いファンをこれからも開拓すると思いますが、まさに唯我独尊、独自の境地を行く彼の姿には非常に説得力があります。

Jon Dee Graham / Hooray for The Moon \2,800tax in
冒頭からパンキッシュなイントロに少々驚きましたが、元々Skunksとも縁が
あったという経歴を思うと頷けます。ラップスティールの気持ちよさが、ハード
な中にもたゆたうよな安堵感を生んで、このサウンドの肝になっていることは
間違いありません。Jon Deeのヴォイスがどちらかというとラフ&タフな無骨な
イメージなので、これが気持ちよく中和しています。3枚目にして益々気合い
も拡がりも出てきた感じで、緩急自在の構成には統一感もあって見事としか
言いようがありません。個人的にはスペイン語の(6) Waiting For a Sighn、ゆ
ったり系の(11)Tamarle House #1がジミー・ラフェイヴみたいで良かったです。

2001 USA New West Records NW-6036
★★★★★

Jon Dee Graham / Summerland \2,800tax in
音にやや厚みを持たせてきた感じで、マイク・ハードウィックによるドブロの
絡みがなかなかに美しいです。#3Big Sweet Lifeなんかは出だしだけ聴くと
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズみたいなノリですが、歌が出た瞬間に
トムは場外へ飛ばされたかなという感じです。かなり妖しい曲調の#October
こういうことが自然に出来るのがこの人の強みだと思いますが基本的に、
ギター一本で出来る、歌えるものをバンド付きでやっているという安心感が
何よりも印象的。器楽的にギターに興味のある方は#9Number3何かの
アコギとドブロのデュエットは聞き物でしょう。再び独特の味わいをした#11
Threasなんかは作品全体のタッチにトム・ウェイツを見ました。面白いです。

1999 USA New West Records NW-6006
★★★★★

Jon Dee Graham / Escape from Monster Island
(Out of Stock 売り切れ)

このアルバムの存在を知らなかったことを悔やむくらい耳にして
いきなりフィットしてしまいました。ヴォイス、歌い回し、アコギの
鳴らし方、どれをとっても素晴らしいのひとことです。さらにはエレ
キとドブロの絡みも情景描写的で遙か広大なアメリカ中西部〜
南部の大地が瞼に浮かんできます。それをそっと包み込むように
B3が鳴り始めたりと、なかなか細やかなアレンジも効いています。
一転してハード・ドライヴな展開を見せる#3以降も緩急のバランス
が取れていて極上のアメリカン・ルーツものとなっています。ジョン
・ハイアットなんかがお好きな方はマストの1枚と思います。

USA Freedom Records FR-1013
★★★★


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